2012年2月2日に公開のアニメ「ブラック★ロックシューター」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ブラック★ロックシューター」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ブラック★ロックシューターが視聴できる動画配信サービス
現在「ブラック★ロックシューター」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「ブラック★ロックシューター」が配信中です。
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ブラック★ロックシューターのあらすじ
異なる世界が並ぶ場所で、ひとりの少女が静かにたたずんでいた。真っ黒な髪に黒い衣装、青い光を瞳に宿す彼女の名はブラックロックシューター。巨大な銃を手に、彼女は激しい戦いへと身を投じる。一方で別の世界では、中学校へ進学した黒衣マトが、珍しい苗字「小鳥遊(たかなし)」に惹かれ、クラスメイトの小鳥遊ヨミに話しかけようとする。心を開かないヨミに対し、マトは一生懸命距離を縮めようとするが――そんなマトの姿が、次の世界へと続く物語を静かに動かしていく。
ブラック★ロックシューターの詳細情報
「ブラック★ロックシューター」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
ブラック★ロックシューターの楽曲
「ブラック★ロックシューター」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- エンディングテーマ僕らのあしあとsupercell
ブラック★ロックシューターのエピソード
「ブラック★ロックシューター」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | あとどれだけ叫べばいいのだろう | 中学校に入学したマトは、"小鳥遊(たかなし)"という珍しい苗字に惹かれ、小鳥遊ヨミに興味を持つ。一生懸命話しかけるマトだが、ヨミはなかなか心を開かない。だが、マトとヨミが同じ絵本を持っていたことをきっかけに、マトはヨミの家に遊びに行くことになる。ヨミの家で次第に打ち解けていくマトとヨミ。しかし、そこにヨミの親友だという車椅子の少女・カガリが現れて・・・。一方、裏世界ではブラックロックシューターが激しい戦いを繰り広げていた。 |
02 | 夜明けを抱く空 | マトは半ば強引にヨミをお祭りに誘ったが、約束の場所にヨミは現れなかった。一言「ごめんなさい」とだけメールを残して・・・。次の日、マトはヨミの家を訪ねる。窓からマトが訪ねてきたのを目にしたヨミ、思わず部屋を飛び出そうとする。しかし、そんなヨミを止めるためにカガリは自らを傷つけてしまう。そのまま、病院に運ばれたカガリとそれに付き添うヨミ。カガリという存在に囚われてしまっているヨミに対して、マトは「一緒に帰ろう!」と呼びかける。その頃、裏世界ではブラックロックシューターとチャリオットの戦いが激化して…! |
03 | こらえた涙があふれそうなの | 病院での一件以来、カガリはヨミへの執着心をなぜか失ってしまった。そんなカガリから解放されて、ヨミとマトの距離も段々と縮まっていった。そこにマトの親友・ユウも加わり、部活では主将のアラタにしごかれつつも、マトの学生生活はすべてがうまくいったかのように見えた。しかし、そんなマトを見るヨミの目は複雑な色をたたえており…。そして、裏世界ではブラックロックシューターがブラックゴールドソーと戦い、未完成の少女たちを蹴散らしていた。 |
04 | いつか夢見た世界が閉じる | 無事に退院したカガリは、学校へと復帰する。ヨミやマトの心配をよそに、すぐにクラスに溶け込んでしまうカガリ。ヨミは安心すると共に、どこか拍子抜けしたような気分を味わっていた。そんな中、ヨミがふと気づくと、マトの隣にはユウがいて、カガリにはクラスメイトが取り巻きを作っている。徐々に自分の居場所を見失っていくヨミ。一方、マトは様子のおかしいヨミを元気づけるため、カガリにお菓子作りを提案するが…。 |
05 | ブラック・ロックシューター | マトとユウの仲の良さに疎外感を感じていたヨミは、カガリにも拒絶されたことによって完全に壊れてしまう。そんなヨミに加えて、カガリもアラタもどこか様子がおかしい。途方に暮れるマトはスクールカウンセラー・サヤのところへ行く。しかし、サヤの不気味な言動に不安を覚えたマトは、思わず相談室を飛び出す。更にそんなマトに追い打ちをかけるかのよう出来事が・・・。その頃、裏世界ではブラックロックシューターとデッドマスターが血みどろの戦いを繰り広げていた。 |
06 | あるはずもないあの時の希望 | もうひとつの世界の戦う少女たち。ブラックロックシューターはデッドマスターを倒した。デッドマスターの死に激しい負の感情を抱いたマトはそのままブラックロックシューターに取り込まれてしまう。そして、暴走するブラックロックシューター。彼女を止めようとブラックゴールドソーは戦いを挑むも、圧倒されまるで歯が立たない。一方、現実世界では、もうひとつの世界に行ったきり帰ってこないマトを、ユウはサヤのもとに運ぶが…。 |
07 | 闇を駆ける星に願いを | ブラックロックシューターの力の前にブラックゴールドソーは破れてしまう。そしてストレングスとブラックロックシューターの戦いがはじまる。暴走したブラックロックシューターの圧倒的な力の前に押されるストレングス。現実世界でその様子見守っていたユウはサヤに、ブラックロックシューターの強大な力の源はマトの本質に関係したものだという。そして、ユウはマトを救う最後の手段として、ある決心をする。 |
08 | 世界を超えて | 元来の力を取り戻したストレングスが、ブラックロックシューターへ猛攻をかける。しかし、ストレングスの中のユウは自ら死を選ぼうとする。そんな内部で揺れるストレングスの隙を見たブラックロックシューターは必殺の一撃をたたき込もうとする。その瞬間、ブラックロックシューターに囚われていたマトから、まばゆい光が発せられる。再びマトが目を覚ました時、彼女はブラックロックシューターから解放されていた・・・そして、マトとブラックロックシューターの最後の戦いが始まる! |
感想・レビュー
初音ミクの曲が好きでついに視聴しましたが、まどマギのようなダークな雰囲気を持つアニメで衝撃的でした。考えさせられる内容で、もう一度じっくり見たいと思いました。
アマプラのDアニメで視聴を終えました。視聴日は2025年6月24日、全8話と短めで観やすい作品です。
今回が2回目の視聴でしたが、前回はほぼリアルタイムで観賞しており、ニコニコ動画全盛期の時代だったこともあって、大手ニコ生主の番組で酷評されているのを見て驚きました。コメントも賑やかで賛否が分かれていたのを覚えています。
当時は私にとって強い印象で、BD BOX(約2.5万円)を本気で買おうか悩んだほどでした。長年Amazonの欲しい物リストに入れていましたが、結局安くなることはなく購入には至りませんでした。
本作の魅力を私なりに挙げると以下のとおりです。
– 黒ミクと呼ばれるダークで格好良いデザイン。巨大武器と組み合わせた厨二感が強い。
– キャラデザがシュタゲのhukeさん。
– オープニングはロボット風のボカロで強い哀愁を表現。エンディングは闇から希望へと導くこゑださんのボーカルで、Supercellらしい楽曲性を両立。
– 岡田麿里の濃密でえぐみの強い脚本。ブラックロックシューターという素材のみからの創作であり、当時の他作品が2011年頃であることを考えると、岡田麿里は天才級の才能と呼べる水準だったと言える。
– 視聴者が気づきにくい大仕掛けとミスリード。
– モノノ怪と同じプロデューサー山本幸治の関与。
– ヤマカン(山本直樹かどうかは別として)のOrdetと3D CGアニメのサンジケンによる共同制作で、2012年としては驚異的なCG表現。情報量が多く、当時の通信環境やテレビ放送環境では描画が崩れる現象が起きたのは、この作品と『レゴムービー』のみの珍現象でした。
当時の評価だけを見れば万人向けではないかもしれませんが、私のような趣味嗜好の人には稀に刺さる作品です。機会があれば、少しだけ覗いてみてください。推定20%程度の人にはハマる可能性があり、マッチング率は高くないもののおすすめです。
オマケ
岡田麿里脚本(シリーズ構成)作品のマイフェイバリット順位(長いタイトルが多いので略称表記)
1 ブラックロックシューター 4.5
2 花咲くいろは 4.5
3 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない 4.5
4 とらドラ! 4.0
5 ここさけ 3.5
6 凪のあすから 3.0
7 アリテレ 3.0
8 キズナイーバー 3.0
9 さよ朝 3.0
内容を完全に忘れている作品もありますが、視聴時の印象を基に大まかに採点しています。
いずれの作品も時間を無駄にしたレベルではなく、岡田麿里脚本(シリーズ構成)作品は一定の水準を保ち、好みに合わせて楽しめる作品が多いと感じます。女性アニメ脚本家として吉田玲子さんの次に応援しています。
女子中学生の人間関係と心の世界を描く物語。解説なしでは構造がわかりづらい箇所があり、登場人物はかわいらしい一方で描かれる場面はかなりハード。友人関係の難しさを描く描写が多く、誰に薦めるかは悩ましいかもしれない。しかし、10代の女の子のこの子じゃなきゃだめと感じる友情、劣等感や葛藤の濃密な表現は非常にわかりやすく、モヤモヤ感が強く伝わる。ガールミーツガールの要素としての魅力も高く、心の動きが映像化された戦う世界の表現も見どころだ。
個人的には『まどかマギカ』と似たタイプのアニメです。
戦闘がメインですが、敵が非常に複雑です。
かなり深く考えさせられる作品ですね。
主題歌の『僕らの足跡』は、このアニメに非常に合った歌詞だと思います。
そういった点も含めて、このストーリーが気に入っています。
裏世界のキャラクターデザインと世界観がDOD3の姉妹に似ていると感じて見始めましたが、期待通りにバトルはかっこよくて可愛く、最高です〜〜〜〜〜現実の女子中学生たちの悩みや苦しみがリアルでありつつ、次第に過激になっていく様子が裏世界との境界が曖昧になるのにちょうど良い感じです。私が好きなファンタジーで、裏世界のキャラクターたちみんな本当にかわいい〜〜〜〜〜
メモ
当時、ギルクラをきっかけにノイタミナの作品をよく観ていたので、その流れで視聴しました。
非常に厨二的な世界観だったと記憶しています。
レビューを見て初めて知ったのですが、歌が原作だったのですね!だから初音ミクのようなキャラクターが登場していたのかもしれません。
評価は低めのようですが、個人的には予想外の佳作を見つけたアニメでした。思春期の友だち関係の悩みを丁寧に描き、痛みに耐えきれずもう1つの人格を作り、それに痛みを肩代わりしてもらうという独自の設定が印象的です。深層心理の世界で展開される物語は、哲学的な問いを連想させます。痛みから目を逸らさず、傷ついても相手を傷つけても、分かり合おうとする姿勢が強く描かれていました。全8話という短い構成ながら、視聴後に深く考えさせられる作品でした。
様々な考察ができそうですが、初回はあまり考えずに楽しむ方が良いかもしれません。
カゲを用いた図式的な語り口と今石洋之の緩急のある剣戟が非常にマッチしている。
個人的にはこの作品が一番綺麗だと思う。
分かりづらいと感じる人がいるのも理解できるが、当時中学生だった自分には共感できる場面が多かった。
理由もなく他人にイライラしてしまう場面があるなど、多感な時期の感情の揺れを共感できる箇所がたくさんあった。
CGは当時としてはセル風の質感を上手く再現していて、印象に残る作りだった。