インフル病みのペトロフ家はどこで見れる?今すぐ視聴できる動画配信サービスを紹介!

4.1
インフル病みのペトロフ家 映画

2022年4月23日に公開の映画「インフル病みのペトロフ家」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「インフル病みのペトロフ家」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。

インフル病みのペトロフ家が視聴できる動画配信サービス

現在「インフル病みのペトロフ家」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「インフル病みのペトロフ家」が配信中です。

動画サービスPR 利用料金 視聴
U-NEXT
  • 初回31日間無料
  • 見放題
今すぐ見る
DMM TV
  • 初回14日間無料
  • 見放題
今すぐ見る
Prime Video
  • 初回30日間無料
  • 見放題,レンタル
今すぐ見る
最終更新日

インフル病みのペトロフ家のあらすじ

2004年のロシア、エカテリンブルク。インフルエンザが流行していた。ペトロフは高熱にうなされ、妄想と現実の間をさまよった。やがてその妄想は、まだ国がソビエトだった子ども時代の記憶へと回帰していく…

インフル病みのペトロフ家の詳細情報

「インフル病みのペトロフ家」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。

監督
脚本家
出演者
カテゴリー
制作国 ロシア フランス スイス ドイツ
公開日 2022年4月23日
上映時間 146分

インフル病みのペトロフ家の公式PVや予告編動画

「インフル病みのペトロフ家」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。

インフル病みのペトロフ家を無料で見る方法は?

「インフル病みのペトロフ家」を無料で視聴するなら、「U-NEXT」「DMM TV」「Prime Video」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。

「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。

インフル病みのペトロフ家のよくある質問

Q
映画『インフル病みのペトロフ家』のあらすじは?
A

『インフル病みのペトロフ家』は、インフルエンザにかかったペトロフ一家が、幻覚と現実が入り混じる不思議な旅をする物語です。日常の中で次第に異様な出来事が重なり、観客を幻想的な世界へと引き込みます。作品はロシアの現代社会を背景にしたシュールな展開が特徴です。

Q
『インフル病みのペトロフ家』の監督は誰ですか?
A

『インフル病みのペトロフ家』の監督は、ロシアの映画監督であるキリル・セレブレンニコフです。彼はその斬新な映像表現と独特の視点で知られています。

Q
映画『インフル病みのペトロフ家』に登場するキャラクターの魅力は何ですか?
A

『インフル病みのペトロフ家』に登場するキャラクターは、各々が個性的であり、その内面世界の広がりや複雑さが魅力的です。特に主人公のペトロフが体験する現実とかけ離れた出来事が、彼の人格をより深く引き出します。

Q
『インフル病みのペトロフ家』の原作は何ですか?
A

『インフル病みのペトロフ家』の原作は、ロシアの作家アレクセイ・サルニコフによる同名の小説です。この小説は、その幻想的な内容と独特の視点で人気を博しました。

Q
映画『インフル病みのペトロフ家』のテーマやメッセージは何ですか?
A

『インフル病みのペトロフ家』は、現実と幻想の境界が曖昧になった現代社会を描いています。作品は、個人の内なる世界と外部の現実がどのように交錯するかについて考察します。視聴者に現実の捉え方を問いかける哲学的なテーマが特徴です。

JAPANMATE運営事務局
JAPANMATE運営事務局

映画・ドラマ・アニメなど幅広い作品を分析し、各動画配信サービスの魅力をわかりやすく紹介。実際に体験して得たリアルな情報をもとに、読者が自分に最適なサービスを選べるよう信頼性の高い記事を発信しています。

映画

インフル病みのペトロフ家の感想&レビュー

  1. うさみみ

    リアルタイムで自宅療養を余儀なくされている私が選んだのは、インフルエンザにかかった男の物語だった。

    冒頭の遺体搬送車の光は、ギラリと輝いていて、まるでかわいささえ感じさせる。どの場面を切り取っても徹底したアート感が続く連作映画だが、高熱で朦朧とするせいか現実と夢の境界が曖昧になる。現実・過去・未来、ポストソビエトの政治や歴史がさまざまな視点で挟み込まれていても、それが本物かどうかは分からない。少なくとも反政府体制の悪夢の変奏曲には違いない。
    ただただ高熱の悪夢であるが。

    見たことがあるようでない光の玉が飛び交い、咳き込んで帰ってくるリアルと、喋る入れ歯、些細な違和感と過剰な不安感。殺したのか、殺していないのか、分かる。分かるんだ。変な思考から逃れようと鎮痛剤をアルコールで流し込み、また悪夢へと飛び込む。
    インフルエンザはつらい。無限に続くようで、熱に浮かされて嫌で最高な夢を見て、体力とメンタルの両方をえぐる地獄がそこにある。

    魚の尻尾が生えた老人と衝突しそうになる場面は、ギャグとしての夢だとしても、夢の中では笑えない。光に吸い込まれていく息子に期待してしまうのも、夢ならではのあるあるだ。日頃から悪夢を見ている私にとって、これは絶妙な作品であり、決して嫌いにはなれない。

    音楽も秀逸。劇中歌のロシア風グランジが特に良く、サウンドトラック全体の完成度も高い。

    結局、私の回復は Netflix・U-NEXT・アマプラといった映像の三大浴場と、温かな紅茶の力で整った気がする。喉の痛みには人肌の紅茶が効く、これは本当に信じていい。試してみてほしい。

  2. プリンス プリンス

    3つほどの別々の物語が絡み合うように展開する、不思議な映画。熱病に冒された男の頭の中をのぞくような、いわば脳内映画のようだ。妄想と現実、過去と現在が混在し、時に過激な描写、時に子どもの頃の情感を呼び起こす場面が織り交ざり、観客の感情も混濁していく。圧倒的な映像力に感心しつつも、次々と現れるエピソードに必死に映像へ食らいつく体験だった。あと3回は観たい。ミニチュアの家を外からのぞくシーンにはゾッとさせられ、なぜか涙がこみ上げた。終盤のモノクロはすべて美しく、この不思議さが際立つ映画だった。

  3. 藤川徹

    時間と空間を自在に行き来する18分間のロングテイクは、圧倒的な迫力を持っています。

  4. たなか たなか

    面白いですね!アレハンドロ・ホドロフスキーの『リアリティのダンス』を穏やかにした印象です。ロシア(ソビエト)のクリスマスも可愛らしいです🩷

  5. 鈴木二郎

    劇場で観ることができなかった作品
    ロシアやソ連の雰囲気に浸ることができるが、物語は少々くだらなく感じることもある。
    幻覚描写に特別なエフェクトはなく、普通の映像として、現実と非現実、そしてロシアらしい出来事が交錯している。ただ、実際の出来事はおそらくくだらない悪戯や再会だけなのだろう。
    他のレビューを見ていると、思っていたよりも時代設定が比較的新しいことに驚かされる。

  6. 福岡聖菜

    インフルエンザが現実と妄想の境界を混ぜ合わせる。巧妙な演出により気づけば妄想へ、過去を行き来する。いや、今のは妄想じゃなかった? あれ?と自問しているうちに置いていかれる。18分の長回しも圧巻!

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    今、映画で起きているのは現実か。幻覚か。 時代もジャンルも境界線が崩れ去る、型破りすぎる映像体験! 観客もペトロフの熱に浮かされる。芸術性と刺激性が高いこの映画に、あなたも病みつきになるだろう!あんこ(映画大好き芸人)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    セレブレンニコフ監督は、ポストソ連のロシアのカオスを 無遠慮かつエネルギッシュ、そして軽やかに描き出してきた。本作でも、社会の混乱と人間の妄想がグロテスクに浮き上がる。上田洋子(ロシア文学者、「ゲンロン」代表)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    脳みそがキャパオーバーでグルングルン。 クローネンバーグやデヴィッド・リンチを超える先鋒的な表現だ。大倉眞一郎(コピーライター/映画評論家)
    現代につながるロシアの狂気と昏迷と絶望がここにある。 インフルエンザで発熱したペトロフの幻視は、ときに視点を逆転させ、 現実と虚構がグラデーションになる魔術的世界を生み出している。貴志祐介(小説家)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    ウクライナ侵攻下の今、ロシア映画。 コロナ禍の今、感染症を描く映画。 現代のロシア文学、ロシア演劇と直結する映画。 今、これほど観るべき映画はない。我々は隣人を愛せるのか? 試される映画だ水道橋博士(芸人/タレント)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    プーチンのロシアとはまったく違う、 現代ロシアの本物の芸術家による混沌たるワイルドな世界。 権力者を恐れず、芸術的ヴィジョンを貫いてきた鬼才が描く、 夢幻と現実が混然と溶けあった時空間が展開する沼野充義(ロシア文学者)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    エイゼンシュテインは好きだ。パラジャーノフは好きだ。タルコフスキーは好きだ。 でもロシアは嫌いだ。 厚いコンクリートを突き破って出現した、このド根性映画を観よ!丸尾末広(漫画家)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    幻覚的な長回しはソクーロフを、ブラックなユーモアはタランティーノを思わせる。 とてつもない演出だ!アレクシス・カンピオン (Le Journal du Dimanche)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    狂気、映画的過激、狂気、熱情、狂気、美、狂気、政治性 なんというスリルだろう!ガイ・ロッジ(Variety)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    驚くほど並外れたポスト・ソヴィエトのロシア像。 幻想的、刺激的、これぞ息をのむ映画作りだマーク・アッシュ(Little White Lies)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    驚異的だ!ビルジ・エビリ (NEW YORK MAGAZINE)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    我々の時代による、我々の時代のための、 壮大で、不穏で、自由な<パフォーマンス>クリスティナ・ピッチーノ(IL MANIFESTO)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    シュールで過酷なスペクタクル映画。 レオス・カラックス『ホーリー・モーターズ』とアレクセイ・ゲルマン『神々の黄昏』を思わせるが、 完全にセレブレンニコフ自身のグルーヴだ。 猛烈に独創的で、あるときは野蛮、またあるときは思いがけず優しいトマス・ページ(CNN)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

    驚くほどに複雑な長回しと、何のサインもなく幻想と現実を行き来する展開。 まさしくカンヌが見せるべき野心的な叙事詩だベン・ケニ斯バーグ(RogerEbert.com)

    ________
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    #声_アーノルドはせがわ#声_あんこ#声_上田洋子#声_貴志祐介#声_水道橋博士#声_沼野充義#声_丸尾末広#声_アレクシス・カンピオン#声_ガイ・ロッジ#声_マーク・アッシュ#声_ビルジ・エビリ#声_クリスティナ・ピッチーノ#声_トマス・ページ#声_ベン・ケニスバーグ

  7. 水依 水依

    セレブレンニコフ節が大炸裂する本作は、感染するのかインフルエンザのときに見るような脈絡のない夢を疑似体験させるのか、そんな疑問を抱かせる。ソ連という半自伝的な時代要素を、時には大胆に、時には鋭く行き来させる演出は、キリル・セレブレニコフ監督らしい尖り方だが、これまで同監督の作品を観てきた自分にとっては正直、難解さが際立つ印象だった。風邪で寝込んだり、体調不良のときに見る夢のような感覚に近く、長回しを軸に舞台も音楽も自由度が高く、裸の感覚さえ前景化される。難しくて集中力が途切れそうになる瞬間もあるが、こうした作品こそ映画館で出逢うべきだとも思う。再履修が必要な作品だと感じる。

    「おまえみたいな奴」
    「昨日は死にたかったが、今日は少しマシ」
    「運賃を払って」
    ゆーきーむーすーめー
    あーりーがーとーうー

    P.S. 自分は毎日夢を覚えているし、体調を崩してしんどいときには悪夢を見て夜中1時間おきくらいに目が覚める。

  8. けいやん

    混雑したバスの中、インフルエンザにかかり咳をしている男性が席を譲られる。彼はそれを断るが、バスが停まると覆面をした男に無理やり降ろされ、ライフルを手渡される。次に、バンで連れてこられた男女が壁の前に立たされ、銃声が響く。再びバスに戻ると、葬儀屋がバスを止め、彼らは葬儀屋の車に乗り換える。運転手や咳をしている男、そして遺体が車内にいる。酒を酌み交わしながら商店の前で降りると、運転手は遺体を連れて去っていく。

    場面が図書館に移る。態度の悪い男がいて、対応している司書はインフルエンザの男の元妻だ。文学サークルが歌を披露している最中、司書は突如として現れた元夫と性行為に及ぶが、これは過去の記憶か妄想のようだ。突然、態度の悪い男が暴れ出すと、司書は彼を倒し、部屋の奥で何度も殴りつける。

    この物語は2004年のロシアを舞台にしているが、記憶や妄想がシームレスに切り替わる表現がなされており、90年代の要素も混在しているため、非常に混沌とした映像となっている。元が文学作品であることが理解できる。小説形式で読むと、刺激的で面白い体験になるだろう。しかし、映画としてはうまくいっていないわけでもなく、長回しを多用した撮影技法は視覚的魅力を増しているし、記憶や妄想の切り替えも興味深い。70年代末のパートは比較的落ち着いているが、突然全裸になる人物など不思議な場面もある。高熱でうなされている時の感覚に似ているのかもしれないが、とにかく映像は圧巻である。

    ただし、ストーリーは全く理解できなかった。70年代、90年代、2004年はソ連とその崩壊後のロシアを背景にしている。90年代はロシア誕生直後の混乱した時代であり、この映画のように雑多で暴力的な要素が絡み合っていたに違いない。2004年からその時代を振り返っているようにも思え、70年代の落ち着いた場面はその対比を表しているのかもしれない。観客の視点からは、描かれている異常な状況が示され、インフルエンザという感染症に例えているのだろうか。私の理解が不十分なのは仕方ないが、映像の力強さは疑う余地がない。監督の他の作品もぜひ観たいと思う。

    監督はキリル・セレブレンニコフ。2021年のロシア・フランス・スイス・ドイツ合作。

  9. 96猫 96猫

    ブラックユーモアとヒップホップ、シュルレアリスムを駆使した映像表現が圧巻。アコーディオンの音色と急展開するダークなビートのヒップホップが、ロシアの陰鬱な空気を淡く映し出すシュルレアリスム演出と完璧に噛み合い、格好良さを際立たせていた。夢のような映画で途中眠ってしまったのが惜しいくらい。もう一度観たい。友人の遺書を燃やすシーンが特に印象的だった。さらに、ラストシーンにはハスキーというラッパー本人が登場しており、その存在感が最高にかっこよかった。

  10. ゆんちゃん ゆんちゃん

    狂気と不条理、過去と現在の幻影がシームレスに交錯する作品。現実と幻想の境界は曖昧で、幻想を示唆する表現も散見されるが解釈は観る人任せ。全体は暗く殺伐とした雰囲気で進む一方、ところどころに挿入されたシュールな場面が抜群に味わいを添える。難解ではあるが没頭して見られる仕上がり。何より構成が非常に面白い。

  11. スープ

    Петровы в гриппе

    なんとなくウォッチリストから再生ボタンを押したら、タイトルだけでは予想していなかった濃密な内容と構成に心を打たれる。ロイ・アンダーソン、タルコフスキー、レオス・カラックス(特にホーリーモーターズ)の作風を思わせ、まるで1990年代の映画を見ているかのような気分になる。

    全裸シーンが多く、普通ならありえない状況が長く続くが、ふと気づくと服を着ている場面があり、心を揺さぶる独特の演出。

    冒頭から奇妙な展開で、インフルエンザの悪夢のようなトリップ感を与える。原稿の催促や息子の熱が下がらないといった時間の経過を感じさせる描写、現代から過去へ、過去へ現れる場面転換など、斬新で面白い。

    プーチン風の男性が殺される場面、年末の雰囲気を思わせるバスのシーン、ウラジーミル・ソローキンの空気感が漂う導入。妄想・過去・幻覚が混ざり合い、物語は静かに進行する。

    図書館の場面では、妻の服装が次々と変わるため、妄想であると観客にはっきり示され、優しい演出。

    登場人物が皆アスピリンを選ぶ描写もユーモラスで印象深い。

    このように、現実と幻視が境目なく交差する体験を提供してくれる。