2017年9月15日に公開の映画「オン・ザ・ミルキー・ロード」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「オン・ザ・ミルキー・ロード」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
オン・ザ・ミルキー・ロードが視聴できる動画配信サービス
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オン・ザ・ミルキー・ロードのあらすじ
戦時中のある国を舞台に、主人公のコスタは前線の兵士たちへ毎日牛乳を届ける。ロバに乗って銃弾をくぐり抜けるその姿は、村の人々から深く慕われていた。戦争が終われば穏やかな未来が待っていると誰もが信じていたが、ある日、村の英雄ザガの花嫁になるべく現れた謎の美女モニカ・ベルッチと出会い、二人は激しい恋に落ちる。しかしその美女の過去が村を襲撃へと導き、二人の逃避行が始まる。
オン・ザ・ミルキー・ロードの詳細情報
「オン・ザ・ミルキー・ロード」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | エミール・クストリッツァ |
|---|---|
| 脚本家 | エミール・クストリッツァ |
| 出演者 | エミール・クストリッツァ スロボダ・ミチャロヴィッチ セルゲイ・トリフノヴィッチ プレドラグ・"ミキ"・マノイロヴィッチ モニカ・ベルッチ |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ドラマ |
| 制作国 | アメリカ イギリス セルビア |
| 公開日 | 2017年9月15日 |
| 上映時間 | 125分 |
オン・ザ・ミルキー・ロードの公式PVや予告編動画
「オン・ザ・ミルキー・ロード」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
オン・ザ・ミルキー・ロードを無料で見る方法は?
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オン・ザ・ミルキー・ロードのよくある質問
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Q映画『オン・ザ・ミルキー・ロード』のあらすじは何ですか?
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A
『オン・ザ・ミルキー・ロード』は、戦時中のバルカン半島を舞台にした物語です。主人公のコスタが、ミルクを運ぶ仕事をしながら、運命の女性・ミルカと出会い、激しい恋に落ちる様子が描かれています。現実と幻想が交錯する時間軸の中で展開されるストーリーです。
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Q『オン・ザ・ミルキー・ロード』の監督は誰ですか?
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A
『オン・ザ・ミルキー・ロード』の監督はエミール・クストリッツァです。彼はこの作品で独特のファンタジー要素を持つ映像表現を追求し、多くの観客を魅了しました。
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Q映画『オン・ザ・ミルキー・ロード』の主要キャラクターは誰ですか?
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A
『オン・ザ・ミルキー・ロード』の主要キャラクターは、主人公のコスタと彼の恋人となるミルカです。コスタはミルクを配達する男で、ミルカは彼が一目惚れする女性です。彼らの愛は過酷な状況の中で試されます。
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Q『オン・ザ・ミルキー・ロード』はどのようなテーマを扱っていますか?
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A
『オン・ザ・ミルキー・ロード』は、愛と戦争という対照的なテーマを扱っています。戦争の悲惨さの中で生まれる純粋な愛の力が、どのように人々の命に影響を与えるかを描いています。また、ユーモアと幻想的な要素も含まれています。
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Q映画『オン・ザ・ミルキー・ロード』の音楽は誰が担当しましたか?
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A
『オン・ザ・ミルキー・ロード』の音楽は、監督であるエミール・クストリッツァが自ら作曲したものや、伝統的なバルカン音楽が使用されています。映画全体の雰囲気を盛り上げる要素となっています。



オン・ザ・ミルキー・ロードの感想&レビュー
後半は逃避行のルートになるけれど、一番悲惨なのは羊だよ。地雷原を歩かされて、次々と命を落としていく。
主人公のコスタは戦場を駆けるミルク配達人だ。
彼は村で出会った女性と恋を育む。
戦争が日常のように描かれ、一瞬の平和を得たかと思えば、再び襲撃を受けて残酷な結末へと向かう。
登場する動物たちは非常に魅力的で、彼らは人間と対等な存在のように描かれている。
愛を貫くために逃げる二人を追う敵、そして動物たちと地雷が緊迫感を生む。
全体には不思議な雰囲気が漂い、どこかファンタジーの要素も感じられる。
結末には、愛のために生きたコスタの思いが伝わってくる。
誰もがいつかは誰かと離れ離れになる時が来る、という余韻が残る。
エミール・クストリッツァの作品には、戦争、結婚、逃亡というテーマが繰り返し登場します。前半は楽しめたのですが、後半は監督がやりたいことを優先している印象が強く、私の期待とは少し違いました。コスタが魅力的に見える理由が謎です。彼は無害な印象を与えるからでしょうか、それとも監督の願望が反映されているのかもしれません。また、動物の登場も多く、彼らが結構過酷な状況に置かれるのが印象的でした。
無限の住人に出てきそうな小屋もあり、特に黒衣鯖人の部分が印象に残ります。戦争の最中にミルクを届けるという設定がどうにも腑に落ちず、作品に入り込めませんでした。ロイ・アンダーソンのようなCGも感じました。
結論としては、やはり「黒猫白猫」や「アンダーグラウンド」の方が好みです。
まるで童話のような演出が施された不思議な映画ミレナの方がかわいいと思ってしまったけれど、同じ気持ちの人もいるかもしれないから安心🫣不思議なもので、たまたま兄妹が亡くなったおかげで泥沼の駆け落ちを避けられたね結局、状況は泥沼だけど
3年ぶりに訪れたこの体験。
不正義が覆う現実に心底疲れ果て、「まぁどうせ人間なんて」と達観しそうな2025年の夏、偶然にその作品を観る機会を得て、運命的な何かを感じずにはいられなかった。
生を冒涜しているのかと思わせるほど、「他力の物語=神話/ファンタジー」を通して、平等に扱われる生と死、生と悪。この視点の中で、のどかな戦地最前線という矛盾や、動物たちの生々しい動きと血を目撃していた。
悪を討伐するヒロイック・ストーリーに人々が心を動かされる現代において、ここまで自力を求めずに人間そのものを描くクストリッツァの姿が印象的だ。シンプルでありながら巨大で原始的なラストシーンは、言葉を超えて鮮烈に記憶に残る。
最後まで結末がつかめない映画。火炎放射器を使う場面では、人間がどのように変化するのかが露骨に描かれている。鑑賞後には無性に羊肉を食べたくなり、自分がサイコなのではないかと思ってしまった。
アンダーグラウンドは大きな話題作として多くの期待を集めますが、正直なところ感情移入が難しく、視聴はかなりキツい体験でした。最大の原因は、主人公が夢中になる女性に説得力を感じられない点にあります。
まずミレナという、主人公に想いを寄せる女性がいます。彼女は少しエキセントリックなところもあるものの、可愛らしさとセクシーさを併せ持つ魅力的な存在です。しかし主人公はミレナに対して中途半端な態度を取り続け、花嫁として現れたミレナの兄の嫁の女性へと心を奪われてしまいます。この花嫁を演じているのが世界的女優モニカ・ベルッチ。とはいえ、年齢差のせいか物語の説得力はどうしても弱く感じられます。ミレナの役はおおよそ35歳、ベルッチは52歳。現実の年齢差が大きいだけに、花嫁の魅力が主人公を動かす理由として必要以上に不自然に映ります。
花嫁は自分をいい女として前面に出し、主人公を誘惑しますが、観客にはその動機が伝わりにくい。にもかかわらず主人公はミレナではなく花嫁に夢中になってしまい、強い違和感を覚えます。物語の中盤でミレナが死んだ瞬間、逃避行へと向かう展開には「終わった」という感想が頭をよぎり、視聴のモチベーションがゼロ近くに落ちました。
その後も主人公はミレナを思い出すことなく、花嫁との関係を延々と描く。花嫁が「それは私の不運。私の美しさもあなたの優しさも人の悪意を引き出すだけ」と語る場面には強い違和感が残ります。終盤で花嫁が派手に死を遂げる展開には一度は安堵感を覚えるものの、その死を悼む描写が長く続き、結局は盛り上がりに欠ける印象でした。
さらに後日知った事実として、主演を務めたのが監督のエミール・クストリッツァ自身で、当時62歳だったこと。年齢差と役柄の不自然さが相まって、作品への印象は大きく揺らぎます。自分の欲望を映像化したのではないか、という感想さえ頭を離れません。
動物が多数登場する点も特徴ですが、羊が地雷を踏んで次々と爆死する場面は動物好きにはかなりつらい見どころ。羊たちは、カップルの存在がなければ死なずに済んだのではないかと感じる箇所もあり、視聴者の感情をうまく揺さぶれません。
演出は相変わらず突き抜けていますが、脇役の個性は際立つ一方で、全体としては中途半端で安っぽいコントのような印象が抜けません。もし主人公を別の俳優が演じ、ミレナと花嫁のキャスティングが逆だったら、もう少し観られたかもしれないという気もします。結局、観るのが辛い作品として強く印象に残りました。
なお、監督自身が主演を務めた事実を知ると、さらに感想が揺れます。年齢差と自己演出の強さが作品へ与える影響を考えると、評価は人によって大きく分かれるでしょう。
エミール・クストリツァ監督の4作目となるこの映画を観賞。動物描写・映像・音楽が完成度高く、総合評価は3.0点。物語の構成には物足りなさを感じた。牛乳屋の妹は登場時から可愛いが、モニカ・ベルッチの美しさはコスタとのやりとりの中で徐々に際立つタイプで、コスタの一目惚れに共感できなかった。活発な若い娘と美しい熟女の対比を選ぶ点は『アリゾナドリーム』を連想させ、後者を選ぶ展開が印象的だった。蛇にまつわるエピソードは理解が及ばなかった。
戦場でミルクを運ぶというのは一体どういうことなのか。動物を使ったショッキングな映像が多く、見ていてつらい。
エミールクストリッツァ監督は、フェリーニ風の独特な世界観とホドロフスキー風の個性を併せ持ち、映画としての完成度の高さが魅力です。動物・歯車時計・恋愛・戦争といったモチーフが混ざり合い、ファンタジーとリアリズム、そして残酷さが同居する世界を描き出します。ドリフター風の家崩壊ギャグも散りばめられています。実際の動物を使用している点も特徴的で、登場人物があっさりと悲惨な死を迎える場面も描かれます。ミレナ役のスロボダ・ミチャロヴィッチが圧倒的な存在感を放ち、モニカベルッチを凌ぐ印象を残します。監督自身が最も強い演技を見せているとも感じられます。