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感想・レビュー

1. 浩史

   2025年8月19日

   谷口タカオの墨高2年生編を深掘りする形で描く。2年生編では谷口以上に倉橋がチームを先頭に立って掻き回し、結果としてチーム力をぐんと引き上げる。この流れが3年生キャラクターにも命を吹き込み、全体の描写はこれまで以上に美しくなる。ラストは秋季大会予選の東都実業戦。佐野との再戦は見どころで、佐野の投球カットが「キャプテン」のオマージュである点には個人的に感動を覚える。尺の都合で試合自体はかなり駆け足になってしまったのは残念だが、それを補う熱量と完成度を備えた、良質な野球作品のお手本のような存在だ。

2. 石田彰

   2022年2月10日

   歴史に名を刻む名作
   懐かしさとともに一気に観られる。
   大人にも十分楽しめる優れた作品である。
   この作品は、今こそ小学校の教科書副読本として活用すべきだと考える。

3. hiyoko

   2021年5月4日

   墨高野球部は、実力差を諦めの悪さで覆してきた。
   メンバーの特性を見極めてポジションを決定している谷口は素晴らしい。
   強豪校との試合セッティングでもしっかり考えを持つ倉橋には感心させられる。彼の一言多い感じが良い。
   あのフォーク、すごいな。
   文句が多いチーム内の雰囲気、初期のイガラシの様相を感じる。
   半田が酷いことを言われていて可哀想。こんな状況ではボールが取れないだろう。
   え、谷口どうしたの？衝撃的な一話だ。
   みんなには「大丈夫でした」って嘘をつく谷口は切ない。玄関の前で一旦深呼吸してから家に入る姿がかわいそう。
   怪我やチームのバラバラ具合で悩みが尽きない。野球をやっているだけで幸せだと思う者もいるなら、谷口の愚痴も分かる。
   野球をできなくなることが恐ろしいと泣く谷口の姿が痛ましい。息子のもがく姿を見守る両親がまたいい。
   失ったら怖いと思えるような大切なものは、私にもあるのだろうか。タカオの決断を尊重し、その後悔も一緒に受け止める母親の姿は素敵だ。
   手術の決断に口を出さない野球部も素晴らしい。
   寄せ書きがいっぱいのボールには最高に感動する。谷口の復活が嬉しい。
   松川の球は重い、強烈だな。倉橋の嫌味は笑えるほどだ。
   中山先輩と倉橋のやりとりはバチバチで面白い。
   後輩たちがしっかり先輩を意識している練習は良い感じだ。丸井が墨高にいてウケる。
   地区予選5回戦を目指しつつ、実はもっと上を目指している。
   先輩たちが対戦相手を舐めきっていて、いいそのままで帰れと言いたくなる。
   こればっかりは倉橋の意見が正しい。面と向かって言えるのは彼の強さだ。
   完全に油断している。張り切っているというより浮かれている感じ。
   何にでも文句を言うな。3回戦進出に自信満々なのに裏目に出るポンコツ先輩たち。
   谷口の読み通り、さすがだ。
   いいえ、これで終わりじゃない。
   ナイスプレーだ。
   スクイズの構えからのヒッティング。相手ピッチャー岡村の「すみません」と泣き崩れる姿には涙が出た。
   谷口のストレスは尽きない。このままで大丈夫なわけがない。
   社会人田所の真剣な姿が頼もしい。聖陵の強さが際立っていて、堅実な勝負を仕掛けてくる。
   倉橋が言い過ぎだ。しかし松川が可哀想だ。
   良く見ている。口は悪いが野球は確かに上手い。
   マスクを進路に置いて妨害。また乱闘騒ぎ、笑っちゃうな。
   倉橋の抗議は戦略だったのか。彼の思惑を理解して微笑む谷口が面白い。
   松川は実は負けん気が強い。
   運なんて宵越しのもんじゃなく、自分で引き寄せるものだ。完全に妨害してくる相手に腹が立つ、審判は何をしているんだ？
   いいえ、まだチャンスはある。
   スリーバント成功、横井ナイス！
   倉橋のナイスヒット。
   またマスクを置き、審判がスローモーションでマスクを蹴って移動する様子が面白い。
   向こうにもドラマがある。勝てば美味しい鰻丼。
   サヨナラの文字が見える。倉橋、本当に面白い、ムカつかせる天才だ。
   中学時代の練習を思い出す。懐かしすぎて危険な感じ。
   谷口はこうしたしごきを楽しんでいるのではないか。「本音を言っただけだ」と言う倉橋が本当に笑える。
   試合は明日だってのに、状況はバラバラ。
   半田と倉橋の特訓で相手に対する恐怖心をなくそうとする。
   敗退した川北高校から譲り受けた専修館高校対策ノートがエモくて泣ける。
   「いいぞ、谷口。」
   一瞬で球種を見分ける力、素晴らしい。
   スクイズのブラフを見抜き、目くばせで中山先輩に気づかせて前進を阻む姿勢がアツい。
   重い一点を重ねる。
   倉橋によく見られている、倉橋がいなければこのピンチを乗り越えられなかった。
   雰囲気が悪い。チェンジアップとスローカーブ攻略が遠のいている。何か策はあるのか、谷口。
   谷口の表情は弱気。川北高校の残してくれたメモの意味を考え続ける。活路を見出したい。
   絶対にこの回を抑えろ。
   ナイスプレー。倉橋が倒れる。
   みんなもうフラフラで危ない。
   最後の攻撃。
   倉橋ィィィィィ、ナイス！
   谷口ィィィィィ、ナイスバッティング！
   満塁の状況。ここで中山先輩が登場。
   本当に危なかった！まさかの展開。
   ゲームセット。ベスト8進出、と思えないほどボロボロな状態だ。
   鯛焼き好きという唯一の可愛げが谷口にある。
   倉橋と谷口の間に言葉は要らず、信頼関係が深い。
   みんなが限界に来ている。「1点だけでいいのかよ」と諦めが悪くなった様子に熱くなる。
   「もっと野球がしたい」と山本先輩がフラフラになって倒れ、ゲームセット。
   引退練習では中山先輩がピッチャー。
   谷口と勝負したい三年生たちに感動する。
   泣きながらバッティングする彼らの姿に、真剣に野球を続けてきた彼らの情熱を感じる。
   三年生の引退は寂しいものだ。
   丸井の身のこなしが素晴らしい。
   半田の真剣さが光る。
   青葉の二軍補欠が青葉を倒した話をする丸井が頼もしい。
   倉橋は周囲をよく見ている。
   佐野が東実に来ているなんて驚きだ。
   半田がここまでやりきるとは。
   「谷口、お前は本当にすごい奴だよ」と思わせる倉橋が素晴らしい。

4. 内山昂輝

   2020年12月5日

   引き続き。1期か2期かは忘れたけれど、半田が公園の木の幹に自分を縛って特訓している場面が、あまりにも不審者すぎて思わず吹き出してしまった。笑う場面ではないはずなのに。