2020年6月19日に公開の映画「今宵、212号室で」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「今宵、212号室で」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
今宵、212号室でが視聴できる動画配信サービス
現在「今宵、212号室で」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「今宵、212号室で」が配信中です。
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今宵、212号室でのあらすじ
本作の主人公マリアは、付き合い始めて25年、結婚して20年になる夫リシャールと二人で暮らしている。ある日、密かに重ねていた浮気がリシャールに知られてしまい、怒りに任せて距離を置く決断をする。彼を遠ざけるため、マリアは一夜だけ、リシャールの視線の正面にあるホテルの212号室へと身を寄せる。窓越しにリシャールの様子を窺う彼女の前に、20年前の姿をしたリシャールが現れ、さらに元カレたちも次々と姿を現す。愛の魔法に取り憑かれたような不思議な一夜が幕を開け、“もしもあのとき、あの恋が成就していたら…”といった疑問が浮かぶ。かつての恋の記憶が脳裏を駆け巡る中、マリアが見つけ出した“真実”とは――
今宵、212号室での詳細情報
「今宵、212号室で」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | クリストフ・オノレ |
|---|---|
| 脚本家 | クリストフ・オノレ |
| 出演者 | カミーユ・コッタン キアラ・マストロヤンニ キャロル・ブーケ クレール・ジョンストン バンジャマン・ビオレ ヴァンサン・ラコスト |
| カテゴリー | 映画 |
| 制作国 | フランス ベルギー ルクセンブルク |
| 公開日 | 2020年6月19日 |
| 上映時間 | 87分 |
今宵、212号室での公式PVや予告編動画
「今宵、212号室で」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
今宵、212号室でを無料で見る方法は?
「今宵、212号室で」を無料で視聴するなら、「DMM TV」「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
今宵、212号室でのよくある質問
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Q映画『今宵、212号室で』のあらすじはどのようなものですか?
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A
『今宵、212号室で』は、夫婦の関係が再考されるドラマです。長年連れ添った夫婦が、ある日突然別々の道を歩むことを決意し、それぞれの視点から愛や人生の意味を探求する物語が展開されます。ユーモアと感動を織り交ぜたストーリーが評価されています。
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Q映画『今宵、212号室で』のテーマは何ですか?
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A
『今宵、212号室で』のテーマは、愛、別れ、再発見です。人間関係の複雑さや、夫婦の絆が試される瞬間に焦点を当て、観客に考えさせる物語が描かれています。日常の中で忘れがちな愛の形を再認識させる内容です。
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Q『今宵、212号室で』の主要キャラクターには誰がいますか?
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A
『今宵、212号室で』の主要キャラクターは、長年連れ添った夫婦であるマリアとリシャールです。彼らはそれぞれの視点からストーリーを展開し、個々の問題や感情の変化が描かれています。キャラクターの内面に迫る描写が見どころです。
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Q『今宵、212号室で』の監督について教えてください。
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A
『今宵、212号室で』の監督はクリストフ・オフレーンです。彼は繊細な人間関係や感情の動きを巧みに描くことで知られています。本作でもその手腕を発揮し、観客を物語に引き込んでいます。
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Q映画『今宵、212号室で』はどのような評価を受けていますか?
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A
『今宵、212号室で』は、批評家や観客から高い評価を受けています。楽しげでありながらも深いテーマを扱っており、観る者に様々な感情を呼び起こすと評されています。特に脚本と演技が絶賛されています。



今宵、212号室での感想&レビュー
「愛は思い出の上に築かれるものであり、共に選んだ場所で成り立っています。愛は常に過去に根ざしており、初めの瞬間や鼓動、過去の経験が愛に自信を与えてくれるのです。」
キアラ・マストロヤンニの表情は父親のように力強く、存在感が際立つ。非常に不思議なファンタジー作品で、20年前の夫と元彼たちが一室に大集結する展開が特に面白い。修羅場のはずなのにエレガントさが漂い、これがフランスらしさを色濃く感じさせる。恋愛観はかなりぶっ飛んでいる。音楽とストーリーの両方が素晴らしく、鑑賞後には自然と笑顔になれる作品だった。
若い学生と浮気を繰り返す社会学者キアラ・マストロヤンニ。彼女と夫リシャールの関係は、長い間兄妹のような距離感だった。ある日、浮気が露見して家を出た彼女は、25歳の頃のリシャールと出会うとされるが、実際には若いリシャールを演じるヴァンサン・ラコスタの存在が彼女の心を揺らす。彼はフランスらしい魅力を放つ若きリシャールで、老いたリシャールとどう結びつくのか、読者の間にも疑問が生まれる。キアラがカンヌで演技賞を取ったというニュースは周囲にも祝福を呼んだが、現実にはこの種のシチュエーションはありえない。物語は、夢と現実の境界が揺らぐ中で、彼女がただ悩みを抱え続ける姿を描く。子どもを持たない彼女にとって、赤ん坊を象徴する場面は特に胸を締め付けるが、それを受け入れる以外に選択肢はないように感じられる。総じて、本作は強いファンタジー性を帯びた物語だ。キアラは何度も半裸の場面に身を曝すが、彼女の表情には父・マルチェロ・マストロヤンニの影が強く落ちて見える。彼女の体つきよりも、父の存在感が視線を引き寄せ、私は思わず目をそらしてしまうほどだった。
第72回カンヌ映画祭のある視点部門で俳優賞を受賞したクリストフ・オノレ監督作『ソーリー・エンジェル』。主演のキアラ・マストロヤンニはセザール賞でも主演女優賞ノミネートに繋がる評価を獲得した。微妙な印象ではあるが、そこそこ楽しめるもののフィールグッドな佳作の枠には収まらない。ヴァンサン・ラコストの存在感はやはり光る。物語は、浮気をした妻を夫が見抜き、二人は向かいのホテルへ逃げ込むと、過去の男たちが次々と現れてくるという、ちょいとしたコメディ風の展開。セリフ回しや演出の気遣いは時に過剰で、滑り気味に感じられる場面もある。オノレ監督の緩い展開は本作でも目立つ。演技陣は魅力的であるが、ファンタジックなノリには馴染みづらい。全体としては面白くないわけではないが、あまりにも軽さが前に出てしまう印象。オノレ監督の作風には個人的には馴染みづらいとの感想。#第72回カンヌ国際映画祭
25年のつきあいと結婚20年の夫婦を中心に据えた心理ドラマ。ある日、若い学生との浮気が夫に露見するが、妻は「2人は今や兄妹のようなもの。火遊びは結婚を長続きさせる秘訣」と悪びれず語る。夫がそんな言葉を口にするたび、現実と過去の境界が揺れ、物語は妄想と現実が入り混じる展開へと進む。妻は自分にも経験があると語り、彼女の視点が中心に据えられる一方で、夫は深い失望を抱え部屋に籠る。そんな隙を突いて、妻は荷物をまとめ自宅の向かいにあるホテルへ移る。自宅とホテルをミニチュアでつなぐ演出が展開され、観客は巨大化したかのような光景に思わず笑いが漏れる。続く展開では、若き夫が現れて責めたり眠ったり、青春時代に捧げたピアノの先生が登場したり、死んだ妻の母親や祖母までが現れる精神的ファンタジーとなる。おもしろさはあるものの、話の芯は徐々につかみにくくなる。最後まで観ると、すべてが妻の妄想なのか、それとも現実の断片が混ざっているのかと観客は混乱する。さらに、夫が別の人生を選んでいたらという想像にも触れるが、結局は現状を選び続けるのか、そうでないのかといった問いが残る。朝食の誘いを受けつつも、妻は「今日は授業がある」と歩き出す。ここまでの展開は印象的だが、話の核がはっきりせず終わってしまうと感じる人も多い。
ストーリー: 3
映像: 4
演出: 4.2
キャスト: 3
音楽: 4
美術・衣装: 3
ファンタジーにこのようにスムーズに移行できるとは驚きだ。明確なルールがないファンタジー作品は、バランス感覚が非常に重要で、さもないと物語が恣意的またはご都合主義的に見えてしまうことを再認識した。
フランス映画らしいふんわりとした人生再生系ファンタジー・ラブコメ。結構好きです(音楽も良い)。アメリカの王道的ラブコメも楽しいけれど、フランス映画には観る者に考えさせる余韻があります。シュールでシニカルな感じが自分の人生を振り返らせ、リアルな形で見せられると逃げ場がなくなるような気づきを与えてくれます。
この主人公が人生で本当に大切なものに気づけたことを、心から祈っています。あの心の広い旦那さんのためにも。
それにしてもマリアは美人。とはいえ愛人の学生たちがみんなイケメンなのも、見どころの一つですね。
記録
不思議だよね、過去から人が訪れるなんて。
浮気性を超えたそんな性癖を持つ人だとは思えない。全てを受け入れられるのか?
試されているのは結局、夫の方なんだろう。
2025年6月2日
愛は常に過去に根ざしており、その過去が愛に自信を与えている。なんだか、この言葉がこの映画のすべてを表しているように感じる。