2025年4月5日に公開のアニメ「九龍ジェネリックロマンス」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「九龍ジェネリックロマンス」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
九龍ジェネリックロマンスが視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
九龍ジェネリックロマンスのあらすじ
懐かしさが街を満たす九龍城砦の不動産屋で働く鯨井令子は、先輩社員の工藤発に心を寄せていた。ある日、令子は自分の気持ちを自覚し、1枚の写真から工藤にはかつて婚約者がいたことを知る。その婚約者は、令子とまったく同じ顔をしていた。自分と同じ姿をした“もう一人の鯨井令子”の存在が、令子に過去の記憶がない事実を気づかせる。妖しく美しい九龍の街で描かれる日常は、記憶のないはずなのにどこか懐かしい風景に満ちていく。そして物語は、謎の行方へと動き出す。)
九龍ジェネリックロマンスの詳細情報
「九龍ジェネリックロマンス」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
制作会社 | アルボアニメーション |
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原作者 | 眉月じゅん |
監督 | 岩崎良明 |
脚本家 | 田中仁 |
キャラクターデザイナー | 柴田由香 |
主題歌・挿入歌 | mekakushe 水曜日のカンパネラ |
出演者 | |
カテゴリー | アニメ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 2025年4月5日 |
九龍ジェネリックロマンスの楽曲
「九龍ジェネリックロマンス」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- オープニングテーマサマータイムゴーストWEDNESDAY CAMPANELLA
- エンディングテーマ恋のレトロニムmekakushe
九龍ジェネリックロマンスのエピソード
「九龍ジェネリックロマンス」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | 第1話 | 人々の活気とどこか懐かしい空気に溢れる街・九龍城砦くーろんじょうさいで鯨井令子は、不動産会社 “旺来地産” に勤めている。先輩の工藤発は遅刻の常習犯にして何事にも大雑把な性格だが、九龍の街をこよなく愛している。 ある日、九龍から懐かしさは特に感じないと言う令子に、その魅力を伝えるため街に連れ出した工藤。最後にたどり着いた「金魚茶館」という工藤行きつけの不思議な喫茶店で、令子は店員のグエンに工藤の恋人と間違われる。 |
02 | 第2話 | 南燈街(なんとうがい)に住む楊明と友⼈となった令⼦は、⼯藤が持っていた 1 枚の写真についていま抱えてる思いを楊明に打ち明ける。令⼦と同じ顔をした⼥性と⼯藤が写る、婚約記念と書かれた写真の謎。 過去の記憶が⼀切ない令⼦⾃⾝について。そして、いま⾃分が⼯藤に恋をしていること――。 そんな中、九⿓に⼤企業・蛇沼製薬が運営する蛇沼総合メディカルが⼤々的にオープンした。令⼦と楊明、友⼈の⼩⿊は 3 ⼈で美容と健康のため無料カウンセリングを受診しに出かける。 |
03 | 第3話 | 令⼦が買った⾦⿂鉢を⾃宅に届けた⼯藤は、令⼦の部屋にかつての恋⼈の⾯影を感じる。消えた喫茶店・⾦⿂茶館の店員・グエンを探し続けている⼯藤だが、形跡さえ⾒つけられない。 その頃、怪しい仮⾯の男が九⿓の街を徘徊し、令⼦に接触していた。仮⾯の男から、今の⾃分とは別に「鯨井 B」が過去に存在していたと知らされる令⼦。⾃分のクセや恋⼼すら鯨井 B からの借り物かもしれないという事実に、令⼦は思い悩む。 |
04 | 第4話 | 香港で一躍有名人となっている、蛇沼製薬社長であり蛇沼総合メディカル院長でもある蛇沼みゆきは、グエンと共に変装姿で九龍を探索していた。現在の九龍と鯨井令子の存在に違和感を感じている蛇沼とグエンは、令子の近くにいる工藤にも興味を持ち始める。一方、令子は工藤や楊明と一緒に、小黒の引っ越しパーティを楽しんでいた。その晩、屋上でタバコを吸いながら工藤は令子に空に浮かぶジェネリックテラが輝く理由を尋ねる。 |
05 | 第5話 | 「鯨井令⼦は俺が殺した」という⼯藤の⾔葉が忘れられず、鯨井Bの過去とその⼈物を知ろうとする令⼦だったが、楊明はそんな令⼦に不満を抱く。そんな中、九⿓の映画館で古い映画「胡蝶の夢」がリバイバル上映される。主演⼥優の美しさに興奮する令⼦に、楊明 はいつにない表情を⾒せ、距離を置く。思わず⾃⾝の過去を突き付けられ、現在の⾃分⾃⾝を⾒失う楊明。過去を持たず、⾃分の⼈⽣を奪われる感覚がわからない令⼦だが、それでも楊明のもとへ急ぐ。 |
06 | 第6話 | 蛇沼に別れを告げられ、その⽇暮らしの⽣活を再開したグエンだったが、早々に楊明と令⼦に⾒つかり、令⼦が抱いている疑問について問いただされる。グエンによると現在の九⿓にいる⼈間はだれしも2⼈存在するが、クローンではなく別々の存在だという。⼀⽅蛇沼は、九⿓について⾹港で調査をしている幼なじみのユウロンと会っていた。死んだ⼈間も壊されたはずの城塞も再現されながら、⾒える⼈間が限られている現在の九⿓に、蛇沼はさらに惹かれていく。 |
07 | 第7話 | 九龍を彷徨い歩き、グエンと出会って 3 年前の出来事を思い出すうちに、ダンスクラブで気を失っていた蛇沼。 不動産屋としてやってきた令子と再会したことを機に、2 人で話す時間を作る。今の自分は鯨井 B とは別の人間であり、絶対の私として生きていくと語る令子。そんな令子を蛇沼は「後発的(ジェネリック)な存在」だと言う。楊明にもその話を打ち明ける令子だが…。 |
08 | 第8話 | ユウロンの調べで、鯨井 B は 3 年前に薬の過剰摂取で亡くなっていたと知った蛇沼。⾃らが取り壊した第⼆九⿓にかつて住んでいた彼⼥に、蛇沼は因縁を感じる。時を同じくして、令⼦は⾃分のことが⾒ることができない⼈間がいると知りショックを隠せずにいた。⾃⾝の存在そのものが⼤きく揺らぐ中、⼯藤の「何処へも⾏かないと約束する」という⾔葉に⽣きる道を⾒出す。そして、九⿓についての調査するため⾹港に向かった楊明は、ネット上で現在の九⿓について知る⼈物と接触する。 |
09 | 第9話 | ⾹港での調査結果を九⿓に持ち帰った楊明。その内容を令⼦とグエンに話すのだが、再び九⿓に取り込まれていき…。⼀⽅その頃、⼩⿊と呼ばれる⻘年が⽕災報知器の点検業者として令⼦や楊明の周辺に出没していた。蛇沼の⽗の命令で九⿓を調査していた⼩⿊(⻘年)は、令⼦たちが住む九⿓を「ジェネリック九⿓」と報告する。 |
10 | 第10話 | 部屋に残されていたメガネをかけると、奇妙な⾵景が断⽚的に⾒えると気づいた令⼦。鯨井 B の記憶の⼿がかりになると考え、楊明と共にメガネが映した九⿓北エリアを訪れる。鯨井 B とジェネリック九⿓の秘密に⼤きく近づきつつある⼆⼈だが、壁のお札通じて⿓からの警告が届く…。そしてグエンは、旧知の仲であるらしい⼩⿊(⻘年)との再会を驚きながらも喜ぶ。そしてその再会により、グエンもさらなる九⿓の謎に⾜を踏み⼊れるのだった。 |
11 | 第11話 | ⼩⿊と⼩⿊(⻘年)が同⼀⼈物と知らないままに令⼦は、九⿓内で2⼈を会わせていた。⾃分らしく⽣きていたかつての⾃分を⾒て⼩⿊(⻘年)は涙ぐむが、その直後に⼤きな異変が起きてしまい…。その頃、⾦⿂茶館で⼯藤とようやく再開を果たしたグエン。この九⿓についてどこまで知っているのかと問い詰めるグエンだが、⼯藤はうろたえることなく⾃⾝が知っていることを話し始める。それぞれの過去と想いが重なり出し、ジェネリック九⿓が⽣まれた理由が紐解かれていく…。 |
12 | 第12話 | 各々がジェネリック九⿓の秘密に迫りつつある中、蛇沼だけは⾃⾝の⽬的を⾒失い後悔に囚われていた。九⿓を調査中のユウロンは、令⼦がこの九⿓の謎を解く⼿がかりだと考え、令⼦への接触を図る。ユウロンとの会話により、令⼦には鯨井Bの死と⼯藤の過去が突き付けられる。⼤きく揺らぐ令⼦だったが、“絶対の⾃分”であり続けるため、さらに前に進むことを選択していく。 |
13 | 第13話 | 崩壊が始まり、現実と虚構、過去と現在が⼊り混じる空間と化したジェネリック九⿓。記憶の迷宮の中で、⼯藤を探す令 ⼦は“意外な存在”によって導かれていく…。たどり着いた先では、3年前の⼯藤と鯨井Bのひと夏の思い出、そして繰り返 し続けるその夏の記憶が映し出されていた。過去と向き合う⼯藤、そして“絶対の⾃分”となって未来を⽬指す令⼦…。九 ⿓の最深部で再び⼆⼈が出会い、その思いが交錯する時、その恋が…全ての秘密を解き明かす――。 |
感想・レビュー
映画の試写会で、監督がアニメ版とは異なる結末にしたと語っていたので、鑑賞した。
鯨井令子の舞台『ビジュと九龍』のビジュアル設定は強く刺さった一方で、肝心のストーリーは全く引き込まず、非常にわかりにくい内容だった。今振り返っても、話の要点がよくわからないと感じる。
最近、九龍に関連する作品を鑑賞しました。
ジャンルはSFでしょうか。
退屈なら途中でやめるつもりでしたが、意外と楽しめました。
原作で大好きだった「田園」の歌うシーンがなかったのは少し残念だ九龍城砦は取り壊される前に訪れてみたかったな。そして、カンパネラの主題歌は本当に好きで、期待を裏切らないね。
ノスタルジーとは過去への執着であり、時に私たちの合理的判断をひっくり返す厄介な感情だ。風景や食べ物、文化だけでなく、恋愛もノスタルジー的性質を帯びる。誰かとずっとそばにいたい、自分を好きなままでいてほしいそんな望みは、考えてみれば呪縛のようにも感じられる。
この作品は、恋愛を含む日常のあらゆる対象をノスタルジーの象徴として描く。九龍城砦はその典型だ。荒れ果てたスラムは不便だが、合理性を超えた「懐かしさ」が勝り、今なお囚われのように生きる人々がいる。ロマンスとミステリが絡み合い、オーバーテクノロジー的なSF風ファンタジーが香り立つ。
絵柄は昭和~平成のアニメを思わせる風合いで、キャラクターの台詞とアクションは時にトレンディ寄りだ(久しぶりに杉田智和のかっこつけを聞く感触)。この作品が放つ感覚もまたノスタルジーそのものだが、具体的に何を参照しているのかは明示されない。だからこそ、知らない記憶に基づく「懐かしさ」が芽生える。作品自体が九龍城砦そのものでもある。
一方で背景には緻密に作り込まれた劇伴が響き、OP/EDはエレクトロ路線。いわゆるFuture Funk寄りのサウンドがアニメーションと見事に調和する。作中の九龍は現実の読み方「きゅうりゅう」ではなく、物語内では長く「クーロン」と呼ばれるのだが、数話進むうち発音にも仕掛けがあることが分かり、タイトルとの結びつきにグッとくる。
原作は全10巻超のボリュームを、13話に巧みに編纂している。キャラのサイドエピソードや感情の推移を丁寧に切り取り、駆け足感は少なく、納得のエモーショナルな結末へと導く。原作は未完ゆえアニメとは異なる結末になる可能性もあり、その点も気になるが、何より私にとって九龍城砦へ感じる「懐かしさ」が、いまは最も強い感情だ。原作も読みたくなる。
キャラクターの中で特に魅力を放つのは楊明。結論としては第5話が至高だ。金髪で大きな瞳、ハイテンションな性格だが、ときおり垣間見せる曇り顔も推しとしては完成度が高い。
注記として、EDのmekakusheは特におすすめ。3曲が作品内で使われ、それぞれが名曲。ヘッドホンで聴くほど新たな発見がある。
期待していたけれど、思っていたのとは全然違ったので、すぐに見るのをやめてしまった。今までそれを忘れていた。再度見ることはあるのかな、いや、ないだろうな。原作はまた違っていたのかな。あーあ。
不思議な話だったな。前情報を全く持たずに観て、タイトルの意味が分かってから、面白さが増した気がする。
この世界観が最高すぎる!
水餃子を今すぐ味わいたい!
さらにレモンチキンも食べたい!
レコポンはとにかくかわいい!真相に迫るストーリーが気になって、エピソードの追加を毎週楽しみにしていました。レトロな雰囲気とぞわっとする描写が絶妙で、作品の魅力を一層引き立てています。
原作を読んだうえでアニメ化されたこの作品は、未完の原作を巧みに翻案し一つの完成形としてまとめている。前作『恋雨』と同じテーマを引き継ぎ、挫折を経験する女子高生がファミレスの年上男性に一目惚れしてバイトを始め、モラトリアムを経て再び歩き出すという流れが共通する。本作では視点が男性側に移り、彼の後悔がジェネリックな九龍城砦と鯨井を生み出す。しかし、それは鯨井が絶対の私として自我を獲得したことで消え、工藤は後悔から前へ進む。眉月先生の作品には、心の傷を抱えた人がモラトリアムを通じて再起するというモチーフが繰り返されており、ここが特に興味深い。#2025見たアニメ#2025s新作
SFミステリー作品といった印象で、登場人物に誰も信用できない要素がある。九龍城砦を舞台にした作品を手がけた作者は素晴らしいですね。個人的には、実際に訪れたことはないのに不思議と郷愁を感じる場所として、このストーリーにぴったり合っています。工藤のキャラクターが非常に良かったです(最初は少し嫌な感じがしたのですが)。彼は手放せないものや自己反省に苦しみ、特定の事象に依存してしまう複雑な人物です。普段は飄々としている彼の一面とのギャップが、一層切なさを感じさせます。また、鯨井Aの「私はあなたを傷つけません」というセリフも好印象です。彼女は代替品ではなく、特別な存在なのです。