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サイン ー法医学者 柚木貴志の事件ーの感想＆レビュー

1. White Unicorn

   2025年9月6日

   飯豊まりえ、驚くほど若々しい。ドラマが数年前の設定でも、高橋一生の存在感が大丈夫かと心配になるほどだった。

   それはないでしょ？の結末。原作が韓国作品ゆえの配慮なのかもしれないが、結末はやはり主役としての責任を全うしてほしい。

   なんとなくもったいない。西田敏行の魅力を十分に活かしきれていない印象だ。

   どこまでも上品な松雪泰子。この上品さこそが松雪泰子そのもの。白鳥麗子でございます！の頃を思い出させる。

   韓国らしくはなれない。向こうでは悪役を徹底的に悪役に描くのが通例だが、森川葵には荷が重い役柄かもしれない。

2. たなか

   2025年5月7日

   2019年原作:キム・ウニの作品《警察組織と法医学教授の伊達明義(仲村トオル)が事件隠蔽》の第1話が展開されます。国民的人気歌手、北見永士がライブ会場の控室で遺体として発見され、その遺体が唯一の証拠となります。警視庁捜査一課の管理官、和泉千聖(松雪泰子)は、日本法医学研究院に搬送を指示しますが、捜査一課の刑事、高橋紀理人(高杉真宙)は、北見の死因がただの病死ではないと主張します。日本法医学研究院の院長、兵藤邦昭(西田敏行)は、解剖医、柚木貴志(大森南朋)に北見の司法解剖を依頼します。そこへ警察庁の依頼を受けた法医学教授の伊達明義(仲村トオル)が突然登場。柚木は死因を『他殺』とし、伊達は『病死』と主張します。新人解剖医の中園景(飯豊まりえ)が加わります。

3. かず

   2025年4月24日

   陰謀系の作品は嫌いじゃないが、犯罪関係者を次々と消していく手口や、トリックの雑さには辟易する。結末もマンガ的で、筋書きが幼稚に感じられることが多い。韓国ドラマのリメイクという点を踏まえると、ワイロや汚職の描写がてんこ盛りになるのも特徴だ。さらに、主人公の敵役が権力だけはあるポンコツという典型的な悪役設定もありがちだ。

4. 田貫

   2025年3月13日

   記録️なんだか最後が切なかったな。クスリだけで生き延びられたかもしれないのに。主人公がまさかの死亡で終わるなんて驚きだ。飯豊まりえ、かわいかったな。妹ちゃんが目を覚ますといいな。

5. 茶漬彦

   2025年1月27日

   高杉真宙の整った顔立ちが印象的。韓国ドラマのリメイクだと知ってから改めて観てみた。飯豊まりえさんのキャラクターは確かに韓ドラっぽい雰囲気。主人公が死ぬ展開は予想外で驚いたけど、もう一度視聴するかは微妙。韓国版もチェックしてみようかな。

6. うさみみ

   2024年11月20日

   進撃感のある澤野山本の音楽が素晴らしかった。
   しかし、孤狼の血を彷彿とさせる結末の脚本は残念だった。
   原作へのリスペクトは感じるものの、行動原理が不安定なキャラクターにはいささか混乱した。

   法医学よりも権力の隠蔽に焦点を当てたストーリー。
   爽やかな音楽と共に、悪党が野放しになるエンディング。
   うーーーん。

7. B2mama

   2024年11月8日

   韓国版をずっと前に視聴していたせいか、大森南朋の演技に物足りなさを感じた。感情のこもりがなく、セリフも淡々としている印象を受けた。これは意図的なのか？熱血漢の高杉があんなにフレンドリーに管理官と対話するのは普通じゃないと思う。最終話に関しては、現代の感覚で見ると、あの映像だけで充分だったのでは？唇に薬を塗るシーンで終わりで良い気がする。国会議員の娘に対する庇い方もあまり伝わってこないし、韓国の「財閥」との権力の違いに疑問を感じる。韓国のメディアは財閥には弱いけれど、国会議員はメディアに叩かれたら終わると思うと、全体的に演出がわざとらしく感じてしまった。やはり韓国ドラマを見すぎた影響か、西田敏行だけは別格。善人も悪人も納得のいく演技を魅せてくれた。ここは評価できるポイントだ。

8. 山根和典

   2024年10月22日

   飯豊まりえさんの魅力とドラマの印象を、再構成してお届けします。声の表現力と存在感が特に光る彼女の演技は、奔放な年下のおじさんに振り回されつつも、憎めないぷんすかキャラとして強く心に残ります。

   韓国ドラマのリメイク作品として観ると、時系列の編集やぐねぐねと絡む人間関係、背後に潜む大物の存在など、共通点が多い点が際立ちます。法医学を軸に描くドラマとしては、アンナチュラルとの比較も自然に浮かび、韓国ドラマは2011年スタート、アンナチュラルは2018年、今回のリメイクは2019年といった時系列のつながりを感じられます。

   思わず西田敏行さんの最後の出演作として見返してしまうタイミングにも恵まれ、温かい人柄が画面ににじみ出る瞬間がありました。悪役をこなす場面もしっかりこなせる方だけに、そこはさすがの貫禄。感謝の気持ちが湧く作品でもあります。

   【ネタバレあり】
   途中の展開がいまひとつ理解しづらく、なぜ皆が何のために長く張り合っていたのかが腑に落ちませんでした。最後の展開も個人的には賛成できず、被害が拡大してしまった点は納得感に欠けます。もしあの結末が決着をつける形だったなら、最後の場面での葛藤と悔しさがもう少し描かれてほしかったです。映像そのものの演技には光る瞬間が多く、観る者の反応を引き出す力は高かった印象です。

   森川葵さんは好きなのですが、この役は大げさに感じる場面があり、役の印象としては好みではありませんでした。松雪泰子さんも素敵ですが、今回はかませ犬的な役どころに留まり、有能さが十分には表現されていないように感じました。飯豊まりえさんは、最近のドラマで眠り続ける姉妹を見守る役柄が続いており、今回もその系統の演技の傾向が見られました。

   音楽は耳に強く残るタイプで、澤野弘之さんの手堅さを感じました。派手なメロディが多い中でも「使命！」といった強いフレーズが作品全体の緊張感を後押ししてくれたのは確かです。

   個人的には、副題つきのドラマタイトルには、基本的にダサさが付きものという法則を感じます。ただひとつ、沙粧妙子だけは別格として許される例外的な存在です。

   そして、あの形態の解剖室が実在するのかという疑問も残ります。現実の医療現場に近い描写とドラマの創作要素のバランスが、作品の評価を分けるポイントになったと感じました。

9. 石田彰

   2024年10月5日

   大森南朋の演技は、作品史上でも最もやる気を感じさせない部類に思える。表情パターンはおおむね3つしかなく、それだけで感情を操ろうとする稚拙さが目立つ。松雪泰子も同様に演技が鈍重で、1つの表情で何とかしようとするのが伝わってくる。これに仲村トオルの芝居が引きずられ、回を重ねるごとにダサさが増す。出演者全体がドラマの魅力を削ぐ要因になっている。作中の警察描写はとにかく無能さが際立ち、判断ミスと隠蔽ばかり。勾留中の被疑者を解剖医が一対一で取り調べるのは現実味がなく、せめて同席か、顔確認ならガラス越しで十分のはずだ。人が死に、犠牲者が増えるのに責任追及はなく、命令違反で左遷という無常さには違和感が残る。さらに音楽の使い方もダサい。筋の展開は1話で急転、2話で本格化するかと思わせつつ3話で再び戻るような不安定な構成で、結局真犯人にも特段の驚きはない。最大の問題は、登場人物が自ら死を選ぶ場面が安易な点だ。正義のためだと語る台詞が散見されるが、結局生きて悩む場面が描かれず、ドラマとしての深みや感動には結びつかない。死を美談化するような展開には失望しか残らない。視聴者を泣かせたい意図が裏目に出ているように感じる。とはいえ、ピクチャインピクチャ機能のおかげで最終回まで視聴を引っ張られたのは、ある意味、技術の進歩のおかげかもしれない。

10. にゃんこ

    2024年7月8日

    テンポが良く、視聴しやすいドラマだと思いましたが、殺人が頻発するのはさすがに行き過ぎではないかと感じました。