2025年6月20日に公開の映画「罪人たち」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「罪人たち」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
罪人たちが視聴できる動画配信サービス
現在「罪人たち」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「罪人たち」が配信中です。
最終更新日
罪人たちのあらすじ
双子の兄弟スモークとスタックは、一攫千金を狙い、当時の禁酒法下で酒と音楽を密かに提供するダンスホールを企てる。開業初日の夜、熱狂に包まれる客の中に、招かれざる来訪者が紛れ込む。歓声は瞬く間に絶望へと変貌し、知覚を超えた者たちの狂乱が幕を開ける。夜明けまで、生き延びることができるのか――。
罪人たちの詳細情報
「罪人たち」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ライアン・クーグラー |
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脚本家 | ライアン・クーグラー |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | スリラー ホラー |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2025年6月20日 |
上映時間 | 137分 |
罪人たちの公式PVや予告編動画
「罪人たち」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
罪人たちの楽曲
「罪人たち」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックSinners (Original Motion Picture Soundtrack)Sinners Movie
- サウンドトラックSinners (Original Motion Picture Score) Various Artists
感想・レビュー
話題になっていた映画だったのに、上映期間が短く見逃してしまいました。前情報を入れずに観たので、予想と少し違う場面もありましたが、結局楽しめました。情報量が多すぎて、どこかボヤけてしまったところも。
ダンスホールのシーンは圧巻で、個人的にはケルト音楽の演奏シーンも好きなのでダブルで満足。
最近、柴崎友香さんの『遠くまで歩く』を読んだばかりだったので、ロバート・ジョンソンと悪魔の取引に関する話題にも自然と引きつけられました。
エンディング前のクレジットでバディ・ガイの名前を見つけ、どこかに出ていたのかなと思っていたら、結末で彼が登場して納得。随分ほっそりしていて驚きましたが、生きていたんですね。
知人から「素晴らしい!」と聞いたので観ましたが、私の感想は「残念!」でした。
壮大な設定やシナリオには魅力がありました。綿畑の広がりや、人々のリアリティも感じられ、アメリカの奴隷農場を見事に表現していました。ただ、奴隷の部分が極端に表現されないよう配慮されているのは明らかで、ただただ大変だっただろうとの想像が膨らんでいました。
気になった点は、何も目新しさが感じられなかったことです。仲間がバンパイアに襲われて次々と敵に回る中で、今までの敵にあっさり変わって攻撃してくる。意識も記憶もあるのに、まるでゾンビのように襲いかかるのは理解しがたいです。葛藤の描写もなく、最後には少しのサプライズがあるものの、「長い間カップルとして一緒にいるってすごい!」という感慨はどうでもいいものでした。
しかし、俳優陣の演技は素晴らしかったです。一人二役をうまく演じ分けている点も重要でした。
前情報を一切入れずに観たので、思いがけず驚いた。あ、そういう話なのねと理解できた。特に音楽シーンがかっこよく、映画館で体感したいと思った。
音楽×ホラーテイストの組み合わせに、個人的にはツボを押さえられる。肝となる部分の表現も、あえてホラーテイストと位置づけている。双子を演じるのはマイケル・B・ジョーダンで、一人二役と知らずに観る体験が新鮮。序盤はスモークかスタックか、迷いが続く導入だ。
スモークとスタックの兄弟は、シカゴで稼いだ金を元手に故郷で酒場を開く計画を練る。ブルース・ブラザーズの雰囲気を思わせる展開で仲間が増える過程のワクワク感が際立つ。牧師の息子サミーの歌声はキレがあり、老ピアニストのピアノの音色は聴く者を心地よく包む。
酒場開店と同時に始まる演奏は、熱気とライブ感が抜群。音楽は生と死の境界を越え、過去と未来から霊を呼ぶ力を見せる。序盤のナレーションが映像と結びつく展開は、邪悪な存在の到来を予感させる。邪悪な存在もまたごく自然な流れの中で場面が訪れるのが印象的だ。
さらに、部屋へ入るには「ごめんください どなたですか? お入りください ありがとう」といったやり取りが不可欠という桑原和夫的ルールの描写も緊張感を高める。終盤に再び登場するそのモチーフはニクい匙加減。
劇中のBGMやライブの合唱も音楽好きにはたまらないツボを押さえ、ホラーテイストと音楽の融合を見事に成立させている。ラストの展開へと向かう盛り上がりも強力。情報を入れずに鑑賞すると展開の変化をより際立たせて楽しめるので、鑑賞時は情報を最小限にするのがおすすめだ。
アフリカンアメリカンのルーツとアイデンティティ、1930年代の社会情勢、人間模様を隙のないほど滑らかに描き出す力に圧倒される。音楽シーンの描写は特に光り、作品を牽引する核となっている。一方で、怪物退治の場面はやや陳腐に感じる局面もあるが、全体としては大いに楽しめた。
黒人の双子がブルース酒場をオープンするという設定は魅力的で、物語が展開する中で突然吸血鬼が現れ、ホラーの要素が加わる。
その酒場で過ごした数時間は、すべてを解き放つ特別な時間だった。人種差別の問題は依然として深刻で、黒人の厳しい生活から生まれたブルース音楽の良さがラストに繋がっていく。
単なるホラーではなく、人生を見つめ直させる深いメッセージが感じられるストーリーとなっている。
素晴らしい。
仲間を集める序盤から吸血鬼との戦いが始まる後半へ、全く予想外の展開に引き込まれた。
吸血鬼の特徴が非常に明確に描かれていて、公平だと感じた。
「優れた音楽は過去と未来を結びつけ、
悪魔さえも引き寄せる」
これって比喩でしょうか?
悪魔が現れる流れにちょっと笑ってしまった。
色々な解釈ができる要素がたくさんあり、点と点を繋げてパズルのように考えることも可能だと思う(KKKや招かれないと入れない条件、最初に登場するキャラクターが白人であることなど)。それらのテーマを残しながら、しっかりとエンターテイメントとして楽しめる構成が素敵だと思った。
最近は新しい映画ばかり観ているので、少し不安だ。
前半と後半で印象が大きく変わる、独自の魅力を持つ吸血鬼映画。夜にお酒を飲みつつ観賞した影響で途中うつらうつらしてしまった場面もあったが、吸血鬼の正体が現れてからは物語が加速的に面白くなる。音楽の力、吸血鬼という設定、さらに人種差別問題と家族愛というテーマが見事に融合し、他にはない唯一無二の作品だと感じた。とても楽しめた。
禁酒法時代、シカゴから帰ってきた黒人の兄弟が黒人向けのダンスホールを開く話。前情報なしで期待したのは、理不尽な実話を基にした差別映画。しかし、前半はその雰囲気が強く漂っていたものの、途中から雰囲気が一変し、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のような吸血鬼映画に。『遊星からの物体X』の要素も感じられる、ジャンル映画といった印象。白人によるひどい嫌がらせが続く展開を期待していたため、少し残念で評価は-1.0。とはいえ、ジャンル映画として見るなら出来は良いのかもしれない。風景や映像も美しいし、ゾンビやドラキュラなど、好きなジャンルではないことに正直、制作が収拾つかない印象を抱いている。ドラキュラには弱点が多すぎると思っています。
時代設定の完成度が高く、黒人の歴史と背景の描写も秀逸だった。何より音楽が最高で、収録されたどの曲も美しく、自由を体感させられて胸が熱くなった。バーのシーンは雰囲気・演出・映像のすべてが美しく、視覚的にも強く魅了された。後半の展開は予想外で驚いたが、物語として非常に面白く、血まみれのヘイリーは圧倒的に美人だった。