1968年5月1日に公開の映画「暗くなるまで待って」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「暗くなるまで待って」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
暗くなるまで待ってが視聴できる動画配信サービス
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暗くなるまで待ってのあらすじ
スージーの夫サムは、ある女性から預かった人形にヘロインが仕込まれていたことを知る。それを取り戻そうと、サムが留守の間に犯罪組織の三人の男が彼女の家を訪れる。盲目だと気づいた彼らは、さまざまな人物になりすまして人形を探そうとする。
暗くなるまで待っての詳細情報
「暗くなるまで待って」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | テレンス・ヤング |
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脚本家 | ジェーン=ハワード・カリントン ロバート・ハワード・カリントン |
出演者 | アラン・アーキン エフレム・ジンバリスト・Jr オードリー・ヘプバーン サマンサ・ジョーンズ ジャック・ウェストン リチャード・クレンナ |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | サスペンス |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 1968年5月1日 |
上映時間 | 109分 |
暗くなるまで待ってを無料で見る方法は?
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感想・レビュー
オードリー・ヘプバーンが盲目の婦人を演じる名高いサスペンス。完成度が高く、最初は複雑で前提を掴むのに苦労したが、何度も見返して理解を深められる。現代の振り込め詐欺を連想させるような、偽りの役割を使う悪党が絡む巧妙な仕掛けがリアルだ。偶然出会った写真家に預けられたヘロイン入りの人形を取り戻そうとする一味。写真家が留守の間に、盲目の妻が家の中に一人しかいないことに気づく。人形の周りには偽の物語があり、スージー(ヘプバーン)は音に敏感で推理力も鋭く、何か違和感を感じ取る。なぜか家の中には人形が見当たらない。彼女は一人でどう立ち向かうのか。恐怖が煽られ、サスペンスとしての緊張感が最後まで続く。とても面白い。
途中から、観たことがあるような気がした。ザッツ・サスペンス!
– ほとんど室内のやりとりで進むが、練られた脚本と卓越した演技のおかげで終始飽きさせない。サスペンス映画として完成度が高い。ラストの展開には驚かされた。
– 室内中心のシーンが連続するにも関わらず、緻密な脚本と素晴らしい演技で緊張感が途切れない。サスペンスとしての完成度は抜群。最後の展開には度肝を抜かれた。
– シーンの大半を室内のやりとりで占めるが、緻密な脚本と見事な演技で全く飽きさせない。サスペンス映画としての完成度は非常に高い。ラストのあの瞬間には驚かされた。
– 室内シーン中心にもかかわらず、練り込まれた脚本と卓越した演技が光り、最後まで観客を引きつける。サスペンス作品としての完成度は高い。ラストの結末には衝撃を受けた。
とても楽しめた。オードリー・ヘップバーンの盲目役の迫真の演技と、脚本の完成度の高さに感動した。原題 Wait Until Dark は素敵なタイトルだが、邦題『暗くなるまで待って』は直訳そのまま。ただ、その響きにはどこか色っぽい印象を受ける。
終盤の10分が非常に魅力的だ。暗闇の中、杖が床を叩く音が響き渡る。武器が銃ではなく刃物であることが重要で、盲目の女性が一人で立ち向かう構図が印象的だ。
「彼女が外の世界をどう感じているか、闇に包まれた時にそれがどう変わるのかを、彼女の内面から主観的に描くのは不可能である。映画は、青空から外から客観的に彼女を捉え、周囲の状況と共に彼女の姿を描写することで、彼女が闇の中で感じる恐怖や焦りを見事に観客に伝える。しかし、これは盲目の主人公の場面に限らず、映画は外面を描くことによって内面に迫る、見世物としての性質を持っているのだ。」(『アニメーション、折にふれて』高畑勲)
2025年9月21日、レンタルDVDで視聴。子どもの頃、日曜洋画劇場で初めて観た作品です。今回のDVDには日本語吹替が収録されておらず、大手スタジオがとりあえず発売しただけの印象が拭えず、少し不満に感じました。
本作は、どうしてもオスカー獲得を狙うオードリー・ヘプバーンが主演したサスペンス作品として作られたのだろうと思わせる企画もの感がありました。しかし現実にはヘプバーンではなくキャサリン・ヘプバーンが受賞し、この時期のハリウッドに対する不満がヘプバーンを慈善活動家へと転じさせたと評されます。プロデューサーには元夫のメル・ファーラーが名を連ねています。
初観賞時は面白さを感じましたが、数年後にレンタルDVDで再視聴すると、舞台劇を映画化した本作はほとんどがアパートの室内で展開されており、動きが乏しく途中で飽きて最後まで見切れませんでした。後年、舞台劇を映画化した作品ゆえの構成上の制約だと理解しました。洋画劇場で放送された際には、放送時間の都合で会話が削られ、サスペンス描写を中心に編集されていたのではないかと考えています。小学生にも理解しやすい演出だったとも振り返れます。
今回は久しぶりの鑑賞で、展開は覚えていても会話のニュアンスは忘れていなかったため、最後までしっかり作品に没頭できました。冒頭の3人の悪党によるやり取りはやや回りくどく、分かりにくい印象です。過度に見せ場を作る演出というか、気取った感じが好みではありませんでした。三人の侵入者とスージーのアパート内での入れ替わりが続く展開は緊張感を高めますが、むしろ心理戦が中心で、会話が多いと感じました。
最も緊迫感が高いのはラスト近く。子どもの頃に観たときはラストの攻防が長く感じられましたが、改めて観ると意外と短いと感じました。同じような盲目の主人公を描く作品なら、『見えない恐怖』のほうがより恐ろしく、引き込まれると感じます。
ドキドキしたけど、ヘップバーンなら大丈夫だと思ったww
オードリー・ヘップバーンが主演するこのサスペンスは、名作中の名作と言える作品です。ほとんどのシーンが主人公の自宅で展開され、ブロードウェイで大ヒットを記録したフレデリック・ノットの舞台劇を基に映画化されたシチュエーション・サスペンスです。健常者の私たちにも、視覚障害を持つ主人公が直面する恐怖がしっかりと伝わってくる良作です。オードリーは私のお気に入りの女優の一人で、彼女に会うことができなかったのは心残りですが、これまで若い頃の作品しか観ていなかったため、今回、年齢を重ねた彼女の素晴らしい演技に触れることができて、とても印象的でした。
暗闇の中のホーム・アローン風コメディかと思いきや、実は本格的なスリラー&サスペンス。60年近く前の作品とは思えないほどファッションが可愛い。シンプルな素材でこんなにも面白い映画を作れるとは、すごい。
テレビドラマ風のこじんまりとした作りで見やすく、ハラハラさせられて面白い。主役の女優の高音の叫び声が長く続く箇所もあるが、それを我慢すれば全編を通じて60年代〜70年代のアメリカを想わせる雰囲気が魅力的なサスペンスです。