2014年10月9日に公開のアニメ「SHIROBAKO」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「SHIROBAKO」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
SHIROBAKOが視聴できる動画配信サービス
現在「SHIROBAKO」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「SHIROBAKO」が配信中です。
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最終更新日
SHIROBAKOのあらすじ
アニメーション制作会社・武蔵野アニメーションに入社した宮森あおいは、オリジナルアニメ「えくそだすっ!」の制作進行として忙しい日々を過ごすことになります。あおいは不慣れな作業の中で次々と発生するトラブルに直面しますが、周りの支えを受けながら着実に成長していきます。
SHIROBAKOの詳細情報
「SHIROBAKO」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
制作会社 | P.A.WORKS |
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監督 | 水島努 |
脚本家 | 横手美智子 |
キャラクターデザイナー | 関口可奈味 |
主題歌・挿入歌 | 奥井雅美 木村珠莉 石田燿子 |
出演者 | |
カテゴリー | アニメ |
制作国 | 日本 |
公開日 | 2014年10月9日 |
SHIROBAKOの楽曲
「SHIROBAKO」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- オープニングテーマCOLORFUL BOX石田燿子
- オープニングテーマ宝箱-TREASURE BOX-奥井雅美
- エンディングテーマAnimetic Love LetterVarious Artists
- エンディングテーマプラチナジェットVarious Artists
SHIROBAKOのエピソード
「SHIROBAKO」の各話タイトルとあらすじを一覧で紹介します。物語の展開や登場キャラクターの変化を振り返りながら、印象的なシーンやストーリーの流れをチェックしてみましょう。
01 | 明日に向かって、えくそだすっ! | 「どんどんドーナツ! どんと行こう!」。上山高校アニメーション同好会のあおい、絵麻、しずか、美沙、みどりは、いつか共に商業アニメーションを作ろうとドーナツに誓った。そして、二年半後。かつて夢を掲げた手には無骨なハンドルが握られている。あおいは、アニメーションの制作進行として今日も精一杯駆け回っていた。回収からスタジオに戻り、見回すと人の気配が消えている。不審に思った彼女が会議室のドアを開くと−−。 |
02 | あるぴんはいます! | 4話の制作状況が逼迫し、慌てるあおい。3話作画監督の遠藤にヘルプを直訴し、やり取りの末、なんとか承諾を得る。だが、一難去ってまた一難−−。4話のダビングに出向いたあおいは、監督と演出家のリテイクに対する応酬に胸を騒がせることに。声優の演技に触発された監督の注文は、音付けから次第にエスカレートし、絵に対するものへと矛先を変えていく。そしてあおいは、監督から発せられた、信じられない一言を耳にした。 |
03 | 総集編はもういやだ | 4話作業に加えて、9話進行も任されているあおい。新人ゆえ慣れない作業に戸惑いつつ、ひとつひとつ整理し進めていく。だが、デスクの本田に状況を問い詰められると、思わずアワアワ。なんとか矢野の助け舟でパニックを脱するも、宅配業者が原画を持ってこなかったり、アニメーターからのカットが上がらなかったりとてんてこ舞い。とはいえここまではどんな新人制作でも経験する、よくあるトラブルだった。そう、ここまでは。 |
04 | 私ゃ失敗こいちまってさ | 「ああ~ん、いいですわ~!」、電車の中で怪しげなセリフを呟く少女。しずかは人生初オーディションへの道中、小声で練習を重ねていた。緊張の中アフレコスタジオ内で待機していると、超売れっ子声優の姿が見える。同じ役を受けるという事実に、さらなるプレッシャーを感じるしずか。何度も練習してきたというささやかな自負さえも気負いに繋がってしまう。そして、いよいよオーディション本番!しずかは意を決して立ち上がる。 |
05 | 人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ! | 事件は武蔵野アニメーションで始まった──。太郎は遠藤の怒りの原因を、あおいへと語り出す。作画で描かれるはずの見せ場カットを、監督が「3Dに変更しようか」と言いだしたことが発端だった。その旨は太郎から、該当カットの原画担当だった遠藤へと伝わる。だが伝達の際、口に出た余計な一言が、遠藤をカチンとさせた。遠藤と3D監督の下柳との間を行き来する太郎。伝言ゲームは次第に悪い流れになっていき……。 |
06 | イデポン宮森 発動篇 | 遠藤との一件は、あおいの担当話数にまで波及する。手の打ちようがなくなり、ついにデスクの本田へと相談。監督判断となるも、その監督がスタジオを抜け出してしまい、収集がつかない。遠藤本人も捕まらず、太郎が自宅まで赴くことに──。事が大きくなっていく中、あおいは、学生時代一緒にアニメを作り、今は下柳と同じく3DCGを生業とする会社で働く美沙に現状を相談する。そこで美沙から出た言葉は、驚くべきものだった。 |
07 | ネコでリテイク | 郷里から姉がやってくる──そんなバタバタした状況で会社に向かうあおい。そこで待ち受けていたのは、同じ制作進行の先輩である落合が退職するというニュースだった。あおいは少なからずショックを受ける。複雑な気持ちで、絵麻の原画の回収を行っていた彼女だったが、会話の最中、急に絵麻の顔が曇り出す。絵麻は悩んでいた。巧くなろうと丁寧に描くと、量が描けない。だが早く描こうとすると巧く描けないというジレンマに──。 |
08 | 責めてるんじゃないからね | 落合の退職をきっかけにして、自分に夢があるのか考え始めるあおい。何はともあれ原画の回収に赴く。立ち寄った瀬川の自宅。その雑談の最中に、あおいは、以前絵麻に対してキツイことを言った瀬川の真意を聞く──。一方その当人である絵麻はスタジオで、イライラの只中にいた。リアルな猫を描くことができない、そんな彼女を見かねて総作画監督補佐の井口が声を掛ける。悩みを明るく受け止める井口は、突然絵麻を散歩に誘い……。 |
09 | 何を伝えたかったんだと思う? | 木下監督のいつまでも上がらないコンテに、業を煮やす武蔵野アニメーションの面々。あおいは納品までの期日を思い、頭を抱える。同じ頃、美沙も悩みを抱えていた。CG会社に務める彼女は、車のパーツばかりをモデリングしている状況にフラストレーションを感じる。「やりたかったのは、キャラクターアニメーションだったはずなのに……」。夢に向かって入ったはずの会社で、現実と折り合いをいかにつけるべきか。美沙は揺れる。 |
10 | あと一杯だけね | 民族楽器の素材を音響スタジオに届けに行くあおい。そこで彼女は引っ張り込まれ、なぜかハイヒールを履かされるはめに。突然の事態に驚くあおいだったが、効果音を録るために必要なことだという。腑に落ちたあおいは、作業を手伝う。だが、ただ歩くだけでもキャラクターに合わせなくてはならず、上手くいかない。リテイクを重ね、なんとかOKをもらうあおいだが、次に依頼された指示は「吠えてほしい」というもので……。 |
11 | 原画売りの少女 | タイムリミットが迫る中、最終回の原画をアニメーターに振り分けるあおい。だが難度の高い数カットが撒き切れない。そこであおいは、他の制作会社の前に張って原画マンを捕まえるという手に出る。そこは彼女がかつて面接を受け、落とされた会社だった。思い出される記憶。上手く答えを返すことができず、落ち込んだあの頃−−。肝心の原画マン捕獲も不発に終わり、会社に戻るあおいだが、そこで思いもかけない言葉を掛けられる。 |
12 | えくそだす・クリスマス | 必死の思いで菅野のもとに赴いたあおい。だがそこで彼女は、自分が菅野のことをほとんど知らないままに、原画を依頼していた失礼に思い至る。謝罪する彼女に、菅野はひとつアドバイスを送った。翌日、武蔵野アニメーションで最終話について会議が行われることに。ナベPは監督にクライマックスであっても、もはや労力のかかるカットはできないと断言。コンテの変更を要求する。 |
13 | 好きな雲って何ですか? | 人気原作『第三飛行少女隊』を手掛けることになった武蔵野アニメーション。ムサニの転機はあおいの転機でもあった。ナベPから言い渡された内容とそのプレッシャーに頭を抱える─。意を決したあおいは、まず監督である木下に『第三飛行少女隊』で、やりたいことを問いただす。意外にもしっかりした答えを返す木下だったが、そこに小笠原から思いもしなかった提案が──。 |
14 | 仁義なきオーディション会議! | その日、武蔵野アニメーション社内では『第三飛行少女隊』のオーディション会議が行われていた。一癖も二癖もある人間が参加し、人気、歌唱、容姿といった芝居とは関係のない部分で、それぞれがゴリ押ししようと躍起になる。会議は大紛糾し、時間が過ぎていく中で、事態を収拾したのは音響監督の一言だった。その後も会議は続き、ようやく最後のキャサリン役検討に至る。そこで木下監督が挙げたのは「坂木しずか」の名前だった。 |
15 | こんな絵でいいんですか? | 新人の入社式を終え、『第三飛行少女隊』も本格的に動き出す。あおいもデスクとして、慣れないながらも立ち回ろうと奮闘。新人の安藤と佐藤もそれに立ち会い、仕事を覚えることになる。制作の仕事は打ち合わせの連続。脚本打ち、演出打ち、作打ちetc。場合によってはロケハンに出向くことも。その合間に新人達は太郎とともに、付き合いの深いアニメーターの家を回る。こうして『第三飛行少女隊』は無事テイクオフしたはずだったが……。 |
16 | ちゃぶだい返し | キャラクターデザインに対する原作者からのダメ出しに、少なからずショックを受ける井口。検討会を開くが、原作者の注文は抽象的で分かりづらい。修正作業に入るも、制作作業が止まることへの影響は計り知れず、四苦八苦するあおい。稿を重ねる井口のキャラクターデザインだが、やはり原作者の意見は芳しくなかった。次第に追い詰められていく井口。袋小路に陥ってしまった彼女を見かね、ついに小笠原が動き出す。 |
17 | 私どこにいるんでしょうか… | 『第三飛行少女隊』アニメ化の話も世間に出始め、沸き立つムサニの面々。そこに立ちはだかった新たな課題。それはプロモーションビデオの制作だった。本編の作業と平行して進めなければならず、この非常事態に佐藤、安藤も動く。だが、佐藤は丁寧な言葉ゆえにスタッフを苛立たせ、安藤は考えなしに話をするため、スタッフをやきもきさせる。なかなかうまく進まない状況に悩む佐藤。しかも彼女にはひとつ苦手なことがあって……。 |
18 | 俺をはめやがったな! | 『第三飛行少女隊』のアフレコが始まった。だが、主人公役の鈴木は、緊張のため自然な芝居ができず居残りに。張り詰めた様子が抜けない鈴木だったが、音響監督・稲浪の巧みな誘導でなんとか乗り切る。無事初回アフレコは終えたものの、息つく間もなく、あおいはベテラン美術の大倉がいるという「バードパーク」というスタジオへ。だが、そこは焼き鳥屋だった。飲んでいた大倉に必死で美術の依頼するあおいだったが……。 |
19 | 釣れますか? | 立て続けに起こる問題に、パニック寸前のあおい。そんな彼女に、復帰した矢野が手を差し伸べる。矢野はまず、スタジオタイタニックへ赴くことに。半ば強引にタイタニックのヘルプになった矢野は、さらに奮闘。演出家不在の第5話に、池谷という男を投入する決意をする。実力は一流だが、サボりぐせも一流の彼に、無理やり仕事をねじ込むのだった。その頃、バタバタの真っ最中だったあおいは、丸川社長に声を掛けられる。 |
20 | がんばりマスタング! | 『第三飛行少女隊』最終話の脚本に悩むムサニ一同。原作の展開も見えず、脚本家の舞茸も苛立ちを隠せない。会議の中で、この物語が帰結するテーマは、一同にとっての「なぜアニメを作るのか」ということと同じなのではないかということに行き当たる。それを皆に問うあおいいだったが、答えは千差万別だった。はっきりした解決策を見いだせず自信のなさそうな舞茸。去り際の彼に、みどりが突然「師匠」と声を掛けた。 |
21 | クオリティを人質にすんな | 『第三飛行少女隊』のあるカットで、美沙の会社が3DCGパートを引き受けることになった。さらにそのカットに絵麻が携わることになり、奇しくも共同作業となる。そこで美沙は該当カットの参考として、絵麻、しずかと共に遊園地に行くことに。だが、果てのない美沙の探究心のため、幾度となくジェットコースターに乗るはめに……。所変わってムサニでは、グロス先会社の社長、磯川がやってきていた。彼は矢野、平岡と専門学校の同期であることを明かす。だが、平岡の態度はトゲを含んだもので―。 |
22 | ノアは下着です。 | 『第三飛行少女隊』も佳境に入り、さらに忙しなくなる武蔵野アニメーション。そんな中であおいは、最終話の作監補を絵麻に任せたいという井口の提案を聞く。喜ぶあおいだが、当人である絵麻は自信の無さから消極的だった。絵麻が作監補を受けなかった場合を考え、憂鬱になるあおい。さらに彼女は瀬川に対しても気を重くしていた。平岡の仕事の仕方を非難した瀬川を、なんとか説得しなければならないのだが……。 |
23 | 続・ちゃぶだい返し | ムサニ史上最悪の緊急事態に、ナベPと葛城が慌てて夜鷹書房へと駆け込む。だが、ふたりの必死の粘りも、編集長と茶沢に届かない。作業をストップせざるを得なくなるムサニの面々。木下も絵コンテを直さざるを得ず、原作者の意向に沿った案で進めていくが、どうしても納得がいかない。そんな時、突如丸川社長から呼び出される木下。「監督とはどういう仕事だと思う?」という丸川からの問いかけに、木下は決意の表情を浮かべる。 |
24 | 遠すぎた納品 | ついに終盤を迎えた『第三飛行少女隊』の制作。変わらず頼りになるベテランたち。 かつてのあおい同様に、頼もしくなった新人たち。そして、ムサニから浮いていた平岡も……。全員一致団結して、この苦境に立ち向かう。それは、高校時代、いずれ一緒にアニメを作ろうと誓い合った5人も同じだった。あおい、絵麻、しずか、美沙、みどり。それぞれが懸命に夢を追うことで、いつしか彼女達は、少しだけあの時の約束に近づいていた―。 |
感想・レビュー
アニメ業界の過酷さと繊細さを身をもって感じさせる、観るだけで胃が締め付けられるほどリアルで引き込まれる作品でした。非常に面白く、作品を楽しませてもらっている私としては、制作現場のスタッフの皆さんには頭が上がりません。
このアニメには、アニメーション制作現場をのぞき見る魅力があります。一方で演出やオーバーリアクションには個性が強く、やや古さを感じる部分も。しかし、トラブルが続出する中で人間関係の軋轢を解消し、対処して、ゴールへ向かって突き進む物語は見応え十分です。
覚悟と記念と人間の記録を写真に収める。写真自体がアニメーションであるという二重構造が、作品の深みを生み出している。坂木しずかが三女として参加する展開は熱く、創作を仕事とすることへの距離感が丁寧に描かれている。24時間以上の連続勤務が当たり前のように描かれ、業界の暗部が直接的には指摘されないが、意図的な設計に見え、そうした体制がなければ作品は作れないのかもしれない。
約5年ぶりに観た。
描写は穏やかで、登場人物は比較的ポジティブ(高梨に至ってはかなりおおらか)だから気を逸らされがちだけど、やっぱり大変な仕事だと思う。これを意図的に描いているのだろうか。
アニメ制作には憧れを抱く部分が多いから、その理想と現実のギャップを理解することができる。平岡さんのような例もあるけれど、長期的な目標のために今の短期的な利益を犠牲にするのは、やっぱり理解できないことが多い。レンガの比喩があるけれど、あれは資本家の罠なのではないだろうか。
アニメ制作の裏側を描いたアニメ
あまりの大変さに、この仕事に就こうとは思わないかもしれないけれど、面白かった!
青春真っ盛りでしたね。デザイン科の高校生として過ごしたあの時代は、見応えのある作品が多く、今でも鮮明に心に残っています。
推しは矢野さんと平岡くん。
アニメ制作会社の日常を、イラストレーターや声優、プロデューサーの視点から描いた作品です。
アニメが週に一本放送されるのは当たり前ではなく、制作チームが時間を惜しんで取り組んでいることが伝わります。
最近のアニメーション技術の進歩により、世の中の期待値が格段に上がったと感じる一方で、それに伴い制作にかかる手間と時間も増えていると思います。
素晴らしい作品を見るたびに、制作陣への感謝の気持ちを忘れたくありません。
ずかちゃんが思いがけない形で声優デビューを果たし、みんなと一緒にアニメを作れることに感動して宮森と涙を流した。
エンタメ業界を目指しているので鑑賞しました。最初は業界研究の一環として観始めましたが、内容が非常に面白かったです。作品や監督へのパロディも多く散りばめられており、アニメに詳しい人ほど楽しめる内容になっています。エンタメ業界の厳しい一面を感じるシーンもありますが、それでもなお、業界に挑戦したくなる魅力を感じました。
良作でした!なぜ今まで観ていなかったのかと後悔するほど心を掴まれました。友人が「アニメを見るならまずこれを」と勧めてくれた意味がよく分かります。様々なアニメを見てきましたが、ここまで裏側にリアリティを感じられる作品は初めて。何気なく観始めた自分を謝らせてください。1話ごとに多くの人物と職種が登場しますが、終盤に差し掛かると彼らがどんな仕事をしているのか自然と理解できるようになる点も魅力。全員が本当に凄い。予定通りに放送されるのが普通だと思っていた日々の苦労や、ギリギリのスケジュール感を生き抜く力強さには驚かされます。お疲れ様でしたそして達成感も大きいはず。難所が多く、トラブルも絶えない現場で精神を保ちながら日々全力を出し続ける姿は、尊敬以外の何物でもないです。制作に関わる人たちの努力の重さを実感できて嬉しい。これからも追い続けます。アニメ制作の話でありながら、社会人の実情にも深く触れる作品です。就活や転職といったテーマも自然と刺さってくる、大人にも響く内容。皆がそれぞれに偉い、だから自分も頑張ろうと思わせてくれます。人間関係の難しさもリアルで、社会に出ると理不尽な奴ともうまく付き合わなければならない瞬間があると痛感します。声優決め会議の場面は特に強烈で、私利私欲が見える瞬間にイライラしました。大人って厄介だと思いつつも、経験を積んだ登場人物たちに少しずつ共感が生まれていくのが不思議です。太郎には前半、かなりストレスを感じましたが、後半には彼の成長を実感。新たなイライラを生む平岡も印象的で、彼が悪人ではなく、経験値の差が生む摩擦だと理解できたとき、救われた気分になりました。太郎と飲んだときの好感度も上がり、良いコンビだと感じました。結局、彼はシャイな少年だっただけ。とはいえ、茶沢にはさすがに頭に来ました。クライアントの前での苛立ちは我慢できません。こういう相手をどう苦しませるか、という視点もリアルでした。野亀先生の場面はクールダウンに最適で、ちょっとすっきりしました。基本的にクセはあっても皆いい人で、それが作品の救いです。12話の杉江おじいさんの描写には感動しました。経験値の違いと謙虚さは時代を超える格好良さ。12話でえくそだすっ!を無事こなして一区切り、しかし後半も素晴らしかった。ガールズ5人の成長にも胸を打たれます。宮守の人間性は素敵で、一緒に働く人としてぜひとも選びたい存在。学生時代の仲間たちと夢を追い続ける姿が、現実の力で実現に近づいていく過程は感動的。ずかちゃんの物語も特に印象的で、ずっと応援していました。先を行く仲間たちを見つめつつも、自分の道を信じ続ける彼女には心を打たれます。オーディションの場面での興奮、宮守が号泣した瞬間の自分の涙も忘れられません。こういう人が成功してほしいと心から願います。今後も応援します。最終話で間に合い、拍手と打ち上げの乾杯を交えた締めも最高でした。カーアクションが挟まる場面は意外性がありましたが、運転技術や道案内の重要性が作品の肝になるとは思いませんでした。終盤のロードムービーのような展開も見どころで、興津さんのクールさが特に光っていました。現役時代の彼女の姿をもっと見たかったですが、それを差し引いてもこの作品は大満足です。
本当に面白かった!1週目はそこまで感じなかったけど、今見ると印象が変わるね。
いつも素晴らしいアニメを作っていただき、本当にありがとうございます!