2019年9月20日に公開の映画「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へが視聴できる動画配信サービス
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へのあらすじ
中学校生活の最後の一週間を迎えたケイラは、クラスで「最も無口な子」に選ばれてしまう。不器用さを克服しようとSNSを駆使してクラスメイトとつながろうとする彼女だったが、壁は次々と立ちはだかる。人気者のケネディは冷たいし、好きな男の子にはどうアプローチして良いか分からない。お節介ばかりしてくる父はウザい。待ち受ける高校生活への不安も胸をよぎる。高校生活が始まる前に憧れの人やクラスの人気者へ近づこうと頑張るが……。
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私への詳細情報
「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ボー・バーナム |
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脚本家 | ボー・バーナム |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | コメディ ドラマ |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2019年9月20日 |
上映時間 | 93分 |
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私への公式PVや予告編動画
「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私への楽曲
「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックEighth Grade (Original Motion Picture Soundtrack) Anna Meredith
エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へを無料で見る方法は?
「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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感想・レビュー
最近は三谷幸喜の作品ばかりをつい長く観ていたけれど、ふと、こういう洋画が自分の大好物だったことを思い出した。時間と心に余裕があるとき、主人公の気持ちに自然と引き込まれる作品がやっぱり好きだ。
不安と期待、日々の倦怠感、抜け出したいという強い思いと自信のなさが、丁寧に描かれている。若者が自分を納得させて奮闘していく姿は、どの世界にも共通する普遍的なものだ。
アメリカの現代は、昔の映画の世界と比べて確かに変わってきている。いじめがなくなるのはいいことだけど、スマホの世界に閉じこもる孤立感は自分にも身に覚えがある。とはいえ、人との関係こそが世界を作っているに違いない。終盤のnew friendというやりとりには、二人のコミュニケーションの喜びが強く伝わってきた。
無口でつまらないキャラと思われがちなケイラが、そんな素直な気持ちを相手にここまでストレートに言葉にできるのは、すごいことだと思う。
最後は最高だった!過去の失敗や親への反発、いろんな辛い思い出があるけれど、それらは全て大切なステップだと思う。それを乗り越えたからこそ今の自分がいるんだよね。
自分は自分。他人と比較しなくていいし、無理をしても辛いだけだから、自分のペースで進めば問題ない。
お父さんには親しみを感じていた。あまり干渉せずに信じて見守ってくれるところが信頼できる。
送り狼になってしまう男の子たちは、社会に出ないでほしい。ああいう行為は本当に不快だよね。
制作した動画をネットに投稿したのに反響がない。心が揺れ動く多感な少女。孤独でも構わない。ふわっと心が軽くなる瞬間に、そっと寄り添ってくれる誰かがいるのだろうか。
2025.10.10
学生時代、みんなの輪に溶け込めない不安を感じた経験は多くはなかったけれど、なぜか主人公の気持ちが分かってしまう。それくらいリアルで、ほぼドキュメンタリーのようだ。クラスの端っこで、本当は自分をさらけ出してみんなと仲良くしたいと願っている人に、この映画をぜひ観てもらいたい。
本当に、中学から高校へと移り変わる頃のヒリヒリした感覚を思い出させられる。なぜか親に腹を立て続け、いつも心が病んでいて、恋愛に全力を注いだ時期。今振り返れば意味が分からないことだらけだけれど、そんな意味不明さにもがくティーンエイジャーたちが愛おしくてたまらない、まさに青春映画だ。
心のタイムカプセルに大切にしまっておきたい作品。
生まれてからネットが普及していたZ世代を描くと謳われる本作だが、実は普遍的な思春期の心情をリアルに捉えた青春映画だ。スクリーンの中の少女の成長は、時代を超えて誰もが体験してきた心の揺れと重なる。
観客は、彼女が自分よりもずっと年上の存在と感じるのではないかと思わせる瞬間もあれば、同世代の視点で自分の経験と重ねて共感することもできる。作品のリアルさは、まさにドキュメンタリーを思わせるほど緻密な描写と徹底したリサーチに支えられている。
不器用さゆえに学校で居場所を見つけられず、日々の居心地の悪さに苛立つ主人公。自己表現がうまくいかず、動画投稿という形で自己を変えたいと願う心の動きが、自然と画面に現れていく。
父子家庭の二人きりの食卓シーンは、親子の距離感を丁寧に描く名シーンとして際立つ。娘の反発と父の関与が交互に表情に宿り、複雑な家族の絆が静かに浮かび上がる。
クラスでは、いわゆるリア充と呼ばれるケネディが近づきがたい存在。彼女の母のプールパーティーに招かれ、距離を縮めようと試みるが、相手はスマホをいじり上の空を装う。日々の出来事はどれもリアルで、観る者の心を掴んで離さない。
本作の白眉は、主人公の心情を映すような大胆なBGMだ。憧れの男性を見つめる瞬間や、プールパーティーの場面で響く音楽は、視聴者の緊張を彼女の胸に直接伝える。
全編を通して、過剰なドラマ性よりも淡々とした語り口が貫かれる。大きな事件が起きて主人公が劇的に変化するわけではなく、家族や友人たちとの日常の中で自然と成長していく姿こそがリアリティの核だ。
ケネディの従兄弟とのディナーデートや、思春期ゆえのぎこちなさを描いたエピソードの数々は、誰もが心の奥にしまっておきたい記憶として響く。こうした瞬間の連なりが、作品をタイムカプセルのように長く心に留めさせる。
主演のエルシー・フィッシャーの存在感は圧巻だ。若さがそのまま演技に宿っているかのようで、彼女の佇まいだけで作者の想いが伝わってくる。父親役も魅力的で、愛情の欠片を丁寧に演じきる。
総じて、本作は大きな事件や劇的な転換を待つタイプの物語ではない。日常の積み重ねを通じて主人公が自然と成熟していく過程が、観客に深い実感をもたらす。終盤の余韻は強く、心の奥底に大切な何かをしまっておきたいと思わせる。
口コミで上映館が広がっていった事実も、本作のリアルな共感力の証左だ。青春の厳しさと美しさを同時に描いたこの作品は、映画ファンの記憶に長く残る一作として語り継がれる。
登場人物はみんな中学生らしさが全面に出ていて、見ていると恥ずかしくなるくらいだ。だからこそその輪の中に入りたくて、それが成長だと信じている。でもケイラは傷つき、自分を見失う。とはいえ傷つく道のりや回り道は決して無駄じゃない。今なら、そうした経験が自分らしさを形づくる大切なプロセスだったと胸を張って言える。監督の映像は元YouTuberという経歴ゆえの新鮮さが光る。『レディバード』が2002年を舞台にしている点も見逃せず、併せて観たい。回り道さえさせてあげられない世の中にはしたくない。(2018年時点で中学2年生とほぼ同世代)
これ、とても素晴らしいですね!()b
filmarksでは評価が低かったから少し心配でしたが、個人的にはA24作品の中でトップクラスかもしれません!
自己肯定感を高めてくれる要素があり、ポップでユーモラスで、ドキュメンタリー風のナチュラルさがあって、
心地よい音楽と映像が絶妙に組み合わさって、A24らしさが感じられます。
8th gradeの少女の思春期を描く映画。見ていて思わず応援したくなるドラマだ。思春期って本当にどうしてこんなに不安定で不安なのかと痛感する。現代はSNSが身近すぎて、思春期を迎えずに済んだ自分を本当に良かったと感じる場面もあるが、それでも自分を見失いそうになる瞬間は多い。そんな中、父親がとても良い人で素敵すぎて心が癒された。
エイスグレードは、日本語でいうと中学2年くらいの年齢だと思う。自分が中2のときは部活ばかりやっていた印象しかないけれど、ませている子もちゃんと周りにいたなと振り返る。日本には誕生日パーティを盛大に開くとか、スナップチャットで写真を送るといった大人びた話題はそれほどないけれど、それでも色々なことに興味を持つ子は周囲にいた。
中学2年生から高校2年生くらいまでって、友達がとても大事な時期だし、誰もがアイデンティティを確立する過程にあるので、自然と周りの目が気になってソワソワする。その点、この主人公には強く共感した。
ただ、もし自分がアメリカにいたとしたら、日本にいるときよりもっとソワソワしてしまいそうだと勝手に思う。アメリカの子どもたちはどこか大人びているように見えるから。
そして、父親がずっと良い父親でいてくれて、本当に良かった