2020年1月6日に公開のアニメ「pet」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「pet」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
petが視聴できる動画配信サービス
現在「pet」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「pet」が配信中です。
最終更新日
petのあらすじ
記憶を操る力で人の脳に潜り込む者たちがいた。人々は彼らを恐れ、蔑み、彼らを『pet』と呼ぶ。能力者のヒロキと司は、特別な絆で結ばれていた。互いを縛り合うことで、力に蝕まれそうな心を脆く守り合う。『ただ、一緒にいたいだけ』—そんなささやかな願いを、裏社会の組織『会社』は冷酷に利用し、二人を翻弄する。歪んだ絆がもたらす結末とは──?
petの詳細情報
「pet」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
制作会社 | ジェノスタジオ |
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原作者 | 三宅乱丈 |
監督 | 大森貴弘 |
脚本家 | 村井さだゆき |
キャラクターデザイナー | 工藤昌史 |
主題歌・挿入歌 | TK from 凛として時雨 眩暈SIREN |
出演者 | |
カテゴリー | アニメ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 2020年1月6日 |
petの楽曲
「pet」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックTVアニメ「pet」サウンドトラックHideyuki Shima
- オープニングテーマ蝶の飛ぶ水槽TK from Ling tosite sigure
- エンディングテーマimage _____ 眩暈SIREN
petのエピソード
「pet」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | 潰し屋 | ヒロキと司は、健治の営むダイビングショップに住み込みで働いていた。いつか健治のように店を持ちたいと語り合う2人。しかし、健治はショップ経営の傍らで怪しげな依頼を受けていた。様子がおかしくなっていく健治に2人は…。 |
02 | 「ヤマ」の景色 | ヒロキと司の幻覚を見て混乱し意識を失う健治。そこへやってきた桂木は秘密を知ってしまった健治を潰せと2人に告げる。反発するヒロキの気持ちを汲んで、司は自分達なら健治を潰さずに済む、とある方法があると持ち掛けて…。 |
03 | 仕事 | 司と念願の店を持てたと喜ぶヒロキ。喜びもつかの間、桂木が新たな仕事のため司を連れて行ってしまう。司のミッションは中国系マフィアの乾を操り、とある要人を殺害すること。しかし、乾の記憶操作は一筋縄ではいかなかった。 |
04 | 袋の林 | 林はずっと日本にいた。その情報を掴んだ司と桂木は、彼を捕まえるため行動を開始するも、林の抵抗に翻弄される。一方、ヒロキは司に置いて行かれ店で一人、情緒不安定になってしまい──。 |
05 | 鍵 | 会社から逃亡していた林が目の前に現れ、再会の喜びと置いて行かれた憎しみをぶつける司。しかし二人の気持ちは擦れ違って…。一方、悟はホテルのバーで「会社」の女、ジンと出会う。彼女は、いぶかしがる悟にとある提案を持ちかけて──。 |
06 | 裏技 | 記憶を操作してでも司を連れ出そうとする林。記憶をたどり、「タニ」で明かされる司の暗い過去。「ヤマ」へ辿り着くことに成功したかに見えたが、司は捨て身の裏技で林に抵抗する! |
07 | リベンジ | ヒロキたちと同様にイメージを持つ能力者、メイリン。しかし、彼女には完全な「ヤマ」が備わっていない。これこそ「会社」の求めるpetの姿。社員であるロンはメイリンを連れ、社長の恨みを晴らすため、大豪の前に現れる! |
08 | 策謀 | 司に社員登用の話は来ているのではないか。悟の何気ない一言に司への疑念が浮かんでは消えるヒロキ。その思いを振り払い、悟とともにヒロキは要人を潰すミッションへ向かう──。 |
09 | 風の道 | 栄養失調により倒れ、病院に搬送されるヒロキ。退院のため荷物を整えていると体の下から風を感じるが、鏡を見ても変化はない。ヒロキは司が潰れかけた日のことを思い出し、病院の深部へ足を運ぶとそこには…。 |
10 | 壊れた水槽 | 司が自分のヤマ親を潰した──。自分の知らない彼の一面に打ちのめされるヒロキ。問い詰めてもはぐらそうとする司にヒロキは初めて反抗し、彼の元を去ろうとする。ヒロキを手放したくない司がとった行動とは…? |
11 | 再会 | 念願の林との再会に胸を弾ませる悟。しかし、目の前に現れたのは変わり果てた姿の林だった。現実を受け入れられない悟に司は同調するが、裏ではヒロキを取り戻し、さらには悟を潰す手筈を着々と整えていた…。 |
12 | 伝書鳩 | メイリンの蝶によって司たちの元へ強制的に引き寄せられたヒロキ。司が「林を潰したのはヒロキだ」と悟に吹き込んでいたことを知り、さらにショックを受ける。自分を絡めとる悟のドアをヒロキは捨て身の行動で回避しようとするが…。 |
13 | 虹 | 林のメッセージを読み、全ての真実を知る悟をロンの放った銃弾が貫く──。一方、司は「これで全部終わったんじゃないか…」そう思いながらヒロキの元へ向かう。しかし、ヒロキは司にある問いかけをする。そして、彼らの出した答えとは…? |
感想・レビュー
オワ、BLだと感じた自分が間違っていた。
驚くほどの名作だ。
桂木の哀れな姿がどんどん深まっていく。
オープニングがとてもスタイリッシュ。
約10年前のアニメのような絵柄に見える。
アイデアとオープニングが素晴らしい。
話数がもっと多ければさらに良かった。
最高峰の作品だが、観る人を選ぶ一本だ。ストーリー自体は素晴らしいが、特に声優・谷山紀章さんの狂気じみた演技に強く惹かれた。とりわけ第8話の恐怖表現は圧倒的で、鳥肌が立つほどだった。潰し屋の能力やイメージ、タニの鍵といった設定は少々複雑で、すべてを理解するのは難しい。しかしそれでも本作は名作だと断言できる。こんな感覚はもう二度と味わえないかもしれない。続編『fish』のアニメ化が実現すれば、またあの衝撃を味わえる可能性がある。
現在、公式YouTubeで全話が配信中のこの作品。
2回目の視聴ですが、
2度目の方が楽しめました。
前半は発達障害や共感に関するテーマ、
後半はマインドコントロールの内容かと思います。
どちらも考えさせられる要素があります。
「仕事」「会社」「ヤマ親」「カギ」「逃げろ」などのキーワードは、
今後の働き方を見つめ直すためのヒントになると感じました。
仕事の合間に見るオトナの夏休みにオススメです
2週目!本当に素晴らしくて面白い作品です。知っている人が非常に少なくて、もったいないほどの名作!
主人公の声はあまり好みではないけれど、それを超えるくらい内容が素晴らしいです。
当時、漫画をすごく追いかけていたので、アニメ化されることにワクワクしましたが、期待していたものとは違い、漫画の動きに忠実な感じで、あまり没入できませんでした。ストーリー展開も知っていたので、第1話で視聴をやめました。
人の心に入り込み、コントロールする能力を持つ者と裏社会の住人たちとの争いを描いた物語です。裏社会の住人は組織として物語の展開を推進しますが、争いの背景には主に私怨やアイデンティティに関する感情的な動機が見受けられます。この点で私自身は楽しんで観ることができました。もし裏社会の闇の部分が主軸であったなら、最初から心がついていけなかったかもしれません。また、ややBLの要素もありつつ、主人公とは言えないけれど魅力的なイケメンキャラクターが登場し、ヒロキや悟が良心の象徴として描かれているため、彼らを応援したくなる気持ちがわきます。
独特な絵柄で、少しグロテスクな要素も含まれていますが、最後まで観るとしっかりと伏線が回収され、感動してしまいました。続きが非常に気になります。司とひろきには幸せになってほしいです。
心に響く鬱アニメでした。
メモ
面白かった気がする。
BL要素があったような相棒への執着が強かったよね?
絵はあまり好みじゃなかった気がする。
全13話のアニメ作品。記憶を自由自在に操作できる能力を持つペットたちが、大きな組織のいざこざに翻弄される姿を描く。彼らの人格は、最も尊い記憶であるヤマとトラウマの記憶であるタニの2つから成り立ち、生まれつきこの二つがごちゃ混ぜになってしまったペットたちは現実と記憶の境界で揺れ動く。だからこそ、ヤマ親とペットの関係性を神聖視する描写が際立ち、限りなく近い愛情表現へと繋がる密な絆が魅力だ。司は顔立ちだけでなく声を担当する谷山紀章の演技も相まって強い存在感を放ち、22歳という設定も話題になる。ヒロキへの過保護さと「俺のものだ」という威嚇には強い独占欲が滲み出るが、同時に林さんに対する寂しさや虚しさをヒロキで埋めようとする複雑な心情も見える。執着は林さんへの想いを捨てきれず、「選ばれていないなら殺してやる」という過激さも覗く、激重のヤンデレ要素が特徴だ。ラストは、司が眠るべき向き合い方を素直に受け止められず、彼の願いがそのまま形になる切なさが残る。悟をそれなりに育て上げた林さんの方がヤマ親としては優秀だったのでは、という見方も浮かぶ。約束の場所の景色を司に見せようと前向きな姿勢で締めくくられる一方、未来には不確かさが残り、後味は苦い。ジンにも危うさがあり、今後の展開が気になる。続編とみられる『fish』のアニメ化も待たれる。全体を通じて、記憶と身元、愛と支配の葛藤を濃密に描くドラマとして高く評価したい。