2017年6月9日に公開の映画「怪物はささやく」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「怪物はささやく」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
怪物はささやくが視聴できる動画配信サービス
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怪物はささやくのあらすじ
英文学の名作が『パンズ・ラビリンス』の製作陣によって映画化!孤独な少年と怪物との〈魂の駆け引き〉を描いた、感動的なダークファンタジーです。母親(フェリシティ・ジョーンズ)が癌に苦しむ13歳の少年・コナー(ルイス・マクドゥーガル)は、母が元気だった頃の楽しい思い出にひたる日々を送っていました。そんな矢先、真夜中を過ぎると、彼の前に「真実を語れ」と告げる木の姿をした怪物(声:リーアム・ニーソン)が現れ始めます。これは夢なのか現実なのか?怪物の本当の正体とは?そして少年が語ることを恐れる真実とは―?
怪物はささやくの詳細情報
「怪物はささやく」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | J・A・バヨナ | 
|---|---|
| 脚本家 | パトリック・ネス | 
| 出演者 | 
 | 
| カテゴリー | 映画 | 
| ジャンル | SF ドラマ | 
| 制作国 | アメリカ スペイン | 
| 公開日 | 2017年6月9日 | 
| 上映時間 | 109分 | 
怪物はささやくの公式PVや予告編動画
「怪物はささやく」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
怪物はささやくを無料で見る方法は?
「怪物はささやく」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
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怪物はささやくのよくある質問
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          Q映画『怪物はささやく』のあらすじはどのようなものですか?
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          A『怪物はささやく』は、母の病を抱える13歳の少年コナーが、深夜に目を覚ますと家の前に現れる怪物と出会う物語です。怪物は彼に三つの物語を語り、コナーはその後に自分の真実を話さなければなりません。彼の現実とファンタジーが交錯する中、自己を見つめ直す旅を描いています。 
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          Q『怪物はささやく』の登場人物の魅力は何ですか?
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          A『怪物はささやく』では、少年コナーの成長と内面の葛藤が見どころです。彼の心に寄り添う存在である怪物も、ユニークで深いキャラクターとして魅力的です。現実と向き合う勇気や痛みを通して、キャラクターの豊かな感情が描かれています。 
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          Q映画『怪物はささやく』のテーマやメッセージは何ですか?
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          A『怪物はささやく』は、悲しみや喪失からの成長をテーマにしています。物語を通じて、痛みと向き合うことで自己を受け入れる力を学ぶことが描かれています。現実逃避ではなく、事実と向き合うことの重要性も伝えています。 
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          Q『怪物はささやく』の制作スタッフには誰がいますか?
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          A映画『怪物はささやく』は、J・A・バヨナ監督によって制作されました。原作はパトリック・ネスの同名小説で、彼自身が脚本を担当しています。視覚面でも強く印象に残る演出が評価されています。 
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          Q『怪物はささやく』の原作との違いは何ですか?
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          A映画『怪物はささやく』はパトリック・ネスの小説を基にしており、おおむね原作に忠実です。ただし、映像作品ならではの視覚的な表現が強化され、感情的なインパクトが増しています。一方で、原作の細かな心理描写が簡略化されている部分もあります。 

 
  
  
  
  

怪物はささやくの感想&レビュー
映画を観て、久しぶりに胸が揺さぶられた。
6年ほど前、ばあちゃんが亡くなった。ずっと腎臓を患っており、お母さんは何度も病院へ看病に行った。私も病院へ連れて行ってもらうことがあったけれど、その度にばあちゃんは弱っていき、最後の数日間は食事も取れなくなってしまった。正直とても辛かった。生きてほしかった気持ちはもちろんあったが、亡くなった瞬間にはえずくほど泣いた反面、肩の荷が下りるような安堵も同時に感じた。コナーの気持ちは痛いほどよくわかる。
この映画は、窮地に立たされた人々の感情と葛藤を丁寧に描く、心に深く響く作品だ。ぜひ多くの大人に観てほしい。
とても切なくて。
こんな境遇にあるすべての人のそばに
この化物がいてくれたら、いいのに。
気持ちを整理することも
乗り越えることもできない。
そのときにもがき苦しんでいる心と
どうにかやっていく術を。
おばあちゃんが
ずっと準備してくれていたものが、
あまりにも素敵だった。
母親の死期が迫る中で、置いていかれたくないという寂しさと、避けようのない現実から目を背け続ける苦しさ、そして相反する心の葛藤を丁寧に描いた秀作。胸の内に抱えた多くの思いを言葉にできるようになるまでの過程を、衝動的な心の動きから導く怪物が見守ってくれる。涙とともに解放されるラストは自然と涙を誘い、悲しい結末でありながらも単なる幻覚には留まらない。ほんのりとファンタジーの気配を帯びた優しい締め方が、とても好きだ。
難病を抱える母親と二人で暮らす少年コナーの前に、巨大な怪物が現れる。怪物は『これからお前に3つの真実の物語を話す。4つ目はお前が話せ』と告げ、少年は現実と寓話が絡み合う物語の世界へ引き込まれていく。深読みを重ねるほど、これがオチなのかと悩むが、実際には救いようのない悲しい現実が待っている。結末を知ってしまえば再視聴したくなくなるかもしれないが、映画としての完成度は高く、見る価値は十分。シガニー・ウィーバーが母親役を熱演している。
終盤、コナーが吐露した真実は、母親の手を離してしまったのは自分だということだった。孤独から逃れたかったからで、母親に死んでほしくない気持ちと矛盾するように死んでほしかったとも感じていた。そんな真実を怪物は母親へ伝えるべきだと言う。するとコナーは「行かないで」と母親に訴える。だが、その訴えはあまりにも納得し難く感じられた。死んでほしい気持ちを口にするのは酷で、違うはずだと自分を諌めつつも、平凡なセリフにモヤモヤが残る。どこか見落としがあるのかもしれないが、そんなモヤモヤがあるとこうした心情映画への感情移入が難しくなる。母親が怪物を見つめる描写から、母親がコナーの気持ちさえも察しているのではないかと想像させる。
病気の愛する人を失いたくない一方で、介護の重さから早く解放されたいという二つの矛盾した感情を軸に描く映画。幼い少年がその葛藤と必死に向き合う姿は、観る者の胸に深い問いを投げかける。
子供向けと侮って観ると、大人も驚かされる内容だ。リーアムの声が素晴らしかった。
ダークファンタジーの世界観が物語全体を支配する。決して明るい話ではなく、闇と陰影が濃密だ。
それでも、少年の真実の心を知った瞬間、深く共感した。単なる親子愛や寂しさを超えた、より深いテーマが描かれている。芥川龍之介ですら扱わなかった、人間の奥底にあるテーマだ。児童向けの物語ではない。
私自身、父が癌で亡くなり、退院することなく旅立った。母が毎日病院へ看病に向かう姿を見て、なんとなく察することができた。そんな経験が、主人公の少年に対して「君は悪くないよ」と励ましたくなる気持ちを呼び起こす。
この映画は、記憶に残る一本だった。
原作を読んで感動した勢いのまま鑑賞。原作の独特で優しい世界観が、映像化作品として見事に再現されていてとても嬉しかった。原作者が制作に携わっているからこそ、という気配も伝わってきた。コナーの母と怪物の関係性が描かれたり、映像化ならではの印象的なシーンもいくつかあった。主演の少年の演技は切実で、作品にぐいと引き込まれた。
– 陰鬱で重厚なファンタジー作品。考えさせられる場面もいくつかあった。
– 暗さと重さが際立つダークファンタジー。思索を促すシーンがいくつか印象的だった。
– 闇の要素が強い重厚なファンタジー作品。心に残る問いかけの場面もいくつか。
– 暗くて重いが深い魅力を持つファンタジー作品。思考を刺激する場面もいくつかあった。