2019年12月13日に公開の映画「ある女優の不在」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ある女優の不在」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ある女優の不在が視聴できる動画配信サービス
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ある女優の不在のあらすじ
イランの著名女優ベーナズ・ジャファリのもとに、見知らぬ少女からの悲痛な動画メッセージが届いた。その少女、マルズィエは映画に情熱を抱き芸術大学に合格するも、家族の裏切りにより夢を絶たれ、自ら命を絶つ決意を固めた。動画は、マルズィエが首にロープをかけ、カメラとなるスマートフォンが地面に落ちるところで途切れていた。その衝撃的な内容に心を痛めたジャファリは、友人で映画監督のジャファル・パナヒと共にマルズィエの住むイラン北西部の村を訪れる。果たして彼女は本当に命を絶ってしまったのか。現地調査を進めるジャファリとパナヒは、イラン革命後に演じることを禁じられた伝説的女優シャールザードに関する悲劇的な真実を発見していく。
ある女優の不在の詳細情報
「ある女優の不在」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | ジャファル・パナヒ |
|---|---|
| 出演者 | ジャファル・パナヒ ベーナズ・ジャファリ マルズィエ・レザイ |
| カテゴリー | 映画 |
| 制作国 | イラン |
| 公開日 | 2019年12月13日 |
| 上映時間 | 100分 |
ある女優の不在の公式PVや予告編動画
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ある女優の不在の感想&レビュー
辺境の村を描くドキュメンタリー映画は、イラン映画には結構多いですよね 私はこのジャンルが好きです️
女優の元に、女優を目指す少女からの切実な動画が届くことから始まり、監督と女優が彼女を探し出す過程で多くの真実に直面するジャファル・パナヒ監督の作品です。
クラクションで道を譲り合うなど、イラン特有の文化を3世代のイラン女性を通して描写し、イラン社会における彼女たちの立ち位置や誇りを表現しています。
監督自身は出演しつつも、傍観者のように見え、他の作品よりもやや理解しづらい部分もありますが、監督の描く独特の世界観は確かに存在しているため、今後の新作にも期待したいです。
パナヒはモキュメンタリーではなく、告発的な要素を帯びたドキュメンタリーをフィクションの体裁で撮ることで自らも出演し、説得力と責任を担っているのではないか。ラストにはキアロスタミ風の長回しを思わせる場面があるが、それは同系統の手法の下位互換のようにも感じられる。
– 抑圧と村社会の空気が重く、冗長でぼんやりした進行が続くと、こちらが委ねられる立場にはさほど影響せず、軽い疲労感だけが残る。
– 抑圧や村社会の影が漂い、冗長で曖昧な進行が続くため、委ねられる側にはほとんど響かず、かすかな疲労感を覚える。
– 抑圧と村社会の雰囲気が重く、長々とぼんやり進む状況では、こちらが任される立場にはあまり影響がなく、軽い疲労感が残る。
主演の女優が夜の闇の中で車に乗る場面で見せる表情と佇まいは、絵画のように印象的で非常に特徴的だ。女優としての圧倒的な存在感が際立つ。割礼の文化、トルコ語、ヘジャブといった要素は、それまでの世界観とは異なり、映画自体もその文化を土台に成立している。舞台はほぼ車と村だけだが、ミステリーの要素も絡み、観る者に巨大な作品を観たかのような迫力を与える。
イランにはただ驚かされるばかりで、パナヒやラスロフといった監督の作品を観ても、それ以上の感想は持てない。
ジャファール・パナヒ監督は、キアロスタミ作品の助監督を務めた経歴を持っています。「熊は、いない」という作品も彼が手掛けたものですが、まだ視聴できていない状態です。彼の映画監督としての道のりは、なかなか厳しいもののようです。
本作は、見知らぬ少女から衝撃的な動画を受け取った女優が、パナヒ監督と共にその少女の住むイラン北西部の村へ向かう様子を描いたモキュメンタリーです。
世代の異なる3人の女優(その中に女優を目指す者も含まれます)に対する家族や村人の反応は、日本人の自分には理解しづらい部分があります。しかし、イランにおける女性の立場や権利については、単なる発展途上という理由だけでは説明できないことを思い知らされ、複雑な気持ちになります。
映画を通じてしか知ることができないイランという国。非常に興味はあるものの、今この地球で同じ時代を共有しているとは、正直なところ実感できないのが現状です。
映画のプロモーション中、主演女優がカンヌではなく日本に行きたいと監督に頼み込んだエピソードは、日本人として嬉しいポイントです。 #イラン映画 #モキュメンタリー #女優
保守的な家族に女優の夢を反対され、自ら命を絶つ決断をした少女(マルズィエ・レザエイ)の動画を受け取った映画監督(ジャファル・パナヒ)と女優(ベーナズ・ジャファリ)が、彼女の故郷を訪れる。二人は少女の行方を追うが、村人たちは彼女を避け、協力を得ることはできなかった。
監督自身が登場することでドキュメンタリーの要素が強まる一方、しっかりとサスペンスも盛り込まれ、観客を飽きさせない作品となっている。また、イランの村人たちがいかに外の世界に無関心で保守的であるか、その文化が代々受け継がれている様子もよく伝わる。
奇妙な習慣に依存し、笑顔の裏で外部の人々を排除しようとしている村人たちのセリフには、絶妙に潜む棘が感じられる脚本が印象的だ。それに加えて、パナヒ監督の走り方が意外にも可愛らしい。笑
以下、ネタバレあり。
ひび割れたフロントガラスと孤独に歩くジャファリの姿から、悲しい結末が予想されたが、彼女を追うマルズィエに希望が見え、一安心。最後は絶倫牡牛のネタに戻る形で締めくくられ、見事な展開となっている。笑
現役の女優、女優を目指す少女、かつて女優だった老女
「なぜそんなところに?」「ようこそ、私の終の住処へ」
#chicken2018 #ジャファル・パナヒ監督作品
序盤はミステリー調で村社会の闇を丁寧に掘り下げる展開が興味深い。しかし物語は後半へ進むにつれ尻すぼみになり、印象は薄く感じられる。パナヒ監督が自ら演じる意味合いも『人生タクシー』と比べると薄味だ。ただ、過度にシリアスに走らない作風は彼らしさの象徴であり、その点にはモハマド・ラスロフと同じマインドを感じる。