1981年2月14日に公開の映画「グロリア」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「グロリア」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
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最終更新日
グロリアのあらすじ
ある一家に狙われたフィルという息子を偶然預かることになったグロリア。だが、その一家は爆破されてしまう。秘密を抱えたグロリアとフィルは逃げることに。ニューヨークを駆け巡る中、追手が次々に現れる。グロリアは覚悟を決め、組織のボスに連絡をする。
グロリアの詳細情報
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監督 | ジョン・カサヴェテス |
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脚本家 | ジョン・カサヴェテス |
出演者 | |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | アクション |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 1981年2月14日 |
上映時間 | 121分 |
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感想・レビュー
ジョン・カサヴェテス監督の代表作『グロリア』ジーナ・ローランズ主演のクライム・サスペンス
あらすじ
マフィアの会計を務めていた父が金を横領しFBIに密告したことから、ブロンクスに住む一家が標的に。父は息子フィルをグロリアに託す。一家は残虐に殺され、グロリアはフィルとともに逃避行を始める。
見どころ
グロリアは子供が苦手だと言いながら、実際にはフィルを守ろうとする強さを見せる。二人はラブホテルのような場所を転々とし、いつしか互いの居場所となる。フィルのために朝食を用意するシーンも印象的だ。ところがグロリアは油を引かずに目玉焼きを作ろうとするため失敗し、鍋ごとゴミ箱へ投げ込む豪快さが笑いを誘う。
感想
本作は、逃亡を続ける子供と、彼を守る女性の静かな闘志を描く。鼻血を出したフィルを片手で拭ってあげるグロリアの優しさ、そして生意気な言葉を吐くフィルとの掛け合いがドラマティックだ。ベビースモーカーで男勝りなグロリアを通じて、少年の逃避行の緊張感が際立つ。
音楽と時代感
ビル・コンティの劇伴が作品の感情を美しく支え、80年代ニューヨークの危険で魅惑的な空気を漂わせている。
ラストと影響
ラストはメロディアスでエモーショナルな余韻を残し、思わず涙がこみ上げる。カサヴェテスがエンタメ性を前面に出したこの作品は、彼のキャリアの中で特別な位置を占める作品とも言える。後年の作品にも影響を与えたと評される点も興味深い。『レオン』の影響を指摘する声もあるが、それぞれの時代に通じるモチーフを感じさせる。80年代ニューヨークの匂いとともに、今なお語られる名作である。
総括
永遠の名作と呼ぶべき、グロリアは今も多くの人に愛され続ける。
子役ジョン・アダムスのツンデレぶりが圧倒的に魅力的。彼がこの作品だけで芸能界を辞めたという潔さも、さっぱりと清々しい🩵
6歳の少年フィルは家族を失い、偶然の縁で恩人グロリアに引き取られる。彼は「たまにはバカだよね?」と大人ぶった口を叩き、”おまえなんかちっぽけな虫けらだ”と子どもらしい悪口を吐く。しかしドアをドンドンドンと叩くと、すぐにグロリアにしがみつく。そのギャップが胸を打つ。
The tsundere charm of child actor John Adams is absolutely captivating. It’s refreshingly admirable that he leaves acting after this sole film.🩵
He portrays Phil, a six-year-old who loses his family and is taken in by his benefactor Gloria by chance. He cheekily says, “You’re kind of dumb sometimes, aren’t you?” and fires off childish insults like, “You’re just a tiny little bug.” Yet whenever the door is blasted with banging, he clings to Gloria in an instant.
#レオン
中年女性グロリアは、マフィアの秘密を握る少年を守るため、男性にも引けを取らない活躍を見せる。監督のカサヴェテスは俳優としても名高く、妻ジーナ・ローランズを主演に据えたアクション作として話題を呼ぶ。グロリアを演じるローランズの肝が据わった演技は格好良く、観る者を爽快にする。さらにこの作品は黒澤明監督が選んだ映画100本にも名を連ね、1980年ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞している。
ジーナ・ローランズが演じる主人公グロリアは、ひときわ存在感のある保険の女性社員。物語がクライマックスに向かうにつれて一層緊張感が増し、彼女がひとりで何の関係もない子供を連れてギャングに立ち向かう姿は非常に印象的で格好良い。彼女が常に持ち歩いているスーツケースには、多くの武器が入っているのではないかと思わせられたが、実際にはしっかりとした着替えが詰まっていた。
銃撃戦の直後に現れるタクシー。圧倒的な壮大サウンドが最高の映像体験を生み出す。女性キャラの生存描写が光る、面白さも光る見どころ。
フィルはほんとにふてぶてしくて、生意気なボーイぶりにムカつく瞬間もありましたが、結局はそんなところも彼の魅力の一部かな、と思いました。グロリアは本当にかっこよすぎるし、曲も大好きです。
マフィアの横領金をめぐる事件で、会計士とその家族が皆殺しにされる中、生き残った最年少の少年フィルは、同じ階のグロリアの部屋に匿われる。グロリアはマフィアのボスの愛人だが、フィルを守るため逃がす決意をする。最初はフィルを邪魔者とみなすが、次第に彼に対する愛情が芽生え、子どもまで標的にする卑劣な組織に猛然と立ち向かう。命がけの銃撃戦の気迫は胸を熱くし、死を覚悟してもこの義憤は誰にも負けない おすすめ度:(満点5つ中4.5)
音楽は素晴らしく、素敵です。ジャズのような速さとスタイルを持った魅力的なサウンドです。
カサベテス特集は何本目かという前置きは置いておき、今回は珍しく大手資本のメジャー作として撮られた点が際立ち、他の監督作に比べて圧倒的に観やすい印象です。実際、この作品が大ヒット作となり、レオンの元ネタとしても語られることが多いらしい。つい最近、午後のロードショーでリメイク版を観たばかりなので比べる機会があり、シャロン・ストーンではないという点で随分印象が変わると実感しました。作品はジーナ・ローランズの存在感ありきの作りで、服や小物といったファッションもオシャレで好印象。オシャレは大事ですからね。とりあえず銃撃のシーンまでの展開は最高でしたが、それ以降およそ1時間弱は派手な展開も少なくて退屈に感じる場面も。とはいえ、要所要所で鳴り響く劇伴のおかげで全体としての緊張感は保たれている気がします。子役がウザいと感じる人の気持ちも理解できる箇所はありますし、靴の中から金を出して「これで文句ないだろ」と言われた場面では嫌悪感が増しました。結局のところ、レオンのほうが断然面白い、という結論に落ち着きます。
70年代後半から80年代初頭のニューヨーク下町を舞台に、マフィアと対立する女性主人公グロリアのハードボイルドな物語。マフィアと争うグロリアは、偶然にも6歳の少年を守ることになる。子供嫌いだった彼女は最初は引き受けを拒むが、少年と行動を共にするうちに、母性か人情か自分にも分からない感情が芽生え、命がけで少年を守ろうと決意を固めていく。その内面の変化と行動力をジーナ・ローランズが見事に演じており、葛藤と決死の行動が観客を惹きつける。ラストの墓地のシーンには賛否両論あるが、個人的にはハッピーエンドとして解釈しても良いのではないかと思う。