2009年1月24日に公開の映画「007/慰めの報酬」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「007/慰めの報酬」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
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007/慰めの報酬のあらすじ
傷ついた心が、再び共鳴する。
ヴェスパーを愛しながら失ったボンドは、彼女を操っていたミスター・ホワイトを尋問し、背後に潜む組織の存在を突き止める。捜査の糸口を求めてハイチへと飛び、出会った美しい女カミーユを通じて、組織の幹部グリーンに接近する。環境関連企業のCEOとして表向きは成功を収める彼だが、裏ではボリビア政府の転覆と天然資源の支配を企てていた。ボンドは復讐心を胸にグリーンの野望を阻止すべく動くが……。
007/慰めの報酬の詳細情報
「007/慰めの報酬」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | マーク・フォースター |
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脚本家 | ニール・パーヴィス ポール・ハギス ロバート・ウェイド |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | アクション |
制作国 | イギリス アメリカ |
公開日 | 2009年1月24日 |
上映時間 | 106分 |
感想・レビュー
素晴らしいアクション映画であることは明らかだ。
冒頭のカーチェイスから終盤の航空機追跡シーンまで、驚異的なアクションシーンが続く。
ただ、カット割りがかなり速いため、正直言ってついていくのが難しい。アクションシーンの中でどっちがボンドで、どっちが悪役なのか混乱してしまう。
砂漠の真ん中に四階建てのしゃれた建物を作るというのは、相当なコストがかかっていることは理解できる。しかし、その印象があまり伝わってこない。ダニエル・クレイグ主演の作品では、やはり『カジノ・ロワイヤル』の方が好みだ。
また、映画とは別の話だが、エマニュエル・トッドが「西洋の敗北」で欧米の限界について、一つの価値観を世界が共有すべきだと述べていた。その一方で、007が自信満々に「自分こそが正義を行っている」と主張する姿を見ると、トッドの説がなるほどと思わせる部分もある。
– 前作のカジノ・ロワイヤルに続き、アクションや演出が派手で格好良かったが、本作はストーリーに物足りなさを感じた。
– 前作『カジノ・ロワイヤル』に引き続き、アクションと演出は派手で魅力的だったものの、今作のストーリーには深みが不足していた。
– 前作のカジノ・ロワイヤルと同様、アクションを含む演出は派手で印象的だったが、今作のストーリーには物足りなさを感じた。
ボンドとMの関係がとても良好だと言える。
アクションは素晴らしかったが、ストーリーは少し物足りなく感じた。
カジノロワイヤルの魅力が際立つ場面もある一方で、本作にはありがちな展開や、いまひとつ不要に感じるカットが多く、ストーリーの盛り上がりが弱い印象でした。前作のクライマックスを受け継ぐ形の展開だっただけに、少し残念。これなら継承せず、別作品として完結してほしかった気もします。
前作『カジノ・ロワイヤル』の余韻を引きずりつつ描く、ジェームズ・ボンドの成長と葛藤を軸にした続編。ヴェスパーの死をどう受け止め、どのように前へ進むべきかを問う物語で、アクションのテンポは抑え気味ながら、心理描写の深さが際立つ。
ボンドは依然としてヴェスパーを忘れられず、復讐心と任務の間で揺れ続ける。しかし雪の中にネックレスを投げ捨てるクライマックスの場面は、喪失を受け入れ、スパイとして生きる決意を固める決定的な瞬間となる。忘却ではなく、彼女の記憶を胸に再び立ち上がる再生の象徴だ。
マティスの死はこのシリーズで最も悲しい出来事のひとつとして胸に迫る。死体をゴミ箱へと捨てる衝撃的な描写は残酷だが、その瞬間、ボンドが自分もいずれこうなるのかもしれないという未来を一瞬だけ視野に入れるのを許す。冷徹さの背後にある痛みと覚悟が、静かに滲んでいる。
そして本作ではMの人間味が特に際立つ。上司としての厳しさと母親のような包容力が絶妙に共存し、冷たい世界の中の微かな温度が物語全体のバランスを支えている。
昔観たときには眠ってしまった記憶がある。再び観てみると結構面白く、アクションも良い。ただやはり消化しきれないところがあると感じる。ブログの感想をいくつか読んだところ、カット割が細かすぎてアクションが見づらいとか、物語を引き込むフックが薄いという指摘にも頷けた。とはいえ全体としては割と楽しかった。スカイフォールの公開を楽しみにしている。
フィールズの描き方は、ゴールドフィンガーのジルへの視線を連想させる巧妙さがある。映画はジェットコースターのような高揚感で進む作りだが、そこから『スカイフォール』へと向かうと、正反対の内省的な作風へ転じる過渡期としての性格も露わになる。跳び箱の踏切のように、一作目としての役割を担っていた側面も感じられる。息つく間もなく続くアクションの連打は理解できる一方で、ひとつひとつの出来事が観客を置き去りにしがちなテンポにもつながっている(ボーンシリーズの極短ショットを連ねる演出法の影響とも受け取れる)。とはいえ、ヴェスパーを心に引きずったままのボンド像には新鮮さと魅力が宿る。
前作のカジノ・ロワイヤルの流れを引き継ぐ展開は悪くない。ただ、悪役とボンドガールはやや地味で印象が薄い。尺が短いのはテンポ感としては良いが、全体としての深みは物足りなく感じられる。前作の完成度が高かっただけに、少し期待外れの感は否めない。とはいえ、冒頭で新車のアストンマーチンが破壊される衝撃的な展開は強いインパクトを残した。)
前作ほどのドラマや深みは感じられないものの、ボンドが喪失を乗り越えて立ち上がる姿にはしっかりとした熱意があった。シリーズ全体を通して彼の変化を実感できる重要な作品だ。
前作「カジノ・ロワイヤル」の流れがあるからこそ、より一層の魅力を感じられる作品だ。続けて鑑賞することで、ストーリー自体も思いのほか楽しめる。カーチェイスからスタートし、ボートや飛行機が登場するなど、スピード感あふれるアクションが満載で、バリエーションも豊富で楽しめる。