BECKはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.5
BECK アニメ

2004年10月6日に公開のアニメ「BECK」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「BECK」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

BECKが視聴できる動画配信サービス

現在「BECK」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「BECK」が配信中です。

動画サービスPR 配信種別 利用料金
DMM TV 見放題 初回14日間無料
dアニメストア 見放題 初回31日間無料
U-NEXT 見放題 初回31日間無料
Rakuten TV レンタル 登録無料
最終更新日

BECKのあらすじ

田中幸雄14歳、平凡な日々だった人生があの男との出会いで変わるまで
14歳の田中幸雄、普通だった人生が一変した出会い――あの男との出会いまで
田中幸雄 14歳、平凡な日常に訪れた転機。あの男との出会いまで
田中幸雄14歳、平凡な日々を変えたあの出会い—あの男との遭遇まで

BECKの詳細情報

「BECK」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

制作会社
原作者
監督
脚本家
キャラクターデザイナー
主題歌・挿入歌
出演者
カテゴリー
制作国 日本
公開日 2004年10月6日

BECKの楽曲

「BECK」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。

BECKのエピソード

「BECK」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。

01 14歳 コユキ・本名:田中幸雄は何の取り得もコレといった目標もない中学2年生。その日も、憧れの存在だった石黒泉に水着盗撮犯と誤解された上、町ではヤンキーに絡まれボコられる散々な一日だった。ヘコんだコユキの前に現れたのは、ツギハギだらけの奇妙な犬…BECKとその飼い主、ぶっきら棒に英語を話すロン毛の少年。コユキ・14歳、竜介16歳。 彼らの運命の歯車が今ゆっくりと動き出した・・・。
02 LIVE HOUSE アメリカの人気バンド「ダイイング・ブリード」のギタリスト・エディとバンドを組んでいたことがあるという竜介。彼のバンドが出演するというライブハウスを訪れたコユキと泉だが、2人がたどり着いたドアの先では、竜介ともう一人のギタリスト・英二がバンドの事を巡って口論の真っ最中。ハラハラしながら竜介のバンドを待つコユキの目の前、ステージには、英詞でソウルフルに歌う少女……竜介の妹・真帆の姿があった。
03 Moon on the water 英二と別れた竜介は、新たなメンバー探しを始める。彼の代理で真帆と食事をするハメになったコユキは、一緒に竜介の住処へ行くことに。満月を見上げてダイブリの歌を歌うコユキに、真帆は大きく心を動かされる。そんなある日の放課後、泉に言わるがまま市営プールを訪れたコユキが出会ったのは、無類のロック好きで元五輪代表水泳強化選手、齋藤という男だった。
04 Strum the guitar ギターと水泳の練習を始めたコユキ。ところが、竜介から貰ったギターのネックを一瞬の不注意で折ってしまう。「2度と来るな……!」NY時代の思い出のギターを粗末に扱われ、竜介に絶交宣言されたコユキだが、壊れたギターを見た斉藤に修理が可能だと教えられ、一縷の望みを得るのだった。一方、千葉と共にバンド結成を目指す竜介だったが、彼が目をつけていたベーシスト・平をスカウトするため、英二も策を巡らせていたのだった。
05 BECK 斉藤の指導でギターと水泳のトレーニングに明け暮れるコユキ。地元の夏祭りで開催される歌謡コンテストでライブ初出演も決まった。一方、バンドに名前が必要だと気付いた竜介だが、彼の考えるバンド名はどれも微妙。結局、千葉の適当な思いつきで「Beck(仮)」に決定する。そして歌謡コンテストの日。心配された雨も上がり、真帆と共に会場へ乗り込むコユキだが、緊張を紛らわすため飲みすぎたベースの亀島が、酔いつぶれてしまった!
06 兵藤とジャガー 2学期が始まったコユキのクラスに、副担任の産休代理教師・桃子先生が赴任してきた。早速合唱コンクールの陣頭指揮を任されたコユキは、熱意が裏目に出てクラスを仕切る兵藤の反感を買うことに。その上、軽音楽部の部室を訪ねたコユキは、置いてあったギター・ジャガーを勝手に触って兵藤グループともみ合いになり、ボディに傷をつけてしまう。そして実はそのジャガーは、学校のケンカ王・北沢力也の私物だったのだ……
07 ルシール ジャガーの件で兵藤にパシリ扱いされるコユキ。学校が終わると、ギターと水泳の練習、そしてギターの修理代を稼ぐため斉藤の仕事を手伝う毎日が続いていた。一方、Beckもメンバーが揃い、初ライブを迎える。英二に壊されたレス・ポールに替わり、竜介の肩から下げられているのは、弾痕が残る曰くありげなギターだった。修理代も貯まり、直ったギターを楽器店で受け取ったコユキだが、その帰路に兵藤と力也に出くわしてしまう。
08 校内放送 やっと竜介とわだかまりが解けたコユキ。相変わらず兵藤に頭が上がらないが、真帆とは何となくいい感じだったり、桃子先生に一目ぼれした斉藤の世話を焼いたり、卒業した泉と再会したり、目まぐるしく変わっていく毎日を過ごしていた。ある日、相変わらずクラスでは孤立しているコユキは、放送室の前を通りかかる。手にはダイブリのMD。突如、学校中のスピーカーから流れ出した大音響は、コユキとBeckを新たな運命に導いてゆく。
09 LIVE前夜 サクという音楽仲間もでき、明るい兆しが見えてきたコユキの学生生活。兵藤たちの嫌がらせで水泳大会の殆どの種目にエントリーさせられるが、斉藤や真帆の応援もあって、見事に連中の鼻を明かす。一方、BECKは伸びない観客動員と金欠の狭間で停滞気味。ドラムの東郷が脱退し、解散の危機感も募っていた。ある日、ドラム雑誌を読んでいたサクをスタジオに誘った竜介。サクの叩き出すビートに、BECKは更なる可能性を見出す。
10 FACE コユキとサクをサポートメンバーに加えた新生BECKの初ライブは、盛り上がりのないまま終わった。うなだれるコユキだが、竜介の新曲に閃きを感じ、自分に歌わせてくれと申し出る。「FACE」と仮に名づけられたその曲を歌う声は、メンバーにコユキが秘めた限りないポテンシャルを確信させるものだった。リハーサルを重ね、着々と完成度を上げていくBECK。そんなある日、スタジオへ向かうコユキの前にあの力也が立ちはだかった。
11 Summer holiday いよいよ中学生活最後の夏休み。コユキは進路指導にギターの練習、そして真帆と遊園地でデート。一緒にプロのシンガーを目指そう、と言うコユキだが、真帆は「私は、コユキとは違うんだ……」と答え、唇にキスを残して去っていく。ある日の下北沢、BECKのライブは開始前から異様な期待感に包まれていた。来日中のダイイングブリード、ギタリストのエディがお忍びで観に来るという情報が流れていたのだ。
12 シークレットライブ ダイイングブリードのシークレットライブに招待されたコユキたち。そのライブは、竜介のライバル・栄二を売り出すために仕組まれた場でもあった。ところが、ボーカルのマットは栄二のギターを燃やして追い返すと、コユキをステージに呼び込む。『Swimming Bear』を歌うコユキの声は、観客たちを魅了する。夢のような体験から一週間、卒業した泉と久々に再会したコユキだが、彼女の素振りに一抹の寂しさを感じるのだった。
13 青い空 2学期が始まり、コユキとサクは田辺とバンドを結成して文化祭の音楽コンテストに出ることになった。あのシークレットライブ以来、BECKには追い風が吹き始めていたが、田辺のバンド「シェル・ブリュ」のレベルはひどく、兵藤一味にせせら笑われる。しかしコユキとサクは、兵藤に何か憎みきれない魅力を感じるのだった。そして文化祭当日。田辺は敵前逃亡、兵藤たちに煽られた生徒たちのブーイングを浴びるコユキたちだったが……
14 Dream プールでの一件以来、何となく顔を会わせづらくなっていたコユキと真帆だが、泉の気遣いのお陰で仲直り。一方、BECKのメジャーデビューへのアプローチは、ことごとく失敗。蘭が業界に張り巡らせた厚い壁をぶち破るため、竜介は自力で最高のCDを作ろうと、憑かれたようにリハーサルに没頭する。39.5度の熱を出しながらも、BECKのためにオールナイトで練習スタジオに入りするコユキ。朦朧とした意識の中で彼が見たものは……
15 Back to school その後半は波乱万丈だったコユキの中学生時代は終わり、サクと一緒の高校生活が始まった。驚いたことに千葉も同じ一枝学園の上級生だった。心機一転、BECKに全力投球するために自分のギターを買おうと決心したコユキは、竜介と共に訪れた楽器店で、中古のフェンダー・テレキャスターに魅了される。憧れの名器を手に入れるため、中華料理店でバイトを始める彼だが、バンドと学校とバイト……苦難の道は始まったばかりだった。
16 インディーズ 竜介の元にエディから連絡が入った。ダイブリのツアームービーを見た持ち主が、盗まれたルシールの在処に気付いたらしいという。一方、テレキャスを買うためコユキがバイトしてる店を、真帆と友達のヨシトが訪れた。真帆と親しげに接するコユキに、アイドル俳優のヨシトはジェラシーを抱く。そして、なけなしの金でBECKが自主制作したCDも思うように売れず、何とか状況を打開しようと悩む5人だったが……
17 スリーデイズ BECKの自主制作盤は、シカゴのインディーズレーベルで発売されることになった。コユキも念願のテレキャスを手に入れ、ギターの練習にも熱が入る。高校では益岡弘美ととの出会いもあった。BECKのメンバーは、それぞれバイトとスタジオ練習に明け暮れる毎日だ。彼らは着実にバンドとして進歩し続けていた。そんなある日、コユキと真帆は、ダイブリのツアームービーを撮ったJ・ウォルシュ監督の映画『スリーデイズ』を見に行く。
18 レオン・サイクス バンドマンの聖地と呼ばれるライブハウス・マーキーに進出したBECK。オーディションライブでは緊張した一同だが、ライブを重ねるにつれ、着実に周囲から認められていく。コユキはギターも上達し、未熟ながらも作曲にも挑戦するようになった。コユキのデモテープを聴いた竜介は、荒削りだが光るものを感じる。ついにマーキーの夜の部に出られるようになったBECKだが、その頃、真帆にもタレントデビューの話が持ち上がっていた。 そしてグレイトフルサウンドの為に、レオン・サイクスが日本にやって来る。
19 ブルース コユキたちに何も告げず、姿を消した竜介。彼を拉致したのは、アメリカ音楽界、RJレーベルの大物、レオン・サイクスだった。彼の目的は、NYで盗まれたベックとルシールを取り返し、犯人に制裁を加えることだ。レオンに連れて行かれた店で、竜介は伝説のブルースマン、ジョン・リー・ディビスと出会う。覚悟を決めた竜介は、レオンにディビスとのセッションを請願する。竜介の才能を認めたディビスは、レオンに制裁を考え直すよう、助言する。
20 グレイトフルサウンド BECKに、佐藤のオバチャンという新たな支持者が現れた。エディと友人である竜介を通じて、ダイブリを国内最大級の野外フェスティバル、グレイトフルサウンドに呼びたいという。ダイブリの出場を条件に、BECKがグレイトフルサウンドに出られるよう、竜介は動きはじめる。釣り堀小屋で竜介がふと話し始めた夢の話は、コユキが高熱を出した時に見た伝説のロッカーたちがゴミを拾う光景と同じだった。
21 Write Music グレイトフルサウンド出演の可能性を信じ、BECKは再び動き出した。マーキーのレギュラーに定着し、竜介は新たにオリジナルCDを作ろうとメンバーに話す。千葉はクラブでラッパーとしての腕を磨いていた。コユキは、斎藤さんのオウム・ペイジを逃がしてしまい、真帆と共に街中を探し回る。「私はコユキが平凡な人間だなんて思わないよ」真帆に言われ、今までの自分の生き方について疑問を抱くコユキ。早朝の街を一人歩くコユキの頭の中に、突然メロディが降りてくる。
22 前夜祭 コユキの学校が夏休みに入った。グレイトフルサウンドまでは、あとわずか。BECKのメンバーは、練習に、曲作りにと気合が入る。特に竜介の集中力は他を圧倒していた。コユキは自分のメロディに詞を付けることになり、悪戦苦闘するが、斎藤さんの歌を元に竜介が英訳、改良を加えて、新曲『Slip out』は完成する。ライブを重ねる事で、上がって行くテンション、そして、ついにグレイトフルサウンドの会場に向け、メンバーを乗せた車は発進した。
23 FESTIVAL 晴天の中、野外最大のロックフェスティバル、グレイトフルサウンドが幕をあけた。栄二のベルアームと大物ラッパー・マルコムを抑え、BECKの観客が一番多かった場合のみ、借りはチャラになるという約束をレオンとかわした彼らは、賭けに勝つか解散か、もはや選択の余地は無かった。ライブ直前、夢の話をめぐって竜介と千葉の間に深いミゾが出来る。結果、千葉は1人立ち去る。必死で千葉を探し回るコユキたちだが、ライブのスタート時間は刻一刻と迫ってくる。
24 サードステージ アコギを片手に、ただ一人ステージに立つコユキ。その歌声に引き寄せられるようにサク、そして平がステージに現れる。そして、全ての迷いや雑念を捨てた竜介も、ルシールを携えてBECKのステージに上がる。一方、ライブ会場でハメを外して暴れ、警備員に閉じ込められていた千葉も、尊敬するジェネレーション69のメンバーに助けられ、サードステージに向かっていた。激しく降り続ける雨の中、徐々に観客たちはサードステージへ集まり始める。
25 Slip out 3rdステージは熱狂に包まれていた。やっと5人が揃ったBeckは無敵状態。『Slip out』がフェイドアウトしてメンバーがステージを去った後も、アンコールの声と拍手が響き続けていた。気力と体力を絞りつくした5人。アンコールに答えず、竜介はテントから1人去って行った。夜の木立の中、コユキは真帆と唇を重ねながらBeckが終ったことをつげる。そして新学期。高校に戻ったコユキに、佐藤のオバチャンから電話がかかってきた。
26 America 竜介は行方知れず、他の4人も別々の道を歩き始めた。しかし、コユキはBeckの復活を信じて動き出す。転校したサクが、ラーメン屋で修行していた千葉が、超人気インディーズバンド、ヒーロウズのベースとして活躍していた平が、コユキの元に再び集ってきた。そして、グレイトフルサウンドでBeckのパフォーマンスに触れたバンドF.V.Eから、アメリカ横断ツアーへのオファーが届いた。竜介の抜けた4人きりのBeckは、キケンなカケ、アメリカツアーへと日本を旅立つ。5人のステージは実現するのか?

感想・レビュー

  1. 千葉恵里

    もしこれを10年前に見ていたら、人生が変わっていたかもしれない。
    でも、今見たことで再び青春を感じることができたし、いつ見ても素晴らしい作品だと感じる。
    今のアニメにはない理不尽さや、うまくいかないシーンは、本当に人生そのものだ。

  2. ミキモト ミキモト

    ハロルド作石×月マガの作品を公式YouTubeでチェック。動画がアップされていたので観てみた。連載時には友人が読んでいた記憶がある。漫画版で続きを読むか検討するつもりだが、たぶん読まない予定。

  3. こっちゃん こっちゃん

    かっこいい要素を詰め込んだアニメ。日常の描写とイベントシーンが滑らかに展開し、見応えがありました。ただ、漫画と比べるとアニメには表現の限界を感じる場面もあるかもしれません。

  4. しまにゃん しまにゃん

    マッドハウスの雰囲気がとても心地良い。
    コユキが素直に青春を楽しんでいるのが素敵だ。

    丸山さまのお話を伺いに行けるなんて、光栄すぎて嬉しい。

  5. 松田渉

    運命の出会いを経てロックに目覚めたコユキ。その後の音楽的な経験は彼を一段と成長させていく。

    非常に感情に響く瞬間がいっぱいある。ロックに没頭する瞬間は、まるで新たな世界が広がるようだ。この素晴らしい音楽があるんだ、ギターソロが最高だし、このベースラインはまるで歌っているように感じることが多いよね。

    人生の道を見失った少年が、一人前の男性に成長していく。音楽の力の偉大さを、このアニメは教えてくれた。

    サウンドトラックをよく聴いていたな。SPICE OF LIFEやBelle AmeのLost Melodyが特に好きだった。

  6. 日野優太 日野優太

    OPが素晴らしすぎる

    世の中には2種類の人間が存在する。賢い人と素直な人だ。
    しみじみ感じる、、、素直になるのが一番難しい、、、(自分が賢いなんて思っているわけじゃないので一応)

    最近もやもやしていたけれど、これが本当に良かった。好き。

  7. 鈴木秀樹

    見終わったその日から、また最初からすぐに観直したくなる作品は、これが初めてかもしれない。全てを観終えたとき、もうこの作品の続きがないと思うと強く悲しくなり、軽い虚無感に襲われる。

  8. DAI

    めちゃくちゃ面白くて、ライブに行きたくなる衝動が止まらない。終わり方も最高だった。

  9. 独り言 独り言

    エモすぎる!!!

    さらにめちゃくちゃ面白い!!!

    自分の子供時代の平成の雰囲気が懐かしくて、あの頃に戻りたいと強く思わせてくれる作品です。

    出会いとは別れを重ねてこその青春ですよね。

    他のアニメではすぐに恋に落ちて付き合ったり、分かりやすくアプローチするシーンが多いですが、実際の人間はそんなに素直になれないもの。特に思春期真っ只中の中学生なんて、さらにその傾向が強いです。

    そんな若い頃特有の感情が見事に描かれています。

    恋愛、バンド、友情の全てが詰まった、なかなかお目にかかれない高い完成度のアニメでした。

    そしてサクが素晴らしいキャラクターすぎる!以上!

  10. 淋しい熱帯魚 淋しい熱帯魚

    世界は自分の存在を気にせず、何事もなく過ぎていくことがある。だからこそ、私は行動する価値を信じる。ごく普通の中学生が、ふとしたきっかけで音楽とバンドへのめり込む、心を打つ成長ストーリー。恋をして挫折を乗り越え、仲間とともに前へ進む姿が描かれる。主人公を取り巻く音楽を愛する人々の熱量が、羨ましく感じるほどだ。ギターを練習するとき、水泳を練習するとき、ひたむきに全力を尽くすコユキの姿は、ただただ凄い。そんな人間だからこそ、素敵な出会いが待っているのだろう。主題歌から挿入歌まで、楽曲のクオリティがとても高い。ビークルのHit in the USAがこのアニメの主題歌だったと知って驚いた。最終回で平が関わるインディーズバンドがゴリゴリのピロウズ風で、もうたまらなく興奮した。クライマックスにふさふさしい盛り上がりだった。忘れかけていた情熱が少し蘇ったような気がする。仕事をしながらでも夢は追える、そんな希望を感じさせてくれる作品だった。