ルームはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.4
ルーム 映画

2016年4月8日に公開の映画「ルーム」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ルーム」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

ルームが視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

ルームのあらすじ

突然の監禁から7年が過ぎ、母は全てをかけた脱出を決意する。奪われた人生を取り戻すため、何より〈部屋〉しか知らない息子に〈本当の世界〉を見せるために――。衝撃が胸を突き、生きる輝きが嗚咽へと変わる、世紀の愛の物語。

ルームの詳細情報

「ルーム」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

原作者
監督
脚本家
出演者
カテゴリー
ジャンル
制作国 アメリカ
公開日 2016年4月8日
上映時間 118分

ルームの公式PVや予告編動画

「ルーム」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。

ルームの楽曲

「ルーム」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。

ルームを無料で見る方法は?

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ルームのよくある質問

Q
映画『ルーム』のあらすじは何ですか?
A

『ルーム』は、狭い部屋に監禁された親子が外の世界へ逃れる物語です。母親のジョイとその息子ジャックが、長年の監禁生活から脱出し、外の世界で新しい生活を始める様子が描かれています。リアリティと緊張感に溢れたストーリーが特徴です。

Q
映画『ルーム』の主要な登場人物とキャストは誰ですか?
A

『ルーム』の主要な登場人物は、母親のジョイと息子のジャックです。ジョイを演じたのはブリー・ラーソンで、その素晴らしい演技が評価され、アカデミー主演女優賞を獲得しました。ジャック役はジェイコブ・トレンブレイが務めました。

Q
映画『ルーム』のテーマは何ですか?
A

映画『ルーム』は、愛と希望、親子の絆をテーマにしています。閉ざされた空間での生き方と、外の世界での適応を通して、人間の強さや自由の価値について深く問いかけます。その感動的なメッセージが多くの人々の心を打ちました。

Q
映画『ルーム』の監督は誰ですか?
A

映画『ルーム』の監督はレニー・アブラハムソンです。彼はこの作品を通じて、緊張感と感情の揺れを巧みに描き、観客に深い印象を残しました。

Q
映画『ルーム』と原作小説に違いはありますか?
A

映画『ルーム』はエマ・ドナヒューの小説『ROOM』を原作としています。大筋では本を忠実に映像化していますが、一部の描写やキャラクターの視点の描き方に違いがあります。映画化にあたり、映像表現を活かした独自のアプローチが取られました。

JAPANMATE運営事務局
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映画

ルームの感想&レビュー

  1. にゃるらとほてぷ にゃるらとほてぷ

    男性は、潜在的にオールド・ニックとしての罪を抱えており、女性は母親と同じ葛藤を辿ることになります。そして、世界中の子どもたちは、息を潜めるように揺れる色彩の中で光を浴びています。

    この男女関係や親子関係を普遍的に描いたのが『ルーム』だと考えます。この作品は、本質的に特殊な状況を描いているわけではありません。

    子役のジェイコブ・トレンブレイについて、いつの間にか彼の出演作を4本も観ていたことに気づきました。大ヒット作『ワンダー 君は太陽』に加え、『ザ・ブック・オブ・ヘンリー』の愛すべき弟や、『ドクター・スリープ』の不運な野球少年、そして本作も含まれます。特にこの作品で見せる彼の演技は、幼少期の記憶を揺さぶるものでした。そのまなざしや息づかい、透明感は格別でした。

    また、手持ちカメラの使い方が絶妙で、幼少期の記憶の手触りが完璧に映像として再現されていたように思います。あの頃の記憶は、色彩と輪郭がにじみ、未分類のまま意識の中に溶け込んでいました。

    この幼少期の記憶を内面から描く視点と映画の構成を考えれば、作品は単なるサスペンスやスリラーにとどまらないことが明らかです。

    1)ママ(ブリー・ラーソン)と5歳の息子ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)の「部屋」の日常、そしてオールド・ニック(ショーン・ブリジャース)との関係。

    2)ジャックは、「部屋」が17歳の時にママが監禁された場所であることを知り、世界が壊れるような気持ちで脱出を試み、続いてママも救出されるまで。

    3)救出後、病院からママの実家に移り、彼女は両親や世間からの厳しい視線にさらされながら、様々な葛藤を余儀なくされる。

    時間配分から見ても、映画の後半のほとんどは3)に集中しています。この作品の真のテーマは、母親が直面する社会的な圧力や内面的な葛藤、そしてそれが幼い子供にどのように映るかです。

    特殊な状況をモチーフにしながらも、普遍的な心情が描かれています。例えば、ママの実父が孫に抱く複雑な思いについてもそうです。この映画では、犯罪者の息子として祝福できない父親の心情が描かれていますが、もし孫の父親が犯罪者でなかった場合でも、やはり同様の思いが潜んでいるように感じます。

    私自身も、妻の父との関係を通じて、オールド・ニックとして始まりつつ、少しずつ父と子の関係や相互理解に移行してきました。一方で、母親(祖母)は父親が誰であろうと、娘と孫を無条件に受け入れます。しかし、その厳しさは娘に向けられることになります。また、マスコミもママに対して非情な正義を振り下ろすことになります。

    こうした描写は、子育てに奮闘する母親には共通の経験であり、世界中の母たちが同じような葛藤を抱えているでしょう。

    私自身の体験から言うと、そうした葛藤を母親に押し付けることへの怒りがあり、妻を肩代わりしたところもあります。そして、心身ともに疲弊していきました。最も辛かったのは、肩代わりしたはずの妻から、ひどい裏切りを受けたことでした。しかし、彼女はその時、何をしているのか理解していなかったのです。

    愚かさが愚かである理由は、経験や年月が経っても解消されないところにあります。私は、20年近い年月の中でそのことを痛感しました。

    息子は、幼少期の庇護でもあった「部屋」から真正面に抜け出し、ママは苦しみを通じて母親へと成長していきます(私の場合は父親になったのですが)。映画のラストで、母子は再び「部屋」を訪れることになりますが、その場所は犯罪の汚名を超え、象徴的な意味を持って映し出されています。

    ジャックが「さようなら」と言う一方で、ママは何かを口にしますが、それが何であるかは明かされません。これは、私たちがそれぞれに思うことであって、単純な感情ではないと私は理解しています。

    こうして『ルーム』は、実際の監禁事件を基にしながらも、家族のさまざまな側面を象徴的に扱い、母子関係が抱える根本的な葛藤を高い純度で描いた作品と認識しています。

    この作品に描かれる「部屋」は、原罪を背負いつつも、命を祝福せざるを得ない運命を象徴しているように思えます。祝福とは、必ず呪いを伴い、決して簡単なことではないのです。

  2. 影造 影造

    YouTubeで無料公開中の吹き替え版を視聴しました。
    その評価が高い理由も納得できる、感動的なヒューマンドラマの傑作です。
    7年間、ある男の自宅の納屋に監禁されている女性の主人公。その間に生まれた息子(父親は誘拐犯であることは明らかですが、主人公はその存在を最後まで否定します)と共に、ある日脱出を試みます。彼女の計画で息子が先に外に出て警察に保護され、そのおかげで無事に救出され、病院で治療を受けた後、家族と再会します。これで平穏な日常が戻るはずですが。

    映画のタイトル「ルーム」が示す部屋の本当の意味を、見る前と後で実感しました。とても切ないけれど温かさも感じる作品です。
    前半の1時間は密室のシーンが続き、息子が無事に外の世界を見る瞬間に、一気に視界が開けます。その瞬間は非常に感動的で、サウンドトラックも相まって心に響きました。
    改めて子供の純真さと母の強さを実感しましたが、一方で、母親も一人の人間としての被害者であるため、外界に出た後、密室での緊張が一気に押し寄せる様子がリアルで、とても苦しかったです。7年も耐え抜いた彼女には驚きますし、もし自分が同じ立場なら、息子が生まれる前に自分を絶つか、生まれた後は希望を抱いて奮闘しつつも、親子心中を選ぶ可能性が高いと思いました。

    演技に関しては、子役のリアリティのある演技が非常に説得力がありました。主人公を演じたブリー・ダンソンも素晴らしかったです。

  3. Ayumu Kohiyama Ayumu Kohiyama

    17歳の時から7年間、天窓だけの部屋に監禁されているジョイと、5歳の息子ジャックの物語。外の世界を知らないジャックと共に、彼らは部屋からの脱出を試みる。

    主役は、マーベル映画で知られるブリー・ラーソン。狭いプレハブ小屋のような部屋は、息子にとっては全てだが、同時に7年間この圧迫感の中で生きてきた母親にとって、息子の存在は大きな支えとなっている。

    脱出計画は、ジャックの助けを借りた繊細な綱渡りのようなもので、外の世界に飛び出した際の踏切や犬など初めての体験が、解放感として見事に描かれている。

    物語は単なる脱出で終わらず、後半は二人の日常生活を描写。大衆の注目を浴びる中で精神的なストレスに悩まされ、「どうかバッドエンドにはなりませんように」と願いながら見守った。

    最後に知ったのは、この物語が実際の事件に基づいているということ。驚きが増した。

  4. 鬼雀

    凄惨な場面がない分、精神的な重さがより際立つ。犯人の運転する車の荷台から子どもが脱出し、散歩中の男性に助けを求める手紙を渡そうと必死に駆け寄る場面は、見事な緊張感を生んでいた。長期の監禁状態では、合理的な判断を下すことさえ難しい。後になってからのメディアインタビューには、正論を振りかざす声が多く、被害者である母親の落ち度を暗に指摘して責め立てる。苦しみからやっと解放されたはずなのに、さらなる苦悩が待ち受ける。結局、不幸な事件は誰も救われない。

  5. 松岡禎丞

    初めての「世界」へ足を踏み入れた瞬間、足取りや表情がとても美しく映り込み『世界って美しいんだな』と強く思い出させてくれた。

    部屋の世界においても、彼にとっては大切な、ある意味ふるさとのような場所であり、そこから決別できたことは意味深い前進だった。

    ジョイの強さが眩しく輝く。

  6. 淋しい熱帯魚 淋しい熱帯魚

    本当に重くて苦しい物語だったが、ジェイコブ・トレンブレイの圧巻の演技に引き込まれました。監禁から解放された後も苦しみは続き、記者の無神経な言葉が原因で自傷にまで追い込まれてしまう場面は心が痛みました。マスコミの闇がリアルに迫ってくるのもつらい点です。ジョイの母親が『ジョイだけが被害者ではない』と告げるシーンは強く印象に残り、一人の犯人が何人もの人生を壊してしまう現実に胸が締めつけられました。反対に、ジョイの父が犯人像を重ね、向き合うことから逃げる場面には、父親の母親に比べると親としての覚悟が薄いのかと切なく感じました。ジョイが『父は子を愛する存在だから、ジャックの親はジョイ一人だ』と断言するところは救いになりましたが、ジャックが大人になるにつれて犯人の面影が表れてしまう場面は、今後どう乗り越えるのか少し心配にもなりました。全体としては辛さはありますが鑑賞価値は高いと思います。ただ、ジョイが監禁される場面をもう少しフラッシュバック的に描いてくれていれば、さらに感情移入できたかもしれません。

  7. 杉山 真

    出られて幸せになれるはずなのに、家族との関係や環境を受け入れるのは多くの壁があり、なかなかうまくいかない様子が見ていて辛かった。ママも息子も本当に頑張った、勇気のある2人だった。

  8. まさや まさや

    前半はハラハラドキドキの展開で大いに楽しめた。後半は柔らかな雰囲気で好感度が上がり、結局は好きだと感じた。

  9. 石川哲

    実話と知って驚きました出るまでの苦しみももちろんあったでしょうが、出た後の辛さが特に切なかったです。誰も責められないけれど、彼にとってその部屋は生まれ育った思い出の場所であるため、非常に心痛む状況です。

  10. ようび ようび

    前半の部屋は閉所恐怖症の私には息苦しさが強く、耐えられなかった。もし7年間も閉じ込められたら、間違いなく発狂してしまうだろう。

  11. しんのすけ しんのすけ

    シチュエーションスリラー的だと思っていたら、話はあっさり終わり、予後を長く描く手法が新鮮だった。助ける側が切り替わる展開も面白く、ジャックへの祖母の第一声がシンプルでとても良い。作品を象徴するように、最後に引きのカットで締める点も素晴らしい。