2005年4月14日に公開のアニメ「ハチミツとクローバー」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ハチミツとクローバー」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ハチミツとクローバーが視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
ハチミツとクローバーのあらすじ
おんぼろアパートで貧乏ながらも楽しく暮らす美大生・竹本・真山・森田。ある日、花本先生が可憐な編入生・はぐみを紹介する。
ハチミツとクローバーの詳細情報
「ハチミツとクローバー」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
原作者 | 羽海野チカ |
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監督 | カサヰケンイチ |
脚本家 | 黒田洋介 |
キャラクターデザイナー | 島村秀一 |
主題歌・挿入歌 | YUKI スネオヘアー |
出演者 | |
カテゴリー | アニメ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 2005年4月14日 |
ハチミツとクローバーのエピソード
「ハチミツとクローバー」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | ……人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった。まいったな…… | 築25年、家賃3万8千円のボロアパートに住む、美大生の竹本祐太は、同じ大学の先輩・真山巧、森田忍にからかわれつつも楽しい共同生活を送っていた。新学期を迎えたある日、花本先生の従兄弟の娘で少女のように小さく可憐な編入生・花本はぐみを紹介される。 |
02 | はぐちゃんを見て少し、焦った……っていうか | 執拗にちょっかいを出す森田にすっかり怯えてしまったはぐみ。そのストレスを作品制作にぶつけるが、それはなんと、彼女の見かけからは想像できないほどの超巨大なマッチョ像!実ははぐみは将来を期待される才能の持ち主だったのだ。そんなはぐみを見て、竹本は複雑な心境になる。 |
03 | あのさ、お前。なんで俺なんだ? | 帰省中のはぐみから電話をもらうほど仲良くなった竹本たち。電話口でドギマギする竹本を笑う真山だったが、一本の電話が彼を走らせる。電話は、原田デザインの理花からだった。一方、同級生の山田あゆみはそんな真山への気持ちを諦め切れずにいる。 |
04 | ホントはあんま好きじゃない。クリスマス…… | 周囲の学生から浮いているはぐみ。プレッシャーから倒れそうなところを竹本に介抱される。街もクリスマスムードが盛り上がってきたある日、サンタの格好をした森田がクリスマス会のカードを配りに来た。しかし、竹本にとってクリスマスは楽しいものではなかった。だが、今年のクリスマスは違った。皆が、そしてはぐみが居たから。 |
05 | ……うん………ただいま…… | 久々に帰省する竹本。気が進まない理由は、母の再婚相手である稼頭男のストレートさが苦手だからだ。帰京して花本先生の家に向かった竹本に、はぐみは「おかえりなさい」と微笑む。その後、クリスマス会の森田のプレゼントの宝くじが当たり、花本先生の引率で熱海へと行く一行だったが・・・。 |
06 | ……なあ山田、なんで俺なんか好きになっちまったんだよ | 温泉からの帰り道、遊園地でしばし遊ぶ一行。真山は花本先生から理花の過去を聞く。花本は理花の亡くなった旦那の原田と親友だったのだ。卒業シーズンになり、皆の進路はバラバラに。飲み会の帰り道、酔った山田を背負いながら歩く真山。山田への応えられない気持ちを語る真山と、泣きながら告白する月だけが見ていた。 |
07 | はぐ、一緒に行こう | 長期に渡る海外でのフィールドワークに、恩師から誘われて迷っていた花本先生。はぐみを一人にすることを心配していたが、意に反して、「大丈夫。お友達がいるから」と出発を促される。旅立つ花本先生のために四葉のクローバーを見つけに行くはぐみ。竹本たちも手伝い、皆で一緒に探すが・・・。 |
08 | ああ……遠いなぁ…… | 竹本の誕生会で、花本宅に集まった面々。途中で帰る真山を見送る山田は、まだ真山への恋心を捨てられずにいた。しかし、真山の心は相変わらず理花の存在が占めたまま。一方、竹本は、上京以来初めて1人の夜を過ごすはぐみを心配し、彼女のもとへと向かっていた。 |
09 | 彼女は気付いただろうか?なぜオレは教えないんだろうか? | 浜美祭まで、あと8日と迫ったキャンパス。花本先生がいなくなった今、はぐみは相談相手を失い、創作活動の壁にぶつかっていた。森田は元気のないはぐみに気がつき、贈り主がわからないよう、こっそりとブローチを贈る。それを偶然察してしまった竹本は、はぐみにそのことを告げようかどうか迷っていた・・・。そして、冬の足音が近づいてくる。 |
10 | ……そんな簡単に放り出していいもんじゃないだろ…… | 12月も終わりに近づいた寒空の下、竹本たち5人は、水上バスに乗って短い船旅に出た。竹本は、はぐみの身に着けているブローチを目にして、切なそうにはぐみを見つめる。そんな竹本の様子を気遣い、真山が竹本にはぐみと過ごしてきた決して短くない時間を思い出させる。竹本の思い出が観覧車のようにゆっくりと回っていた。 |
11 | た……楽しくなかった…… | 今朝も森田のやりたい放題が原因で、もめている社会人・真山と未だ学生・森田。その狭間で泣いている竹本。そんなある日、花本先生が、突如、モンゴルから帰国するのだが・・・・・・。帰国後の残務に追われ、はぐみの相手をできない花本先生の代わりに、森田がはぐみと二人きりで買い物に出かける事に。そんな二人を見送ることしか出来ない竹本。それぞれの想いがゆっくりと交錯していく。 |
12 | バッカヤロウ。何考えてんだよ! | 伝説の大学8年生になった森田は、花見の席で意気揚々とリサイタルなどを催す。一方、はぐみはなんだか元気がない。竹本は、はぐみがブローチをはずしている事に気づく。森田と出かけたあの日以降、様子がおかしいはぐみだったが、ついに体調を崩し、寝込んでしまう・・・。そして森田は、帰国予定もわからぬままに、突然ロスへと旅立ってしまう。竹本は、急いで空港へと後を追うが、森田を乗せた旅客機は、すでに空の上だった。機影に向かって叫ぶことしかできない竹本は、力なく項垂れる・・・。 |
13 | ……彼女に……僕はいったい、どんな答えを期待していたんだろう | 唐突にアメリカに旅立った森田。残された一同は、ただ唖然とするばかり。「森田さんに、帰ってきて欲しい?帰って来て欲しくない?」何を思ったのか、いきなりはぐみに問いかける竹本。しかし、はぐみの口からは竹本の予想外の答えが返ってきた・・・。はぐみが森田に特別な感情を抱いていたことに初めて気が付いた真山と山田。そして、それ以来、はぐみは創作活動に没頭するようになる。そんなはぐみを心配に思った山田は、気晴らしにみんなで花火大会に出かけようとはぐみを誘うことに。 |
14 | 夢の中で、彼女に遭った…… | 藤原デザイン事務所で、美和子、野宮たちやり手の先輩に囲まれながら奮闘している社会人・真山。しかし、ふと気が付くと昨晩見た理花の夢のことを思い出している。そんなとき、偶然、公園で真山を見かけた理花は、声をかけることをしない。野宮は花器をオーダーするため山田を紹介して欲しいと真山に頼むが、真山は頑なに野宮を山田に近づけないようする。それを不思議に思った美和子たちは・・・。 |
15 | ……理花さん。オレをまた原田デザインで使ってもらえますか? | 真山を挑発するかのように、野宮は山田に急接近する。そして野宮は、山田を半ば強引に長野へと、ドライブに連れて去る。二人の関係が気になる真山だが、突然浅井さんが倒れてしまい入院したことを聞かされる。見舞いに訪れた病院で、1年以上ぶりに理花と再会をはたした真山は、あらためて一緒に仕事がしたいと申し出るのだが・・・。 |
16 | 3つめの答えを、僕は、口にしない…… | 4年生になった竹本は、卒制や課題、就職活動とやらなければいけないことを抱えながら、心ここにあらずと不思議な塔を製作している。竹本を心配するはぐみと、そっとしておこうと気遣う山田。そんな時山田は、いきなり4人の男性から同時にプロポーズを受けることに。困った山田は、花本先生に相談していくうちに、少しだけ真山の気持ちを理解できた気がした。一方、真山は突然、藤原デザイン事務所を辞めてしまう・・・。 |
17 | オレに無いのは、目的地なんだ…… | 人間関係に不器用な竹本は、就職試験の面接で苦しんでいた。自分がやりたいことが定まらないらしい。そんな竹本をずっと心配するはぐみ。そして、またクリスマスの季節が近づいてきた。しかし、去年のそれと違って、今年は森田と真山たち、いつものメンバーは揃わなかった。竹本は、卒制作品を完成させることなく、胃潰瘍で病院に運ばれることになる。目を覚ました竹本の前に立っていたのは・・・。 |
18 | 森田さんが戻って来たら……彼女は? そして…… | 大驚愕する竹本たち。TVに森田が映っている。しかも権威あるハリウッドの映画祭での受賞スピーチ場面だ。さらに一同を驚愕させる森田。彼は、いつの間にか日本に帰って来ていた。その翌日、森田には卒制提出期限が迫っていた。無事に卒制を提出し、8年間の大学生活にピリオドを打つことが出来るのか?誰もが予想出来ない森田の行動に、ひさしぶりに周囲は振り回されることに・・・・・・。 |
19 | こうやっていつも、真山は私を見失う | 辞めたばかりの藤原デザインと仕事をすることになった真山。打ち合わせのために事務所を訪れると山田と鉢合わせに。いつのまにか山田が野宮と仕事をしていることを知る。過去の経緯もあり、二人の関係が気になる真山。理花に想いを寄せつつ、山田のことも放っておけない中途半端な立ち位置。花見の席で、そんな情けない真山の態度を見かねて、山田は野宮に対して思いもよらぬ言葉を口走ってしまう・・・・・・。 |
20 | それをケアすんのがアンタの役目だろう! | 留年したものの未だに進路が見えてこない竹本。卒業後も絵を描き続けるというはぐみの言葉を聞き、竹本は自分の不甲斐なさに落胆する。一方はぐみは、森田に賞にあわせて作品を描いていることを指摘されてしまう。森田は、はぐみにもっと大きなスケールで創作活動をさせるべきだと花本先生に強く訴えるのだが・・・・・・。それぞれが、いまだ見えぬ将来に思い悩む日々が続いている。 |
21 | ……空っぽだ…… | 藤原デザインの双子社長が気まぐれに仲直り。その処理のため、野宮は山田に告げずに、しばらく鳥取へ行くことに。依然、進路のことで悩み続ける竹本。花本先生の紹介で就職が決まりかけていた事務所も、就職内定祝いの夜に倒産してしまう。何とか竹本を元気づけようと、みんなで竹本を励まそうとするのだが・・・・・・。気がつくと竹本は、降り出した雨を気にすることなく、ただひたすら自転車のペダルをこぎ続けていた。 |
22 | ……トンネルを抜けると、とてもキレイな所に出た…… | 竹本が、目的のないまま自転車で走り出して、一週間が過ぎようとしていた・・・。依然、自分は見つからないものの、100円ショップでアイテムを補給したり、民家で水を分けてもらったりしながら、ひたすら北へと進み続ける竹本。その後、松島で竹本は、寺や神社の修復士の一団に出会い、旅の軍資金を得ようと、その集団で下働きを始めることになるのだが・・・。そのころ東京では周囲の期待に応えられないはぐみが自分の将来のことで心を痛めていた・・・。 |
23 | ……そして、僕はもう一度走り出す…… | 修復士たちの下で働き始めたものの、いきなりの修復作業に全く役に立たない竹本。しかし、食事の準備などを完璧にこなし周囲を驚かす。そして、彼自身も皆に喜んでもらえる現状に満足し始めてしまうのだが、修復士の中には、そんな竹本のことを快く思わない者もいて・・・。一方、東京では、理花が真山に、山田に器の製作を依頼したいと申し出るが二人を合わせまいと真山はそれを断ってしまう。しかし、理花からの依頼のことを直接知った山田は、そんな真山の気持ちに対して悩んでしまう・・・。 |
24 | ……ついた | 自転車での旅を再開した竹本。しんさんから借りた自転車や地図や旅の道具が何とも頼もしい。旅の途中で出会う人々、初めて見る景色、はじめての経験、そして幾多の困難までもが、竹本にいろいろなことを語りかけてくる。死んだ父のこと、学校のこと、将来のこと、そして・・・。ペダルを踏みすぎて、靴の底が抜けた頃、ついに竹本はある場所へとたどり着くのだった。そこで竹本が見たものは彼が子供の頃に思い描いていた場所だったのだろうか?竹本がそこで見つけた答えとは・・・。 |
感想・レビュー
記録
大学生ながら、子供でもある彼。この不器用さが魅力だと思っていたけれど、年を重ねて読み返すと、少し不器用すぎるのでは?と思うようになった。わちゃわちゃしているシーンは可愛くて好きだ。
ただ、アニメ版ではハグちゃんの声優が気になり、評価は2.9になってしまった。
漫画の方が好みだと思う。
20代最後の日に選んだのは、私の大好きな少女漫画「ハチクロ」!漫画が大好きでアニメは見ていなかったけれど、動いてしゃべる可愛いキャラクターたちと、挿入歌のスピッツやスガシカオの素晴らしさに感動しました。オープニングは本当に平成そのもので、もう戻れないけれど、あのかけがえのない時間、場所、仲間たち。努力するか、諦めるか、それともほろ苦い片思いの思い出が詰まっています。子供の頃は、たまに大人っぽくなる森田に恋していたけど、今は野宮に心惹かれています️️
原作は既に読みました。
実写版も観ました。
昔にアニメも見たけど内容はほとんど忘れていて、ネットフリックスの配信が終わる日に一気に全話視聴しました
なんと、これが20年前の作品だとは。
ところどころでアニメ『彼氏彼女の事情』のガイナックス風を感じました。
24話の合計スコアは75で、平均3.125です。
(最高スコアは15話の4点)
#大学生 #美大生 #美大 #恋愛 #片思い
リアリティ溢れる青春アニメ
優しいタッチの絵とキラキラ輝く景色
片思いが続く中、恋愛ってしんどいよね
でも、やっぱり素敵だと感じる瞬間がある
特別なキュンキュンは無いけれど
人と人の惹かれ合う描写が見事で魅力的だった
小ささは一旦置いておいて
ハグちゃんの可愛さが際立っている
見覚えがあるような気がしながらも、やっぱり面白い!
登場人物それぞれに人間らしさがあり、ストーリーは現実的な部分と非現実的な部分が入り混じっていて、感情移入しやすい。思わず笑えるシーンもありつつ、感動もさせられて。見る時期によって新たな視点が得られそうな作品です。
11
はぁ、もう本当にいい。面白さと胸キュン要素と、少しの闇。バランスが抜群。羽海野チカさん、天才だな!
漫画で「ハチクロ」を見ていた!
アニメはあまり記憶にないけれど、
大学はこんな雰囲気なんだなと思っていた。
地図がないから迷うのではなく、目的地が見えないから迷うそんな言葉を聞いて、浪人生だった頃の自分を思い出した。何をすればいいのか分からず、押しつぶされそうなほどの苦しさが描かれていて、強く共感してしまった。
神谷さんのナレーションを聴くと、物語を観たくなる。1話は有名だけど視聴していなかった。ほかの作品と比べると絵の雰囲気は好みではない部分があるが、YUKIやスピッツ、モブ役のキャスティングが豪華で見どころではある。
3話は、主人公や周囲の人々がなぜはぐちゃんを好きになるのか分からないうえ、はぐちゃんは普通に喋れるのになぜこんなに幼く振る舞っているのか理解不能。
4話では保健室の先生が勝手に他の生徒へ事情を話すのが意味不明だが、それでもこういう子には支えてくれる人が次々と現れるのが羨ましくも感じられる。
5話は、はぐちゃんのように子どもっぽく描かれている子が山田と胸や足を比べて泣く場面が気持ち悪く、違和感が拭えない。
6話の「大好き」に「ありがとう」と返す場面も意味が分からず、そう感じてしまう自分を止められない。しね。
7話で、大学生がお守りとして四葉のクローバーを本物として選ぶ意味が分からないうえ、それをバカにせず真剣に一緒に探してくれる友達が何人もいるのも理解しづらい。
9話では、山田も竹本もはぐちゃんのことを第一印象で好きになっているなら、ロリ嗜好を示唆しているのではと感じてしまう。
11話は、はぐちゃんは山田のことを好きなのではという展開に対して、蛙化のような反応が混じって見える。笑える場面もあれば、混乱を招く描写が多い。
13話は、商店街の人たちがあゆに彼氏ができるかどうかで判断する点や、女として見る視点が気持ち悪いと感じる場面が目立つ。
17話は、形の良い人間しかいない世界という設定自体に強い違和感が残る。
19話は、野宮さんのように慰めてくれる人が欲しいと感じつつも、次々と展開が変わるのが煩わしくなる瞬間がある。年上の女性を好きな男性より野宮さんのほうがいいという感想にも共感してしまった。
20話は、あの女性と森田さんが手をつないで帰っていることの意味が友情だけだと断言できるのか疑問だ。
久しぶりにYUKIのオープニングを観たくなって、結局観てしまった。20年前のことか?! という気分になるほど時が経っていた。
野田凪のオープニング映像は、当時中学生か高校生だった私の記憶に強く焼き付いていて、見返すと懐かしさとエモさがさらに増してくる。
この作品の登場キャラクターは、胃もたれするほど強烈な個性と独特のテンションが魅力の源泉だが、アニメ版ではその過剰さが少し和らいで見える気がする。マンガが苦手な人でも、アニメ版なら観られる可能性がある。
美大を舞台に据えた設定は、好き嫌いが分かれやすい印象がある。現実にはあんな感じじゃない、という指摘や記憶も耳に入るけれど、私は結構気に入っていた。美大設定自体は作品の核ではあるが、最後まで見るとメインではなく、竹本やキャラクターたちの成長記録として描かれている。
デザインに関わった後に見ると、真山の雰囲気にはあるあると頷ける部分がいくつもあり、面白く感じる。時代的には、今よりずっと業界がブラックだった時代だったことが、作品から強く伝わってくる。
この視点で再評価すると、当時の雰囲気と現在の感覚が交差して、作品の魅力と時代背景の両方が浮かび上がってくる。