2022年1月12日に公開のアニメ「平家物語」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「平家物語」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
平家物語が視聴できる動画配信サービス
現在「平家物語」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「平家物語」が配信中です。
最終更新日
平家物語のあらすじ
平安時代末期、権力・武力・財力のすべてを極めんとする平家一門は栄華の頂点を目指していた。死者の姿が見える男・平重盛は、未来を見通す力を持つ琵琶法師の少女・びわと出会い、彼女から『お前たちはじき滅びる』と予言される。
平家物語の詳細情報
「平家物語」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
制作会社 | サイエンスSARU |
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原作者 | 古川日出男 池澤夏樹 |
監督 | 山田尚子 |
キャラクターデザイナー | 小島崇史 |
主題歌・挿入歌 | agraph ANI 羊文学 |
出演者 | |
カテゴリー | アニメ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 2022年1月12日 |
平家物語の楽曲
「平家物語」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックTVアニメ「平家物語」オリジナル・サウンドトラック 諸行鎮魂位相 requiem phases +Kensuke Ushio
- オープニングテーマ光るときHitsujibungaku
- エンディングテーマunified perspectiveagraph
平家物語のエピソード
「平家物語」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | 平家にあらざれば人にあらず | 平安末期の京都。平家一門は、権力・武力・財力、あらゆる面で栄華を極めようとしていた。天皇をもしのぐ勢いで野心を募らせる父・平清盛を危うく感じる長男の重盛はある夜、邸内で琵琶法師の少女・びわと出会い、平家の滅亡を予言される。重盛とびわには、ともに見えないものが見える「目」を持つという共通点があった。 |
02 | 娑婆の栄華は夢のゆめ | 資盛が天皇の摂政に無礼を働いて制裁を受け、それに清盛が報復したことで、平家に対する批判が噴出する。重盛は資盛を伊勢に謹慎させ、自身も職を辞することで少しでも批判を治めようとするが、それがおもしろくない清盛。そんな中、徳子が後白河法皇の息子・高倉天皇に入内することが決まる。 |
03 | 鹿ケ谷の陰謀 | 維盛・資盛・清経らとともに、厳島神社に赴くびわ。入内して6年になるが子を授かる気配のない徳子のために、一行は厳島神社に祈願の舞と祈祷を捧げる。一方、重盛は藤原氏と延暦寺のいさかい、これをもてあます後白河法皇に頭を悩ませていた。さらにその裏では、源氏の力を借りて平家を討つ密議が交わされようとしていた。 |
04 | 無文の沙汰 | 待望の御子を授かったにもかかわらず、病床に臥せってしまった徳子。見舞いにきた重盛が片目で周囲を見ると、密議の陰謀で処分された者たちの怨霊が蠢いていた。恩赦によって流罪になった者たちが解放され、徳子の息子が無事産まれるが、平家の立場はいっそう難しいものとなっていた。 |
05 | 橋合戦 | 重盛の死を受け、「未来が見えても変えることはできない」と嘆くびわ。その左目は、いつの間にか重盛の目と同じ色になっていた。重盛に代わり弟の宗盛が平家の頭領になるが、後白河法皇は平家の勢力を削ごうと動き始める。これに反発した清盛は、三種の神器とともに幼い安徳天皇の即位を急ぐ。 |
06 | 都遷り | 平家への風当たりが強まるなか、京からの遷都が決まり、慌ただしく引っ越しの準備をする資盛・清経・びわ。たどり着いた福原の海岸で、兄弟たちはいとこ違いの敦盛と出会う。月を見ながら笛を吹き、束の間の交流を楽しむびわたちだったが、清盛の邸では物の怪による変事が相次いでいた。 |
07 | 清盛、死す | 伊豆に流罪になっていた源頼朝が、遂に後白河法皇の院宣を受けて挙兵した。総大将に任命された維盛率いる平家の兵は富士川の戦いであえなく敗走し、いよいよ没落の色を濃くするのだった。年が明け、高倉上皇が危篤状態に陥る。清盛は徳子に今後の身の振り方を提案するが……。 |
08 | 都落ち | 清盛の死を受けて動揺する一門を離れ、母探しの旅に出たびわは、各地で平家と源氏の戦の状況を耳にする。奮闘する知盛や重衡らを尻目に、頭領の宗盛は京で宴三昧の日々を送っていた。源氏側につく者が増えるなか、維盛は木曽義仲に大敗を喫し、引き返せないほど精神的に追い詰められていく。 |
09 | 平家流るる | 京を捨てて西に逃れる平家一門。入れ替わりで源氏の白旗がはためく京に戻ってきたびわは、静御前らとともに丹後をめざす。後白河法皇が後鳥羽天皇を擁し、かつて重盛に仕えていた者たちも次々と源氏側に寝返っていく。福原を落ち、大宰府からも拒否され、疲弊しながら歩き続ける一門は、とうとう海まで追いやられる。 |
10 | 壇ノ浦 | 旅のすえに母と再会したびわは、改めて自分も平家の行く末を見守り、祈り続けることを決意し一門に戻る。しかし、清経の入水に続き敦盛が一ノ谷の戦いで戦死、捕らえられた重衡は鎌倉に送られ、平家はひとりまたひとりと欠けてゆくのだった。苦しみに耐えかねた維盛は出家を決意し、最後にびわと短い会話をかわす。 |
11 | 諸行無常 | 年が明けて季節は冬から春へ。決戦は屋島の戦いから壇ノ浦へと向かう。追ってきたのは源氏の若き総大将・義経。激しいうず潮に源平の舟が入り乱れるなか、イルカの大群が押し寄せ、遂に風向きが変わる。平氏の敗北と滅亡が垣間見えるなか、みなを勇気づけ闘う宗盛と知盛。三種の神器とともに帝の手を取る時子。びわはそのすべてを目に焼き付けようとしていた。 |
感想・レビュー
とても素晴らしかった!これまで「鎌倉殿の13人」だけを見ていたので、逆の視点から見ると新たな発見がありました。やはり戦争には正義がないと感じました。またぜひ見たいです!それに、自分も時代劇アニメを作りたいと思っています。
曲が素晴らしい。源平合戦について全く知らなかったので、学ぶことができた。
終始、喜納昌吉の花を思い起こす。
軍記物や歴史物は、どれも過去を振り返る運命論に過ぎず、「死」ですら美化され魅力的に描かれることが多い。しかし、そこに救いがあると言えるのも事実だ。大きな流れの中で、何が自然で何が人為的に抗うことのできる運命なのかを知る由もなく、ただ今を生きることしかできない。
関係はないが、レミゼの邦題「あゝ無情」は異なる言葉ながら音が一致し、日本人に深く根付いた無常感を思わせるため、とても素晴らしい訳だと思った。
清盛の台頭とともに勢いを増す平家一門。その波に乗る平重盛は、次期当主として心の内で葛藤していた。そんな彼の前に、父を平家に殺されたと語る琵琶を抱えた少女が現れる。彼女の瞳には触れる者の未来が映り、重盛の眼には亡くなった者の姿が浮かぶ。
同じく不思議な力を宿すその少女を、重盛は屋敷で保護することに決める。彼女は重盛の子供たちと年も近く、共に遊び喧嘩をしながら幼い日々を過ごす。〈びわ〉と呼ばれたその少女は、やがて重盛の妹・徳子とも仲良くなり、徳子の未来を視ることで平家の行く末を知るに至る。
歯止めの効かない時代の流れに翻弄される幼い日々の遊び仲間たち。彼女が琵琶を携え、その目で見た彼らの未来を後の世へ語り継ぐことだけが、彼女に残された役割だった。
フィクションではあるけれど、確かにあった史実を内側から描き出し、彼らの葛藤と絶望を第三者の視点で浮き彫りにした傑作だと本当に思っている。
#平家#琵琶#平重盛#未来視#霊視#歴史#フィクション#必修#傑作#名作
ここ数年で観たアニメの中でも特に面白かった作品。
長編の引きが強い作品に比べ、平家物語は物語の魅力が際立ち、全11話という見やすい尺でアニメ初心者でも楽しめる。
美しい作画とキャラクター原画を高野文子先生が担当している贅沢さも魅力の一つ。私は特に徳子さんが好きだ。
絵の美しさと色彩感覚は京アニを思わせるが、監督は京アニ出身とのこと。京アニといえば過去の事件を思い出すが、琵琶が平家一門を語り継ぐ物語と、この監督のアニメづくりには熱い結びつきがあると感じる。悠木碧が声を担当する場面は特に見応えがある。
知人には平家の末裔だと言う人がいて、関西には平家の末裔が多い印象だ。やはり平家はカッコいい。
音楽と時代のリアルな感覚が見事に表現されている。古典ファンとしては、エピソードの少なさが残念な点だ。
全11話の新作アニメ。平家物語がどのように語り継がれてきたのかを描く企画で、未来を視る力を持つ少女・びわを主人公に据えています。びわは山田尚子監督が特別な役割を与えた存在で、観測者として作品を動かします。観測者の役割と決まりを以下に整理します。
対象や場所を問わず未来が視える。未来を見ることは権利ではなく義務に近い。
歳を取らない。観測者は歴史上の人物と同じ時間軸を生きているわけではない。
平家の生死には干渉できない。歴史の流れを変えることはできない。
びわの生死が脅かされない。彼女が近くにいながらも、歴史の流れからはじき出されているからだ。
物語は壇ノ浦の対峙へと進み、平家が次々と海へ沈む情景の中で、びわは葛藤と静かな覚悟を重ねていきます。最終的には盲目の琵琶奏者へと変わる彼女の存在は、見たいものを見ない選択の象徴にも映ります。我々が平家物語をエンタメとして消費する視点に投げかける、切なくも美しい物語です。
声優陣は非常に豪華で、源義経を梶裕貴が演じる場面も大きな話題。主人公・びわを軸に、平家と源氏の歴史を新しい語り口で描く本作は、平家物語ファンはもちろん、時代物を新鮮に楽しみたい視聴者にも刺さるはずです。
なかなかおもしろかった。ファンタジー要素がやや強い一方で、平家の滅亡をきっかけに盲目になる演出は、天命のもとに生きる覚悟を強く感じさせ、見応えがあった。
結末を知っていても涙が止まらない展開だった。成長しない主人公・びわの世界観が新鮮で、ファンタジーとしての魅力を強く感じられる。映画『怪談』もぜひ観てね
めちゃくちゃ良かった。
琵琶の存在が物語全体を引き締め、緊張感を生み出している。
日本史を学ぶうえで勉強になる要素が多く、もっと日本史を深く勉強すれば分かるポイントが増えて、面白くなる気がする。
平曲がめちゃくちゃかっこいい。
琵琶が行く末を見守っていること、平家の滅亡を平家視点で描くことで、物語のテーマが一層際立つ。
徳子ぉ
聖地巡礼したい。