1984年11月3日に公開の映画「欲望のあいまいな対象」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「欲望のあいまいな対象」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
欲望のあいまいな対象が視聴できる動画配信サービス
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欲望のあいまいな対象のあらすじ
ブルジョワ階級の老紳士マチューは、若くて美しい小間使いのコンチータに心を奪われる。しかし、コンチータはマチューをその気にさせたかと思えば、するりとその腕から逃げ去る。彼女は見事に彼を翻弄し、同時に小悪魔的な娼婦にも、汚れなき乙女にも見えるのだった。
欲望のあいまいな対象の詳細情報
「欲望のあいまいな対象」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | ルイス・ブニュエル |
|---|---|
| 脚本家 | ジャン=クロード・カリエール ルイス・ブニュエル |
| 出演者 | アンヘラ・モリーナ キャロル・ブーケ フェルナンド・レイ |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ドラマ |
| 制作国 | フランス スペイン |
| 公開日 | 1984年11月3日 |
| 上映時間 | 104分 |
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欲望のあいまいな対象の感想&レビュー
めちゃくちゃ面白い。最初から頭の中がぐちゃぐちゃで、目が離せなかった。どこで二人が入れ替わるのか、意味があるのか、いろいろと考えながら観賞した。何よりも二人の女優が魅力的すぎる!終盤には特にりりちゃんの存在感が際立っていた。
二人一役に気づかなかった、原因ははっきりしているが口には出したくない。男性の加害性を、実際に体験して証明した。ラストのカタルシスもその一環である。
単なる色情おじさんの物語だと思っていたら、実験的な映画だった。前情報なしで視聴した方が良いし、解説を見た後に再度観てみたい。
二人一役の象徴性が新鮮で印象的だった。コンチータ視点も見てみたかったな。
嫌いじゃない少年よ、志を抱け。お爺よ、小娘に期待を寄せるな。
嫌いじゃない少年よ、大志を抱け。お爺よ、小娘に期待するな。
嫌いじゃない少年よ、胸に大志を宿せ。お爺よ、小娘に過度な期待はするな。
嫌いじゃない少年よ、大志を掲げろ。お爺よ、小娘に期待を寄せるな。
シュールさが際立ちすぎて、思わず笑ってしまう。
1人2役ならぬ2人1役という手法は、このおじさんがコンチータをいかに曖昧な対象として見ているかを示すのに、最適な演出だった。
みじめさの塩梅が絶妙で、谷崎潤一郎の作風を感じさせた。
女は男を挑発せずにはいられず、ロマンスにしか刺激を感じられない初老の男性。二人が最後まで寄り添い続ける意味が、物語の核を成している。ゲスでオシャレな雰囲気が映画の魅力を形作り、まさにフランス映画らしい上質さと温かさを感じさせる。
2022年の再視聴は16本目。初見から8年。大筋やテロの件、さらには『人役』の話はもちろん覚えていたが、細部は忘れていたため、改めて観て面白く感じました。
『若く美しい女』の現実ではなく、それを信奉するイデアに過ぎない初老の男の身勝手さと、そこに宿るグロテスクな権力が、女の側の二人が一役を担う形で見事に表現されていると感じた。物語全体は、冒頭から終幕までテロへの不安に包まれて進む。キャロル・ブーケには中性的で謎めいた魅力がある。
・女性の二面性を二人で表現
・引きのショットから寄りのショットへの移行(客観的視点から主観的視点へ)
・パンニング後の空の舞台を残す。