1981年6月6日に公開の映画「魔界転生」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「魔界転生」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
魔界転生が視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
魔界転生のあらすじ
奇想天外な展開で歴史上の偉人が時空を越えて暗躍する。忍法とオカルトを融合した、山田風太郎作品の映画化という空前絶後の試み。
魔界転生の詳細情報
「魔界転生」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
| 原作者 | 山田風太郎 |
|---|---|
| 監督 | 深作欣二 |
| 脚本家 | 深作欣二 石川孝人 野上龍雄 |
| 出演者 | 丹波哲郎 佳那晃子 千葉真一 室田日出男 成田三樹夫 松橋登 沢田研二 真田広之 神崎愛 緒形拳 若山富三郎 菊地優子 |
| カテゴリー | 映画 |
| ジャンル | SF 時代劇 |
| 制作国 | 日本 |
| 公開日 | 1981年6月6日 |
| 上映時間 | 122分 |
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魔界転生の感想&レビュー
前情報なしで観賞したところ、これまで遊んできたゲームの源流を思わせる作品で驚かされました。結末は潔く、斬り捨てられたような感覚を覚え、戸惑いと爆笑の二択を迫られる展開でした。私自身は少なくとも爆笑しました。
1981年公開の時代劇は、後年のタランティーノ作品やアベンジャーズシリーズにも影響を与えたと言われる異色作です。天草四郎が生き返り、闇のアベンジャーズとなって未練を残した者を次々とリクルート。魔界へ転生させ、徳川幕府を滅ぼそうと企むという奇想天外な物語が展開します。天草四郎のキャラクターは、キリシタンである伝承と悪魔的なイメージが混在する不思議な魅力。
キャスト陣の魅力も光ります。千葉真一の存在感ある演技はこの作品の核で、タラちゃん好きの一面を感じさせることも。沢田研二は美麗な時代劇スタイルで観る者を引き込みます。真田広之はこの時期、歯並びの話題とともに役者としての存在感を印象づけました。登場人物の女性陣は露出の多いシーンが目立ち、家族での視聴には適さない場面もあります。
この作品は、独特の世界観と派手な演出が特徴で、1981年の時代劇としては強烈な印象を残します。全体として、斬新な設定と個性的な演技陣が織り成す魅力を持つ一作です。
令和の日本ではほぼ絶滅したとされる青いアイシャドウをまとったガラシャ様の美しさは格別。
そして、偉人が多数登場するソシャゲの番外編シナリオが、実は全編この映画のオマージュだったとは。登場人物もシーンも、どこか既視感でいっぱいだった。
千葉真一、若山富三郎、緒形拳の殺陣は最高にかっこいい。沢田研二も抜群にカッコいい。奇跡的なタイミングで生まれた、意味がわからないほど衝撃的な映画だ。
天草四郎(沢田研二)、宮本武蔵(緒形拳)、細川ガラシャ(佳那晃子)など、現世に未練を残した死者が蘇り、幕府の転覆を狙う物語。原作は山田風太郎の小説で、私は未読。『転生』というタイトルに反して、よくある転生のイメージではなく、ゾンビのように死ぬ前の状態で生き返る設定だった。復活した人々には共感しづらく、個人的にはやや物足りなく感じた。特に天草四郎は主人公格だが、行動が外道な点が際立つ。黒魔術で作物を不作にして飢饉を起こし、一揆を煽る生前のイメージからは考えられない行為で驚かされた。とはいえ、天草四郎は17歳で死去しており、本人の意思とは別に大人たちに一揆の象徴として利用された可能性もある。もしそんな裏があるなら、彼はそのことを恨んでいるのかもしれず、恋人との辛い別れを経験していたのかもしれない。だからこそ、彼が霧丸(真田広之)に固執する理由も理解できる。黒魔術で米や野菜を荒らす描写も、そんな解釈の延長として納得できるかもしれない。しかし、そうした裏側の物語が作中で明かされていれば、さらに深みを増したはずだ。冒頭で描かれる官軍が功名を競い、首を半分に割って1人を2人として数える描写は、現実味と衝撃を同時に感じさせ、強く印象に残る。もしこの作品の裏設定や人物間のドラマをもっと掘り下げてほしかったと感じた方には、同様の視点での解釈が刺さるはずです。
一応2010年で区切って、それ以前に公開された日本のホラー作品を集中的に視聴中。今回は1981年公開の『魔界転生』を取り上げる。この作品は山田風太郎の伝奇小説を原作としており、ホラー色よりも時代劇アクションの趣が強い。しかし私にとっては、紛れもなくホラー映画だ。映画館で観た冒頭の島原の惨状を映すシーンが忘れられず、心底震える体験をしたからだ。あまりの凄惨さに、作品が始まったばかりなのに逃げ出したくなったのはこの一作だけだった。以後、数多の映画を見てきた中で最も強い恐怖を感じたのが、この『魔界転生』の冒頭だった。そんなトラウマ級の怖さを与えた一作である。
物語は、神を捨て魔界の力を得た天草四郎が蘇るところから始まる。四郎は死の淵にあった剣豪を次々と魔界衆に引き入れ、彼らとともに幕府転覆を画していく。そこに立ちはだかるのが、柳生新陰流の中でも抜群の腕を誇る柳生十兵衛だ。妖刀・村正を手に、魔人となった剣豪たちと対決していく。歴史上の人物が次々とダークサイドへ堕ち、悪のアベンジャーズのように活躍するドラマには魅力がある。天草四郎の妖しい魅力、宮本武蔵の魔人剣士ぶり、柳生但馬守が醸し出す「異界の者」らしい雰囲気も見どころだ。魔界衆の悪党ぶりは、観る者を強く惹きつける。
とはいえ宝蔵院胤瞬は詳しく知らないし、細川ガラシャの描写には思わず笑ってしまう箇所もあるが、それもこの作品の味として楽しめる。柳生十兵衛は孤高のヒーローのような存在感を放ち、魔人と戦う構図は分かりやすく観客の気分を盛り上げてくれる。ドラマ部は比較的手短で、見せ場の連続へと自然に導く作りだ。
特筆すべきは、豪華なセットと大人数の迫力ある場面の数々。冒頭の島原の惨状、処刑場、百姓一揆といった場面は、作り込まれたセットと大規模な演出で圧倒的だ。特に百姓一揆の群衆は、生首に槍を突き立て掲げる描写など、デビルマンの群衆を連想させる過激さが光る。これらのシーンは作品のスケール感を強く印象づける。
一方、厳かな殿中の儀式や侍の合議といった場面もあり、エンタメ性と本格時代劇の趣が巧みに混じっている。動きの少ない場面にも、作品に格式と説得力を与える演出が光る。
そして終盤の江戸城炎上以降の展開こそ、この作品を特別なものにしている。実際の炎を使って撮影されたシーンは迫力が違い、役者たちの演技にも緊迫感が乗っている。炎の熱気を感じさせる演出は、状況の切迫感をさらに高める。中でも父・柳生但馬守と息子の柳生十兵衛が炎の中で対峙する場面は特に印象的で、火災の危険を差し引いても映像史に残る殺陣として語り継がれている。現在では同様の撮影は難しいだろう。
また当時の真田広之がまだ若さを残して登場する点や、日本一の斬られ役と称される福本清三の姿、さらには角川春樹のカメオ出演といった要素もファンには見逃せない。伝奇時代劇アクションとしての完成度は高く、私にとってはホラー性が色濃く残る一本だ。久しぶりの再視聴は新鮮で、当時感じたビビリ具合を思い出しつつ、苦笑してしまう場面も多かった。
今回はこんな感じだ。ちなみに私の好みでは、2003年版は正直ジャッジが難しいというのが個人的な感想だ。
当時の映像技術を考慮すると、かなり良い出来だと思います!
沢田研二が演じる天草四郎時貞は非常に素晴らしい。
珍しく時代劇映画を観た。地獄から蘇った天草四郎が、無念を抱える歴史上の人物を次々と魔界の戦士に変えて、徳川の世を打破しようとするというファンタジー要素のおかげで、特撮ヒーロー作品のように楽しめた。
ヒーローの柳生十兵衛とダークヒーローの天草四郎の2つの軸で展開されるドラマは、どちらも非常に魅力的だった。
十兵衛の父でありながら、息子と真剣に斬り合いたいと願う悲しい武人、但馬など印象に残るキャラクターも数多く登場した。
エンドロールに入った瞬間、余韻もなく笑ってしまった。
めちゃくちゃ面白い作品だけど、ラストの締め方に決着をつけてほしかった。
ストーリーは正直つかみどころがない部分もあるが、当時の美男美女が多数登場して満足できる。若いジュリーの美しさは圧巻。思春期を拗らせた真田広之の姿も見られる。時代を遡れば、ちゃんみなみたいな個性的な人もいた。御殿様役の松橋登さんの美しさは特に際立っていた。