2015年10月1日に公開の映画「岸辺の旅」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「岸辺の旅」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
岸辺の旅が視聴できる動画配信サービス
現在「岸辺の旅」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「岸辺の旅」が配信中です。
岸辺の旅のあらすじ
3年間姿を消していた夫が突然帰ってくる。離ればなれになっていた夫婦は、失われた時間を取り戻すようにふたりで旅に出る――それは、愛する人との永遠の別れへと向かう“愛の巡礼”だった。
岸辺の旅の詳細情報
「岸辺の旅」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
岸辺の旅の公式PVや予告編動画
「岸辺の旅」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
岸辺の旅を見るのにおすすめの動画配信サービス
U-NEXT
![]()
- アニメ、映画、マンガ、書籍、雑誌がまとめて楽しめる
- 作品数が豊富で毎月無料で配布されるポイントで新作も見られる
- 無料体験で気軽に試せる
U-NEXTは、国内最大級の作品数を誇る動画配信サービスです。映画・ドラマ・アニメを中心に、配信数は32万本以上。さらに、動画だけでなくマンガや雑誌もまとめて楽しめる点が大きな特徴となっています。
見放題作品に加え、最新映画などのレンタル作品も充実しており、有料タイトルは毎月付与されるポイントを使って視聴できます。このポイントは、マンガの購入や映画チケットへの交換にも利用できるため、使い道の幅が広いのも魅力です。
また、U-NEXTでは31日間の無料トライアルを実施しています。期間中は32万本以上の動画が見放題となり、200誌以上の雑誌も読み放題。さらに、600円分のポイントが付与されるため、新作映画のレンタルや電子書籍の購入にも活用可能です。充実したコンテンツをお得に体験できるこの機会に、ぜひU-NEXTをチェックしてみてください。
Prime Video
![]()
- 幅広いジャンルの作品が揃った充実の配信ラインナップ
- コスパの良い料金プラン
- Amazonのプライム会員特典が利用できる
Amazonプライムビデオは、Amazonが提供する動画配信サービスで、映画・ドラマ・アニメ・スポーツなど幅広いジャンルを楽しめます。「ザ・ボーイズ」や「ドキュメンタル」など、オリジナル作品も高い人気を誇ります。
プライム会員特典として利用でき、通販での送料無料やお急ぎ便、日時指定便など、Amazonの便利なサービスもあわせて使えるのが大きな魅力です。
料金は月額600円(税込)、年間プランなら5,900円(税込)でさらにお得。2025年4月以降は広告表示がありますが、月額390円(税込)の広告フリーオプションで広告なし視聴も可能です。30日間の無料トライアルも用意されています。
岸辺の旅を無料で見る方法は?
「岸辺の旅」を視聴するなら、「U-NEXT」「Prime Video」「Lemino」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
岸辺の旅のよくある質問
-
Q映画『岸辺の旅』のあらすじはどのようなものですか?
-
A
『岸辺の旅』は、3年前に失踪した夫・裕介が突然帰宅し、妻・瑞希と共に旅に出る物語です。二人は旅をしながら、過去の思い出を振り返り、それぞれが抱える秘密や思いを明らかにしていきます。サスペンスと心温まるドラマが融合した作品です。
-
Q映画『岸辺の旅』の主要キャストは誰ですか?
-
A
『岸辺の旅』では、妻の瑞希を演じるのは深津絵里、夫の裕介役は浅野忠信が担当しています。二人の自然な演技が、物語の感動をさらに引き立てます。
-
Q『岸辺の旅』の監督について教えてください。
-
A
『岸辺の旅』の監督は、黒沢清です。彼は、日本の映画界でその独特な演出とミステリアスなストーリーテリングで知られており、本作でもその手腕が発揮されています。
-
Q『岸辺の旅』のテーマやメッセージは何ですか?
-
A
『岸辺の旅』は、生と死の境界、その先にあるものをテーマにしています。失った者との再会を描き、人生や愛の意味を問いかける作品で、観客に深い感動を与えます。
-
Q映画『岸辺の旅』はどのような評価を受けていますか?
-
A
『岸辺の旅』は、その独創的なストーリーと情感豊かな演技で高く評価されています。特に深津絵里と浅野忠信の演技、黒沢清の繊細な演出が多くの批評家から賞賛を受けました。



岸辺の旅の感想・評価
大切な人を思いながら観てしまい、心に残る影響があった。
黒沢清は幽霊の描写が非常に巧みで、まるで生きているかのように表現される。実際、作中の瑞希も夫の寝息を聞き、生きている実感を抱いていたはずで、夫を死者として認識することはなかった。
アフレコのシーンが多く感じたが、あの世とこの世の境を漂うような感覚に浸ってしまう。意図的というより、録音の影響かもしれないが、特に滝のシーンではその印象が強かった。
私はピアノへの憧れから、年の離れた妹にコンプレックスを抱いており、彼女に強く当たってしまったことがある。妹への思いが強いだけに、他人事とは思えず、胸が締め付けられる思いだった。
新聞屋の島影が眠るシーンでは、壁一面に貼られた花の切り抜きが、告別式の花を連想させる。色あせ、パラパラと壁から落ちる中で、唯一紅い紙切れは、まるで島影がつい最近切り抜いたかのように思えた。
「みっちゃん、好きだよ」と答える夫に、瑞希が戻ってきた理由を問う。作中、何度も「好きだよ」と口にし、許しを求めるようだ。隠し事が多い夫に対し、「言ってないことたくさんある」と嬉しげに語る瑞希は、とても愛らしい。
終盤のベッドシーンは、これまで観た中で最も美しい濡れ場だと感じた。
2015年10月14日
こちら側とあちら側、その境界は明確に分かれているようで、実は非常に曖昧である。3年ぶりに帰宅した夫・優介の、この土地への馴染みっぷりは驚くほどだ。一方で、オープニングの場面や変わらぬ服装から、妻・瑞希の方があちら側にいるようにも感じられる。しかし、どちらであるかはそれほど重要ではなく、最も大切なのは互いに一緒にいたいという気持ちである。ただ、夫婦としての生活の様子は描かれず、うまくいっていなかったことだけが伝わってくる。感情移入が難しい点は短所だが、今を徹底的に描く姿勢は評価できると思う。その中で僅か数分の出演ながら、圧倒的な存在感を放つ朋子が演じる蒼井優。その微笑みはトラウマになるほどで、生者の方が死者よりも恐ろしいと感じさせられた。個人的には、花のコラージュが印象深い新聞配達員のエピソードが特にお気に入り。また、各所に見られるホラー的演出にもドキドキさせられた。
帰ってきた夫を必要以上に追い求めることなく、瑞希はさまざまな街を巡り、地に足のついた生活に幸せを見いだす。しかしその生活が有限だと知るとき、彼女の寂しげな表情は純粋な愛の美しさと切なさを際立たせた。深津絵里の演技は役にはまり、あまりにも美しく印象的だった。もっと歳を重ねてから、もう一度観たい。
「何でもいい ここにいて」
黒沢清監督によるラブストーリー兼ホラー作品
第68回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で監督賞を受賞。
ピアノ講師の瑞稀(深津絵里)の元に、失踪していた夫・優介(浅野忠信)が3年後に突然帰ります。
「俺、死んだんだ」と告げる幽霊になった夫。
生前お世話になった人々を訪ねる旅に、妻も同行します。
死んだ夫との旅、それは伝えられなかった「さようなら」の旅路。
幽霊なのに食事をし、交通手段を使い、仕事もして風呂にも入る。
周囲の人にも見えて、生身の人間とあまり変わらないけれど、ロマンチックな瞬間は禁忌。
黒沢監督の描くロマンスは一風変わっていて、あらすじを聞くと感動的に思えるものの、違和感や恐怖が続き、共感できる要素は少ない。
『降霊』のようなすみっコの幽霊は不気味。
仕事で忙しい時に、「手がつるつるなんです」と声をかけてくる無神経さが恐ろしい。
食堂のおばちゃんの泣き顔も不必要に怖い。
気の強い愛人も不気味。
ピアノ講師が生徒のレッスンを放り出して長旅に出るのは不自然。
黒沢監督なのに、バスの光景が普通すぎるのも逆に変。
村の子どもがチャリで走り、見事に縁側にピタリと止まるのも異様。
老若男女が科学的な質量の議論に夢中になる様子は、新興宗教のようで奇妙。
順々に灯りがともる集会場の照明もUFOのような形で変わっている。
終盤、森の霧のCGや木を振り回す荒ぶる男には思わず笑ってしまった。
「区切りをつけないほうが楽なこともあるよ」
夫婦役の淡々とした浅野さんの話し方、もんぺも似合う深っちゃんの透明感。
「汚い字だね」と笑い合う瞬間は自然で愛おしかった。
一緒に過ごすことでなおさらいなくなることが寂しくなる
印象の残るのは、酔っ払って小松政夫さんにおんぶされるシーン。
趣味の集大成が蜷川実花的。
先立った者の伝えたいこと、残された者の伝えたいこと、お互いに知らないことも多い。
流れるオーケストラの音楽が雰囲気を盛り上げようとするが、個人的にはもっと静かな方が好み。
黒沢監督の新作を待ち望んでいます。
ロードムービーの構成は、各地を訪れ新しい人々と出会う中で、小さな物語を明快に順序立てて描いており、旅前後の旅行者の人生をも意識させる。こうした展開には引き込まれる。主人公は無垢な存在であり、出会いを重ねることで自身の存在や夫との関係を確認しながら、徐々に言葉を身につけていき、地に足をつけた人間として成長する。幸せに対するハードルも下がり、再生の底のような視点や有限性をも感じさせる。一方で夫は、すでに一度死んでいるという象徴的な設定とともに、宇宙や存在について語るが、実体の掴めなさや「どう言えばいいかわからない」という葛藤が彼の言語化の難しさを浮き彫りにする。死を経てもなお生が続くことは、神秘的な無限性を感じさせる。無限性についての認識はやや不思議だが、言葉にできない人の価値を示そうとしているわけではない。
中盤までの映像スタイルは、商業的な映画とは一線を画し、特に自主制作映画で見られるような中立的なカメラアングルが印象的である。ある種の浮遊感が漂い、徐々に深津絵里の視点と平行になる様子が面白かった。冒頭の映像に対して、撮影監督がいなくて物語を重視した結果、カメラがただ置かれている印象を持っていたが、映画を見た後にはその意図に納得がいった。
テレビ放送で初めて見て心に残り、スクリーンでの2度目の鑑賞でさらに心に沁みました。原作も読みましたが、映画には映画的な工夫が随所に光っていて、世界観の再構築が見事です。小松政夫のエピソードは映画版のほうが鮮烈で印象的でした。ただ、残りの2つのエピソードについては賛否が分かれるところかもしれません。深津絵里は役柄にぴたりとはまり、非常に素晴らしかった。大切に胸にしまっておきたい一作です。
浅野忠信・深津絵里・黒沢清という私の推しが揃った最強セットに、木更津まで登場して興奮した。
生と死は完全に別物ではなく、むしろ連続するグラデーションのように捉えられるのではないだろうか。
優介は村人たちに二つの話を語る。まず一つ目は光の粒子の話だ。光の粒は無だ。山も川も宇宙も人間も、すべて無の組み合わせに過ぎないこの話を聞くと、人生はとても虚しく思える。次に宇宙の長さの話。果てしなく長い宇宙の時間の中で、偶然地球に有機物としての人間が生まれたこの話は、人生を有意義に感じさせる。つまり、ミクロの視点では虚しいが、マクロの視点では有意義だ。小さなことを気にすれば死にたくなるが、広い視野で見ればつまらないことはどうでもよくなり、生きる気力が湧いてくる。優介は、瑞希が徐々に死にたくなる感情へと向かっているのを感じ取り、生きることのかけがえのなさを伝えようとしたのではないだろうか。
視聴後の感想をまとめます。ファンタジー作品として鑑賞すべきだが、方向性が定まらない印象。深津絵里さんは天使の役柄で強く印象づけ、蒼井優さんとの対峙シーンだけがリアルさを感じさせた。『引っ叩けばよかったのに!』と感じる場面もあったが、全体としてはホラー寄りにも穏やかなファンタジー寄りにも振れておらず、どちらにも決めきれていない印象。ひとひねりが足りないのか、予算の問題か。浅野信忠と深津絵里の共演、柄本明さんの出演があるにもかかわらず、物足りなさを感じてしまう。結局、深津絵里の天使役が光るため及第点にはなるが、作品としては勿体ないと感じた。
清のヒューマンドラマは、刺激が少ない分、非常に集中力が求められるけれど、毎回心に響く感動を与えてくれるので大好き。
映画の見どころは奥行きと光の演出。中盤の娘のピアノシーンは圧巻で、一直線の動線が奥行きをより美しく際立たせる。授業のシーンでは浅野忠信と生徒たちの演技が光り、場の緊張感が伝わる。全体的には物語が難解で、解釈の余地が大きい。
『それは言えなかった「さようなら」を伝える旅路』この一行が作品の核心を貫く。
死を受け入れる時間を再び与えてくれることの重さを、残される者はどれほど胸に刻むべきなのか。
特徴的なライティングとカットは「俺と同じ」「みっちゃんと一緒」という存在を、残酷なまでに浮かび上がらせ、観る者の感情を二分する。
黒沢清監督はやはり凄い。ホラー色は薄いのに、作中を流れる穏やかな空気の中に、ところどころ現れるゾッとする不気味さが観客を引き込む力になる。
とりわけコラージュのシーンは圧巻だ。
鎌倉市川喜多映画記念館にて、公開時に劇場で観た作品を再びスクリーンで楽しんだ。劇場で観ると、この作品がシネスコで撮影されていることが強く感じられる。生者と死者のロードムービーというテーマから、画面にはフレーム内フレームや柱が散り、境界や越境が常に意識されている。特に柱の存在は印象的で、渋谷クラブクアトロのステージ前の柱が思い出される。室内だけでなく、バスの手すりや森の木まで柱として捉えられており、その徹底ぶりが面白い。序盤の長回しでは、柱が作るフレーム内フレームにカメラが入っていくシーンが印象深く、感動的だった。また、照明の点灯/消灯によって越境の瞬間が記録されるのも見逃せない。さらに、単純な切り返しで人が出現したり消失したりする淡白さも特に気に入っている。異様なライティングの下で語られたセリフが頭から離れないので、ここに記しておく。
『ゼロこそが全ての基本です。ですから何もないこと無であることは決して無意味ではありません。無こそが全ての基本なんです。山も川も地球も人間も何から何までがこの無の組み合わせで成り立っているんです。どうもそれがこの世界の本当の姿のようですね。』
生霊が人間たちと自然に共存している港町の岸辺を舞台にした旅。このような作品で黒沢清の死生観を描くのは新鮮な試みだった。
糟糠の妻でありながら、どこか儚い雰囲気を漂わせる深津絵里の存在感は特別で、非常に美しい。