1990年4月28日に公開の映画「死の棘」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「死の棘」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
死の棘が視聴できる動画配信サービス
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死の棘のあらすじ
ミホとトシオは結婚十年の夫婦。第二次大戦末期の1944年、奄美大島と加計呂麻島で出会い、運命の恋に落ちた。トシオは海軍震洋特別攻撃隊の隊長として島に駐屯し、島の娘ミホと深く惹かれ合う。死を予告された青年と、出撃の時には自決して共に死のうと決意していた娘との恋は、まるで神話のようだった。しかし、発令された出撃命令は最期まで果たされず、敗戦を迎えることとなる。現在、二人は子を持つ親となっているが、ミホとトシオの間には次第に亀裂が生まれ始めている…
死の棘の詳細情報
「死の棘」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 原作者 | 島尾敏雄 |
|---|---|
| 監督 | 小栗康平 |
| 脚本家 | 小栗康平 |
| 出演者 | 中村美代子 小林トシ江 山内明 岸部一徳 平田満 木内みどり 松坂慶子 松村武典 浜村純 近森有莉 |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ドラマ |
| 制作国 | 日本 |
| 公開日 | 1990年4月28日 |
| 上映時間 | 114分 |
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死の棘のよくある質問
-
Q映画『死の棘』のあらすじはどのようなものですか?
-
A
映画『死の棘』は、夫婦間での様々な葛藤を描いたドラマ作品です。主人公である夫は作家で、妻との間で隠れた秘密や過去の浮気が表面化し、2人の関係は崩壊の危機に直面します。静かな沖縄の町を舞台に、夫婦の心理的な対立と和解の過程が繊細に描かれます。
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Q映画『死の棘』での夫婦の関係性はどのように描かれていますか?
-
A
映画『死の棘』では、夫婦の関係性が非常に緊張感のある形で描かれています。妻は夫の浮気に不満を抱いており、その秘密が明るみに出ると、感情のぶつかり合いが激化します。双方の心情が内面的に表現され、リアルな人間関係の複雑さが浮き彫りにされます。
-
Q映画『死の棘』のテーマは何ですか?
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A
映画『死の棘』のテーマは、夫婦間の愛と裏切り、そして再生です。登場人物たちの心の葛藤と、それを通して互いに向き合う過程が、観客に人間関係の深層にある感情を考えさせます。家族の絆や修復の可能性についても深く掘り下げられています。
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Q映画『死の棘』の制作スタッフや監督について教えてください。
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A
映画『死の棘』は、柳町光男監督が手掛けた作品です。柳町監督は、細やかな演出で知られており、本作でも夫婦の心理描写を熟練の技術で表現しています。映画は1990年に公開され、日本映画界で高い評価を受けました。
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Q映画『死の棘』の原作との違いはありますか?
-
A
映画『死の棘』は、作家島尾敏雄の同名小説を原作としています。映画は原作の持つ内面的な心理描写を視覚的に再現しつつ、沖縄の美しい風景を背景に、独自の解釈を加えています。小説ではより詳細な心情が描かれていますが、映画はそのエッセンスを映像化することに成功しています。



死の棘の感想・評価
2014年7月6日公開の、松坂慶子と岸部一徳が夫婦を演じるシュールな人間ドラマ。基本は淡々と進行するが、時折それが崩される歪みが観る者の心を捉えて離さない。その転換点は、ミホのスイッチが入る瞬間の有無にある。慈悲深くも残酷にも振れるミホの演技を、松坂慶子が見事に完遂しており、天晴れと評すべき見事さだ。対するトシオを演じる岸部一徳も秀逸で、朴訥とした語り口がミホとは異なる恐怖を生み出す。何より、この惨劇の原因はミホを支配するうえでトシオにあるのだ。とはいえ、最も可哀想なのはまだ幼い子どもたち。自分がその立場だったらと考えるだけで背筋が凍る。音楽もどこかホラー映画を思わせる趣きで、ミホとトシオの首吊りの対決、そして愛人の関係をめぐる泥臭い泥仕合といった滑稽さも散見される。ただ、一点だけ残念だったのは、奄美大島という舞台設定が作品の魅力を十分には活かし切れていない点だ。
私はこれを観たかったのかもしれない。
苦しさと暗さ、窮屈さとやるせなさがあるのに、滅茶苦茶な行動が笑いを誘う。何度も笑わされ、また何度も心がヒリヒリする。
松坂慶子の責めるような口調が印象的だ。
時折挿入される戦争や奄美の景色が美しい。明確に言葉にされない戦争体験の苦悩や二人の過去が巧みに提示されている。
全体を通して構図が完璧で、冒頭の位置関係からしてこれが素晴らしい作品だと感じた。
日本家屋が長い間ジメジメと感じられる理由はどこにあるのだろう。木造だから?畳や襖を通じても、湿度を常に感じさせるからだろうか。
執着・粘着・冷淡・緊張。観客はずっと、ご近所さんとの距離感で、まるで私たちがストーキングしているかのような視線で描かれている。今回の松坂慶子やおかえりの上島美穂、こわれゆく女のジーナ・ローランズ、M/OTHERの渡辺真起子は、決して狂っているのではなく、むしろまっとうだとさえ思わせる。
妻や母といった存在が感情を抑え、夫や子どもへ尽くすことを美徳とするなら、私は強く反発したい。心の底から、トシオのような男性を軽蔑するだろう。人は誰と出会うべきか出会ってしまうと、ここまで愛し執着できるものなのだろうか。個人差や元々の性質なのだろうか。
夫をガスメーターに例える表現、ふとした瞬間に目に入るガスメーターさえも対象としてしまうくらい、四六時中夫のことを考えている視点が一つに凝縮されている気がして、強烈だった(詩歌の世界のようだと感じた)。
ラスト近くの鳥が一斉に飛ぶカットは見事で、ラストのカットはとりわけ印象に残る。
スタジオ撮影を想わせる不自然な空のグラデーションが気になり、どこかはまりそうで、結局はまりきらなかったようにも感じられた。)
石井克人監督が武蔵美在学中に授業を受けていた恩師の作品として生まれ、カンヌ映画祭で審査員グランプリを受賞した長編。全編を覆う暗さ、陰のあるキャスト、ホラー風のBGMにも関わらず笑いを誘う不思議なトーンが特徴のダーク・コメディだ。浮気をめぐる対立から夫婦が徐々に頭がおかしくなっていく過程を軸に、妻の心配と正気の回復、再び訪れる混乱が描かれる。途中、夫が「いつまでもそんなこと言ってるなら勝手にしろ」と服を脱ぎ「肺炎になってやる!」と宣言し、妻も裸になる競い合いに発展するような過激な場面もあるが、映像と風景の美しさは圧巻。特に海辺のシーンが印象深い。
松坂慶子さんはただただ凄い。とはいえ、彼女が浮気されてしまう理由はどこにあるのだろう。良い女過ぎると飽きられてしまうのか岸田一徳さんの気持ちは、私には理解できない。
不倫の罪が夫婦の心を蝕む。松坂慶子の狂気に近い執着、岸部一徳の静かな諦め。その二人の演技が画面全体を張り詰め、緊張感を支配する。奄美の美しい自然は、むしろ逃げ場のない閉塞感を一層強める。沈黙だけが語る小栗康平監督の演出は、観客を容赦なく夫婦の地獄へと同席させる。重く苦しいが、なぜ人は愛を手放せないのかを鋭く突きつける傑作。
松坂慶子と岸部一徳の演技は抑制と爆発のバランスが絶妙で、物語に激しい緊張感を生み出す。夫婦の歪んだ再生プロセスを真摯に描く一方、時折過剰な倒錯がギャグのような効果を示す場面もある。演技だけでなく、横尾嘉良の美術(家の垣根に表れる夫婦関係の象徴)やカメラワークも意図的に構築されており見どころだ。撮影監督は安藤庄平で、『泥の河』も手がけた人物だとか。
冒頭の、位置関係を惑わせる構図と編集、そしてラストのディープスペースは、『陽炎座』好きとしては胸を打つ演出だ。原作は夫の私小説とされ、夫に甘い描写だというが、この絵作りは女が人間離れした力で夫を支配しているような印象を呼び起こす。
一方で、特攻帰還と不倫の因果関係(妥当性はともかく)や、内地の不倫相手に対する松坂慶子の過剰な怒りといった社会的背景の描写は、『陽炎座』とは異なる趣きを持つ。キャッチコピーの「いま、妻たちは怒っている」という文言だけは、やや安っぽく感じられる。
小栗康平監督の作品。独特な雰囲気が魅力の傑作で、個人的には「泥の河」よりもこちらが好み。戦争や夫婦間の分断を冷徹に描写している。
濱口竜介に影響を与えたのではと思わせる、棒読みのセリフ。棒読みだからこそ、その異常性が際立つ。
夫婦の双方が感情移入を許さず、交互に癇癪や狂気を発露し続ける展開が続く。やや辟易とさせられる部分もあるが、非常に面白い。
思わず笑ってしまう場面もありつつ、夫婦の切実な関係性が絶妙な筆致で描かれている。岸部一徳と松坂慶子の演技は素晴らしく、音楽や映像の質感も抜群だ。
小栗康平の作品は今後も注目していきたい。
これまで見なかったことを後悔するほど素晴らしい作品だった。小栗康平の作品を、やっとこの年齢になって楽しめるようになったことに喜びを感じている。
日本で最も好きな撮影監督・安藤庄平が撮影を担当したカラー作品。二人は静かに、徐々に壊れていく。やがて訪れる一瞬、片方が爆発するように崩壊する場面は、リアリティに満ちている。ジョン・カサヴェテスの『壊れゆく女』を超えた、小栗の最高傑作。