2021年7月17日に公開の映画「ジャッリカットゥ 牛の怒り」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ジャッリカットゥ 牛の怒り」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ジャッリカットゥ 牛の怒りが視聴できる動画配信サービス
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ジャッリカットゥ 牛の怒りのあらすじ
舞台は南インド・ケーララ州の奥深いジャングルに位置する小さな村。冴えない肉屋のアントニが一頭の水牛を屠ろうとするところから事は始まる。命の危機を感じた水牛は怒り、全速力で逃げ出す。ディナー用の水牛カレーや、結婚式の料理を求めて肉屋に集まった人々は、慌てて追いかけるが全く太刀打ちできない。暴走する水牛は村の商店を壊し、タピオカ畑を踏み荒らす事態に。アントニは、恋心を寄せるソフィから見放されつつも、最初に牛を捕まえて名誉挽回を目指して奮闘する。農場主や教会の神父、地元の警官、そして隣村のならず者たちを巻き込み、村は大混乱に陥る。その一方で、かつて村を追放された荒くれ者クッタッチャンが呼び戻される。猟銃を持つ彼は、かつてソフィを巡って争った相手であり、自分を密告したアントニに対し深い恨みを抱いていた。徐々に牛追い騒動は、人間同士の激しい対立へと発展していく…。
ジャッリカットゥ 牛の怒りの詳細情報
「ジャッリカットゥ 牛の怒り」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ |
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脚本家 | S・ハリーシュ R・ジャヤクマール |
出演者 | アントニ・ヴァルギース サーブモーン・アブドゥサマド シャーンティ・バーラクリシュナン ジャーファル・イドゥッキ チェンバン・ビノード・ジョーズ |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | クライム |
制作国 | インド |
公開日 | 2021年7月17日 |
上映時間 | 91分 |
ジャッリカットゥ 牛の怒りの公式PVや予告編動画
「ジャッリカットゥ 牛の怒り」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
ジャッリカットゥ 牛の怒りを無料で見る方法は?
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感想・レビュー
最初は軽い気持ちで観ていたのですが、想像以上に面白くて驚きました。牛を追うシーンの派手さとアクションのリアルな迫力が際立っていて、見ごたえがありました。特にクライマックスのエネルギーは他の作品とは一線を画していて、非常に満足できる体験でした。上映時間も絶妙で、ジャンル映画として十分楽しむことができました。映画館で観るべきだったと後悔しています。
牛の怒りこのタイトルは最高だ。インド映画でキリスト教を引用する場面を初めて見た。インド映画を頻繁に観る方ではないが、印象的だった。
牛を殺すことには厳格なルールがある一方で、それを取り締まる側の警察は現場でうまく機能していない。そうなると群衆は熱狂と自尊心の衝突に振り回され、利己的な振る舞いへと向かっていく。熱に浮かされた群衆が終わらない異常事態の下、社会的な枠組みが崩れると、古今東西あらゆる場所で繰り返されてきた群衆の衆愚化と暴徒化という悲劇が現れる。
暴徒化を描く映画は多いが、結末に現れる絵はそうはならないだろうという異常な光景の人間タワーになるのが、非常に面白い。インドのアート映画なのだろうか。そんなに面白くはなかったものの、あのラストのタワーだけは観る価値があった。
インド人が観れば、この狂騒の背後にある国民性や政治的寓意にも気づくのだろう。とはいえ、私にはそこまで読み取れなかった。
インドのとある村で水牛が逃げ出し、村人たちはそれを追いかけるただそれだけのシンプルな映画だ。しかし、どこか『台風クラブ』を連想させる高揚感が漂い、水牛を追う行為自体が祭りのように盛り上がっていく。逃走によって日常は非日常へと変わり、ブラジルのカーニバルのような熱気が生まれる。お祭りと運動会の要素が混ざり、大人ぞろいの群衆が夜遅くまで楽しむインドの水牛追い祭りの光景だ。懐中電灯を掲げ森の坂を下ってくる群衆の映像は強烈で、祭りらしさと危険さが同居する。彼らは水牛を追うことに没頭し、視聴者のこちらもその場に引き込まれる。90分近くの熱量は圧倒的で、汗だくになること必至。夏場は冷房なしで扇風機程度の環境で観るのが最も良さそうだ。冬に窓を開けて『八甲田山』を観る見方が定着しているように、この夏版の開放的な鑑賞法も合っている。真夏の野外上映にもぴったりだ。
歌と踊りの「インド映画」の一般的なイメージを超え、よりリアルな「インド/インド人」の姿が描かれている。暴力やカオスをロングショットで捉える視点は分かりやすい。また、サウンドと緻密なカットによるクローズアップは興味深く感じたが、この内容では(熱量があっても)90分は長く感じる。 #インド映画i!
冒頭では牛が超常的な力を発揮するかと期待させるが、実際には普通の水牛。水牛が逃げるのを、村の男たちが追いかけるだけの映画だ。隣村からもならず者を呼ぶなどして、追跡は凄まじい人数になるが、実際に役に立つのは少なく、ガヤの勢いだけが妙にリアルに伝わる。さらに人間同士の揉め事が頻繁で、終盤には巨大な人間ピラミッドができる謎の結末。終始ワチャワチャしているのがシュールな面白さとして効いており、良いアクセントになっている。民族風の音楽も印象的だった。
ラストの集合シーンは圧巻だった。音と映像のクオリティも高く、インドの村を舞台にした迫力が伝わってくる。人が多いのも特徴的で、村の雰囲気はかなり強く感じられる。誇張かもしれないけれど、女性は家庭にいる場面が多く、画面には主に血気盛んな男性たちが映る。すぐ喧嘩が始まり、怒鳴り声や歌、放火・殺害といった場面が次々と展開して喧騒が絶えない。日本の村で若い世代が活気に満ちていた頃を思い出させる部分もあった。宗教的な要素については自分にはよくわからなかった。
逃げた水牛を捕まえるために村の人々が奮闘する中、次第にみんなのテンションが高まっていく物語。
まるで祭りのような賑やかな雰囲気。
時折、「おっ!」と思わず感じる場面やカットが見られる。
記録
雰囲気が抜群に良い。
BGMが独創的で聴き心地が良い。
パワーが圧倒的だ。
村人の日常と包丁の音、生活音がリズムよく編集されて映し出される冒頭シーンが印象的。劇中ではトライバル風の楽曲や歌声が重なり、自然豊かな風景と合わせて極めて心地よい雰囲気をつくる。
インド映画といえば踊りや歌の華やかなイメージが定番だが、本作にはその要素が控えめに描かれている。歌は場を盛り上げる程度に差し挟まれるだけで、過剰にはならない。
物語の核は「逃げ出した水牛を捕まえる」という、そこだけに集約された話。邦題やジャケットからは動物パニックものの印象を受けるが、確かにその側面はある。
以下、ネタバレ注意。物語の中心人物には複雑な事情が絡んでいるらしいが、正直そこはあまり重要ではない。目的は水牛を捕らえること、という一点に尽きる。
水牛はほぼCGではなく、暴走シーンや捕獲の場面は迫力満点。日々の鬱憤やイライラが積み重なって、やがて別種のパニック映画のような展開へと変化していく。
単なる「逃げ出した水牛を捕まえる」話が、どこから来たのか分からない観客をも巻き込み、ここまでカオスな状況へと拡大していく。これは正真正銘のヒトコワ作品だ。
松明を掲げて群衆が全力で走り出す場面は、どんなホラー映像にも勝る不安感を生む。結末はまるでゾンビ映画のような地獄絵図にも見える。最後はみんなで一斉に「エイヤサー」と走り出す。