サタデー・フィクションはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.2
サタデー・フィクション 映画

2023年11月3日に公開の映画「サタデー・フィクション」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「サタデー・フィクション」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

サタデー・フィクションが視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

サタデー・フィクションのあらすじ

真珠湾攻撃の7日前、1941年12月1日。魔都・上海に、人気女優のユー・ジン(コン・リー)が現れる。新作舞台「サタデー・フィクション」で主役を務めるためだ。一方、幼い頃にフランス諜報部員ヒューバート(パスカル・グレゴリー)に救われ、孤児院から訓練を受けた“女スパイ”としての過去を持つ彼女には、銃器の扱いにも長けた裏の顔があった。日本軍の占領を免れた上海の英仏租界は、当時「孤島」と呼ばれていた。ここでは日中欧の諜報員が暗躍し、機密情報を巡る緊迫したスパイ合戦が繰り広げられていく。やがて、2日後の12月3日、日本海軍少佐の古谷三郎(オダギリジョー)と海軍特務機関の梶原(中島歩)が上海へ到着。ヒューバートはユー・ジンに告げる。「古谷の日本で亡くなった妻は君にそっくりだ」と。それは、古谷から太平洋戦争開戦の奇襲情報を得るため、フランス諜報部が仕掛けたマジックミラー作戦の始まりだった……。)

サタデー・フィクションの詳細情報

「サタデー・フィクション」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
制作国 中国
公開日 2023年11月3日
上映時間 126分

サタデー・フィクションの公式PVや予告編動画

「サタデー・フィクション」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。

サタデー・フィクションを無料で見る方法は?

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映画

感想・レビュー

  1. 石田彰

    中国の著名な監督ロウ・イエが、太平洋戦争直前の上海を舞台に、愛と陰謀が交錯するスパイ映画を美しいモノクロ映像で表現しました。

    この作品は、ロウ・イエ監督とプロデューサーのマー・インリーの友人であるホン・インの小説『上海の死』が原作です。女スパイの物語を基に、横光利一の『上海』に登場する中国共産党の女性闘士・芳秋蘭(コン・リー)を主役に据えています。

    日中欧の諜報員たちが秘密裏に活動する上海。真珠湾攻撃の7日前、1941年12月1日、人気女優ユー・ジンは新作舞台『サタデー・フィクション』の主演のため上海に向かいます。彼女は以前、フランスの諜報員ヒューバートに孤児院から救われた経験を持ち、女優でありながら隠れた諜報員の顔も併せ持っていました。ユー・ジンが到着してから2日後、日本の暗号通信の専門家である海軍少佐・古谷三郎が暗号更新の任務で上海に現れます。古谷の亡き妻にそっくりなユー・ジンは、古谷から太平洋戦争開戦の奇襲情報を得るため、フランスの諜報員が仕掛けた「マジックミラー作戦」に巻き込まれていきます。

    2019年 ヒホン国際映画祭
     監督賞
     美術賞
    2019年 BRICS映画祭
     監督賞
    2023年 中国脚本家組合協会
     脚本賞
    #【1941年】

  2. 千尋 千尋

    徹底的にオシャレな白黒映画。恋愛を軸にしたテーマ性が際立ち、スパイ要素と開戦前の緊張感を背景にしつつも、なぜかハラハラさせられない理由が気になる作品。画面構成と撮影手法に芸術性を感じる一本だった。2025-309

  3. koramame

    太平洋戦争開戦直前を舞台にしたスパイ映画です。
    内容自体は特に目新しいものではなかったものの、映像表現のスタイリッシュさが際立っていました。

  4. こっちゃん こっちゃん

    スタイリッシュなモノクロスパイ映画。
    1941年12月、開戦前の上海を舞台に暗躍する各国のスパイたち。当時のリアリティを再現した映像が魅力。日本軍の暗号解読を企てる女優ユー・ジンと、フランスのスパイであり彼女の養父、フレデリック。

    舞台では、日本軍との迫力ある銃撃戦を繰り広げるユー・ジン。日本軍のスナイパー役の中島歩は、長髪が印象的でカッコよく、日本軍人の非情さを演じきる。上海にやってきた海軍少佐は、亡妻に似たユー・ジンに惹かれる。
    ユー・ジン役のコーン・リーは、「疲れた憂い」を漂わせながら演じる。スパイの仕事の最後を目指す彼女と、駒と恋人の間で揺れるマーク・チャオが絶妙な演技を見せる。

    そんな時代に、ニーチェの言葉とともに、ゲーテ直筆の初版本「若きウェルテルの悩み」で仕事を引き受けるホテルマンが素敵。

    端役まで日本軍人がしっかりとした日本語を話すことで、監督のこだわりを強く感じさせる作品。

  5. 松尾智之

    【スパイ合戦の末に残るはさまざまな愛の形】

    評価指標
    – ストーリー:3.5
    – 芸術性:3.8
    – 演技・俳優:3.8
    – 演出:3.0
    – 感情の揺さぶり:3.0

    概要
    2025年公開の92本目の作品として、全編モノクロで描く太平洋戦争開戦前夜の上海を舞台にしたスパイ戦。崖上のスパイ、無名といった上海を舞台にした名作群に共通する難易度の高さを踏まえつつ、英仏租界を軸に日本軍と南京政府、日本側と重慶政府(国民党・反日勢力)、欧州勢の三つ巴対立を描く。物語の核は、日本の暗号解読をめぐる各陣営の駆け引きの連鎖だ。

    構成と演出の見どころ
    バーの現実場面と、それを模した演劇的セットが混在することで、どこまでが現実で、どこからが演劇の世界なのかを見極める視点が試される。こうした機構が、フィクションとしての大枠を際立たせ、観る者を没入へと誘う。

    演技派キャストと人物像
    中心人物のユージンを演じるコン・リーは、感情を露わにしない抑制の美学で進行する。憂いを帯びた表情が映画全体を通じて漂い、ラストの兰心大剧院の場面では涙の一筋すら感じさせるが、スパイとしての育成と宿命ゆえのポーカーフェイスを貫く。

    テーマと引用
    愛を道具として活用し、人と人を結びつける力が物語を動かす。作品の中でニーチェの言葉が静かに響く愛する人に愛されたいと願うのは、愛ではなく虚栄心である。

    総括
    モノクロで綴る緊張感と静謐さが際立つスパイ巨編。三つ巴の勢力図と愛の機微が交錯するドラマ性が、忘れ難い映像体験として観客の心に残る。

  6. 杉山 真

    太平洋戦争の情報を引き出すスパイ工作の中で、ユージンの揺れ動く感情が生々しく浮かび上がった。作品はどの国の視点で描かれているのか、そんな疑問を抱かせる。

  7. どりーん

    いやぁ、スパイ映画としては迫力が満点だった。迫力の面では多くの作品に軍配が上がる場面もあるだろうが、カメラワークの緻密さと映像の構成力には圧倒的な強さがあった。現実と劇中劇の境界を、連続するシークエンスで巧みに表現する難しさは、本作ならではの挑戦だ。物語の展開は戦争スパイ映画として特筆すべき新鮮さは乏しいが、現実味の不自然さを感じる箇所もある。とはいえ逆説的だが、この映画が稀有だと感じさせる決め手は、やはりロウイエの類稀な演出力にある。モノクロ映像だからといって、何でもかっこよく見えるわけではない、という教訓も残る。

  8. 独り言 独り言

    Filmarksでちらっと見た「あらすじ」によれば、ロウ・イエの作品は1941年を舞台にしたスパイもののようで、配信で鑑賞してみました。

    モノクロの映像は基本的にカメラが動き続けており、その動きは心地よく、全編を通じて緊張感が漂っていました。

    印象的な長回しや、手持ちの固定ショットが使われており、そのテンポの緩急が素晴らしく、画面を見ているのが全く飽きることがありませんでした。通常はカットを割る場面でも、高速パンで繋いでいくショットが心地よいリズムを生み出しています。

    多くの登場人物が登場するため、彼らの背景や関係性を把握するのに時間がかかりますが、スパイもの特有の人物がどちら側に属しているのかが不明な状況でも、画面の力で強く引き込まれていました。

    画面は静かでアクションがほとんどありませんが、最終盤には室内での銃撃戦が繰り広げられます。このシークエンスのショットの繋がりや編集は見事で、距離感の演出が絶妙です。派手ではないものの、ガンアクションは非常に見応えがありました。

    ラストの「暗号」に関するコン・リーの行動の動機は作中では明示されませんが、観客に解釈を委ねているのかもしれません。一般的には「自立・自由」を求めた行動と考えることができ、本作はプロットを理解した上で再視聴すると全く異なる作品に見えてくるでしょう。

    通常のスパイ映画のスパイは忠誠心や正義感、時には金銭を動機とすることが多いですが、本作のコン・リーについてはその点がほとんど描かれず、そこが少し不思議でした。それはロウ・イエの意図だったのかもしれません。

  9. たなか たなか

    序盤はストーリーが掴みにくいが、中盤に差し掛かると急に理解が深まり、あの時の意味が分かるときのアハ体験。中国映画としてこの時代を描くと、どうしても距離感を感じさせられる。抗日感情も、魔都への憧れもあまり読み取れない。とりわけ、張芸謀や陳凱歌の作品でこれほどまでに中国のオリエンタリズムやプリミティブなものの象徴とされたコンリーが、女優・スパイという役柄でありながら極めて自然な存在として描かれていることには驚く。もっとも、それも幻影なのかもしれない。物語は手ブレのドキュメンタリーチックな映像で進む一方、多言語が飛び交う入れ子の構造を持ち、結局コンリーの真意はつかみきれない。横光利一の『上海』を思わせる巧妙な引用が、さりげなく散りばめられているのも特徴だ。劇中劇はいつも突然現れるため、どこから引用なのか、原作の記憶が朧げな私にはなおさら判断が難しい。コンリーのガンアクションは信じられないくらいかっこいいが、その美しさに見とれると同時に、彼女の背後には女優ユージンのポスターがぼやけて映り込み、これがどのコンリーなのか、再び分からなくなる。決定的なのはラストの長回し。カメラが回転する瞬間、物語上はありえない展開にも見えるが、また劇中劇が始まってしまう。コンリーの策略はまだ続いている

  10. 工房の庭 工房の庭

    ロウ・イエ監督のスタイリッシュなスパイ映画で、劇中劇と現実、陰謀が交錯する魅力的な作品です。特にラストの余韻や謎が印象に残ります。上海の女優の行方はどうなるのか。

    中島歩さんの出演作を探している際に、偶然にも太平洋戦争開戦前夜の上海を舞台にしたスパイの物語に出会いました。戦史の時系列に沿って観ていたので、時代背景がぴったり合いました。

    オダジョーの演じる古谷少佐と、中島歩がその警護に当たる設定で、二人の繊細な演技が新鮮でした。

    主演は、スパイとして育成された上海の有名女優ユー・ジーン(コン・リー)。彼女は故美代子にそっくりで、古谷少佐から暗号を引き出そうとするストーリーが展開します。

    登場人物たちのそれぞれの顔が描かれ、安心感を抱けるのは、上海の現実を映すタン・ナー監督だけなのかもしれません。

    また、連合側の租界が存在し、多国籍な思惑が交差する上海の痛みが描かれています。ジャズのリズムで物語が始まり、ジャズで締めくくる流れが心地よく、モノクロの映像がスタイリッシュでした。

    ユー・ジーンの真意は最後まで謎に包まれ、もやもやが残ります。養父の正体も気になります。ネタバレをコメント欄に書いているので、観た方はぜひ教えてください。