2020年10月23日に公開の映画「おもかげ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「おもかげ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
おもかげが視聴できる動画配信サービス
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おもかげのあらすじ
喪失と孤独から生まれる希望の物語。息子を失った母親エレナは、離婚後の生活の中で『パパが戻ってこない』という息子の電話をフランスの静かな海辺で受け取る。その瞬間から、彼女の世界は大きく揺れ動く。10年後、海辺のレストランで働く彼女は、息子の面影を宿すフランス人の少年ジャンと出会う。エレナを慕い訪問を繰り返すジャンは、二人の間に複雑な絆を生み出し、周囲には混乱と戸惑いをもたらす。闇から光へ、死から生へ、罪悪感から赦しへ、そして恐怖から愛へと、少しずつ歩みを進める一人の女性の再生の旅。家族と愛の意味を問い直す、希望と感動の物語。
おもかげの詳細情報
「おもかげ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ロドリゴ・ソロゴイェン |
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脚本家 | イサベル・ペーニャ ロドリゴ・ソロゴイェン |
出演者 | アレックス・ブレンデミュール アンヌ・コンシニ ジュール・ポリエ フレデリック・ピエロ マルタ・ニエト ラウル・プリエト |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | スペイン フランス |
公開日 | 2020年10月23日 |
上映時間 | 128分 |
おもかげの公式PVや予告編動画
「おもかげ」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
おもかげを無料で見る方法は?
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感想・レビュー
ぶっ飛んでいる。
しかし、正直に生きているように感じる。
そして、立ち止まっていた日常から一歩前進できた。
大切なものは失ったけれど、進むことができた。
それで十分。自分が主役だ。
衝撃のワンシーン・ワンカットをそのまま冒頭に据えた、完璧な長編傑作映画。短編のサスペンスの純粋な続編を求めていた人には、肩透かしに感じるかもしれませんが、平穏な日常が底を突いた後から始まる歪んだ日々の展開は、目を離せません。中盤には、どうやって撮ったのかと思わず唸るほどのすごいワンシーン・ワンカットも登場します。
ロボット・ドリームズに携わった二人が参加しているということで、この作品を見ました。ストーリーは少し難解でしたが、映像表現が非常に心地よいと感じました。
Amazon Prime Videoで視聴できる本作は、エレナ(Marta Nieto)とジャン(Jules Porier)が、消息不明になった6歳の息子イバン(Álvaro Balas)の面影を互いに感じ取りつつ進む、不可解で不穏な物語だ。ジャンはエレナに恋心のような感情を抱くが、二人のつながりは親子でも恋人でもなく、奇妙さと緊張感を伴う。ジャンの家族にとってエレナは息子に近づく謎めいた中年女性であり、エレナは引き離されたことへの不満を抱くが、その言動には過去の母性の暴走と評され得る強い影響が見える。彼女の行動はしばしば不快感を漂わせ、物語の重層に鋭い緊張を生み出す。ジャン自身も必ずしも好ましい存在ではなく、彼が抱く感情は愛情というより欲情に近い微妙さを呈しており、二人が仮により近づいたとしてもうまくいくとは限らない印象だ。冒頭約15分の緊迫したワンショットで、エレナがイバンから緊急の電話を受ける場面は特筆すべき見せ場であり、元監督の短篇『Madre』(2017)を想起させる演出だ。その後は中盤に差し掛かるにつれ、ややペースが落ちる点が惜しく感じられる。 #ロドリゴ・ソロゴイェン #RodrigoSorogoyen #ドラマ #スリラー #母親 #喪失 #浜 #異邦人
息子を失った母の物語。母は息子に似た少年を見つけて見守るようになるが、その想いは次第に加速し、彼女はさまざまなものを失っていく姿が胸を締め付けた。物語の中で女性の恋心が少しでも芽生えていたことは、理解できなかった。
短編映画『Madre』の続編。失踪した息子を巡る母の十年後を描く物語は、冒頭の長回しによる緊張感をそのまま継承し、観る者を引き込む。主人公エレナは6歳の息子を喪い、フランスの海辺へ移り住んで海辺のレストランで働く日々を送る。ある日、息子イバンの面影を宿す少年ジャンと出会い、彼を通して息子の姿を重ね合わせながらも徐々に交流を深めていく。しかし、その感情は母性と未知の恋愛感情の狭間で揺れ動く。ジャンは若さゆえの純粋さを象徴する存在であり、エレナは過去のトラウマからの行動に引きずられ、曖昧な距離感を保って近づくため、最後まで目が離せない展開となる。
お酒を飲んで踊り明かしたくなる衝動にも共感できる一方、見知らぬ男性と同行する選択は39歳の恋人を持つ彼女にとって重大なリスクになる。エレナは本当に大丈夫なのかそして彼氏は彼女を愛しているからこそ、戻ってきたとき彼女を受け入れてくれるのか。
2025.16本目 U-NEXT
雰囲気がとても良い作品でした。
しかし、やはり
行方不明の息子の面影を追い続け、息子と同じ年頃の子どもと心を通わせている中で、最後に何をしていたのかが分からないまま、お互いに吹っ切れたような終わり方には、少し後味の悪さを感じました。
原題はMadre(スペイン語で母)。第91回アカデミー賞の短編実写部門にノミネートされた2017年公開の同名短編映画『Madre』を冒頭に置き、その10年後が描かれていると鑑賞後に知った。息子の失踪を巡る情報は、元夫の視点や状況に触れる程度しかなく、詳しくはわからないままだった。後半での行動は理解が追いつかなかったが、息子の面影がある少年に対して親としての感情が芽生えるのではないかと、鑑賞後に想像が膨らんだ。
冒頭シーンを除けば、心が静まる落ち着いた映画です。
波の音がまるでBGMのように流れているのが心地よい。
人を思う気持ちに名前は必要ない。
親子の絆や異性への愛しさ。
これは愛であり、これは恋だと簡単に分けることはできない。
人が他者に抱く感情は、それ以上のものだから。
映画が描く愛と喪失の軌跡。各界の著名人が語る心を打つ視聴体験。以下は主要な声です。
– 加藤登紀子(歌手)コメント: フラメンコのクライマックスをデュエンデー神が乗り移ったかのように描く。大人の常識や理性、家族の優しささえもかき消すほど胸を打つ美しさと痛みをもつ映画だった。
– Ed TSUWAKI(イラストレーター)コメント: 静かな出会いが二人の周りの世界を嵐に変える。ふたりはこの出会いが世界を赦すと悟る。
– 高野ひと深(漫画家『私の少年』)コメント: さよならを言えず浜辺をさまよう想い。未来を信じられるのは、エレナに電話したくなる衝動だけ。
– 中江有里(女優・作家)コメント: 悲しみの果てに生まれる名づけられない愛は、これまでにない輝きを放つ。
– 綾戸智恵(ジャズシンガー)コメント: オープニングから心拍が高まるテンポ感。10年後に待つ再会は爽やかな感動で、その時間は必然だった。
– 北村道子(スタイリスト・衣裳デザイナー)コメント: 見る人の感受性を試す映像美と、不穏な音が体を震わせる。
– 竹中直人(俳優・映画監督)コメント: 息づかいと風景が生々しい。波のように打ち寄せる最高のラブストーリー。
– 鎌田實(医師・作家)コメント: 悲しみ、怒り、憎しみ。女と母の心が重なる不可思議さを美しいカットで描き、愛と再生の豊かさに酔う。
– 名越康文(精神科医)コメント: かけがえのないものは失われたもの。世界は失ったものを中心に動く。
– 山内マリコ(作家)コメント: 愛する人を得て、失い、その面影に心を乱される。エレナの痛ましさには誰もが共感できる。
– 辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)コメント: 愛を失っても別の愛が訪れる。世界が愛で満ちていると感じると、人生に希望が広がる。
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