2011年1月13日に公開のアニメ「フラクタル」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「フラクタル」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
フラクタルが視聴できる動画配信サービス
現在「フラクタル」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「フラクタル」が配信中です。
最終更新日
フラクタルのあらすじ
世界を統括する“フラクタルシステム”の完成により、人類は働くことなしに生きられる圧倒的な楽園へ足を踏み入れた。長い千年の時を経てもシステムは生き続け、いまや誰にもその全貌を解析できない。多くの人が、その維持こそが幸福の条件だと信じて疑わない。物語は、そんなシステムが崩れかけたある大陸の端の島で動き出す。日々を漫然と生きる少年クレインは、追われ崖下へと転落した少女フリュネを救うが、彼女はブローチを残して姿を消してしまう。ブローチに刻まれたデータには、少女の姿をしたアバター“ネッサ”が封じられていた。ネッサとともにフリュネを探す旅に出たクレインは、やがて“システム”の秘密と真実へと迫っていく。
フラクタルの詳細情報
「フラクタル」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
フラクタルの楽曲
「フラクタル」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラック「フラクタル」オリジナル・サウンドトラック Various Artists
- オープニングテーマハリネズミAZUMA HITOMI
- エンディングテーマDown By The Salley GardensAZUMA HITOMI
- エンディングテーマサリーガーデンAZUMA HITOMI
フラクタルのエピソード
「フラクタル」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | 出会い | フラクタルシステムがかつての勢いを失ってから千年。人々はその恩恵による究極の個人主義的生活を送っていた。主人公クレインはそんな世界に生きる14歳の少年。古い機械の収集や解析が趣味で、第二の自分・通称「ドッペル」を持たないちょっと変だけど、ごく普通の男の子。ある日クレインは謎の飛行船に追われる一人の少女を助ける。シスター服を着たその少女はフリュネと名乗った。初めて触れ合う生身のニンゲン、女の子―、彼女との出会いがクレインの日常を変えてゆく。 |
02 | ネッサ | どーーーん!フリュネが残したブローチから出てきたのは幼い女の子ドッペル・ネッサだった。普通のドッペルとは違う触れるドッペルに戸惑うクレイン。一方天真爛漫・無邪気なネッサは行く先々で問題を起こしてしまい…。初めて他人に振り回されるわずらわしさに苛立つクレインはネッサを「忘れ物」としてセキュリティに預けてしまう。 クレインを自分の居場所だと言ったネッサは一体どうなってしまうのか…!? |
03 | グラニッツの村 | フリュネを追っていたエンリにネッサと共に捕らわれてしまったクレイン!連れてこられたのはフラクタルシステムに頼らない生活を送るロストミレニアムの人々が住むグラニッツ村だった―。旧時代のものがあふれるその村にビンテージ好きなクレインは興味津々、好奇心を抑えきれない。自分が今まで知らなかった世界がクレインの前に広がってゆく。リーダーのスンダはどうやらクレインがフリュネの行方を知っていると考えているよう。 そんな中スンダ達はフラクタルシステムに大きく関係のある「星祭り」襲撃を企てていて…。 |
04 | 出発 | 星祭り会場に突然現れたフリュネ。スンダは襲撃を諦め、「世界の鍵」・フリュネを僧院側から誘拐する。それにより僧院から指名手配されてしまったグラニッツ一家は、フリュネを連れて村から離れる決断をする。 フリュネとの再会を喜ぶクレイン。もともとはフリュネの物だとネッサを返そうとするがフリュネはそれを拒絶してしまう。自分は嫌われているから……と。 そんなクレインに腹を立てるネッサ。フリュネの事が気になるクレインはネッサよりもフリュネを優先してしまって……。 |
05 | 旅路 | グラニッツ一家と共にダナンに乗る事になったクレインとフリュネ。 フリュネは人質としてだが、付録扱いのクレインにはイマイチ居場所がない。ただ乗りするわけにもいかず、艦の手伝いをするクレインだが初めての肉体労働に戸惑うばかり。 興味のあるヴィンテージの機械にも触らせてもらえないし、気配はあるものの姿を現さないネッサやはっきりしないフリュネにもやもやするクレイン。 そんな中ダナンに異常事態発生!? |
06 | 最果ての町 | ぎこちなくもネッサと分かり合えたフリュネ。クレインも大爺になんとか認められ、ダナンに触ることが許された。 そんな中ダナンのメンテナンスの為立ち寄った場所は、バルーンが落ちフラクタルの加護を失った圏外難民たちがさまよう土地だった。 フラクタルシステムの現状を目の当たりにしたクレインは、ヴィンテージカメラを持った怪しげな男と知り合う。友達になりたいというクレインに男は「とっておきの物」を見せてやると言い― |
07 | 虚飾の街 | 水探しの途中ではぐれてしまったクレインとネッサ。ミーガンというドッペルに助けられたクレインは完全都市「ザナドゥ」へとやってくる。ザナドゥはフラクタルシステムがまだ完全に機能している街。そこでクレインは何者かから妨害を受け高熱にうなされるネッサを発見する。エンリ達はゲイルという人物に出会いクレイン達を探してもらうが……。 |
08 | 地下の秘密 | バローに捕らわれてしまったクレインとフリュネ。重傷を負ったクレインを人質に取られ、フリュネはバローの仕打ちに耐えるしかない状況に。 一方クレインはネッサと同じ容姿の女の子に出会う。フリュネの居場所を尋ねるが、彼女は自分の名前もフリュネだと言いなんだか会話がかみ合わない。 そんな中クレインは自分が捕らわれた施設の全貌を知ることになる。 |
09 | 追いつめられて | 地下施設からなんとか生還したクレインとフリュネはグラニッツのメンバーと合流する。 フリュネとネッサの秘密……そして「鍵」の秘密をを知るクレイン。フリュネもネッサも自分にとって大切な人だとクレインは二人を守る決意を固める。 そんな中ロスミレ派の村が僧院により次々に攻撃されグラニッツの村も襲撃されてしまう。ロスミレ派はこれを機に僧院に総攻撃をかける事に。スンダはフリュネとネッサを守るようにとクレインに言うが……。 |
10 | 僧院へ | ついにロスミレ派と僧院の全面戦争が始まってしまった。 僧院を急襲するロスミレ艦隊、応戦する僧院、そのさなかに、飛行船に乗ったクレインとネッサがやってきて、グラニッツと合流する事に……!? |
11 | 楽園 | フラクタル・システムを巡った激しい攻防。 システムの再起動を強行するモーラン、阻止しようとするディアス、混乱の渦に巻き込まれたクレインは、ある重大な選択を託される……。 |
感想・レビュー
世界観やテーマは非常に魅力的です。
しかし、ストーリーは少し物足りなく、長さに対して感情移入が難しいと感じました。
雰囲気と楽曲は群を抜いて好きだ。
ストーリーは暗くじめじめしており、展開が理解しづらい場面が多い。
好きなキャラが出てもあっさり死んでしまい、切なくなる。
それでも、雰囲気は本当に魅力的だ。
王道の冒険譚として完成度が高く、考える要素も適度に盛り込まれており、最後まで飽きさせません。ただ、結末はもう少しだけ工夫が欲しかったひとひねり加えればさらに印象深かったはずです。
ネットワーク社会を生きる世界。人と会わず、仕事もしないで平和に生きるフラクタル・システムを再構築する鍵を握る少女と、それを巡って動くレジスタンスに巻き込まれる少年。世界観と設定が魅力的で、個人的には90年代アニメ風の雰囲気が好き。宗教・クローン・純潔のモチーフには既視感を覚えるが、現代とリンクする視点は当時としては新鮮なネタ。オープニングとエンディングが、作品を見事に彩っている。
世界観は非常に魅力的だったけれど、どこか一歩足りないように感じた。
作品がつまらなくて驚いたけれど、狙いは理解できるようになった。押井守のつまらない作品と同じくらい、この作品もつまらないと感じていた。
第1話は非常に素晴らしかったけれど、2話目以降は期待していた雰囲気とは違ってしまった。それでも、見たこと自体は良い思い出として残っている。内容はあまり覚えていないけど、音楽は素晴らしかったので、ダウンロードしてよく聴いていた。
左さんの作画が本当に大好きです。
第1話の世界観の雰囲気は忘れられなくて、再び見返したくなります。
評判が良くないのが残念ですが。
ディストピアの中で、情報に埋もれて思考を失った人々や、性虐待によって感情と肉体が乖離する様子が描かれています。
久しぶりに観た!懐かしさが込み上げる。あの歌で瞬時に記憶が蘇ったよ。面白いけれど、ちょっと物足りない気もする。キャラクターや声優、世界観は素晴らしいね。
SFのボーイミーツガール的な物語で、雰囲気や世界観、キャラクターの動きがジブリ作品を思わせる。ストーリーや設定には『エウレカセブン』の影響を感じた。少し古いアニメだけれど、今観ても新鮮で古臭さを感じない。仮想空間に生きることが夢物語ではない今の時代に、リアルさを感じた。観る人を選ぶ作品かもしれないが、私にはとても魅力的に思える。ヒロインについての真実が明らかになる過程はかなり辛い。クレインが周囲に「エッチ」と言わせるシーンは少々うるさく感じたが、ヒロインの性虐待の事実を知るとその意味がわかった。クレインの「エッチ」とのやり取りはコミュニケーションがうまくいっていない描写だと思うが、おそらく意図的だろう。虐待も戦争も一方的だからね。ネッサの可愛さは終始際立っていて、イライラするキャラクターにならず、ずっと愛らしかったのも素晴らしい。さらに、声優陣のパフォーマンスも圧倒的だった。