2017年8月26日に公開の映画「パターソン」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「パターソン」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
パターソンが視聴できる動画配信サービス
現在「パターソン」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「パターソン」が配信中です。
最終更新日
パターソンのあらすじ
ニュージャージー州パターソン在住のバス運転手、パターソン。朝は眠る妻ローラにそっとキスをして一日を始める。職場では乗務をこなしながら、胸に浮かぶ詩を秘密のノートに書き留める。帰宅後はローラと夕食を共にし、愛犬マーヴィンと夜の散歩へ。帰り道に立ち寄るバーでの一杯だけを楽しみ、ローラの隣で眠りにつく。そんな何気なくも温かな日々を、ユニークな人々との交流と予期せぬ出会いで彩る、笑いと優しさに満ちた7日間の物語。
パターソンの詳細情報
「パターソン」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ジム・ジャームッシュ |
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脚本家 | ジム・ジャームッシュ |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ 恋愛 |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2017年8月26日 |
上映時間 | 118分 |
パターソンの楽曲
「パターソン」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックPaterson (Original Score)SQÜRL
- 挿入歌I'm Still a Man (Lord Have Mercy)Various Artists
感想・レビュー
パターソンのように、毎日を詩で綴っていけば、何気ない日々もきらめくほど愛おしくなる。
鉛筆とノートと想像力を手にして。
幸せは、今この瞬間にある。
パターソンの「自分を出さない」様子には、最初は「大丈夫かな? 本音はいつ見せるの?」という戸惑いがあった(笑)。バス運転手のルーチンや、ローラの独特な夢、マーヴィンがノートを破り捨てても、彼は淡々と受け入れる。しかし、詩を書くときだけはパターソンが自分を解放していることに気づいた。詩は彼の安らぎの場であり、マッチ箱や滝の音といった日常の小さな瞬間を詩に変えるその姿勢は、まるで隠れた美しさを丁寧に拾い上げているかのようだ。特に日本人詩人とのシーンが印象的で、詩集を手にした詩人と話すパターソンは、静かに生き生きとしている。詩を通して心が繋がる瞬間は本当に美しい。新しいノートをもらったとき、喪失感が希望へと変わる。あのノートにはきっとまた詩が綴られるだろう。いつかローラや他の誰かに見せる日がやってくるのかも、そんなことを想像した。静かな日常に愛おしさを感じられる、特別な映画だ。
この映画で描かれる日常の繰り返しが、ソウルフルワールドから学んだすべてを感じさせる。
職場と家の往復だけの日でも、実はそこにたくさんの物語が隠れていることがある^^
突飛な展開がなくても最後まで引きつけられる。ジム・ジャームッシュらしさが色濃く出た白黒映像が特に印象的で、やはり白黒の美しさが好きだと感じる。双子の存在が物語に深みを与えるのも魅力的。パターソンは変化を焦らず静かな日常を貫く一方、ローラは活動的に生きる姿を見せ、どちらのあり方も心に残る。お互いを責めすぎず、時には意見を言い合いつつも「結局はアンタのやりたいようにやればいい」という距離感で長年の関係を築いてきた感じが非常に良い。とはいえ創作のパイには味が薄い気がして、少し居心地が悪い部分もあったのは正直な感想。タレを作ってくれる場面のような小さなやり取りも味わい深い。「I like to think about other girls sometimes, but the truth is if you ever left me I’d tear my heart out and never put it back. There’ll never be anyone like you. How embarrassing.」マーヴィンがあまりにも可愛くて、飼いたくなるほど。永瀬正敏が登場する場面も良かった。あーはん。「Sometime empty page present most possibilities.」白紙のページには無限の可能性が広がる、そんな余白の魅力を感じた。
なんとか目を覚ましていた!
超絶美男美女のカップルの日常は、穏やかな風景が広がっている。
毎日同じ場所にいても、見るものも、聴くものも、感じ方も、考え方も日ごとに変わる。1日を客観的に捉えると、こんなにも美しいのか。
息が詰まるような感覚が漂った。
特に日曜日と最後の月曜日には、パターソンの表情や行動が、奥さんと一緒にいる時と外での様子でまるで異なるように感じられた。
白紙のページに広がる様々な可能性を秘めた素敵なルーティンの中で起こる出来事を考えると、静かに生きるという選択も良いのかもしれないと思いを巡らせます。居心地の良い場所が多く存在する彼女を羨ましく感じますが、どこか噛み合っていない印象も受けます。それでも、彼女が本当に好きそうな様子や、可愛い犬の存在には心惹かれます。
素晴らしかった。普段の生活や親しい人との会話、ふとした出会いが、実は非常に美しいものだと気づかせてくれる作品です。
生きること自体が詩のようで、「もっと丁寧に日々を味わって生きなきゃ」と思わせてくれました。
さらに、映像の柔らかさとどこか不穏ながら心地よい音楽の絶妙なバランスも印象的でした。ジャームッシュは最高です!
終盤に登場する永瀬正敏は、どのように登場するのか気になっていましたが、見事にはまっていました。「あーはん」の響きがクセになります。
これまで観たジャームッシュの作品に比べて内容が充実していると感じたが、いまひとつ魅力を掴めなかった。個人的には、ジャームッシュの作品は夜中にBGMとして流すのがちょうど良いという結論になるかもしれない。