1997年4月26日に公開の映画「イングリッシュ・ペイシェント」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「イングリッシュ・ペイシェント」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
イングリッシュ・ペイシェントが視聴できる動画配信サービス
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イングリッシュ・ペイシェントのあらすじ
アンソニー・ミンゲラ監督が、ブッカー賞を受賞したカナダ作家マイケル・オンダーチェの小説「イギリス人の患者」を壮大に映画化し、第69回アカデミー賞で12部門にノミネート、作品賞や監督賞を含む9部門を受賞した名作です。製作は『カッコーの巣の上で』(1975年)や『アマデウス』(1984年)でアカデミー賞作品賞を受賞したプロデューサー、ソウル・ゼインツが手掛け、彼は本作を含め合計22部門のアカデミー賞を獲得しています。舞台は第2次世界大戦中のサハラ砂漠。撃墜された複葉機から全身に火傷を負った男性が救出されます。名前、年齢、国籍、記憶……すべてを失ったこの男性は連合国軍に保護され、移送されます。従軍看護婦ハナが彼の看護を担当し、“イギリス人の患者”と呼ばれる彼は次第に記憶を取り戻していきます。それは戦前のアフリカでの愛の物語。彼の名前はアルマシー、ハンガリーの伯爵家に生まれた冒険家で、サハラ砂漠の探索隊に参加し、友人の妻キャサリンに恋をしてしまいます。しかし、その禁断の恋が悲劇を引き起こすことになります。
イングリッシュ・ペイシェントの詳細情報
「イングリッシュ・ペイシェント」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | アンソニー・ミンゲラ |
|---|---|
| 脚本家 | アンソニー・ミンゲラ |
| 出演者 |
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| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | ドラマ 恋愛 |
| 制作国 | アメリカ |
| 公開日 | 1997年4月26日 |
| 上映時間 | 162分 |
イングリッシュ・ペイシェントを無料で見る方法は?
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イングリッシュ・ペイシェントのよくある質問
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Q映画『イングリッシュ・ペイシェント』のあらすじはどのような内容ですか?
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A
『イングリッシュ・ペイシェント』は第二次世界大戦末期、砂漠での飛行機事故で大火傷を負った一人の男性が、イタリアの修道院で看護師によって世話を受ける物語です。彼の記憶を辿る中で、彼の過去と愛の物語が明らかになっていきます。
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Q『イングリッシュ・ペイシェント』の主要キャストは誰ですか?
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A
『イングリッシュ・ペイシェント』では、ラルフ・ファインズが記憶を失った患者アルマシーを演じ、ジュリエット・ビノシュが看護師ハナを演じています。彼らの演技により、作品は深い感動を与えます。
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Q映画『イングリッシュ・ペイシェント』のテーマは何ですか?
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A
『イングリッシュ・ペイシェント』は、愛と喪失、記憶とアイデンティティの探求をテーマにしています。登場人物たちの過去と現在が交錯し、戦争によって引き裂かれた愛の物語が中心です。
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Q『イングリッシュ・ペイシェント』の制作スタッフにはどのような特徴がありますか?
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A
『イングリッシュ・ペイシェント』の監督はアンソニー・ミンゲラであり、彼はこの作品でアカデミー賞の最優秀監督賞を受賞しました。映画の美しい映像と緻密なストーリーテリングが特徴です。
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Q映画『イングリッシュ・ペイシェント』と原作小説の違いは何ですか?
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A
『イングリッシュ・ペイシェント』はマイケル・オンダーチェの小説を原作にしていますが、映画では一部の出来事や登場人物の関係性が変更されています。映画化に際して視覚的な要素やドラマ性が強調されています。



イングリッシュ・ペイシェントの感想&レビュー
第69回アカデミー賞受賞作品。
アカデミー賞で9部門を受賞したこともあり、期待を持って観賞しましたが、私にとっては期待を裏切られました。
恋愛ドラマは好きなジャンルですが、全く心をつかまれることはありませんでした。期待し過ぎると失望することがあると痛感しました。
第二次世界大戦を背景に描かれる壮大なメロドラマ。
アカデミー作品賞を受賞した本作は、戦争で重傷を負い寝たきりの記憶喪失の男性が、自らの記憶を追い求める中で少しずつ真実が明らかになる様子がミステリー的に展開します。その映像美や劇伴など、映画としてのクオリティは非常に高いですが、フィルムの平均評価が低い理由は観る人の好みによるものだと感じました。
映画であれば話が面白ければ倫理観は関係ないという声もある一方で、自分の倫理観を通して物語を楽しむ人もいるでしょう。
ネタバレになるため内容にはあまり触れませんが、この物語の核心は一般的な恋愛の倫理観を超えた熱烈で破滅的な愛情であり、そのエゴイズムに対して観客が共鳴するか拒絶するかで評価が分かれるのだと思います。
私自身は本作をエンターテインメントとして受け入れることができました。普段はあまり興味を引かれないテーマですが、物語の真実に対する好奇心や広大な砂漠の風景、切ない音楽によって、思った以上に物語に没入することができました(感情移入はできませんが)。
本作を観て思ったのは、1990年以降のアカデミー作品賞受賞作を見た中で「タイタニック」だけ観ていないことです。「タイタニック」を観ることでこの「映画好きなのに、タイタニックを観たことがない」という無意味なステータスを手放すのも躊躇してしまい、もしかするとあと10年は観ない選択をするかもしれません(どうでもいい話ですみません)。
文学的な作品は得意ではなく、正直な感想としてはよく分からなかった。集中して観ないと物語の顚末を見失ってしまう。今回、序盤の集中力が切れ回想シーンを同じ時間軸の別話、あるいはオムニバス的な構成だと勘違いしてしまい、早々に混乱した。それでも高い受賞実績がある作品なので、観る価値を見出して約3時間を辛抱して視聴。好みと集中力の欠如が原因の一部だと思うが、観る人によっては極めて名作と感じるに違いない。演技には熱を感じ、映像には迫力があった。もう一度見れば別の感想を持てそうだが、それでも3時間は長い。
壮大なスケールと圧倒的な映像美を誇る映画。浮気の描写ですら説得力があり、観客を引き込む。レイフ・ファインズの演技力が圧巻で、最後まで心を掴まれる傑作です。
キップもカラヴァッジョも素晴らしい。しかし、不倫は許されないが、根本的には戦争自体が悪だ。
男と女の愛の物語は、禁断の関係を描きながらも真実の愛を感じさせる作品だった。初めて観た時は内容が複雑に思えたが、終盤でやっと理解が追いついてきた。何度見返しても心に響く感動的な映画だ。
重苦しい本編の中で展開されるハナとキップの物語は、心地よい余韻を残す。
「嫌いなことは、所有し、所有されること」といった印象的なセリフも心に残った。
イタリアの半壊した家屋で、全身を焼傷した患者を看護する純真な看護師ハナ。薄れてゆく意識の中で献身的な看護が続く姿は、かつて美しい人妻と過ごした甘い日々の幻影をフラッシュバックとして呼び醒ます。
やがて、患者と人妻の間に広がる禁断の関係を巡って、カナダ人を名乗る謎の男カラバッジョが現れる。彼の出現と言葉の端に戦争の影が現れ、私情と復讐が絡み合う緊迫のドラマが幕を開ける。
患者と人妻の関係を深めていく舞台は、カイロの異国情緒と砂漠の幻想的な風景。ハナとインド人爆弾処理係が、ロープと発煙灯を使って教会の壁画を鑑賞する、楽しくも厳かな一連の場面は特に印象的だ。
ワンシーンずつが中世の絵画のように美しく切り取られ、美術・照明・カメラが織りなす映像美は、観る者を圧倒する。
戦争が終わりを告げ、患者の記憶が人妻の死で閉じられる瞬間、カラバッジョの復讐心もハナの淡い恋も儚く消え去っていく。
2008年3月に急逝したミンゲラ監督の代表作を、ぜひハイビジョンの大画面映像で味わってほしい。
マイケル・オンダーチェ『イギリス人の患者』は原作を読了。正直、原作は回想の順序や登場人物の関係が複雑で理解が追いつかなかった。映画版はその点を整理して見せてくれる。若き日のレイフ・ファインズはブラッドリー・クーパーに似た雰囲気。教会の壁画をダイナミックに鑑賞する場面が印象的だった。
1997年のアカデミー賞作品賞を受賞したミンゲラ監督の『イギリス人の患者』は、マイケル・オンダーチェの同名小説を映像化した名作です。イタリアとサハラ砂漠という対照的な舞台、現在と過去を行き来する構成の中で、壮大な不倫劇が展開します。長尺な語り口には賛否が分かれますが、砂漠の美しい風景は格別で、『アラビアのロレンス』を思わせる印象的な景色が多く描かれます。さらに、ピアノに爆弾を仕掛ける場面は強烈な衝撃をもたらします。 #死ぬまでに観たい1001映画
洞窟に置き去りにされるのは耐え難い。炎がやがて消えて暗闇に包まれ、恋人は事故で動けず、会話もほとんどできないため、助けも期待できない。そんな孤独な状況で静かに息を引き取る女性の心情を思うと、胸が苦しくなる。せめて、もう少し人のいる場所にいてほしかった。