インヒアレント・ヴァイスはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.1
インヒアレント・ヴァイス 映画

2015年4月18日に公開の映画「インヒアレント・ヴァイス」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「インヒアレント・ヴァイス」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

インヒアレント・ヴァイスが視聴できる動画配信サービス

現在「インヒアレント・ヴァイス」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「インヒアレント・ヴァイス」が配信中です。

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最終更新日

インヒアレント・ヴァイスのあらすじ

ロサンゼルスの街角に私立探偵ドックがいたとき、今でも心に残る元恋人シャスタが再び現れる。シャスタは今や大富豪の愛人となり、ドックに自分の妻とその恋人の陰謀を暴いてほしいと依頼する。しかし捜査を進めるうち、ドックは殺人の濡れ衣を着せられてしまう。

インヒアレント・ヴァイスの詳細情報

「インヒアレント・ヴァイス」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 アメリカ
公開日 2015年4月18日
上映時間 149分

インヒアレント・ヴァイスの公式PVや予告編動画

「インヒアレント・ヴァイス」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。

インヒアレント・ヴァイスの楽曲

「インヒアレント・ヴァイス」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。

インヒアレント・ヴァイスを無料で見る方法は?

「インヒアレント・ヴァイス」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。

「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。

インヒアレント・ヴァイスのよくある質問

Q
映画『インヒアレント・ヴァイス』のあらすじは?
A

『インヒアレント・ヴァイス』は、1970年代のロサンゼルスを舞台にしたサイケデリックなミステリー映画です。私立探偵ラリー“ドック”スポーテロが、元恋人から奇妙な依頼を受け、失踪事件や陰謀に巻き込まれていくストーリーが描かれます。原作はトマス・ピンチョンの同名小説です。

Q
『インヒアレント・ヴァイス』の登場人物の関係性は?
A

主人公のラリー“ドック”スポーテロは、私立探偵であり、元恋人のシャスタ・フェイ・ヘプワースから奇妙な依頼を受けます。ドックはシャスタを助けるために捜査を進める中で、複数の珍妙な人物たちと関わり合い、事件に巻き込まれていきます。

Q
『インヒアレント・ヴァイス』のテーマや特徴は?
A

『インヒアレント・ヴァイス』は、カウンターカルチャーやフリーラブ、薬物文化など、1970年代の風潮を背景にしています。混沌とした筋書きや独特なユーモア、幻想的な雰囲気が特徴で、トマス・ピンチョンの作風をそのまま映画に再現しています。

Q
『インヒアレント・ヴァイス』の監督について教えてください。
A

映画『インヒアレント・ヴァイス』の監督はポール・トーマス・アンダーソンです。彼は、独特の映像美と深い人物描写で知られており、この映画でも独特の世界観を作り出しています。

Q
『インヒアレント・ヴァイス』の原作小説との違いは?
A

映画『インヒアレント・ヴァイス』は、原作小説の複雑なプロットや多層的なキャラクターを忠実に再現しつつ、映画としての流れやテンポを考慮した脚色がされています。特に映像と音楽による独特の雰囲気作りが、映画版の特徴となっています。

JAPANMATE運営事務局
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映画

インヒアレント・ヴァイスの感想&レビュー

  1. 小さな森

    マリファナ中毒のヒッピー探偵をホアキン・フェニックスが演じる新たなノワール作品。これは、現代アメリカ文学の巨匠トマス・ピンチョンの小説『LAヴァイス』(2009)が映画化されたもの。ヒアレント・ヴァイスは「元々備わっている欠陥」を示します。

    1970年ロサンゼルス。ヒッピーの私立探偵ドック(ホアキン・フェニックス)は、元恋人シャスタからの依頼を受け、彼女の愛人である不動産王ウルフマンが本妻の策略で精神病院に入れられるので助けを求められる。ドックが調査を進める中、精神病院の影に潜むカルト教団やドラッグ、いつもトラブルを起こすビッグフット警部補の過去などに触れ、ロサンゼルスの暗黒面が次第に明らかになっていく。

    アンダーソン監督の新作「ワン・バトル・アフター・アナザー」(2025)を鑑賞するための予習としても楽しめる作品だ。

    主人公のルックスには松田優作の「探偵物語」を彷彿とさせるゆるやかなカッコ良さが漂い、見終わった後、その作品の本質も似通っているように感じた。

    マリファナ中毒の主人公は状況に流され続けるため、映画の方向性が掴みづらい。しかし、その緩い雰囲気はヒッピー文化をサポートしている。原作は探偵小説風のポストモダン文学であり、ヒッピーカルチャーに関連するシンボルが散りばめられている。その一方、プロットのドラマ性が薄いのは、ポストモダン文学を映像化した結果のようにも思える。原作にはない女性のモノローグ(主人公の友人の視点)が探偵映画特有のムードを添え、観やすさを増していた。

    資本主義やベトナム戦争など、アメリカの「元々備わっている欠陥」に対抗し、流行したのがヒッピー文化だった。しかし、その緩やかさは社会改革の力には成り得ず、ブームは本作の舞台である「1970年」を境に収束していく。

    この映画は過去を振り返りつつ現在のアメリカを批評しており、21世紀版アメリカン・ニューシネマとも称される味わいがある。ただし、当時の作品にあった共感や悲痛さは感じられず、批評的かつ散文化されたポストモダンな印象が強い。混沌とした映画の中心を支えているのはホアキン・フェニックスであり、松田優作の「探偵物語」と同様に、時代の魅力を体現するアイコンとなっている。

    日本では「内容が理解しにくい」との声が多いが、高評価。アンダーソン監督の権威化を示しているのだろう。本作は多くのマニアックな記号が含まれており、アメリカで育たなければ細かなネタの大半を理解するのは難しいだろう。

    注意事項
    クリスキルドン病院のシーンで上映されていた洗脳目的のモノクロ映画について。本作のスタッフロールに記載がなかったため、徹底的に調査したところ、アメリカの伝説的反共産主義プロパガンダ作品だと判明した。監督は「狼男」(1941)のジョージ・ワグナーで、Filmarksには登録されていないため、ここに鑑賞レビューを記載しておく。

    「Red Nightmare(赤い悪夢)」(1962)29分
    後援:アメリカ国防総省情報局
    製作:ワーナー・ブラザース
    制作:ジャック・ウェッブ
    監督:ジョージ・ワーグナー
    出演:ジャック・ケリー、ジーン・クーパーなど
    語り手:ジャック・ウェッブ

    【あらすじ】
    工場勤務のアメリカ人ジェリー・ドノヴァン(ジャック・ケリー)は、妻と三人の子どもと共にごく普通の幸せな生活を送っていた。政治には無関心で、PTAの会合をサボり、陸軍予備役の訓練も欠席するつもりだった。そんな彼がある朝目覚めると、アメリカが突然共産主義国家ソ連に変わっていた。広場では旧アメリカ資本主義打倒の集会が行われ、娘は国家の農業事業に就くため家を出ようとしていた。娘を迎えに来た兵士に抗議すると、すぐに逮捕され投獄されてしまう。人民裁判での妻の証言がジェリーの反逆を認め、満場一致で彼の処刑が決定される。

    冷戦期の反ソ連プロパガンダ映画で、1960年代には映画館や学校で上映された。テレビでも何度も放送された。

    これほどまでに明白なプロパガンダ映画は珍しく、笑いながら視聴することになった。「トワイライトゾーン」のようなSFホラーのフォーマットを採り、エイリアンではなくソ連の恐怖を明示的に煽っている。ラストでは「自由には責任が伴う」と訴え、軍部への協力を促しており、プロパガンダとして清々しい印象を与える。

    シットコムからSFホラーへとシフトする作りは巧みで、映像と演出は「トワイライトゾーン」の平均以上の完成度。低予算のシンプルなセットが悪夢のシュールさを際立たせている。しかし内容を真面目に評価すれば愚劣であり、現在では封印されるべきと思ってしまう。

    この映画が1960年代にアメリカ政府によって制作され、テレビ放送されていたことに驚く。子供が観れば、ソ連への偏見が無意識に植え付けられるだろう。この映画もまた、アメリカの「元々備わっている欠陥」を示す重要な証拠の一つと言える。

    「ヒアレント・ヴァイス」に挿入されたテレビ警察ドラマ「アダム12」(1968~1975)も、同じくジャック・ウェッブの制作。彼は当時のアメリカの保守的なプロデューサーとして重要な人物だったのかもしれない。

  2. ろく ろく

    私立探偵ドック(ホアキン・フェニックス)は、元恋人シャスタの現在の彼氏についての調査を依頼される。
    未練を感じながらも、彼の周囲を取り巻く複雑な状況が展開する。

    回りくどいナレーションや、不可解な編集、次々と登場する名詞たち、現実味のないキャラクターたちが描かれ、主人公は奇妙なもみあげを持つ中年男性。しかし、この独特のカッコよさには魅了される。

    渋さ、ワイルドさ、センチメンタルさ、そしておしゃれさを兼ね備えた作品だ。

    ホアキン・フェニックス、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、そして私のお気に入りベニシオ・デル・トロ、彼らの魅力的な表情と重厚な演技が光る。

    特にビッグフットにまつわるシーンはいずれも印象的で、チョコバナナを食べる場面や、演技をするシーン、ドックが襲われる場面、「モットモットパンケーク!!」の瞬間などもあり、思わず考えさせられる。後から振り返ると、意外と面白かったと感じる部分で、タランティーノ的なセンスも漂う。

    パーティの場面で、ドックとコーイ(オーウェン)がひそかに話すシーンに、じわじわと寄っていくカメラの長回しは特に印象的だ。

    場末のファミリーレストランでの雑なウェイトレスの描写も絶妙。

    難解で、話が頭に入ってこないのに目が離せない作品だと思う。繰り返し観るほどに味わいが増していくスルメ映画になると思うので、再度観たときには追記するつもりだ。
    #ナメナメスペシャル

  3. ぽん ぽん

    難しかった~結局深い謎には触れられなかったというか、謎自体がなかったような気がする。過程を楽しむタイプの作品だった。星座についてナレーションしていた女性は誰だったのだろう?「インヒアレントヴァイス」という言葉が何だか面白く感じた。社会の腐敗は避けられないというよりも、人間の腐敗が避けがたいということかなと考えた。グルーヴィだよね。それにしても、ロマンチックだなぁ。二人で雨の中、薬物を探し回った思い出これこそ青春っていう感じだよね。本当に愛だと思っていたら、目的が一致していただけで、でも今になってそれが本当の愛だったと気づくみたいな。本当の愛って何なんだろう!?

  4. どんぺー どんぺー

    登場人物や専門用語が頻繁に登場するものの、物語の全体像はなんとか掴めるこの感覚。ストーリーが飛び跳ねたり逸れたりする中で、ジョニー・グリーンウッドのサウンドトラックや時折現れる印象的な映像に引き込まれ、最後まで謎に包まれながらも、何故か面白さだけは伝わってくる。この軽快さが魅力的だ。

  5. ミルクセゐき ミルクセゐき

    「映画修行、まだまだ未熟という自覚を胸に」

    70年代のファッションや音楽、ライフスタイルに身を浸しつつ、ホアキン・フェニックスの会話劇を楽しむ作品としての印象は、今のところこれ以上言いようがない。私立探偵ドックの元へ寄せられる依頼には謎が潜み、登場人物の多さと全員が薬物依存に揺らぐ現実が、誰を信じるべきか、何が真実なのかを見失わせる。

    未解決の案件もいくつか残るが、ドックの配慮によって一つの家庭が再生の道へと歩み出した瞬間には、救いを感じさせる場面があった。

    ってこれも幻覚なの?
    ビッグフットは本当に存在するの?
    考えれば考えるほど、答えは宙ぶらりんだ。

    結局のところ、作り手側に振り回されている気分になる。まだまだ、映画修行は足りない。

  6. にゃるらとほてぷ にゃるらとほてぷ

    70年代のヒッピー文化については、私にとって特に関心がなく、全く響かなかった。

  7. にゃんこ にゃんこ

    想像以上にノワールな作品だった
    恋人の影を追い求めるホアキンはどんなに困難な状況にも立ち向かう
    いつの間にか危険な泥沼に巻き込まれてしまう
    そんな中、ピンチョンの独特なキャラクターが登場する
    主人公は常にラリっているため、幻覚に見える語りやキャラクターが現れるのも魅力的
    もしかしたら最初から存在しないものを追い続けていたのかもしれないというのが、まさにノワール的で最高だ
    頼りなく見えるながらも、一人の男の人生を救うホアキンは非常に珍しい快男児の役所
    ジョシュ・ブローリンはこの役にぴったりだった
    劇伴のセンスも相変わらず素晴らしい

  8. 志乃 志乃

    ワンバトアフアナの流れで観た。ストーリーは複雑なのに、主人公が常にハイな状態なので全然ついていけなかった。日本人が作るパンケーキを『礼儀正しい』と評し、急に坂本九の曲が流れ出すシーンが意味不明で、笑ってしまった。

  9. 中西智代梨

    読み切ることができなかった作品。監督の思いを読み解くにはあまりにも深く、結末まで辿り着けなかった。最後、ドッグはひとり取り残されたのだろうか。しかし、彼の瞳には光が宿っていた。その光が意味するものは何だろう。未来で彼がどうなっていくのかそんな想像をかき立てる、素敵な映画だった。

  10. mu mu

    劇伴のセンスが天井知らずにすごい。『上を向いて歩こう』で一気に評価が上がった。極端に遅い寄りのカメラは、観客に大麻の遅くなる感覚を想起させ、没入感を高める。語りが多い構成だったからこそ、それが作品にぴったりはまっていたのだろう。話の全体像が見えきらなかったのは事実だが、ニュアンスを解釈する余地があるのかもしれない。ホアキンの正解はこれだ、という気がする。