2017年9月30日に公開の映画「ポルト」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「ポルト」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
ポルトが視聴できる動画配信サービス
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最終更新日
ポルトのあらすじ
異国の地になじめず放蕩を続けるアメリカ人の男と、フランスからポルトガルへ渡り考古学を学ぶ女性。視線が触れ合った瞬間、言葉を交わす前に二人は惹かれ合い、情熱的な一夜をともにする。シーツの陰で、夜の街灯の下で、カフェの喧騒の中で、愛を語り、孤独を怯え、幸せの意味を噛みしめる二人。しかし女にはすでに恋人がいた。あの夜を信じたい男と未来を忘れたい女の心は、互いに求め合いながらも、ひとつになることを拒む。やがてふたりのすれ違いが決定的に思えたそのとき、ある奇跡が起こる……
ポルトの詳細情報
「ポルト」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ゲイブ・クリンガー |
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脚本家 | ゲイブ・クリンガー ラリー・グロス |
出演者 | アントン・イェルチン パウロ・カラトレ フランソワーズ・ルブラン ルーシー・ルーカス |
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | 恋愛 |
制作国 | アメリカ フランス ポーランド ポルトガル |
公開日 | 2017年9月30日 |
上映時間 | 76分 |
ポルトの公式PVや予告編動画
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ポルトを無料で見る方法は?
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感想・レビュー
アニーホール風の週末が、パルプ・フィクション的な体験と交錯した。街の空気感はざらつき、映像は荒々しく、ピアノの旋律が心に響く。ソールライター風のにじみ表現も秀逸。景色の非現実的な美しさは、美化された異国情緒の表れなのだろうか。何より犬がかわいくて癒される。
ポルト 大人の恋愛を描く、一夜の逢瀬を紡ぐ物語。主演はアントン・イェルチンとルーシー・ルーカス。アメリカからポルトガルへやって来たジェイクは日銭を稼ぐ肉体労働と放浪の生活を送るうちに心が宙ぶらりんになっている。一方、考古学を学ぶフランス人のマティは静かな情熱を胸に日々を過ごす。二人は女性の引っ越しの際に偶然出会い、独身前の一夜の恋を決意するが、年の差は六つ。ところが相性は驚くほどピタリと噛み合い、彼らの一夜は予想を超えた深さを宿していく。ジム・ジャームッシュがプロデュースを手がけ、ポルトの街並みとフィルムの質感がアートのように美しい。街の雰囲気はエドワード・ホッパーの絵画を思わせる趣きがあり、秋の夜長にぴったりの76分という短尺作品に仕上がっている。二人の関係は大人の恋愛映画ならではの生々しさを伴い、濃密な時間を丁寧に描写する。劇中で没後となったアントン・イェルチンへの追悼のメッセージがエンドロールに添えられ、静かな余韻を残す。秋の夜長に観たい、落ち着いた恋の記憶を呼び起こす一作だ。
雰囲気抜群のオシャレな睡眠導入映画。ポルトの街並みが織りなす美しい色彩が魅力。
これからリスボン、マドリッド、パリ、ロンドンに行ってきます。そして、二本目はこの映画を観たのですが、他人のラブラブな姿を見ているようで、なんとも言えない気持ちになりました。
ジャーム臭がただよう。愛で韻が踏める夜は終わり今宵の月は一番大きかったのだろうか。時系列をいじくるのはさほど好ましくないが、結果として真実を排した先にこそ美が生まれる構成だと感じた。そして私はアントン・イェルチンの絶望を知っている。隕石落下のような出会いの裏には穏やかな別れが潜み、がんばれない朝とひどく病む夜があり、記憶には懐かしい味と会話が宿っている。それらすべてが孤独を照らす光となるのだ。
素敵なエンドロール
Emahoy Tsege Mariam Gebru
一目見て惹かれ合い、ムラムラしながらカフェを出たはずなのに、引っ越しの手伝いにはアントンチェルチンが張り切っていた。マティがタバコを吸うタイミングが、めちゃくちゃいいね。
男性の一方的な情熱に焦点を当てた物語と、女性の人生の通過点として懐かしむ話が描かれ、男女の視点の違いが面白い。構成も秀逸で、全体のトーンや撮影スタイルも私の好みに合っていた。
ドラマチックでありながらも、よくあるエピソードが人生においてこれほど重要になることは、振り返れば必ず良かったと思える。2人にとっての異国の地での出来事だからこそ、なおさら美しさが増すのだ。
私にも、こんな夜があったのかもしれないし、なかったのかもしれない。
永遠ではないと知りながら、限られた時間を濃密に過ごす二人を描いた映画。音楽と映像の色合いがとても美しかった。集中して観ていなかったせいか、ストーリーに強い印象は残らなかった。