2000年10月24日に公開のアニメ「機巧奇傳ヒヲウ戦記」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「機巧奇傳ヒヲウ戦記」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
機巧奇傳ヒヲウ戦記が視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
機巧奇傳ヒヲウ戦記のあらすじ
時代は幕末。三河国の蓬莱村には、からくり技術を操る“機の民”が暮らしていた。好奇心旺盛な8歳の少年・ヒヲウは日々からくりの世界に魅せられていたが、ある日長老に使い方を叱られ、家を飛び出してしまう。神社を訪れた彼は、ご神体として祀られている巨大なからくりロボット・炎(ほむら)を見つける。ちょうどその頃、蓬莱村は忍者集団・風陣の襲撃を受け、機の民を滅ぼそうとする風陣によって村は焼き払われ、大人たちは皆連れ去られてしまう。炎を動かすことに成功したヒヲウたちは、村を脱出するが…
機巧奇傳ヒヲウ戦記の詳細情報
「機巧奇傳ヒヲウ戦記」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
感想・レビュー
幕末を背景にした伝奇作品。
少年が動乱の時代に様々な人々と出会いながら成長する、真面目なジュブナイル作品です。
単純に真っ直ぐなキャラクターだけでなく、リアリスティックな思考を持ったキャラクターも描かれており、その誠実さはさすが真面目なボンズにふさわしいものです。
「カラクリはちょっぴり歴史を変えるかもねっ!」
毎回次回予告の最後に添えられる言葉で、このカラクリ(クリエイティブであること)を称えています。本作はそのメッセージを伝える物語であると思います。しかし、その後の歴史(戊辰戦争の激化)を考えると、クリエイティブもまた歴史を大きく変える要因となることが分かります。この対照的な要素をラストに盛り込んだのは実に見事でした。
ヒヲウたちの旅に寄り添ってきた身としては、少し悲しい気持ちもありますが
ちなみに、本作は元々4クールの予定で、明治時代に成長したヒヲウたちの活躍から現代までを描く構想だったそうです。クリエイティブに関する物語に(希望的な)結末を付ける意味でも、そうなってほしかったですね。
とは言え、今の状態でも非常に素晴らしい作品です。
あまり知られていない作品の一つだと思います。セルアニメの後期、デジタル移行直前の作品で、洗練された技術が集結した画面はまさに芸術。そのため、劇場作品とは異なりクオリティにはばらつきがありますが、これがテレビで放送されたというのは本当に素晴らしいことです。
物語は和風ファンタジーで、どこか「キテレツ大百科」を思わせる要素があります。主人公の旅立ちの理由は辛いもの(鬼滅っぽい)ですが、その後の出会いが物語を進め、未来につながっていく様子に心が揺さぶられます。
音楽も素晴らしく、録音はスタジオではなく、自然音が入る環境で行われたそうです。そのため、作品の雰囲気に非常にマッチしています。
実はこの作品、4クールで制作される予定だったものの、大人の事情で半分に削減されてしまったとのこと。お蔵入りになった部分についてはエンディングで少し見ることができ、どんな展開があったのか今でも気になっています。
懐かしさがこみ上げて、タイトルを見ただけで胸が震える。ボンズの伝説はここから始まったのかそもそもボンズの名前すら知らなかった自分に、つい笑ってしまう。
ボンズ作品の新章の幕開け。幕末×カラクリロボットという斬新な設定ながら、意外と楽しめます。山口洋の音楽は、歌詞なしでも最高に気分を盛り上げてくれます!
アニメ自体の知名度が1だとしても、劇伴の知名度は500だと思う。とにかく、劇伴やキャスティング、キャラデザなど、すべて最高だ。