2013年9月7日に公開の映画「わたしはロランス」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「わたしはロランス」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
わたしはロランスが視聴できる動画配信サービス
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わたしはロランスのあらすじ
30歳の誕生日を迎えた国語教師のロランスは、恋人フレッドに胸の内を打ち明ける。『僕は女になりたい。この体は間違えて生まれてきてしまったんだ』。この告白は、これまで二人が築いてきた絆や、フレッドが愛してきたものを否定されたかのように二人の間に重い沈黙をもたらす。しかし、ロランスを失いたくないフレッドは、彼女の最大の理解者・支えとなって共に生きていく決意を固める。メイクを教え、女性としての生活を選ぶべきだと促すが、モントリオールの田舎町での暮らしには多くの困難が待っていた。あらゆる反対を押し切り、ふたりの迷いさえ振り切って、周囲の偏見や社会の拒絶の中で、互いにとっての「スペシャル」であり続けられるのか…?
わたしはロランスの詳細情報
「わたしはロランス」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
わたしはロランスを無料で見る方法は?
「わたしはロランス」を無料で視聴するなら、「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
バケツの水があふれそうだ、とは言うものの、なるほどと納得した。キャラ設定を考えると、彼女のほうが自然に感じられる。
2回目
役者の演技に心を奪われて。
人と人、愛し合う二人がそこにいて、それでも最終的には各々が自分の人生を歩む覚悟と別れの瞬間が待っている。
演出も素晴らしかった。クールで。
色彩が印象的で。
言葉の一つ一つがメロディックで、魅力的だった。
カフェのシーンは特に素晴らしい。
その爆発力がたまらない。
それでも、だからこそ、愛を信じている。息子よりも愛しているなんて言葉があっても、私たちは最初から誰もが普通じゃなかった。これって、登場人物に取りつくLGBTQのお話を抜きにしても成立する、真っ当に純粋な恋愛映画だと私は思った。いくら好きであっても、他人との溝を埋めることはできない。多くの人がそのことに気づかないふりをして生きる中で、ふたりにはそんなズルさがなかっただけだった。ずっと気持ち悪かった。見てよかった。大好き。
最初は上映時間の長さに構えてしまい、途中で観るのを諦めそうにもなりました。でも、ゆっくりと世界観に浸っていくうちに引き込まれ、結局最後まで見届けました。二人が結ばれない展開も、ロランス自身の変化も、それぞれに魅力的でした。私の知り合いにも、男性として生まれつつ性自認は女性で、性的対象も女性だから自分はレズビアンだと言っている人がいます。結婚して子どももいますが、とても幸せそうで、性自認が女性であることは最高のパートナー選びにつながるのだろうと感じました。ただ、当事者にはもっと複雑な現実があるはずです。二人が結ばれない結末も、男のまま別れていくロランスの描写も、それぞれ良さがありました。フレッドは素敵な女性なのに感情の機微が追いつかない でも、それが普通のことだとも思えました。シャルロット?が手紙を捨てずにいるのは偉いし、家に押し寄せる場面も現実味があって共感します。お母さんがテレビを投げるシーンも強い印象でした。音楽、色彩、構図、すべてが美しく、映画として完成度が高いと感じました。ロランスは素敵な女性へと成長しました。LGBT に焦点を置いた作品というより、こんな大恋愛を経験してみたいと思わせる、普遍的な恋愛映画として心に残ります。
画角と色彩センスを集約した、映画でしか表現できない人生讃歌の物語。
卓越したセンスだけでは語りきれない、奥深さが作品全体に宿る。グザヴィエ・ドラン監督は小説を書かせ、詩を創らせ、音楽を奏でさせても、常に強烈な作品を生み出す表現者だ。しかも本作を撮ったのが24歳だという事実には、ただ驚くしかない。
淡い黄緑と水色の色調が心地よく、衣装や化粧はやや派手めでも、全体の彩度は抑えられており、バランスの良さが映像をよりアーティスティックに仕上げている。
服が空から降ってくる場面や部屋が突然水浸しになるシーンは、一見突拍子もないように見えるが、ミュージカルと同じ文脈で感情を表現する演出だ。詩を読んだときの『大水を浴びたような気持ち』や、恋人と行きたい場所へ向かうときの『空からカラフルな服が舞い降りるような気持ち』詩的でありながら、詩だけでは伝えきれない感情を伝える。
こうしたアーティスティックでセンスを感じさせる表現は、マイノリティである監督ならではの視点だと感じつつ、一般の観客としては一歩引いた位置から見ることもある。
しかし映画全体を通じて貫かれるテーマは、真の自分を貫く強さと美しさ。マイノリティかマジョリティかに関係なく、誰もが持つべき感覚として響く。監督の意図を自分なりに解釈して、深く共感した。
長尺だしテーマにも興味はなかったけれど、グザヴィエ・ドランの作品が好きだから観てみた。思っていたよりずっと面白かった。『マミー』のスティーブが一瞬だけ登場。所々MVのようなシーンがあってオシャレ。字幕が下ではなく横に出る演出も洒落ている。
性同一性障害を抱え、男性として生きてきたロランスが、女性になりたいと恋人に打ち明けた10年にわたる美しくも切ない愛の物語です。
読んでいると胸が締めつけられ、私自身ならどう受け止めるだろうと考えずにはいられません。理解しようとしてくれるだろうか。ロランスは理解を得るために十年もの苦悩を重ねてきたのです。
レストランで店員が彼女に「それは趣味なのか」「笑いを狙っているのか」と心ない言葉を浴びせたとき、恋人フレッドの怒りは頂点に達します。フレッドが店員を非難する場面は、私の心にも同じ怒りと共感を呼び起こしました。もういい加減にしてほしいと。
30歳の誕生日を迎え、自分の心が女性であるとカミングアウトしたロランス。彼が同棲するフレッドは女性で、ロランスが自分に嘘をつく辛さを理解しているものの、長く付き合い、一緒に住んでいるのにどうしてもっと早く打ち明けてくれなかったのか、そして告白された直後に直面した混乱した気持ちを考慮してくれているのか、正直疑問に思った。
男の体を持ちながら心は女性で、恋愛対象が女性なのか、それともフレッドだから特別なのか、その点は非常に複雑で、LGBTQの枠に押し込むのは難しいと感じた。
色々な思いが巡った。りゅうちぇるとぺこちゃんのことも思い出してしまった。ロランスもフレッドもどんどん美しくなっていくその最後に出会いのシーンを持ってくるのはズルい、思わず涙が出た。
廊下越しに部屋を映す縦長の画角や、唐突に静物をスナップする手法、グザヴィエ・ドランのそういう点が本当に好きだ。部屋のインテリアも魅力的だった。
ウェイトレスの態度には私も腹が立ったが、しっかりとした言葉で反撃してくれたシーンが素晴らしかった。他にも印象的なシーンが多すぎる。
あと、mommyの3人が揃ったシーンもあり、これは何度でも観たいと思った。
全体を通して言いたいのは、これは単に性的マイノリティに纏わる話ではなく、人生で忘れられないような、大恋愛をしたことがあるか?という問いかけのように感じた。
自由には責任が伴います。アイデンティティを否定するのではなく、自己実現を選ぶことが大切です。自分を優先した人々に対する冷ややかな視線は確かに存在しています。そのため、主人公がりゅうちぇると重なって見え、当時の社会の様子に懐かしさを感じたのかもしれません。色彩のセンスが抜群で、彼の美しさは本当に素晴らしかった。ゲイの美しさをしっかりと捉えた作品が素敵でした。
非常に素晴らしかったです。
性やアートに関する作品は合わないことが多いですが、この作品には完全に魅了されました。
とにかく映像のセンスが抜群で、音楽も好みでした。
ラストの余韻も最高でした。
グザヴィエ・ドラン監督が24歳でこの作品を作ったとは信じられません。