2016年11月12日に公開の映画「弁護人」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「弁護人」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
弁護人が視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
弁護人のあらすじ
1980年代初頭の釜山。学歴はないが、多彩な案件を手掛ける人気の税務弁護士ソン・ウソク(ソン・ガンホ)。大手企業からのスカウトがあり、全国区の弁護士としてのデビューが近づいていた。そんな折、彼は駆け出しの頃に世話になったクッパ店の息子ジヌ(イム・シワン)が事件に巻き込まれ、裁判を控えているという知らせを受ける。クッパ店の店主スネ(キム・ヨンエ)の切実な訴えを無視できず、拘置所で面会するが、そこで目にしたジヌの衝撃的な姿に驚愕する。多くの弁護士が敬遠する事件の弁護を引き受けることを決意するが….
弁護人の詳細情報
「弁護人」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
弁護人の楽曲
「弁護人」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラック변호인, Original Motion Picture SoundtrackVarious Artists
弁護人を無料で見る方法は?
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感想・レビュー
タクシー運転手を題材にしたこの映画は、時代背景を一層深く掘り下げている。40年前の話だとは信じられないほどで、むしろごく最近の出来事のようにも感じられる。
この映画はタクシー運転手を描くもので、時代背景がさらに深くなっている。40年前のことだとは信じられないほどで、まるでごく最近の出来事のようだ。
タクシー運転手を題材にしたこの作品は、時代設定を深く掘り下げており、40年前という時代が信じられないほど近いことを感じさせる。
この映画はタクシー運転手を軸に、時代背景を一段と深く描く。40年前のはずなのに、つい最近の話のように感じられる。
ソン・ガンホの、少し前のほっそりとした頃の作品を、時間の余裕ができたときにじっくり味わおうと思い、今日ついに観賞できた。
ソン・ガンホの作品はいつも、軽快な導入から始まり、中盤から結末にかけて重く緊迫感のある迫真の演技を見せる点が魅力的です。鑑賞後は毎回深く考えさせられます。今回の弁護士役も熱さと人間味を強く感じられ、非常に刺さりました。
まだ見ぬ彼の作品はまだまだ多く、週末が待ち遠しく感じます。
91
過去鑑賞作。ヤン・ウソクの2013年脚本・監督作。ソン・ガンホ、キム・ヨンエ、オ・ダルスが主演を務める。韓国で観客動員が1100万人を超えた大ヒット作として社会派ヒューマンドラマの金字塔に位置づけられている。本作は、青年弁護士時代のノ・ムヒョン元大統領が実際に担当した重大冤罪事件「プリム事件」をモチーフに、ある事件をきっかけに人権派弁護士へと転身する男の奮闘を描く。1980年代初頭、軍事政権下の韓国を舞台に、税務弁護士として忙しく働くソン・ウソクは、かつて世話になったクッパ店の息子ジヌが国家保安法違反の容疑で逮捕されたことを知る。拘置所へ面会に行ったウソクはジヌの無念の姿に衝撃を受け、彼の弁護を引き受ける決意を固めるが
金銭だけを目的にしていた弁護士が、国に立ち向かう弁護士へと成長していく過程はとても良かった。韓国の拷問は恐ろしい。実際はもっと過酷だったのかもしれない。拷問を行っていた人物の、むかつくほど不快な表情が最も印象的だった。軍医の証言でハッピーエンドを迎えるべきだったのに、思いがけず弁護士のデモ話へと展開してしまい、不要に感じられた。家族や職場への嫌がらせをもう少し丁寧に描いてくれていれば、さらに感情移入できただろうが、2時間の尺では足りなかった。吹き替えは上手く、弁論の説得力は圧巻だった。
民主主義は市民一人ひとりの不断の勇気と努力によって勝ち取られるこの主権在民の基本理念を、韓国の民主化運動を題材に描いた名作として、改めて深く実感した。今回で三度目の鑑賞。自分たちで民主主義を勝ち取った経験がない国の住民にとって、登場する弁護士や新聞記者、学生たちの生き様は眩しく映る。
舞台は1980年代初頭の釜山。赤狩りに奔走する全斗煥軍事政権のもと、複数の学生が凄惨な拷問を受け、思想犯罪者としてでっちあげられる。事件の被告を弁護したのは、金儲けに目がないソン・ウソクだが、当局の非人道的行為を目の当たりにして「魂の弁護活動」を展開。独裁を敵に回したソンと学生たちの闘い、果たして勝算はあるのか。
とにかく拷問シーンの迫力が凄い。リアルすぎて正視できない。拷問で精神を崩されていくイム・シワンの演技は、鬼気迫る。平然と拷問を演じ切るクァク・ドウォンの怪演も見事。怒りで胸の内が煮えくり返る。
新聞記者の葛藤を演じたイ・ソンミンも最高だ。飲み屋では仲間に対して「軍事政権の横暴を許すのか!」と声を荒げるが、本業では恐怖の軍事政権と向き合えないリベラル派記者の苛立ちと自己嫌悪を、実によく表現していた。自分の内面を見透かされたようで、体が不安定になるほどだった
この作品では、英外交官E・H・カーの名著『歴史とは何か』が韓国当局にとって危険書として挙げられていた事実にも触れる。共産主義への恐怖心を拗らせると、認識が歪むのだと痛感する。極端な共産主義思想と同様に、過剰な反共主義思想もおぞましく、極めて危険だと感じた。
ソン・ウソク(ソン・ガンホ)が熱血的人権派へと転じる背景には、義理と人情が絡む物語展開があり、韓国映画らしい趣を強く感じる。全体としては十分に見応えのある作品だ。
実話に基づいているわけではなく、モデルとなったのは釜林事件の新人弁護士、盧武鉉がウソクのモデルとも言われています。ラスト近くで軍医によるどんでん返しがあるのかと思いきや、まさかのお約束のクズたちに阻まれ、そのままウソクの物語が終わってしまいました。え~っ、シワン君たちはどうなったの?と気になり、ウィキで調べたところ、22人中19人が有期懲役となり、2012年に5人の元被告が再審請求を行い、この映画公開の翌年、2014年に無罪を勝ち取り、名誉回復と補償を受けたとのことです。
映画は事件そのものよりも、若手弁護士が人権弁護士へと成長していく過程に焦点を当てたストーリーでした。もう少し事件を中心にした深い展開があれば良かったかなと思います。
実在した1981年の釜林事件を題材にした作品です。ソン・ガンホが演じるソン・ウソク弁護士のモデルは故盧武鉉元大統領と伝えられています。
韓国の近代史は映画から知ることが多いですが、本作は非常にわかりやすく、実力派俳優陣の熱演も光る名作だと感じました。
『ソウルの春』が全斗煥による軍政時代を描く作品であることとつながり、『1987 ある戦いの真実』や光州事件を扱う作品群ともリンクします。全斗煥盧泰愚金泳三金大中盧武鉉という激動の時代の流れを改めて実感します。
この作品が発表された2013年には盧武鉉元大統領はすでにこの世を去っており、作品のラストが示す未来像も含めて、深く感慨深い思いが残りました。
—ネタバレ(シカゴ7裁判ネタバレ含む)—
ラストの法廷内での氏名読み上げシーンは、私の好きな『シカゴ7裁判』を彷彿とさせましたが、本作が先に作られていると知って感動しました。
あらすじ: 1981年、光州事件が起きた後、共産主義者への取り締まりが厳しくなる中で、読書会に参加していた学生がアカとして取り締まられ、拷問の末に虚偽の証言を強要され、起訴されることになります。偶然、彼の通う料理店の息子が被告の一人であったため、不動産・税務弁護士がその弁護を引き受けます。無罪判決が迫るものの、最終的には有罪判決が下されてしまいます。その後、ウソクは社会派弁護士へと転身し、1987年の6月抗争ではリーダーシップを発揮し、逮捕・起訴されることになりますが、彼を弁護したいと望む多くの弁護士が集まります。さらに、後に大統領となった盧武鉉が彼のモデルであったことには驚きです。ソン・ガンホは、タクシー運転手の役でも見られるように、最初は自分とは無関係な出来事に呆れた表情を見せつつ、次第に当事者として情熱的に関与していく演技が非常に印象的です。しかし、この時代の韓国の警察や検察の腐敗ぶりはひどく、映画の中でも同様に描かれています。拷問や証拠の捏造、癒着が横行しており、軍との共謀による弾圧が行われていた中で、立ち上がった韓国人たちの姿は本当に素晴らしいものでした。
おお、盧武鉉元大統領の物語だとは驚き!彼の苦難を乗り越えた軌跡には心を打たれます。韓国の人々のガッツには本当に脱帽です。ソン・ガンホの演技も素晴らしく、感動しました。韓国映画には学べることがたくさんあります!
イムシワンの好青年役を、圧倒的な熱演で描き切った素晴らしさに大きな印象を受けた。個人的にはこれが一番好きな役かもしれない。後半、特に裁判シーンをもう少し濃密に掘り下げて欲しかったという気持ちはあるものの、利益優先だった弁護人の考え方が揺れ動く様子に深く没入できた。イソンミンの役の存在感がもう少し欲しかったのが惜しい点。証言の買収が絡む場面には怒りがこみ上げ、結末には必ずしも納得できなかった。そしてこれからも物語は続くのだと知って、さらに興味が湧く。テーマを追いかける中で強く感じるのは、本当に何のためにこの仕事をしているのか、という問いが浮かぶ瞬間が多いということ。客観的に見れば誰もが同じ思いになるはずだが、そんな時代にも弁護人のような存在が時代を超えて救いとなる。みなさんのレビューを読んで、ノムヒョン元大統領がモデルだったと今さら知った。映画の解説はどこかに出ていたのだろうかと、くすっと笑ってしまう。