2020年3月20日に公開の映画「ナイチンゲール」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ナイチンゲール」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ナイチンゲールが視聴できる動画配信サービス
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ナイチンゲールのあらすじ
19世紀のオーストラリア。流刑囚のアイルランド人女性クレアは、その美しい容貌と歌声で英国軍将校ホーキンスの愛人として扱われていた。彼女の夫エイデンは、クレアが刑期を終えた後も解放されないことに不満を抱き、ホーキンスに交渉を試みるが…。
ナイチンゲールの詳細情報
「ナイチンゲール」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | ジェニファー・ケント |
|---|---|
| 脚本家 | ジェニファー・ケント |
| 出演者 |
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| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | サスペンス ドラマ |
| 制作国 | オーストラリア |
| 公開日 | 2020年3月20日 |
| 上映時間 | 136分 |
ナイチンゲールの公式PVや予告編動画
「ナイチンゲール」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
ナイチンゲールを無料で見る方法は?
「ナイチンゲール」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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ナイチンゲールのよくある質問
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Q映画『ナイチンゲール』の基本的なあらすじは何ですか?
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A
映画『ナイチンゲール』は、19世紀のタスマニアを舞台にした復讐劇です。主人公のアイルランド移民である女性が家族を襲われたことをきっかけに、犯人を追う旅に出ます。その過程で、彼女はアボリジニのガイドと共に過酷な自然を突き進むことになります。
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Q『ナイチンゲール』に登場する主要なキャラクターは誰ですか?
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A
『ナイチンゲール』の主要なキャラクターは、家族を失った女性であるクレアと、彼女を助けるアボリジニのガイドであるビリーです。この2人が共に旅をし、様々な困難に立ち向かう姿が描かれます。
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Q映画『ナイチンゲール』のテーマやメッセージは何ですか?
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A
『ナイチンゲール』は復讐と赦し、植民地支配の残酷さなどをテーマに描いています。特に、植民地時代の罪と罰、及び抑圧された人々の抵抗や生きざまを深く掘り下げています。
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Q『ナイチンゲール』の制作スタッフについて教えてください。
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A
映画『ナイチンゲール』の監督はジェニファー・ケントです。彼女は、これ以前に『ババドック 暗闇の魔物』で高い評価を得ており、今回もまた強烈なビジュアルと深いストーリー展開が特徴です。
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Q映画『ナイチンゲール』の撮影場所はどこですか?
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A
『ナイチンゲール』の撮影はオーストラリアのタスマニアで行われました。この地域ならではの美しい自然が舞台背景に生かされ、物語の緊迫感と雰囲気を引き立てています。



ナイチンゲールの感想&レビュー
厳しくて辛い内容で、特に面白いわけでもなかったため、観るのが非常に苦痛だった。
割とストレートな復讐劇の雰囲気があります。ジャングルや時代背景を考慮しつつ、これをオーストラリアで制作されるのは素晴らしいと思いました。
オーストラリアの侵略時の歴史を反映しているのかもしれません。序盤は状況を把握しきれず、少し戸惑いました。オーストラリアの歴史を調べる必要があるかもしれませんね。
その後、胸が悪くなるような状況の中でシンプルな復讐劇が進行するのですが、進行が少しテンプレ化していて衝撃的なシーンがある一方で、主人公の行動に「なぜ?」と思う場面もあり、少し飽きがきてしまいました。
その国で上映される意義を感じますが、外すと演技が物足りなくて気になる部分が目立ってしまいました。
普通に見られる作品だった。残酷さが演出として際立つわけではなく、現代にも存在し得る時代の渦をまさに切り取っただけに、ぞっとさせられる。個人的に最もムカついたのはクレアだ。最初は奮起して立ち上がるものの、結局はビリーに見下され利用され、後始末も中途半端。復讐のエネルギーがそんな程度なのかと呆れてしまう。倫理観が邪魔をして非情になりきれない点こそが、人間らしくてリアルだった。
出口がない地獄
男社会に踏みにじられてきた主人公は、ある夜、兵隊たちに性的暴力を受け、夫と赤ん坊を奪われる。復讐を胸に、案内人を務める奴隷の黒人と共に兵士たちを追う。
黒人の案内人との信頼が深まっていくのが印象的だった。
途中、適当な案内をした別の黒人が殺される場面があったが、普通に呼吸して体が動いていたのがちょっと面白かった。
復讐がメインではなくなる展開へと向かうのも、それはそれで良い。
前作の出来を楽しみに観たが、勝手に同じホラーを期待していたせいか、序盤は歴史モノ寄りの展開に驚いた。主演が実は本物のオペラ歌手だったとは意外だった。ヒロインは差別でひどい扱いを受けるが、最初は彼女自身も「さらに弱い者をたたく」側に見える場面があり、きっとこのあと理解と和解、そしてスカッとする展開が待っていると期待してしまう。しかし耐え難い状況がただ続く。好みには合わなかった。ジェニファー・ケント監督作としてはこの後もしばらく新作を追っていないが、次作はいつ公開か待ち遠しい。
終戦記念日直後に観たからか、イギリスの侵略の残虐さが強く印象に残った。特に心に残るのは、ビリーが食卓の場面で『ここは自分の故郷だ』と主張するシーンだ。個人の復讐劇を通じて、歴史の理不尽さと痛みがリアルに伝わってくる。
非常に面白かった。女性と黒人に人権がなかった苛烈な奴隷貿易時代を背景に、街を出れば暴力が日常の世界で主人公が復讐を遂げる物語。『レッドデッドリデンプション』や『望郷太郎』を連想させる雰囲気。不要に感じるシーンが多く全体は長尺で、ショッキングな展開も多い。ホラー寄りの要素が強く、記憶に強くこびりつく地味に不快感を覚える映画だった。
最初は同情していたけれど、彼も差別的な態度を取っていて、ネガティブなことばかり考えているので、イライラしてきた。最もかわいそうなのは、そんな彼と関わらされる馬だ。
導入部は非常に胸くそ悪く始まる。とはいえ、主人公の性格もかなりきつい。黒人の扱いが過度に酷く、描写が不快だった。登場人物の馬の描写も切なく感じる。人は排他的で、弱い者をいじめるのが好きだといった前提に違和感がある。困ったときだけ下に見ていた相手に泣きつく女性の描写は、好感を持てない。同情はできても、共感は得られない。ビリーが振り回されるのを見て、あまりにもかわいそうに思う。結末は消化不良の印象。自分の復讐は自分で成し遂げなければ意味がない、という点が弱い。ビリーの優しさが過剰に感じられる。侵略者が自分勝手に振る舞う描写は怖くてたまらない。決して他人事ではない。こうした展開は、これだから女はといった誤解を生むおそれがあるシナリオだ。
物語は始まってすぐから、主人公クレアが次々とあまりにもかわいそうな場面に直面し、胸が苦しくなる。白人差別を想起させる描写は強烈で、ここまで露骨な差別が描かれると強い違和感を覚える。これが現代社会の男尊女卑を問うのかと考えさせられ、人として許されない行為が横行する世界の怖さを感じる。そこから復讐劇が始まるが、クレアは根は優しいままなので、完全な復讐の鬼にはなり切れない。しかし結末はそれなりに納得できた。夫は気の毒だし、子どもたちの不遇さも胸を打つ。タイトルの「ナイチンゲール」が何を意味するのか気になるが、あのナイチンゲールとは別物だろうと考えつつ、特に深く調べはしていない。