2019年11月1日に公開の映画「CLIMAX クライマックス」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「CLIMAX クライマックス」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
CLIMAX クライマックスが視聴できる動画配信サービス
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CLIMAX クライマックスのあらすじ
1996年のある夜、有名な振付家に選ばれた22人のダンサーたちは、アメリカ公演の最終リハーサルを前に、山奥の人里離れた建物に集結した。電話も携帯も通じない孤立した場所。外は雪がしんと降り積み、静寂だけが深くつきまとう。激しいリハーサルを終えた彼らは、打ち上げパーティを始める。会場には爆音の音楽が鳴り響き、大きなボウルに注がれたサングリアが、体を揺らすように満ちていた。しかし、そのサングリアにはLSDが混入されており、彼らは次第に我を忘れてトランス状態へと堕ちていく。エクスタシーを感じる者、暴力性を露わにする者、やがて発狂する者――ダンスフロアは、ある者には楽園にも見えれば、ほとんどの者にとっては地獄の世界へと変わっていく。果たして誰が何の目的で薬を混ぜたのか。そして、理性を失った人々の狂乱の宴は、どのような結末を迎えるのか……?
CLIMAX クライマックスの詳細情報
「CLIMAX クライマックス」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | ギャスパー・ノエ | 
|---|---|
| 脚本家 | ギャスパー・ノエ | 
| 出演者 | 
 | 
| カテゴリー | 映画 | 
| ジャンル | ホラー ミュージカル | 
| 制作国 | フランス ベルギー | 
| 公開日 | 2019年11月1日 | 
| 上映時間 | 97分 | 
CLIMAX クライマックスの公式PVや予告編動画
「CLIMAX クライマックス」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
CLIMAX クライマックスの楽曲
「CLIMAX クライマックス」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックClimax (Original Motion Picture Soundtrack)Various Artists
CLIMAX クライマックスを無料で見る方法は?
「CLIMAX クライマックス」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
CLIMAX クライマックスのよくある質問
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          Q映画『CLIMAX クライマックス』のあらすじはどのようなものですか?
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          A『CLIMAX クライマックス』は、ダンス公演を終えた舞踏団が打ち上げパーティーを開いたところ、誰かが飲み物にLSDを混入させたことで、メンバーたちが予期せぬ錯乱状態に陥る一夜を描く作品です。独特の撮影手法と音楽で、観客を没入感のある体験へ誘います。 
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          Q『CLIMAX クライマックス』のテーマやメッセージは何ですか?
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          A『CLIMAX クライマックス』は、人間の本能や破壊衝動、集団心理の危うさを描いた作品です。ドラッグによって理性が崩壊していく過程を通じて、人間の内面に潜む暴力性や欲望が浮き彫りにされます。 
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          Q『CLIMAX クライマックス』で特に注目されるキャラクターは誰ですか?
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          A映画で特に注目されるキャラクターは、舞踏団のリーダーであるセリーヌです。彼女は混乱の中でメンバーを落ち着かせようと努力しますが、次第に自分自身も状況に飲み込まれていく様子が描かれています。 
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          Q『CLIMAX クライマックス』を監督したのは誰ですか?
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          A『CLIMAX クライマックス』の監督は、アルゼンチン出身のガスパール・ノエです。彼は本作で、独特のカメラワークと音楽を駆使して、視覚的にも精神的にも刺激的な体験を作り出しました。 
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          Q映画『CLIMAX クライマックス』の音楽が重要な役割を果たしていると言われる理由は何ですか?
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          A『CLIMAX クライマックス』では、音楽が物語の展開やキャラクターの心理状態を強く反映しています。特に、パーティーのシーンでは音楽のビートが不安と緊張感を煽り、視覚と聴覚で得られる没入感が観客を引き込む要因となっています。 

 
  
  
  
  

CLIMAX クライマックスの感想&レビュー
1996年、自分の生まれた年をテーマにした作品が気になって観てみた。冒頭は参加者のインタビューから始まり、個性的な人たちが集まっている様子が面白い。こんなメンバーが集まるとトラブルが起きそうという気持ちでスタート。ダンスシーンが豊富で、視覚的に楽しめる映画になっている。様々なスタイルのダンスが見られ、見応え抜群。キャラクターが濃いため、薬物混入問題が起こっても、みんなで協力して解決しようとはせず、むしろカオスな雰囲気に。自己主張が強い感じで、外に助けを求めることにいら立ちを覚えたが、29年前には携帯電話がなかったことを思い出させられる。30年前というのは意外と遠い時代に感じないが、スマホがないのは驚きだ。クライマックスは「そういう終わり方なのか?」と思わせられるが、映像の技術には感心する。一度は観てみる価値がある映画だと思う。
これぞフランスらしさ、前衛映像の極み。発想はぶっ飛んでおり、撮影手法も徹底的に大胆。インパクトが強すぎるほどの刺激。長回しのカメラワークが抜群に巧み。
1996年、雪が舞うフランス。米公演を控えたダンサーチームが人里離れた建物でリハーサルを重ね、練習を終えると打ち上げのパーティへと流れる。踊りに酒、しかしそのサングリアに密かに混入されたドラッグが場の空気を一変させ、異様な静寂と曖昧さが広がっていく。
とにかく長回しの映像が並みならぬ迫力を生み出す映画だ。地獄絵図のような映像と音楽のトランス体験は観る者を圧倒する。冒頭のダンスシーンは、実力派のキャストが織り成すキレが圧巻で、ダンスに興味がなくても強く心を掴まれる。
その後のパーティシーンでは、一転してだらしない会話が続き、誰が誰をどう思っているのかといった人間関係のしょーもなさが露出する。しかし再び現れるキレのあるダンスシーンが緊張感を呼び戻す。
やがて雰囲気は不穏へと転じる。皆がハイになる異変に気づき始め、一人の女性ダンサーが突然フロアで放尿する場面が象徴的に描かれる。ここから理性の堰は崩れ、暴力と性愛、歓喜と絶望が連続して押し寄せる。理性ある視聴者には理解しがたい、地獄のような展開が次々と展開される。生々しくおぞましい場面も散見され、妊婦のシーンは特に胸に刺さる。
夜を通じて誰かの笑い声、絶叫、鳴き声が耳に残り、不快感がぬぐえない。ドラッグといえば快感の連想を誘うが、この作品はその反対へと振れることで、観る者を深い沈潜へ誘う。言葉では尽くせない感覚を、ただ映像と音楽で体感するしかない作品だ。
いくつかの取り返しのつかない出来事を越え、朝を迎えるシーンで流れるストーンズのAngieが予想外の味わいを添える。
結論としては、やはり「ダメ、ゼッタイ」という強い衝動が残る作品だ。最後に現れる LSD目薬という意外性も、この地獄絵図の一部として深く刻まれる。
画面から目が離せない。人生は一度きりであることを伝えるように、その瞬間にしかない熱と動きが画面に溢れている。まさに狂騒だ。
徐々に狂気に陥る人々と共に、カメラワークも平衡感覚を失い、シンプルな場所や出来事が、混乱の地獄を生み出す。
劇場で観なかったことを強く後悔している。いつか再上映されることがあれば、必ず観に行くつもりだ。
つまらなさが衝撃的で、意味が分からない。人生でこんなにつまらない瞬間があっただろうか。フランス映画はもう無理。
なんだこれは。
ストーリーはダンサーが薬物によって狂っていくというもの。終わり!という感じです。
カメラアングルや照明の使い方がちょっと酔わせるし、字幕が逆さまになったり、ラストの赤い点滅の部分では何が起こっているのか全く分からなくなり、非常に不思議な映画でした。
見るものがドラッグのようですね。
完全にカオスだけど、ぜひ一度は観る価値のある作品です。LSDのような演技がとてもリアルです!
とても好きです。ナイトクラブにいるかのような感覚が味わえます。人々が狂気に満ちて壊れていく様子を目の当たりにするのが面白いです。ダンスを見るのが好きなので、その点でも楽しめました。
「やりたことが出来ている」一夜の悪夢のような出来事をカメラを長回しで追う実験的な作品。作品の「良い・悪い」や「好き・嫌い」は別として、監督の意図が確実に伝わる点が秀逸です。70年代のヒッピー文化に根ざしたサイケデリック・ライトショー的な演出を想像すると、映画館でアルコールがあると、わずかながらトリップ感を味わえるかもしれません。現在はビールを提供する劇場も増えていますしね。
さらにダンスシーンの見せ方も印象的。オープニングでキャストとスタッフがさまざまなフォントでクレジットされる演出は特筆すべき美しさです。個人的には『パルプ・フィクション』のオープニングを見たときの衝撃に近いものを感じました。ただし、最も盛り上がったのはやはりオープニングでした。
ギャスパーノエが以前の青山マニアックに影響を受けて作品を作ったというのは本当ですか?そのスタイルを受け継いでいますね。