2018年7月21日に公開の映画「スティルライフオブメモリーズ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「スティルライフオブメモリーズ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
スティルライフオブメモリーズが視聴できる動画配信サービス
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スティルライフオブメモリーズのあらすじ
新進気鋭の若手写真家・春馬と、美術館でキュレーターを務める美しい女性・怜が、春馬の写真展で出会う。怜は“何も訊かないこと”と“ネガを渡すこと”を条件に、自分を撮ってほしいと依頼する。春馬には妊娠中の恋人・夏生がいるが、創作作業に介入できない自分への歯がゆさが次第に募る。撮影は続き、三人はやがて衝撃的な結末へと向かう。
本作は、アンリ・マッケローニの写真集『とある女性の肉体写真集成百枚 ただし、二千枚より厳選したる』に触発され、マッケローニが女性性器を撮り続けたことと、彼の愛人との二年間をモチーフに企画された。海外で評価の高い矢崎仁司によるこの映画は、マッケローニの写真が持つスキャンダリズムと真摯さを併せ持つ、エッジの効いたアートフィルムである。
スティルライフオブメモリーズの詳細情報
「スティルライフオブメモリーズ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 原作者 | 四方田犬彦 |
|---|---|
| 監督 | 矢崎仁司 |
| 出演者 | ヴィヴィアン佐藤 伊藤彰彦 伊藤清美 四方田犬彦 安藤政信 朝西真沙 松田リマ 永夏子 |
| カテゴリー | 映画 |
| 制作国 | 日本 |
| 公開日 | 2018年7月21日 |
| 上映時間 | 107分 |
スティルライフオブメモリーズの公式PVや予告編動画
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スティルライフオブメモリーズの感想&レビュー
約束は二つ。質問はしないでください。撮ったフィルムは私にください。どういうことですか?
ここを撮ってください。
最近、すぐ涙が出てしまいます。空を見ても風を感じても、すぐ涙があふれてしまうのです。そうなんだ。赤ちゃんができたからかな。え? 産むの?
生涯最後に見る女性性器が誰のものであるか、考えたことがありますか?
男性は真理を求めるが、女性は自らがすでに真理であるとされることもあります。
分からないよ。難しすぎて。
そっか。
矢崎仁司監督によるアート思考に特化した実験的作品。
時間を消失させるかのような写真。
女性器とカメラの出会いを通じて、ただその雰囲気を捉えた作品。登場人物は、女性器を被写体として提示する女性、カメラマン、そしてその恋人の3人のみ。
濃密さでは表現しきれないほどの緊張感。今まで味わったことのないざわめきが心に残る。安藤政信がカメラマンを務めているからこそ成立した作品かもしれない。
この監督が海外で人気があるのは納得できる。昔見た作品だけど、今でも結構覚えている。
ラストシーンには数枚、女性の裸体が映る場面があるが、決してエロティックには感じない。むしろアートだと思う。ただ、現実にそんな行為を身近な人がしているのを見ると、やはり引いてしまう。ごめん。『アートだ』と言われても、受け入れられないこともある。
最新作を見ても同じ印象で、この監督が描く男性にはあまり魅力を感じない。リアルさゆえだろうか。
性器を撮られたい女性と写真家のはなし。
性器だらけ、まんだらけ。
安藤政信が写真家を演じる場面は、演技として不自然でうさんくさく感じる。写真家の撮影シーンは地味で、外から見ればきもいと映ってしまうこともある。
写真家の嫁は性器を撮ってもらえず、結局、女性器に何を見出したのかを映画は語り切れていない気がする。
アラーキーのエロトスのほうが断然よかった。松田リマがかわいく、彼女のシーンだけ映像美が非常に美しく際立っていたので、そこだけが印象に残る。
海外映画のような雰囲気が漂う中、ある写真家が一人の女性の女性器をひたすら撮影している。彼と彼女との関係や、三人の複雑な関係性も描かれる。家族としての変化が、BMWからシエンタへと移り変わる様子には高い解像度が感じられる。しかし、一方で変わらないものもあり、その点が印象的なエンディングとなっている。特に深い感想はないが、螺旋階段の構図が好きで、アトリエのカーテンが可愛らしいと思った。閉経すると色素沈着はしなくなるというが、なるほどと思った。矢崎仁司の映画を久しぶりに観た。
芸術やアートを置いておいて、女性のすべてを欲望と本能に基づいて捉えてみたい。
非常に難解な映画だった。
しかし、映画が放つ雰囲気には惹かれるものがある。
エロティックな要素をこれほどアーティスティックに表現するには、才能と並外れた技術が求められるのではないだろうか。
【アートかエロかの境界】
概要
作品名:スティルライフオブメモリーズ
上映時間:107分
ジャンル:ドラマ
感想
アートの香りを感じる映画で、序盤に登場するモノクロの写真群は非常に魅力的です。
あらすじでは、カメラマンの主人公が女性・怜に自分を被写体として撮影してほしいと依頼され、女性器を撮影する様子が描かれます。
映像のアプローチはエロティックではなく、アート的な視点で制作されており、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
しかし、芸術をテーマにしているなら、撮影された写真にモザイクをかける必要はないのではないかと思います。
今の自分には、映像がすっと心に染み渡る。明と暗の対比が美しく、カメラを触れる音が心地よい。静寂に包まれた瞬間、時が止まったように素晴らしい。