2020年2月22日に公開の映画「ソン・ランの響き」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ソン・ランの響き」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ソン・ランの響きが視聴できる動画配信サービス
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ソン・ランの響きのあらすじ
80年代のサイゴン(現在のホーチミン市)。借金取りのユンは、ベトナムの伝統舞台芸術である<カイルオン>の人気俳優リン・フンと運命的な出会いを果たす。初めての出会いではお互いに反発していたが、停電の晩にリン・フンがユンの家に泊まったことがきっかけで、徐々に心を通わせていく。実はユンは、かつて<カイルオン>に欠かせない楽器<ソン・ラン>の奏者を目指していた過去があり、その楽器を大切に持ち続けていた。一見正反対の二人だが、共に悲しい過去を抱え、孤独を埋めるように互いに響き合っていく。やがて、今まで感じたことのない思いを抱くようになった二人は、翌日の再会を約束して別れる。しかし、ユンが過去に引き起こしたある出来事が、二人の物語を悲劇的な結末へと導いていく。
ソン・ランの響きの詳細情報
「ソン・ランの響き」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | レオン・レ |
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脚本家 | レオン・レ |
出演者 | アイザック スアン・ヒエップ リエン・ビン・ファット |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ 音楽 |
制作国 | ベトナム |
公開日 | 2020年2月22日 |
上映時間 | 102分 |
ソン・ランの響きの公式PVや予告編動画
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感想・レビュー
ベトナム旅行の予習として観た映画メモ
この二作と『青いパパイヤの香り』を観て出かけた結果、日本旅行の予習で小津安二郎と大林宣彦の尾道三部作を観るような愚行だったと気づいた
LGBTなのコレ?
肉体的接触どころか「好き」かどうかも曖昧だけど?
まぁ、友情なのか恋愛なのか分からないけど、夜中にバイクで2ケツして
屋台で麺類食って、あんまり知らない男の部屋に泊まって(別々です、寝るのはもちろん)
浅いからこそ、お互い核心の話ができる
あ、アイツにコレあげたいな的な
「好きになる直前」感は、エモいに決まってますよね。
ワンナイト・メイキングラブよりも
よっぽど愛だよ、LOVE。
BL界の禁じ手(タブー展開)使っちゃうのね。
最後こうなったから、あの瞬間の『想い』は一生ピカピカのままてやつ。ズルいて
大阪アジアン映画祭のアジア映画傑作選で鑑賞。最初は同性愛を題材とする物語かと思い込んだが、それは大きな勘違いで、全く別の切り口に驚かされた。ベトナム映画特有の情緒あふれる風景がダイレクトに伝わり、観る者は異世界へと誘われる感覚に包まれる。色彩の美しさが際立ち、ノスタルジックな世界観に深く没入する。テンポは一定で推移するためときに退屈さを感じる場面もあったが、どの場面も決して無駄には感じさせない。総じて素晴らしい作品だった。
第21回大阪アジア映画祭で『ソンランの響き』を観ました。ベトナム映画は初体験で、正直どうかなと思っていましたが、予想以上に見やすく心に残りました。作品に描かれるベトナムの伝統歌劇カイルオンは、若い世代の関心が薄く、消えつつあるという話も耳にします。だからこそ、もっと多くの人に届けてほしいと強く感じました。舞台の場面は華やかで美しく、視覚だけでなく感情にも訴えてきます。映像の細部まで丁寧に作られており、血がタイルの目地を伝って流れる場面は特に印象的でした。「このタイルじゃなければ成立しない」と感じさせるほど、記憶に強く残ります。主演のお二人も非常に魅力的で、特にリエン・ビン・ファットさんは映画初出演とは思えない自然さと存在感。観終わった後に余韻が残る作品で、ベトナム映画への興味がさらに深まりました。#リエン・ビン・ファット#アイザック
大阪アジアン映画祭で観た作品は非常に美しい映画でした。借金取り立て屋の男性はセリフこそ少ないものの、心の奥では善でありたいという思いが伝わります。演じる俳優は若いアーティストならではの夢見る表情が魅力的です。映像も素晴らしく、光と影の使い方が印象的でした。色彩は「ブエノスアイレス」の雰囲気を感じさせます(最近観た「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」や「鯨が消えた入り江」でも、アジアのクィア映画が「ブエノスアイレス」に与えた影響を改めて実感しました)。ただ、誰もが悲しむことなく幸せでいてほしいという思いもありました。でも、伝統芸能がテーマの映画では、登場人物は演目の内容と運命を共にするものですよね(「覇王別姫」や「国宝」などがその例です)。
やはり人生は親(またはそれに準じる存在)に影響される部分が大きく、その事実を受け入れたくない気持ちで、なかったことにしながら生きることもあります。リンはそういった苦悩を純粋な信念で乗り越えてきたのでしょう。両親の説得や、食堂の店主たちへの反発もその一環でした。個人的には、これは恋愛映画というよりも、人生における大切な出会いの物語だと感じました。とても切なく、良い作品でした。光と影のコントラストが印象的で美しかったです。また、ユン役の俳優さんはベトナム版の玉木宏のように見え、非常にかっこよかったです。実際に観たくなる作品でした。
内容は物足りなかったものの、映像、美術、そして歌声は素晴らしかった。特に映像は圧巻で、国宝をも凌ぐクオリティだった。これからの「さらば、わが愛」に期待しています。
終わりが突然すぎて驚いた
ほんの少しだけ、さらば、我が愛という感じかな?
邂逅が呼ぶ過去
美しい構図のショットが多く、サイゴンの街並みが一層印象的に際立つ。ベトナム伝統劇カイルオンの要素がドラマと重なり、物語は自然と深まっていく。
主役の魅力は格好良さに満ち、パンフレットを手に取りたくなる。
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舞台は80年代のサイゴン。借金取りのユンと、カイルオンの役者リン・フンは、導かれるように出会い、お互いの過去を知ることになる。
<あらすじ>
1980年代のサイゴン(旧ホーチミン)を舞台に、借金取りを生業とするユン(リエン・ビン・ファット)と、劇団の若きスター、リン・フン(アイザック)との出会いが描かれる。取り立ての現場でリン・フンが止めに入る場面から物語は動き出す。初めは相容れない二人だったが、ユンが酔っ払いに絡んでいたリン・フンを助け、その夜を共に過ごすことで心を通わせていく。
<感想>
借金の取り立て屋と劇団の若きスターという対照的な二人が、互いの過去に隠された悲しみを照らし合う人間ドラマ。友情を越えた、ただの恋ではない、特別な愛情の形を描く。懐かしのファミコンゲームで盛り上がるシーンはほほえましく、二人が自然と打ち解けていく過程に温かさを感じる。二人がこれからも良い関係を保ってほしいと願うラストへと、余韻を残す展開だ。ソン・ランというベトナムの民族楽器をユンが奏で、リン・フンが歌う場面は特に印象的。ベトナムのネオンがきらめく街並みとともに、映像面でも楽しませてくれる。結末は決してハッピーエンドではなく、切なさと温もりを同時に味わせる終幕。観客に深い余韻を残す、儚くも温かな人間ドラマだ。
<余談>
出張で初めてのベトナムへ。以前にはインドネシアも訪れ、異国の刺激は格別だった。30前後の暑さの中、タイと同じような気候で、最高気温は35に届くことは少ない。日本の方が今は暑いと感じる。出張で来た方は「避暑に来た気分」と話していた。印象的だったのはバイクの大群。タイ以上に多く、横断歩道の信号を渡ってもバイクが止まる気配がない光景には驚かされる。ベトナムでは50cc以下のバイクは免許がいらないと知って驚く。車も多く、街中に鳴り響くクラクションは日本とは使い方が異なり、通過を知らせる音として日常的だった。日本に戻ると一気に安心感が広がり、半年の滞在を経て故郷のように感じられる。日本へ戻ればさらにホッとするだろうが、ベトナムでの体験は忘れ難いものになる。#ベトナム映画
魅力的で素晴らしい作品。やはりメロドラマですね(笑)
程よい重さで、コミュニティセンターでのクイア作品上映に最適な一本でした。素晴らしい映画体験でした