2019年4月19日に公開の映画「108時間」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「108時間」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
108時間が視聴できる動画配信サービス
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108時間のあらすじ
ある劇団が新作舞台の準備として、現役の廃屋となった精神病棟を舞台に選ぶ。作品は、昔の前衛的な演劇グループが生んだ伝説的ドラマを現代に再構成するもので、108時間眠らずに過ごした女性の悲劇を軸に展開する。台本は残されているが、演出家アルマは役者に実際に眠らず過ごさせ、登場人物の心の闇へと迫らせる。主役の座を狙うビアンカは疑念を抱きつつも、ライバルの役者仲間とともに不眠の試練に挑むが、幻覚が彼女を襲い、次々と起こる恐怖体験で心身が蝕まれていく。そのうち、ビアンカらが演じる女性の背景を調べると、その人物が108時間起き続けた末に変貌してしまったという事実が浮かび上がる。限界と恐怖に直面して諦めかけるビアンカ。だがその時はもう、108時間の直前だった。いま、衝撃の恐怖が幕を開ける――
108時間の詳細情報
「108時間」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | グスタボ・エルナンデス | 
|---|---|
| 脚本家 | フマ・フォッデ | 
| 出演者 | Eugenia Tobal エバ・デ・ドミニシ ナタリア・デ・モリーナ ヘルマン・パラシオス ベレン・ルエダ マリア・アルフォンサ・ロッソ | 
| カテゴリー | 映画 | 
| ジャンル | スリラー ホラー | 
| 制作国 | スペイン アルゼンチン ウルグアイ | 
| 公開日 | 2019年4月19日 | 
| 上映時間 | 107分 | 
108時間の公式PVや予告編動画
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108時間のよくある質問
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          Q映画『108時間』のあらすじはどのような内容ですか?
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          A映画『108時間』は、極限状態に置かれた主人公が生き延びるために奮闘するサバイバルドラマです。主人公は誤って孤立した状況に追い込まれ、その中で自らの過去と向き合いながら脱出を試みます。緊張感あふれる展開と感動的な人間ドラマが見どころです。 
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          Q『108時間』での主人公のキャラクターはどのような特徴がありますか?
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          A『108時間』の主人公は、冷静沈着で知性的な性格を持ちながらも、過去のトラウマや葛藤を抱えています。極限状況での生き残りを目指す中で、自分自身や周囲との関係性を見直し、本質的な成長を遂げます。 
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          Q映画『108時間』のテーマは何を伝えていますか?
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          A『108時間』は、生存と自己発見が中心テーマとなっており、人間の強さと弱さを描写します。極限状況を通じて人間の本質や関係性の重要性が浮き彫りにされ、観客に深いメッセージを伝えます。 
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          Q映画『108時間』の制作スタッフにはどのような人々が関わっていますか?
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          A映画『108時間』は優れた才能が集結して制作され、特に監督と脚本家の手腕が光ります。リアリティ溢れる演出と緻密で感情豊かなストーリー構成が評価されています。 
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          Q『108時間』と似たテーマの映画にはどのような作品がありますか?
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          A『108時間』と似たテーマの映画には『127時間』や『ライフ・オブ・パイ』などがあります。いずれも過酷な状況での人間の生存や精神的成長を描いており、サバイバルを主題にしたドラマ性が共通しています。 

 
  
  
  
  

108時間の感想&レビュー
「108時間眠らずに過ごすことが、極度の恐怖を引き起こし、精神や肉体を崩壊させる」と言われている。
「眠りと狂気、死の淵を彷徨う」
冒頭のインパクトは素晴らしい。
夢か現実か、見ているこちらも混乱するような内容が欲しかった。眠っていないのに意識は清明で、眠りや狂気、死の淵を彷徨わない。
残念。
眠らないことで生じる幻覚の恐怖を表現したいのか、それとも実際の霊を描写したいのか、その意図が不明瞭だった。
中だるみを感じてしまった。
2018年公開のホラー×サスペンス作品。アルゼンチン/ウルグアイ/スペインの共同製作で、70年代〜80年代を背景に、前衛演劇の新作として廃病院を舞台に据えた設定が印象的。演出家アルマは俳優たちに断眠を指導し、スカウトされたヒロインのビアンカは幻覚を体験し始める。
物語の前半・中盤は緊張感が保たれるが、終盤は散漫で収束が弱い。伏線の回収自体は評価できるが、舞台劇を前提とする設定ゆえ、観客が登場したことでこの登場人物たちは劇としてどこまで観客の視点に寄せるべきか、観客には把握しづらい場面がある。アルマの演出意図は伝わるものの、現実と虚構の境界が曖昧になり、観客の理解を揺さぶる点には賛否が分かれそうだ。
現実の断眠記録は264時間(11日)とされ、断眠を約72時間経過させると集中力・判断力が低下し、96時間を過ぎる頃には幻覚や妄想が生じやすいという。タイトルの108時間は4〜5日目に相当し、現実からの離脱と幻覚・妄想・霊界(辺獄)との結びつきを描くプロットとして興味深い。
#ホラー #スリラー #前衛演劇 #現実感の喪失 #断眠 #幻覚 #ta_2025鑑賞
マヤ!ガラスの仮面をかぶるのよ!!と思いきや、それだけじゃ済まない。舞台は廃墟と化した精神病院。登場人物たちは108時間も起き続け、現実なのか幻覚なのか、はたまた憑依されているのかそんな状態で演技を続けようとする。後半で、脚本に出てくる人物が実際にその病院にいたことが判明し、これが演技なのか現実なのか、観客の意識は揺さぶられる。あの泥団子を「うめぇ!うめぇ!」と食べていたマヤとの衝撃を、今でも思い出してしまう。あの時の衝撃は忘れられないしかし、全てが悪いわけではない。とはいえ、越えられない壁のようなシーンがいくつかあり、こちらも眠気と戦う場面があった。結局、1日かけて鑑賞することに。登場人物たちは不眠で必死に闘っているのに、こちらは申し訳ない気持ちでいっぱいだった。だから、総評はわずかにプラス。この物語、ガラスの仮面はいつ完結するのだろうか。子どもの頃、叔母が集めていた少女漫画の新刊が出てから止まっているように感じる。私たちの寿命が尽きる前に、最終回を見届けたい。)
結局、どちらに転ぶのか!?という映画。
「パフューム」の時にも述べたが、何かを極めるためには狂気も必要だと感じる。
「落ちるなら目をそらない」という言葉通りの結末も悪くないと思う。ただ、人を巻き込むのはやめてほしい!
それで、結局、あの霊の憑依だったのか?それとも、眠らないことによる幻覚の恐怖だったのか?その部分が理解できなかった。
というか、うまく読み取れていないのかもしれない。
ラストの伏線回収とどんでん返しの連続には「おおっ!」と驚かされたが、あまりに振り回されると「おおっ?」と疑問が残る(笑)
それにしても、スパニッシュホラーは良作が本当に多いですね。
1984年、女優を目指すビアンカは、廃墟となった精神科病院で舞台の主役をスカウトされる。舞台の内容は、1974年に演出家アルマが女優に断眠を課したエピソードに基づいており、当時の女優は108時間の断眠を経て退団したという。ビアンカと彼女のライバル、女優セシリアの二人はアルマと出会い、断眠を試みながらドラの役を練習することになる。
音響演出で観客を驚かせ、炎の揺らめく中で彼らの姿をかすかに映し出す10点
極限状態の演劇は、参加する意味を問うものである。『向こう側に行けなかった』という視点を含む表現はあるものの、終幕はしばしば満場の拍手で締めくくられる。眠気を抑えるだけの集中が果たして真意を伝え切れるのかそんな感想も残る。1975年の研究では、96時間の断眠後に精神病エピソードや幻覚症状が現れることが確認された。さらに、4日間眠らず過ごした被験者には、極度の恐怖を経験し、精神と肉体が崩壊した事例の記録もある。被験者たちは、眠りと狂気と死のリンボ(辺獄)を彷徨ったと証言する。1980年代には、この実験を超える試みを試みた集団が現れた。1984年、ビアンカは「落下したら、決して目を背けない」と語り、5か月後には「白い糸アルマ・ベームの自殺劇場」と記された作品が続く。本書『孤独のイスメネに贈るクラッソより』とともに、眠りと覚醒、孤独と死のテーマが絡み合う文学・演劇の連関を描く。出典メモ: 20251017 1286
現実と幻覚を不眠(断眠)を通じて結びつけ、さらに現実と虚構を芝居という設定で繋げている。オカルト的な108時間の制限までもが、どこまでが実際の現実でどこまでが幻想なのかは明かされず、幻覚はビアンカの視点からしか描かれない。いったいどの情報がアルマの意図によってビアンカに与えられた内容で、どれが真実か虚構かもわからなくなる。また、ドラが実際に存在したのかどうかも定かではないし、セシリアの言葉が全て作り物である可能性もある。このような自由な想像が広がる物語は魅力的だ。
父親に遺伝的な精神疾患があるビアンカには、初めから「そういった素質」があることは明白であり、それがラストの謎めいた結末にも繋がっている。炎の不安定な揺らめきは、古今東西でトリップへ誘う象徴とされ、病院の炎上とも関連している。
脚本と構成は少々複雑だが緻密に練られており、映像は暗いものの独特の雰囲気を醸し出している。主演のビアンカ役のアルゼンチン女優エバ・デ・ドミニシは、キリッとした美しさが際立つラテン美人で、スペインから迎えたベレン・ルエダも良い演技を見せている。
仏教の厳しい修行では、朦朧とした状態で仏様が見えているうちはまだ悟りの境地には至らないと聞くが、ビアンカも108時間を経て、ドラが見えたり見えなかったりする中で、セシリアへの慈しみが自然と芽生えている。苦しみを超えた先にある他者への慈愛は、国や宗教を超えた普遍的な概念であると感じる。
2025.77
眠らない夜を突き進むように、劇団員たちは108時間に及ぶ悪夢を体感する。幻覚と現実を行き来しつつ、彼らは外の世界へ出る心を解放すると語る。その姿は、まるでマトリックスのザイオンを目指すかのような緊張感を生み出す。
変化する自分を受け入れる過程と、痛みを伴う目覚めが物語の深みを生む。グスタボ・エルナンデスが得意とする視点切替による驚かせ演出は健在で、私のようなビビりにも強く刺さる。映像だけでなく、『SHOT』を一歩進化させた、やや難解な物語構成も見応えあり。俳優陣の熱演が光り、心理的スリルと映像の緊張感を見事に両立させた才能の証明となる一本。
#絶対寝ちゃう