1993年4月17日に公開の映画「まあだだよ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「まあだだよ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
まあだだよが視聴できる動画配信サービス
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まあだだよのあらすじ
昭和18年、先生は文筆活動に専念するため大学を辞した。しかし、先生の人柄を慕う門下生たちは、しばしば先生のもとを訪れていた。昭和21年には、先生の健康長寿を祝う第1回・摩阿陀会が開かれた。年月は流れ、17回目の摩阿陀会が開かれようとしていた。
まあだだよの詳細情報
「まあだだよ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | 黒澤明 |
|---|---|
| 脚本家 | 黒澤明 |
| 出演者 | 久世浩 井川比佐志 冷泉公裕 加藤茂雄 吉岡秀隆 寺尾聰 小林亜星 山下哲夫 岡本信人 平田満 所ジョージ 日下武史 本間文子 杉崎昭彦 松井範雄 松村達雄 板東英二 桜金造 油井昌由樹 渡辺哲 竹之内啓喜 草薙幸二郎 西亨大 谷村昌彦 都家歌六 鈴木美恵子 頭師佳孝 頭師孝雄 香川京子 |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ドラマ |
| 制作国 | 日本 |
| 公開日 | 1993年4月17日 |
| 上映時間 | 134分 |
まあだだよを無料で見る方法は?
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まあだだよのよくある質問
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Q映画『まあだだよ』のあらすじはどのようなものですか?
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A
映画『まあだだよ』は、昭和の終わりを迎える東京を舞台に、国語教師阿川弘之と生徒たちの日常を描いた物語です。ユーモアと哀愁に満ちた老教師の日々が、緻密に綴られています。
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Q『まあだだよ』で登場する主な人物とその魅力は何ですか?
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A
『まあだだよ』の主人公は、ユーモラスでおおらかな性格を持つ国語教師の阿川弘之です。彼の人間味あふれるキャラクターと、生徒たちとの心温まる交流が魅力です。
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Q映画『まあだだよ』のテーマは何ですか?
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A
『まあだだよ』のテーマは、時代の移り変わりと人の絆です。老教師と生徒たちの交流を通じて、変わりゆく時代の中で失われない人間関係の大切さを描いています。
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Q映画『まあだだよ』の制作スタッフについて教えてください。
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A
『まあだだよ』は、映画監督・黒澤明によって制作され、彼の人生最後の作品として知られています。黒澤監督の細部にまでこだわった演出が作品の魅力を引き立てています。
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Q『まあだだよ』の舞台となる場所に関する情報はありますか?
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A
『まあだだよ』の舞台は、昭和時代の終わりごろの東京です。具体的な場所を通じて、当時の都市の雰囲気や変遷を背景に描かれています。



まあだだよの感想&レビュー
祝宴をめぐる摩阿陀會の混迷は、昭和ノリの極致として見る者には耐え難い。近隣の地主が日照権を配慮する場面だけが、唯一の美徳として浮かび上がる。そして、その粗末な仮小屋が見せる淡い虹色は、まるで『どですかでん』の世界を思わせる。
恩師を慕う生徒たちを終始見つめるだけなのだが、変わるものと変わらないものが混在しており、つい見入ってしまう。
うん、時代背景の違いだね。
内容は素晴らしいけれど、少しやり過ぎな印象がある。
没頭できなかったな。
2025年の67本目。
百閒先生は幸せな人生を送ったと感じ、羨ましさを覚える。特にオイチニのシーンや、永遠と駅名を唱和している教え子の場面が好きだ。
『作家とおやつ』というアンソロジーの内田百閒の筆致に触れ、そういえば黒澤明の『まあだだよ』を観ていなかったことを思い出して図書館で借りて観賞した。幼い頃から『七人の侍』『天国と地獄』といった作品を観て育った私は、『影武者』が国内で大騒ぎになった時期を記憶している。その後、監督が再び国内でメガホンをとるニュースも大きく取り上げられ、テレビの特集でも『地獄の黙示録』や『スターウォーズ エピソードII/クローンの攻撃』と並ぶ話題になった。しかし勝新太郎の降板騒動などで映画館での公開が遅れ、テレビ放送を観ても宣伝と実際の動きに乖離があり、つまらなく感じたのがトラウマになったのか、『乱』『夢』『8月の狂詩曲』といった作品も劇場で観る機会を逃してしまった。黒澤が生きていた時代に公開作をすべて観ていなかったのは、今となっては残念というか不思議な気もする。
とはいえ、あの頃は洋画が全盛で、デートで黒澤作品を追いかける余裕はなかなかなく、『まあだだよ』を観るのは結局33年ぶりになってしまった。三船敏郎や仲代達也が出演していない点には違和感があり、松村達郎と所ジョージという配役にも意外さを覚える。ただ、監督は生前葬のような意味を込めてこの作品を撮ったのだろうか。劇中には大笑いのシーンも多く、娯楽が乏しく戦争を経験した男たちは皆、明るく笑って生きていくしかなかったのかもしれない。品格と美しさを兼ね備え、儚く時代を映し出す古き良き作品として心に残る。
巨匠黒澤明監督の遺作が日常系の作品として公開されたことには、何かの運命を感じる。戦争を背景にしているにも関わらず、ダイナミックな描写はなく、社会にメッセージを発信することもない。群像劇ではあるが、悪役や陰謀は存在せず、人々の優しさや尊敬の念だけが淡々と描かれている。その優しさや尊敬の理由も、ほとんど触れられない。
最近の作品にありがちな説明過多にはうんざりしているが、それでも本作を面白いとは思えない。自分の修行が足りないのかもしれない。
#35mm
大学を辞め、文筆活動に専念する百間先生の家を舞台に、自由な生活を楽しむ先生とその門下生たちの交流を描いている。
空襲による家の焼失や摩阿陀会の設立、不動産トラブル、愛猫の失踪など、地味な出来事が続くが、『サザエさん』のように考えれば、意外と楽しめる。
所ジョージの軽やかな存在感とリラックスした演技が、作品の雰囲気と見事にマッチしている。第1回摩阿陀会で演じられる「オイチニの薬屋さん」や葬式の真似事も、所ジョージの力によって嫌味がなく、心地よい。
死を悲劇として描かず、百間先生が自然体で死に向かって進んでいく姿も素敵だ。作中に引用される『方丈記』の通り、「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶ泡沫は、かつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし」。
この感覚を理解するには、まだ自分は未熟だと気づいた。黒澤映画を制覇する日を目指して️
不思議な感覚がするけれど、猫はとても可愛かった。
坂東英二はとても独特な雰囲気を持っていた。
内田百閒の随筆を基に、彼の日常や弟子との交流を描いた黒澤の遺作。内田百閒といえば清順の「ツィゴイネルワイゼン」を想起させるが、本作は百閒の作品には直接触れていない。非常に夢幻的な作風と言えるだろう。新宿コマ東宝にて上映中。