2021年7月17日に公開の映画「ミークス・カットオフ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ミークス・カットオフ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ミークス・カットオフが視聴できる動画配信サービス
現在「ミークス・カットオフ」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「ミークス・カットオフ」が配信中です。
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ミークス・カットオフのあらすじ
アメリカのアイデンティティの根源である西部開拓神話が、ライカートの独自の視点とスタイルによって巧みに解体された歴史的な作品。1845年、オレゴン。広大な砂漠を西に向かう三家族は、近道を知っている案内人ミークを雇うが、長い一日が何度も繰り返される中で、目的地に近づく兆しは全く見えない。迷子になった彼らを襲うのは、飢えと互いへの不信感だった。
ミークス・カットオフの詳細情報
「ミークス・カットオフ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ケリー・ライカート |
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脚本家 | ジョナサン・レイモンド |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 2021年7月17日 |
上映時間 | 103分 |
ミークス・カットオフの公式PVや予告編動画
「ミークス・カットオフ」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
ミークス・カットオフの楽曲
「ミークス・カットオフ」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックMeek's CutoffJeff Grace
ミークス・カットオフを無料で見る方法は?
「ミークス・カットオフ」を無料で視聴するなら、「DMM TV」「Prime Video」「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
ケリー・ライカート監督の作品はこれで3作目となります。
劇伴はほぼなく、劇中のセリフや説明も最小限に抑えられています。登場人物の表情や視線、間合いを通じて心情が巧みに表現されており、他の作品との共通点が見受けられます。
本作は西部開拓時代を背景にしたロードムービーで、静かに淡々と物語が進行していきますが、次第に緊張感を増し、最後まで目が離せない作品となっています。
西部劇を頻繁に観るタイプではない私にも、新鮮な視点が印象的だった。先の見えない緊張感が胸に迫り、開拓者たちが経験したであろう臨場感を強く感じられた。ポール・ダノとゾーイ・カザンが若い夫婦を演じていた。
近道を信じた選択は、なかなか目的地に辿り着かない一方で、静かに着実に歩みを進める物語。
西部開拓を舞台に、史実を取り入れたホラーヒューマン物語。
なぜ旅を始めたのか、どこへ辿り着くのかさえ知らされない。あるのは、果てしなく広い大地だけだ。ライカートの作品は、読むたびに強い運動感を呼び起こし、不安定さと同時に希望を抱かせる。先住民の詩は、そんな希望に満ちていた。
幌馬車の後ろから投げ捨てられた家具が、フレームの中で徐々に遠ざかっていく。一瞬だけ現れた先住民の姿も、馬車が通り過ぎると同時に消えてしまう。このドライな動きの中で生まれる持続的な緊張感は、ただそれだけでも十分に興味深い。
特に印象的だったのは、幌馬車をロープで丘の下に滑り落とすシークエンスだ。ミシェル・ウィリアムズが語る、貸しを作りたいという先住民との間にある計算と共感が入り混じった関係性が非常に魅力的だ。
ラストシーンの木を介した切り返しの厳しさも印象に残る。
舞台は1845年のオレゴン
一行は広大な砂漠地帯をひたすら進む
次第にガイドの無力さが明らかになる
水と食料が不足し始める
その中の一人の女性は妊娠中だ
果たして何を信じればよいのか
深い絶望感が漂う
初めて薦められたケリー・ライカートの作品のあらすじを読んで退屈を覚悟して臨んだが、ほぼ限界まで削ぎ落とされた抑揚の中に不思議なテンションが走り、スタンダードサイズの画面なのに広く見える不思議さに引き込まれた。信じ続けることの難しさが問われ続けるラストは、観客が演者たちと一体化する仕掛けで強く印象づけられる。
ミシェル・ウィリアムズに惹かれて、ケリー・ライカート監督と再びタッグを組んだ作品。
西部開拓時代。道を知るミークの案内で、移住を希望する白人3家族が旅に出る。2週間の予定が、目的地にたどり着かないことで、次第にミークへの疑念が募る。途中、ネイティブアメリカンも捕えられ、水や食料の蓄えも残り少ない。
戻るべきか、誰を信じるべきか。
シャーリー・ヘンダーソンやゾーイ・カザンは独特なキャラクターを持つが、その時代の雰囲気に見事に馴染んでいる。静かに進む一行は、不信感が増し、意見の違いが浮き彫りになる。どうすべきか、の緊迫感が面白さを生んでいる。
実際にいたとされるミークは、実は道に詳しくなかったとのこと。
重要な決断を下す瞬間、木の枝越しに捉えたショット。ミシェル・ウィリアムズの表情が際立つ。
これで終わるのか。その敢えて説明を省いた終わり方が、私はとても好きだった。
19世紀のオレゴンを舞台に、人と牛が砂漠を横断する大移動が描かれる。このあらすじだけで瞬時にHoward Hawks の『赤い河』を連想させるが、実際には移動の多くが上手から下手へと流れるように撮られており、この作品はあの影響の下にあると感じさせる。とはいえ、ただ移動を繰り返すだけの単調さには決して陥らない。映すべきものを的確に捉える撮影、心地よい水音と風の音、アトモスフェリックな音楽、そして幕切れのタイミングの妙この気遣いが、この作品の魅力の秘密だろう。
西部劇を観たいと軽い気持ちで選んだ作品がKライカートのものでした!
思わぬ嬉しい発見です。
希望が絶望に飲み込まれそうな無力感と緊張感が感じられ、とても素晴らしいです。
また『ファースト・カウ』を観たくなりました。