2024年1月19日に公開の映画「VESPER/ヴェスパー」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「VESPER/ヴェスパー」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
VESPER/ヴェスパーが視聴できる動画配信サービス
現在「VESPER/ヴェスパー」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「VESPER/ヴェスパー」が配信中です。
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VESPER/ヴェスパーのあらすじ
生態系が崩壊した地球。一部の富裕層が住む城塞都市“シタデル”の外では、ほとんどの貧しい人々が危険な世界で資源を奪い合って暮らしていた。そこで、13歳の少女ヴェスパーは寝たきりの父と共に生活している。ある日、危険な森で倒れている女性カメリアを見つける。彼女はシタデルの権力者の娘で、共に墜落した飛行艇に乗っていた父親を探してほしいとヴェスパーに頼む。シタデルへの道が開けるかもしれないと考え、父の反対を押し切ってカメリアの依頼を引き受けるヴェスパー。しかし、その周辺を支配する冷酷な叔父ヨナスもまた、墜落した飛行艇の行方を追っていた。
VESPER/ヴェスパーの詳細情報
「VESPER/ヴェスパー」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 監督 | クリスティーナ・ブオジーテ ブルーノ・サンペル |
|---|---|
| 脚本家 | クリスティーナ・ブオジーテ ブライアン・クラーク ブルーノ・サンペル |
| 出演者 |
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| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | SF アドベンチャー・冒険 ファンタジー |
| 制作国 | リトアニア フランス ベルギー |
| 公開日 | 2024年1月19日 |
| 上映時間 | 114分 |
VESPER/ヴェスパーの公式PVや予告編動画
「VESPER/ヴェスパー」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
VESPER/ヴェスパーの楽曲
「VESPER/ヴェスパー」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックVesper (Original Motion Picture Soundtrack)Dan Levy
VESPER/ヴェスパーを無料で見る方法は?
「VESPER/ヴェスパー」を無料で視聴するなら、「DMM TV」「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。



VESPER/ヴェスパーの感想&レビュー
地球の生態系は崩壊し、一部の富裕層だけが城塞都市「シタデル」に居を構える一方、庶民は危険な外の世界で資源を奪い合いながら生きている。そんな世界で、寝たきりの父と暮らすヴェスパーは、森の奥で倒れている少女カメリアを救い出す。彼女はシタデルの有力者の娘で、墜落した飛行艇の父を探す旅をヴェスパーに手伝ってほしいと頼むがという展開。
マシン中心ではなく生命科学を軸に文明が発展した設定が魅力的。寄生植物や食用ミミズといった生体表現は不気味さと緊張感を保ちつつ、過度なホラーには振りすぎないバランスだ。貧困層には奇形に近い人々が多く、人造人間との搾取と被搾取の関係が現実の厳しさを感じさせ、物語に哀愁を添える。頭部だけが浮かぶロボットの父親とともに危険な世界を巡り、父の兄と対立したり寄生されかけたカメリアを救い出す場面など、地味ながらも引き込まれる展開が続く。
ただ後半はやや失速気味で、ダークなSFの陰影は理解できる一方、投げっぱなしな印象も残る。それでも、アメリカ映画の派手なギンギラ系サイバーSFとは異なる、独自の深みと緊張感を備えた世界観が光っている。
冒頭から終盤まで、一貫して薄暗く寒々しい雰囲気が漂っている。しかし、映像美が際立っていて、ポストアポカリプス好きにはたまらない世界観が広がっていた。個人的には、対比としてユートピアの世界も見てみたかった。設定や世界観は非常に魅力的だが、どこか物足りなさを感じる部分もあった。
エストニア産『風の谷のナウシカ』
重くて暗くて静かな印象。地味な絵でもう一展開欲しい気はするけれど、なぜか世界観と雰囲気が強く刺さってしまい、結局好きになってしまう
脳みそ培養ドローンの父ちゃん、クソ笑った。
これを見て、20世紀末に観た宮崎駿やSF作品の世界観を思い起こしました。そこはまるで腐海のような場所で、生きた生物の姿は見当たりません。その中で、秘密の場所でひとり、バイオテクノロジーを駆使して研究を続ける少女がいます。彼女は、まるでナウシカのよう。そこに王蟲の代わりに、ブレードランナーを彷彿とさせる人造人間が現れ、不思議な世界が広がります。現代の格差社会を風刺しているような要素が底に潜んでいると感じ、それが私たちの未来もこうなってしまうのでは?という恐ろしさを抱かせます。考えさせられる結末でした。#レプリカント
映像の質感と造形、SF設定が好みにドンピシャ。これらをじっくり味わえる人には刺さるSF映画だ。ただ、ストーリー展開はもう一展開欲しかった。
世界観は緻密に作り込まれ、独特の雰囲気もあるのに、序章的な話で終わってしまったのは残念。植物の知識を活かした戦闘や、その世界の仕組みをもう少し詳しく観たかった。
機械は有機的で湿った質感が不気味さを引き立てており、描写がとても良かった。
音楽: 3.8
音響: 3.8
映像: 4.5
脚本: 2.0
演出: 3.2
配役: 3.8
ナウシカのような生態系が支配する世界を舞台にしたダークSF。細部まで描き込まれた描写の強さが光る。菌類を利用した湿布やミミズを食べる描写なども魅力的だが、ジャグという人造人間は一見ドロイド風の外観にもかかわらず、内部は生物に近いぐちょぐちょした内臓のような機構を備えている。また放浪者ピルグリムの佇まいも格好良い。ストーリーは救いが乏しく過酷な展開だが、カメリアと出会う場面以降は展開が比較的あっさりしている。ぜひ続編を作って、さらに多くの要素を見せてほしい。
世界観が素晴らしかっただけに、もっと多様な場所へと展開する話にしてほしかった。