2012年12月1日に公開の映画「007 スカイフォール」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「007 スカイフォール」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
007 スカイフォールが視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
007 スカイフォールのあらすじ
トルコのイスタンブールを舞台に、MI6のエージェント007ジェームズ・ボンドは、NATOの諜報部員が記録した情報を含むハードドライブを奪取した敵を追跡する。各地で潜入捜査を続ける情報の断片を巡るこの追跡は、組織をあと一歩まで追い詰めるところまで迫る。しかし先に潜入していた同僚エージェントのロンソンが傷を負ってしまう。そんな中、上司のMは敵の追跡を非常に優先させるよう厳命する。後から駆けつけたアシスタントエージェントのイブと共に、ボンドは再び敵を追い詰めるが……。
007 スカイフォールの詳細情報
「007 スカイフォール」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
感想・レビュー
テーマは世代交代か。これが好きなら、キングスマンもきっと気に入るはず。
本作は批判的な点もあるが、娯楽性は間違いなく高いボンド映画だ。ボンドが窮地に追い込まれ、敵を追い詰めては取り逃がす展開が繰り返され、終始ハラハラさせられる。とはいえ最高傑作と呼ぶには物足りなさも残る。スパイアクションの完成度を語るとき、どうしてもミッション:インポッシブル(MI)シリーズと比較してしまう。シリーズのお約束であるロマンスシーンはあるものの、個人的には蛇足に感じる場面も多い。潜入用の最新機器も、現実味の薄い小型発信器のようで、すぐに見破られてしまいそうだ。シリーズを3作観てきた私としては、ミッション:インポッシブル派(カジノ・ロワイヤルを除く)というのが正直な感想だ。敵の頭脳戦が光る場面もある一方で、肉体戦に持ち込まれて返り討ちに遭う展開が繰り返され、緊張と緩みが交互に訪れる。スコットランドのシーンで見られるホームアローン風の撃退法はギャグ要素として成立しているが、それを抜きにしても、Mがその最中に傷つく展開には驚かされる。本作はエンターテインメントとしては見応えがあるが、シリーズの名作級の評価には賛否が分かれるだろう。
記録(映画鑑賞履歴)
– 2012年 映画館で鑑賞
– 2021年10月2日 第161本目
– 2021年10月7日 第166本目
– 2022年4月23日 第60本目
– 2025年10月17日 第159本目(Amazon)
Mが退場するのは残念だが、新しいMも性格から好感が持てる。敵役は『ノーカントリー』を思わせる知恵者で、Qとの攻防が非常に興味深かった。Qと新Mのコンビも素晴らしい。
アストンマーティン・DB5に魅了されてしまった!
屋敷のキンケイドがアルバート・フィニーだったとは驚きだ。
再視聴を楽しんだので、記念に再度マークしておこう。
『カジノ・ロワイヤル』からクレイグのボンドシリーズを追って観ると、感慨深い気持ちになる。
さらに『F1』や『ノーカントリー』を観たことで、ハビエル・バルデムが一層際立ってきている。
本作では、世代交代を重ねつつ、時代に合わせて陰謀やガジェットを進化させているものの、MI6や007の本質が現代社会にどれほど通用するのかという根本的な問いが中心テーマと言える。
ターナーの《戦艦テメレール号》や《雨、蒸気、速度グレート・ウェスタン鉄道》は、変革に脅かされる古い世代の比喩として見事だ。
前作までの近代的なオフィスからチャーチルの防空壕へと潜り込むMI6、そして身体検査をクリアできずセヴリンを救えないボンドは、これまでの007像を再構築している。
特に印象的なのは、ジュディ・デンチ演じるMの死である。
一方で、本作では新たなMやQ、マネーペニーといったお馴染みのキャラクターが揃い、初期作へとスムーズに繋がることで007シリーズ全体に円環を形作り、ある種の不死性を与えている。
これがこの映画の問いに対する一つの解答であり、テニスンの詩がその証として引用されている。
(この点において、ジュディ・デンチがピアース・ブロスナンから続投し、本作で退場したことは大きな意味を持つ。
彼女がブロスナンからクレイグに橋渡しを行い、最後の展開がクレイグとコネリーを結びつけることで、この円環は途切れず続くことができる。)
昔見たことがある。007はなぜかこの作品だけはよく観てしまう。最初の作品は白黒映画の直後のような雰囲気で途中まで観ていたけれど、結局再開できずズルズルとそのまま終わってしまった。これも映画をあまり観ていなかった時期に見たせいか、作品の良さがよく分かっていなかったかもしれない。今ならそのかっこよさがわかる気がする。観たときはかっこいいと思っていたかもしれないけれど、記憶はほとんどない。
悪役を演じたハビエル・バルデムの迫力はやはり圧巻。007シリーズはやはり悪役の存在感が作品の魅力を引き出す。前半は出番が控えめだった点が残念だが、全体として『ノーカントリー』級の不気味さを放つ。オリジナルのボンドカーのカメオ出演もサプライズで嬉しい。新MとQの今後の活躍にも期待が高まる。
「信頼」と「忠誠」をテーマにした作品。
敵役シルヴァの存在感が際立っている!
彼の歪んだ愛憎がMとの関係を通じてボンドを映し出す鏡のように機能している。冷酷さに悲哀が漂う悪役像が印象的だった。
最後にボンドの原点へと帰る展開も見事で、スパイとしての象徴と人間ジェームズ・ボンドとしての素顔が交わる瞬間が最高だった。
悪役はとんでもなくイカれていて、魅力が際立っていた。戦闘は泥臭いのに、女性に対してはスマートだと思った。
前作より見応えはあったが、監督の趣味性が強くアート寄りの作風が前面に出ており、私にはいまいち刺さらなかった。