2023年2月3日に公開の映画「生きててごめんなさい」を今すぐ視聴できる動画配信サービス（VOD）を徹底紹介。この記事では「生きててごめんなさい」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
生きててごめんなさいが視聴できる動画配信サービス
現在「生きててごめんなさい」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「生きててごめんなさい」が配信中です。
生きててごめんなさいのあらすじ
出版社の編集部で働く園田修一（黒羽麻璃央）は、同棲中の清川莉奈（穂志もえか）と穏やかな日々を送っていた。しかし、小説家という夢を抱えつつも日々の業務に追われ、現実の壁にぶつかっていた。一方の莉奈は何をやっても上手くいかず、いくつものアルバイトをクビになり、家で孤独に過ごす日が多い。そんなある日、修一は高校の先輩で大手出版社の編集者・相澤今日子（松井玲奈）と再会し、相澤の所属する出版社の新人賞へエントリーする決意を固める。さらに修一は、自身の出版社でも売れっ子コメンテーター西川洋一（安井順平）の担当編集を任されることになるが、西川が原稿のほとんどを自ら作成させる手法に戸惑いを覚える。執筆時間が取れず焦る修一。そんな中、莉奈はふとしたきっかけで西川の目にとまり、修一とともに出版社で働くことになる。西川をはじめ周囲は莉奈をちやほやする雰囲気を見せ、修一は嫉妬心に火がつき、莉奈への態度が次第に冷たくなる。やがて、喧嘩が絶えなくなっていく。
生きててごめんなさいの詳細情報
「生きててごめんなさい」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
生きててごめんなさいの公式PVや予告編動画
「生きててごめんなさい」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
生きててごめんなさいを無料で見る方法は？
「生きててごめんなさい」を無料で視聴するなら、「Prime Video」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
生きることが不器用な二人の物語。莉奈の行動には自分と重なる部分があり、見るのに少し体力が必要だった。彼女は感情に正直すぎて他人の気持ちを読み取れず、社会に馴染むのが難しいという状況がよく理解できた。外から見ると幼稚に思えるかもしれないが、彼女自身は生き抜くのに必死だ。そのため、修一に厳しく指摘されたときの一言一言はとてもリアルで心に響いた。また、面倒を見ている相手が望んだポジションに進むことへのもどかしさも、人間らしさを感じさせて良かった。出会うシーンでは日常を一変させるような輝く笑顔が印象的だった。無理に人間関係を維持しなくても、今の時代では一人でも多様な方法で社会と繋がることが可能だ。物語自体はとても好きだったけれど、自分自身を見つめ直して嫌悪感を抱いたり、未来に対する悲観的な気持ちになる内容ではないため、タイトルが少し不釣り合いに感じた。
見ていて胸が痛む。心が苦しくなる。世の中には、この世界を無理ゲーと感じて生きづらさを抱える人もいる。生きていくこと自体があまりにもつらいそんな現実を、どうか理解してほしい。私は幸いにも好きな仕事に出会い、今こうしてなんとかやれている。でも、サラリーマンを続けていたらと思うと、背筋が凍るほど不安になる。
適応障害の役を見事に演じる穂志もえかは素晴らしい。今後の活躍が楽しみな女優さんだ。
穂志もえかさんの繊細で気弱な演技と、それを鋭く指摘する男性俳優の強い態度が、とても印象的でした。もしなぜその人物がその言動に至ったのかという背景描写がもう少し丁寧に描かれていれば、作品はさらに人間らしさを深めただろうと思います。互いの気持ちに共感できるだけに、悲しみや怒りの感情の背景を想像せざるを得ず、双方の言動がやや強めに演出されていると感じました。
U-NEXTで観終えた作品が、レコメンドの「おすすめ」から出会った一本でした。藤井道人がプロデューサーを務めており、特に冒頭の居酒屋シーンが面白く、結局そのまま翌日には最初から最後まで視聴。黒羽麻璃央は初めて知る俳優でしたが、役の緩急が見事にハマる緻密なキャスティング。穂志もえかはこれまで何作か見ていますが、今回の演技は雰囲気がいつもと違い、非常に魅力的でした。とくに下唇を震わせる場面には感心しました。仕事に頑張る不器用な全国の若者にぜひ観てほしい映画です。続けることの大切さ、時には転職する選択も大事だと気づかせてくれます。
嫌いじゃない。どんなにヘラっていても、穂志もえかという存在だけで全てを許せてしまう。面倒くさい二人だと感じつつも、そういう面倒さこそ愛の形だと寛容に受け止める。ラストのロケーションとセリフが印象的で、終わり方は『インセプション』みたいに余韻を残す。
偶然のきっかけで交際を始めた、生きづらさを抱える男女の物語。ざっくり言えばそんな内容だが、このテーマで映画が一本作られるほどの深みがある。果たして、生きづらさは現代社会だけの特権なのだろうか。
この作品が好きだ。仄暗いトーンの構成の中に、時折ふわりと現れる明るさが感じられる。
見渡せば歩むべき道は無数にあるはずなのに、社会の波に呑まれてしまい閉塞感の中で自分を縛ってしまう若者たちの物語。やるせない感情を抱えつつも、それでも今日も生きていく。
イライラするし共感はできないのに、なぜか面白い。2人のやりとりはとてもリアルだと思う。感情が高まったときの泣き方や物の扱い方には、こういうタイプの人がいそうだなぁと感じる。もうお互いが好きじゃないのに依存関係にあるのも、意外とありふれているのかもしれない。そんな時こそ勇気を出して離れた方が互いのためにはいいのだろうなと思うけれど、実際に自分が当事者になると踏ん切りがつかないんだろうな。第三者の視点で観る分には楽しいのです。
最初はリナに対してイライラし、その後は園田に対してもフラストレーションを感じた。細かい部分で心がザワつく瞬間があったのは事実だ。直接的な痛手ではないけれど、どこか重苦しい気持ちになる。『可哀想』とは一体何なのか。男性のプライドというのはどういうものなのだろうか。