2020年6月9日に公開のドラマ「プロット・アゲンスト・アメリカ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「プロット・アゲンスト・アメリカ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
プロット・アゲンスト・アメリカが視聴できる動画配信サービス
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プロット・アゲンスト・アメリカのあらすじ
第二次世界大戦期の1940年大統領選で、反ユダヤ主義を掲げヒトラーを支持する英雄飛行士チャールズ・リンドバーグが現職のルーズベルトに勝利していたら――ユダヤ人家族の視点から急変するアメリカを描く、歴史改変フィクション。
プロット・アゲンスト・アメリカの詳細情報
「プロット・アゲンスト・アメリカ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 出演者 |
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|---|---|
| カテゴリー | ドラマ |
| 制作国 | アメリカ |
| 公開日 | 2020年6月9日 |
プロット・アゲンスト・アメリカの公式PVや予告編動画
「プロット・アゲンスト・アメリカ」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
プロット・アゲンスト・アメリカを無料で見る方法は?
「プロット・アゲンスト・アメリカ」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」「Lemino」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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プロット・アゲンスト・アメリカのよくある質問
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Qドラマ『プロット・アゲンスト・アメリカ』のあらすじはどのようなものですか?
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A
『プロット・アゲンスト・アメリカ』は、ナチス政権と結びついた政治家チャールズ・リンドバーグが大統領になるという架空の歴史を描いたドラマです。ユダヤ系アメリカ人の視点から、多文化社会の危機や偏見の深刻さが描かれます。徹底した歴史改変の中で、人々はそれぞれの未来を模索します。
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Q『プロット・アゲンスト・アメリカ』の主要キャラクターにはどのような人物が登場しますか?
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A
『プロット・アゲンスト・アメリカ』には、主人公のレヴィン一家が中心に描かれます。父親のハーマン・レヴィンは家族を守るために努力し、母親のベスはコミュニティの崩壊に直面します。息子のフィリップは成長とともに変わる環境に適応しなければなりません。
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Q『プロット・アゲンスト・アメリカ』の舞台となる時代背景はどのように描かれていますか?
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A
『プロット・アゲンスト・アメリカ』は1940年代のアメリカを舞台にしています。この時代背景の中、架空の大統領選挙や国際情勢が詳細に描かれ、アメリカ社会の分裂と排他的ナショナリズムの高まりがテーマとなっています。
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Q『プロット・アゲンスト・アメリカ』の制作スタッフにはどのような人物が関わっていますか?
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A
『プロット・アゲンスト・アメリカ』は、デヴィッド・サイモンとエド・バーンズによって制作されました。彼らはリアリズムを重視した作品作りで知られており、深い社会的メッセージを込めた作品を手掛けています。
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Qドラマ『プロット・アゲンスト・アメリカ』のテーマはどのようなものですか?
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A
『プロット・アゲンスト・アメリカ』のテーマは、権力の危険性と多文化主義の破綻です。架空の歴史を通じて、ファシズムの脅威や市民権の侵害、そして個人の尊厳を守ることの重要性が強調されています。



プロット・アゲンスト・アメリカの感想&レビュー
1940年、第二次世界大戦中のアメリカ大統領選挙で、ルーズベルトではなく、反ユダヤ主義でナチス政権との友好関係が疑われたチャールズ・リンドバーグが選ばれていたら、という想像上の話が展開されます。
物語はユダヤ人の家族、特にその姉や甥を軸に進行します。歴史が改変されているため、結末がどうなるか全く予測できませんが、緊張感よりも世界の異常さに飲み込まれる感覚や、それによって引き起こされる不安が強く感じられました。
群像劇の切り替わりが鮮やかで、子どもから大人までの視点が描かれ、同じユダヤ人同士でも多様な考えや見方が存在することを認識させられます。登場人物たちが、どこにでもいるような人々に思え、それぞれの立場や背景、世代、思想などが、同じ事象をどれほど異なる解釈に導くかは普遍的な真実です。
人種や性別、年齢にかかわらず、他者を信頼できるかどうか見極めることは常に難しいですが、自分で判断することが求められることを再認識させられます。しかし、自分が絶対に正しいという思い込みを持つと、誤った判断を下すリスクもあることを示唆しています。
歴史を振り返る際、あの時に異なる選択をしていれば惨劇を避けられたのではないか、または当時の判断が今思うと誤りだったかもしれない、という考察は、困難な状況にあった時と比べて後からはずっと容易であるものの、その過程が重要であると感じました。このドラマは、狭い視野からではなく、未来に向けた道筋が未だ不透明な現代に生きる私たちと重なる視点を提供しています。
ささいな善意の行動が取り返しのつかない悲劇を引き起こすことに深い衝撃を受けました。
同じユダヤ人同士や肉親であっても、意見の違いから袂を分かち、対立する場面も印象深く描かれています。同じ不安を抱える者同士であっても必ずしも協力関係になるわけではなく、多様な判断基準の重要性を思い知らされました。しかし、違うからといって差別することは許されないという認識も再確認しました。
ゾーイ・カザンがいなければ、最後までこの作品を見続けることができなかったかもしれません。彼女が演じたベスには、心が救われる瞬間が多くありました。
ゾーイ・カザンが素晴らしすぎる。ずっとベスに感情移入しながら観ていた。ハーマンにもエヴリンにも、基本は理解ある優しい妻・妹として譲歩する場面が多いが、絶対譲れないこと、絶対許せないことには何を言われてもブレない芯の強さを持つ女性で、すごく共感できる場面が連続だった。最終話でセルドンのお母さんのことがあった直後のエヴリンからの電話で「ナチスに助けてもらえば?」と低い声で返していた場面は痺れ、家まで押しかけてきたエヴリンを毅然とした態度で追い返す場面も頼もしさでいっぱいだった。まだ20代に見えるゾーイ・カザンが母親役を演じているのも感慨深いし、フィリップ役の子のキュルンとした瞳がゾーイ・カザンと通じるところがあってキャスティングは大正解だった。ウィノナ・ライダーの鬱陶しい毒姉の演技もピカイチ。アルヴィンはめっちゃウザかった。エヴリンよりもウザいと感じる場面が多い。自業自得のくせに被害者ぶって人のせいにする男には本当に我慢ならない。マスターズ・オブ・ザ・イヤーでもアンソニー・ボイルの役が好きになれなかった点も含め、強烈な印象を残す作品だった。
異世界転生ものではなく、現実にあり得たかもしれない別世界を描く物語です。当時のヨーロッパでのナチス台頭と米国の正史をリミックスした設定で、荒唐無稽さを笑い飛ばせないリアリティがあります。近年の米大統領選の行方を思えば、現代社会に通じる何かを感じられる作りです。
導入の核は、リンドバーグのような国民的スターが大統領選に出馬するという好発で、勇敢で英雄的な著名人が選挙で勝ってしまう現象を描き出します。知識や政治経験の有無は問わず、「リンドバーグか戦争か」という強烈な一言を連呼する演出は、アメリカの衆愚政治を痛烈にえぐります。アメリカだけでなく、日本の知名度頼みの議員誕生と重ね合わせ、笑えない場面として描かれていきます。
ラビがリンドバーグを利用する展開は、彼女が最初から使い捨ての道具として扱われていることを露骨に示します。その流れには予想どおりの結末が待っており、スカッとする反面、展開はおおむね平坦に感じられました。最終回では、アメリカには自浄作用があるという希望を示して締めくくるものの、物語全体としては終盤まで大きな動きがなく、プロローグを見終えたような印象が残ります。
それでも、主人公一家に大きな感情の揺さぶりが少ない点は否めず、予想よりも面白さは控えめでした。とはいえ、世代を超えて楽しさを届けてくれるのは、ウィノナ・ライダーが生存していることの確認シーン。長い時を経ても変わらぬ存在感が、やや救いとなった瞬間でした。
ノンフィクションではなくもしものドラマ。先が読めず、最終的に誰が笑うのかさえわからない。物語の核となるユダヤ人家族の思想が次第にすれ違い、崩れていくさまは痛ましくて哀しい。しかし、どうしてそうなってしまうのかを丁寧に描くため、否定することもできない。今までの暮らしを取り戻したい。国のトップが私たちを人種で差別するとは思いたくない。信じたものと歩んだ先にあるもの、赦すことができず立ち向かったあとに残るものを、一歩一歩丁寧に浮き彫りにしていく。
このタイプのドラマの中で最高の作品です。
もしアメリカの大統領がルーズベルトではなく、有名な飛行家チャールズ・リンドバーグだったら、そしてアメリカが第二次世界大戦に参戦しなかったらという設定が描かれています。歴史改変ものとしては数少ない作品の一つです。
ほぼ全てがユダヤ人一家の視点から描かれており、非常にリアルに感じられます。スリラーとしては地味で、アクションや緊迫したシーンは少ないですが、緊張感が絶えず、目を離せません。
どこか狂気じみたアメリカの描写がとても素晴らしいです。
シーズン2が待ち遠しいです。
最近はナチスを題材にした作品にすっかりのめり込んでいる。脅威がどんどんリアルに感じられて、怖いけれど引き込まれる。母ベスの姿勢には特に惹かれるし、最後まで毅然とした態度を貫く演技も素晴らしい。口だけじゃないと指摘される場面は痛いところを突かれたけれど、父の気持ちにはすごく共感するんだよね。
アメリカらしい政治ドラマとしてリアリティを追求。ユダヤ人家族を中心に描く視点が新鮮でリアル。米国社会の日常には差別が根付き、現代と変わらない過剰な情報伝播がリアルに描かれている。 #伝播
トランプ政権下で制作されたアメリカのエンターテインメントにおける自国のネガティブな側面を描いたドラマです。ユダヤ人と反ユダヤ、さらにはユダヤ人同士や家族内でも世代や経済状況、思想の違いによって情報の解釈にバラつきがある様子が、じっくりと描かれています。情報を客観的に受け取り判断することの難しさや、自分が信じたいことだけを信じる愚かさ、善意からの行為が時に盲信と化し、結果として悪影響を及ぼすことそして日本では今なお自民党が勝ち続けている現実があります。
予想とは異なる展開があったが、楽しめた。アメリカにおけるユダヤ人の物語で、違う歴史があったかもしれない。ウィノナ・ライダーは美しかった。
「南部の社交界にいるみたい」というセリフに対して、実際にそうであれば、白人だけでなく黒人からも相手にされなかっただろうという指摘が印象に残った。