1971年10月24日に公開のアニメ「ルパン三世 第1シリーズ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ルパン三世 第1シリーズ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ルパン三世 第1シリーズが視聴できる動画配信サービス
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ルパン三世 第1シリーズのあらすじ
神出鬼没の大泥棒・ルパン三世は、狙った獲物を必ず手に入れる。彼は有名な怪盗ルパンの孫であり、クールなガンマン・次元大介はその早撃ちでサポートする。特異な斬鉄剣を持つサムライ・十三代石川五右衛門や謎めいた美女・峰不二子と共に、彼は彼を捕らえようとする警視庁の敏腕・銭形警部や、白乾児、摩毛狂介などの暗黒街の敵と対峙しながら、今日も華麗にお宝を奪い取る。
ルパン三世 第1シリーズの詳細情報
「ルパン三世 第1シリーズ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
制作会社 | トムス・エンタテインメント |
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原作者 | モンキー・パンチ |
出演者 | |
カテゴリー | アニメ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 1971年10月24日 |
ルパン三世 第1シリーズのエピソード
「ルパン三世 第1シリーズ」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | ルパンは燃えているか…?! | 飛騨スピードサーキットに集結したF1マシンのドライバーにルパン三世の姿が。犯罪組織の仕組んだ巨大な罠であるレースを、ルパンはトップ激走する。 |
02 | 魔術師と呼ばれた男 | 銃弾掃射を浴びても死なない男・白乾児(パイカル)。謎のフィルムを持って逃げた不二子を追って、ルパンたちに襲いかかる。不死身の男の正体は?! |
03 | さらば愛しき魔女 | 美しい花が咲き乱れる島に辿り着いたルパンは、妖艶なる美女リンダと出会う。楽園のような島で戯れる二人。だが島の花は大量破壊兵器の原料であった… |
04 | 脱獄のチャンスは一度 | ルパンが銭形警部に捕らえられた。刑務所に送られ死刑判決が下るも、ルパンは脱獄する素振りを見せない。月日は流れ、ついに死刑執行の日が訪れる。 |
05 | 十三代五ェ門登場 | 鉄をも一刀両断する「斬鉄剣」の使い手・石川五ェ門とルパンが対決することに。だがそれは五ェ門の師匠が仕組んだ両者抹殺の計略であった。 |
06 | 雨の午後はヤバイゼ | 不二子の頼みで、記憶喪失になった暗黒街のボスのもとにやってきたルパン。無くした記憶を辿るにつれ、欲望と策略の渦が次第に現れてきた。 |
07 | 狼は狼を呼ぶ | 五ェ門が持つ斬鉄剣の誕生には先祖ルパン二世に関わりが?! 真実を探るべく斬鉄剣の秘密を記した秘伝書に近づくルパン。だが不二子も秘伝書を狙っていた。 |
08 | 全員集合トランプ作戦 | 幸運を呼び寄せるという一組のトランプを盗み出したルパンたち。しかし執拗な追跡に不二子と次元が警察機動隊に包囲され篭城する。果たして脱出はなるか?! |
09 | 殺し屋はブルースを歌う | 不二子の前に、かつてのパートナー・殺し屋プーンが現れた。逃走を図るが、銃で撃たれさらわれる。命の危うい不二子をルパンは助け出そうとするが… |
10 | ニセ札つくりを狙え! | 「限りなく精巧なニセ札を。」と考えたルパンは、雪山に隠棲する天才ニセ札造り師との接触を図る。しかし時を同じくしてニセ札製造組織の手も延びていた。 |
11 | 7番目の橋が落ちるとき | ルパンの名を騙り、現金輸送車襲撃の布石と思われる架橋爆破事件が連続した。真犯人を突き止めたルパンだが、逆に罠にはまり、最後の現金輸送車襲撃を強いられるが… |
12 | 誰が最後に笑ったか | 雪深い北の村を舞台に、黄金の姉妹像をめぐる争奪戦が始まった。銃弾・爆弾が飛び交う激戦を出し抜き、最後に笑うのはルパンか、不二子か、果たして誰か!? |
13 | タイムマシンに気をつけろ! | タイムマシンを操る魔毛狂介が、ルパンの末裔に自身の一族を滅ぼされた復讐に未来より来訪。時間を逆行し根源を絶つ仕業に、ルパンは死を覚悟するが… |
14 | エメラルドの秘密 | 結婚披露パーティで世界有数の大粒エメラルドをまんまと盗んだ、と思いきや実は偽物だった。本物は一体どこに? それは怪しげなシャム猫だけが知っていた。 |
15 | ルパンを捕まえてヨーロッパへ行こう | 銭形警部は世界警察会議ヨーロッパ大会への出席を勧められるが、同じ頃ルパンからの予告状も届いていた。ルパンを捕らえ、晴れて世界に旅立てるのか?! |
16 | 宝石横取り作戦 | 狙いは30億円相当の密輸ダイヤの山。白昼の宝石店から計画通り奪ったが、不二子のわがままで店内全ての宝石も加えることに。計画は大きく狂い、あらぬ方向に。 |
17 | 罠にかかったルパン | 時限式爆弾を付けられ30億円の身代金を強要されるルパンたち。造幣局に忍び込み札束を用意するが、あまりの重量で逃走が困難に。タイムリミットが迫る! |
18 | 美人コンテストをマークせよ | 各国代表の美人コンテストが催される。が、その裏では世界的名画の闇オークションも行われる。「世界一の美女を頂きに参上」とルパンの予告状が届く。 |
19 | どっちが勝つか三代目! | ルパン家と確執を持つガニマール家の三代目子孫が来日。アルセーヌルパンの遺品を囮に、逮捕を狙う。その挑戦に受けて立つルパン。三世VS三世、因縁の対決! |
20 | ニセルパンを捕えろ! | ルパンの犯行に酷似した窃盗事件が相次いだ。犯人を尾行して辿り着いた先は、泥棒を生業とする住民の島。そしてルパン家に由来ある秘伝書がそこに… |
21 | ジャジャ馬娘を助けだせ! | ルパンが、ある少女を連れて逃げた。その父親はかつてルパン二世の相棒で、今は引退した金庫破り。人質として囚われていたのを恩返しで助けたはずが… |
22 | 先手必勝コンピューター作戦! | FBIと警視庁は、合同のコンピュータを駆使したルパン逮捕計画を公表。あえて挑発に乗ったルパンだが、行動を的確に予測され術中にはまってゆく。 |
23 | 黄金の大勝負! | 大日本銀行から埋蔵金を盗み出す犯行前日、ルパンたちは行く先々で警官隊の強襲に合う。銭形警部の最終究極作戦「アジト壊滅作戦」がルパンを追い詰める! |
感想・レビュー
子供の頃、この作品を初めて観たときの衝撃は今も鮮明だ。現代の人には伝わりにくいかもしれないが、その後に観た映画やアニメでも味わえなかったあの感覚は、いまだ私の心の中に生き続けていると確信している。
音楽
センス
こだわり
声優
どれをとっても
これがルパンで
最も
クールで、渋くて、甘くて、カッコいい。
地上波の名作アニメ特番では、初代より2期が取り上げられることが多いせいか、知名度はやや低めに感じる部分もありますが、作品自体は十分に楽しめました。
大人向けの深い味わいがありつつ、子どもでも楽しめるおかしさとカッコよさが両立している点が魅力です。何よりルパンの親しみやすいキャラクターが素敵で、山田さんの演技力が支えになっていると実感しました。なお、不二子ちゃんの声は初代の二階堂さんのほうが私には程よくしっくりきます。
最近のルパン三世シリーズは人を傷つけない描写を重視している印象ですが、初代では敵の手下ですら結構殺していた場面があり、意外に感じました。
やはり、ルパン三世と言えばこの作品が欠かせません。
エンドクレジットの渋さは今でも鮮明に記憶に残っています。
Netflixで配信中の伝説的アニメ『ルパン三世』第1期を振り返る。オープニングテーマはチャーリー・コーセイ作の「Lupin the Third」。発音の妙が話題になる。初期はルパン一人で動き、チーム・ルパンはまだ結成されていない。銭形に本格的に捕まる緊迫回や、平然と人を殺すシュールな描写もあり、これがいわれるハードボイルド・ルパン像だと感じられる。銭形や五右衛門と仲間になる背景は、後に作られたスペシャルドラマとは異なるパラレル・ワールドとして描かれている。ルパン二世の登場がやたらと多く、斬鉄剣の秘話も語られる。不二子のエロシーンはまだなく、声も増山江威子ではない。途中から宮崎駿と高畑勲が参加したことで、トーンはコミカル寄りのルパンファミリー路線へ転換する。「カリオストロの城」をモチーフとする元ネタが多数登場し、それを探すのが楽しい。特にジャジャ馬娘回がとても好き。
ハードボイルドな世界観と歌の哀愁が際立つ。シーズン1ならではのルパン三世は格別。第1シーズンを見終えた。
パイロットフィルムの段階から、杉井ギサブロー、芝山努、大塚康生といったレジェンドが揃っていた。シリーズ序盤の大隈正秋演出によるハードボイルドなルパン像は、現在の公的イメージにも大きな影響を残している。山田康雄の声と演技がキャラクターの色を決定づけ、モンキー・パンチも心理描写より佇まい・所作・行動で人格を築く手法を選んだ点が作品の安定感を支えた。第1シリーズが実証主義を旗印に掲げたことは、後年のルパンシリーズ全体を考えるうえで最も重要な貢献の一つだろう。
後半になると高畑勲と宮崎駿の演出が活劇の格を一段階高め、コミカルでオーバーな演技が可愛らしさを生み出した。人の描写だけでなく、車さえも生き物のように神経反射的に描かれる場面があり、カリオストロへの連続性を感じさせる要素も散見される。チンクエチェントの躍動は、キャラクター視線と一体であるかのように見える。
第1シリーズで高畑と宮崎が指揮を取った事実は、ルパン三世という作品にとって極めて幸運な配置であり、同時に完成形へとわずかずつ到達させたとも言える。以後の長期シリーズに影響を及ぼすルパンの可能性を決定づける呪縛は、現代にもなお息づいている。連綿と続くシリーズの流れの中で、カリオストロの城へと連なる要素も随所に見られ、完璧な助走が結実へと導いたのだ。
全員が揃う回は意外と少ない。時折、ルパン三世が一人で行動することもある。
次元が意外にも女性に夢中になったり、不二子の裏切りが思ったよりもひどかったりと、個人的には驚くことがあった。
さまざまな敵が登場し、魅力的な部分とギャグのバランスが良く、それなりに楽しめた。
原点であり頂点だと感じる。
序盤はハードボイルドな作風で、当時はあまり人気が出なかったと言われているが、宮崎駿と高畑勲のコンビが介入し、徐々にポップなスタイルに移行していく。とはいえ、キャラクターが崩れることなく自然な変化を見せているのは、さすがこの二人のコンビネーションだと感心する。個人的には、ニヒリスティックでハードボイルドな作風の中にも、時折見せる熱い瞬間がある序盤のルパンが特に好きだった。
時代背景も影響しているのか、作画に関してはやや緩い部分があり、『チャージマン研』を思い出してもらえると良いかもしれない。どの話かは忘れたが、初期の方では弾丸が薬莢ごと飛ぶシーンがあり、それには思わず笑ってしまった。
アニメを通じてファッションを学んだ。
不二子ちゃんのようにオシャレになりたかった。
あるいは、次元を超えるスタイルを目指していた。