破天荒ボクサーはどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

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破天荒ボクサー 映画

2019年7月6日に公開の映画「破天荒ボクサー」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「破天荒ボクサー」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

破天荒ボクサーが視聴できる動画配信サービス

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最終更新日

破天荒ボクサーのあらすじ

大阪帝拳ジム所属の山口賢一は、将来を嘱望されたボクサーだった。デビューから11連勝を飾り、日本タイトルマッチが目前に迫る中、なぜかその一戦は組まれずに終わる。原因は定かではないが、山口はJBC(日本ボクシングコミッション)へ引退届を提出し、単身海外へ闘いの場を移した。海外で培った経験は日本ボクシング界の現状に疑問を投げかけ、山口の胸には“いつかこの経験を日本に持ち帰りたい”という強い思いが芽生える。そんな折、OPBF(東洋太平洋ボクシング連盟)タイトル挑戦のオファーが届くが、条件は「JBC復帰」だった。山口は、日本ボクシング界の変革と自身の世界タイトル再挑戦を目指し、かつて袂を分かったジムとJBCへ話し合いの場を求めるのだった――。

破天荒ボクサーの詳細情報

「破天荒ボクサー」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
出演者
カテゴリー
制作国 日本
公開日 2019年7月6日
上映時間 115分

破天荒ボクサーの公式PVや予告編動画

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破天荒ボクサーのよくある質問

Q
映画『破天荒ボクサー』のあらすじはどのようなものですか?
A

映画『破天荒ボクサー』は、型破りなボクサーが自身の人生と信念を賭けてリングに立ち向かう姿を描いています。困難な環境で育った主人公が、数々の試練を乗り越えながらチャンピオンを目指すストーリーが魅力です。

Q
映画『破天荒ボクサー』の主人公の魅力とは何ですか?
A

映画『破天荒ボクサー』の主人公は、情熱と不屈の精神で知られるキャラクターです。彼の決して諦めない姿勢や、独自のスタイルで試合に挑む姿が多くの観客を惹きつけます。

Q
『破天荒ボクサー』のテーマはどのようなものですか?
A

『破天荒ボクサー』は、自分自身の限界に挑むことと、逆境に立ち向かう強さが主要なテーマです。友情や努力の大切さも描かれ、観客に深い感動を与えます。

Q
『破天荒ボクサー』の制作スタッフにはどのような人物が関与していますか?
A

『破天荒ボクサー』の制作には、実力派の監督と経験豊富な脚本家が参加しています。また、映像美を追求するカメラワークが評判を呼んでいます。

Q
映画『破天荒ボクサー』の評価はどのようにされていますか?
A

『破天荒ボクサー』は、感情を揺さぶるストーリーと迫力あるボクシングシーンが高く評価されています。観客からも「心に残る作品」として多くの支持を得ています。

JAPANMATE運営事務局
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映画

破天荒ボクサーの感想&レビュー

  1. koramame

    タイの興行の様子や参加条件が詳しく描かれていた点が特に印象的だった。ボクシングは言葉を超えた身体的なコミュニケーションであり、全世界共通の言語の一つだと感じている。山口さんが運営する大阪のジムにも行ってみたいと思った。

  2. へっぽこライダー

    逆境に立ち向かい続ける山口の強さを強く感じた。
    各場面の状況が分かりにくかったため、補足表示を増やしてほしいと思った。

  3. 池田祐太

    破天荒というよりは野良ボクサーと言える彼のドキュメンタリー。JBCを脱退した後、海外の団体で試合を重ねる中、国内で独自に興行を行う決意を固め、個人としてJBCと対立することに。そんな覚悟と生き様の強さ。数々の困難に直面しながらも、彼の活き活きとした姿が心に残る。

  4. しまにゃん しまにゃん

    先週、完全ノーチェックの作品だったが劇場のチラシを見て知り、2週間限定の上映で時間も難しいなか何とか観る機会を作った。結論から言えば、観て本当に良かった。

    本作は山口賢一選手のドキュメンタリー。彼は日本のプロボクシング制度を変えようと試みる人物として描かれ、現行制度のどこに問題があるのかを丁寧に掘り下げていく。彼自身が初めから制度を疑っていたわけではなく、選んだジムの中で自らを鍛え、戦いを重ねるうちに疑問が湧き、行き詰まりを感じて道を模索していく過程が追われる。

    初戦を引き分けた後、4連勝するも次の試合でKO負け。力をつけるため他ジムの選手とスパーを重ねるが、パーティーでの飲酒により謹慎。謹慎中にはタイで武者修行に出るという選択をし、帰国後には11連勝するもタイトル戦を組んでもらえず、日本での戦いを諦めて世界で闘う道を探す。

    所属していたジムは辰吉丈一郎を育てた大阪帝拳。名門と呼ばれる一方で、当時の会長はボクシング未経験の二代目だった。海外ではジムは練習場所に過ぎず、選手がトレーナーやマネージャーと契約して練習を重ね、プロモーターやマッチメーカーが試合を決めるのが普通だ。しかし日本では選手がジムに所属し、ジムがトレーナーも試合もすべて決定する構図が一般的である。選手がジムや会長に嫌われると、実力があってもタイトル戦すら組んでもらえない。山口さんは自分の意見をはっきり言う性格ゆえに会長との対立を深めた。

    世界に挑む道を選んだ後もJBC(日本ボクシングコミッション)からの妨害は続く。近年のアマチュア界の体質が問題となり会長が辞任して改革が進んだことは記憶に新しいが、プロの現場はまだ必ずしも同じではない。協会にはさまざまな事情があるのも理解できるが、旧体制のまま選手の成長を妨げる場面が残っているのは否めない。米国の歴史をひもとけば、制度が正義だとする考えを風穴を開けてくれた人物がいるように、山口さんはJBCに対して闘いを挑み続けている。道のりはまだ半ばだ。

    山口さんは映像を通して非常に魅力的で、後輩思いの人柄が随所に描かれている。4団体でチャンピオンとなった高山勝成選手がJBCを離れたとき、山口さんが開いたジムに身を寄せたのも象徴的だ。高山選手のキャリアを長く支える中出さんのサポートも見どころで、中出さんはエディ・タウゼントの弟子というエピソードには驚かされる

    山口さんの凄さは、行き詰まったときに自ら動き、これまで誰も成し遂げたことのない打開策を切り開く点にある。日本の唯一のプロ団体であるJBCに所属することが難しくなり、自らジムを開いてそこで選手として練習する道を選ぶ。そしてJBCの認可を受けていない世界タイトル戦を実現させた山口さんは、結果的にJBCからは永久追放扱いとなり、セコンドの中出さんもトレーナー資格を剥奪された。

    私自身も若い頃、地元の小さなボクシングジムに所属していたが、近隣の大きなジムからの圧力により長い間存在を認められず、潰されそうになった経験がある。私がプロテストを受ける際も、2例ほど4回戦の試合が組まれたときには他のジムの所属として登録せざるを得なかった。大したことではないかもしれないが、才能と努力が報われる社会であってほしい古いしきたりや体質が少しずつでも改まることを心から願う。

  5. くいち

    人生と同様に常に戦い続ける山口選手。ボクシングに限らず、普遍的な社会の様相を映し出している。

  6. B2mama B2mama

    ボクシングが好きで観に行ったが、終映後に監督と「誰がために憲法はある」の監督のトークショーがあり、嬉しいサプライズだった。

    試合シーンはそれなりに多かったが、山口選手のトリッキーなスタイルはあまり好みではなかった。しかし、その生き様には深く共感した。

    この作品はボクシングのドキュメンタリー映画ではなく、「出る杭が打たれるのは日本だけ」というセリフに表されるように、日本の文化や社会構造の病巣を問題提起する内容である。(「出過ぎた杭は打たれない」とも語られていた。)

    JBC(日本ボクシングコミッション)の内部事情も明かされ、トークショーによると某ジムの会長夫婦が特定の宗教団体に属しており、その宗派の選手が優遇されているという。逆に、実力があっても嫌われた選手はマッチメイクが行われず、引退することを余儀なくされたケースもあった。

    日本ではジムが中心で、マネージャーやトレーナーが選手に付けられるが、そのジムがJBCから反感を買うと、選手は一生日の目を見ないことになる。一方、海外では選手が主役となり、自らマネージャーを雇ってマッチメークを行う仕組みだ。

    井岡会長も名指しで批判されていた。井岡一翔は一度は引退したものの、井岡ジムとの縁を断ち、4階級制覇を成し遂げた。これからは海外での活動を宣言しており、しがらみのない世界で活躍することを期待している(ボクシング開催未経験の幕張メッセでの試合だったが、他でトラブルがあったのかもしれない)。

    トークショーでは、芸能界や相撲界についても議論があった。例えば、特定の事務所が中心となった構造で、事務所の利害によってタレントの活動が決まり、超過密スケジュールになってしまうこともあるらしい。SMAPの問題もこの構造が影響しているという。

  7. Ayumu Kohiyama Ayumu Kohiyama

    2001年、原一男監督主催のOSAKA「CINEMA」塾に参加していた武田倫和監督の「東京ドキュメンタリー映画祭2018」において準グランプリを受賞した作品。審査委員長は原一男師匠であり、上映後に行われた15分間の弟子への厳しいフィードバックトークが印象的だった。

    原監督の愛情込めたダメ出しに、笑いながらも学びがあった。

    以下、素直に観たい方はこの部分をスルーしてください(カッコ内は原監督の言葉を私なりに意訳しています)。

    「大阪帝拳の会長との関係は、あの結婚式のシーンしかないのか?ボクサー対JBC(日本ボクシングコミッション)という状況を最初から理解して撮影に臨んでいたのか?戦略を練って、それをどう映像に落とし込むかが重要なんじゃないの?」

    「ボクシング映画なのだから、試合のシーンがこれではいけない。名作とされるボクシング映画をいくつも観て、研究しなかったのか?映画は映像が悪ければ全てが台無しだ。もっと撮影を勉強するべきだ。この映画の前に上映された『えんとこの歌』を観た方がいい。」

    「評判が良いのは分かる。映画祭でも僕が準グランプリにしたのだから、1位に推す人が多かった。でも、印象がどうしても弱い。教え子だからこそ、厳しく見てしまう。」

    原監督の講義を1時間でも聴きたかったが、武田監督は困っていたかもしれない。しかし、言われてみれば確かにその通りだ。

    ボクサー・山口賢一さんは素晴らしい撮影対象だが、映画が人物に依存している印象があり、彼があまり「破天荒」に見えない。撮影前にもっと「破天荒」を意識して、それを如何に見せるかを考えるべきだったのかもしれない。

    日本のボクシング界に対する理解も深まったし、原監督のトークを思い出しつつ振り返ると、自身の鑑賞力も向上する気がする。

    原監督は「ドキュメンタリー映画を育てるのは観客で、日本は観る人が少なくそのために弱い気がする。良いドキュメンタリー映画の制作者が多い韓国などで上映し、観客の反応を見た方が良い」と語っていたが、原一男監督の観客向け講義があれば、ぜひ参加したいと思った。