1951年10月28日に公開の映画「サンセット大通り」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「サンセット大通り」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
サンセット大通りが視聴できる動画配信サービス
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サンセット大通りのあらすじ
ハリウッドの売れない脚本家ジョー・ギリスは、借金取りに追われて逃げ込んだ古い屋敷で、往年の大女優ノーマ・デズモンドと出会う。デズモンドは彼に脚本の執筆を依頼し、ジョーは屋敷で住み込みの仕事を始める。しかし次第に、彼の私生活は完全に支配され、自由を奪われていく──二人の共同作業が彼の人生を予期せぬ方向へと変える。
サンセット大通りの詳細情報
「サンセット大通り」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ビリー・ワイルダー |
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脚本家 | D・M・マーシュマン・Jr チャールズ・ブラケット ビリー・ワイルダー |
出演者 |
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カテゴリー | 映画 |
ジャンル | ドラマ |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 1951年10月28日 |
上映時間 | 110分 |
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感想・レビュー
死んだ脚本家のナレーションで始まる冒頭から引き込まれます。
マックスが自身の素性を明かすあたりから、さらに物語が面白くなり、迎えるラストは切なく胸に響きます。
これを狂気とは感じませんが、むしろ人間的で、極めて人間的です。
ノーマとマックスの関係性には、誰かを思い起こさせるようで思い出せない何かがあります。
名作の名作たる完成度をしっかりと見せつけられました。
グロリア・スワンソンを象徴するサイレント時代の大スター。その冒頭には小さくなったのは映画の方だとトーキーを嘆く場面があり、圧倒的な迫力で何度観ても心を掴まれる。サイレント時代に培われた表情演技はさすがの一言。狂気と哀愁を映し出す表情は別格で、観る者を虜にする。初めの場面から有名なラストシーンまで、2時間を通じてとことん惹き込まれる名作だった。
サンセット大通り(1950)は、ビリー・ウィリダー監督の名作で、脚本はビリー・ウィルダーとチャールズ・ブラケット、D・M・マーシュマンJr.、製作はチャールズ・ブラケット、出演はグロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン、エリッヒ・フォン・シュトロハイム、音楽はフランツ・ワックスマン、撮影はジョン・サイツ。ロサンゼルスのサンセット大通りにある富豪の邸宅で、男性の独身殺害事件が発生。現場にはプールに浮かぶ遺体が見つかり、背中と腹に銃創がある。被害者はB級映画の脚本を数本手掛けたが今は落ちぶれた脚本家だった。物語は事件の約6か月前へと遡り、彼の視点を中心に展開する。
これは非常に切ない物語だ。
若い頃にはこの感情は理解できなかっただろうが、ヒロインの年齢を越えた今、初めてその深さを実感できる。
年齢を重ねるにつれて、時間感覚が狂い始める。
先週の打ち合わせの内容よりも、学生時代の些細な出来事が鮮明に思い出される。
しかも、自分の好みの思い出はますます色濃くなる。
だから、少々恥ずかしいが言わせてもらうと、
鏡に映っていない時、自分の姿が過去のままであるかのような錯覚に陥ることがよくある。
ヒロインもそんな気持ちを抱いていたのではないだろうか。
彼女の傍には二人の男性が立っている。
タイプは異なるものの、自分を抑え込む力の強さには感心させられる。
物語は結果を先に提示し、その経緯を説明するスタイルだ。
冒頭に戻ることで物語は終わるかと思いきや、予想外の結末に驚かされた。
公開から75年を経ても、これほど強い作品の力を実感できるのは素晴らしいことだ。
余談だが、
「マルホランド・ドライブ」が大好きで、解説を読むと必ずこの作品が引き合いに出される。
脚本家としての立場で、ハリウッドに挑むもうひとりのヒロインの名前はベティ!
授業でジャン・ルノワールの『大いなる幻影』が取り上げられ、初めてシュトロハイムの演技を目にした。そこから彼の監督作品に興味を持ち、唯一配信されていた『グリード』を鑑賞した。さらに、『サンセット大通り』がシュトロハイムの間テクスト性を利用していることに気付き、十数年ぶりに再度観ることにした。劇中に映るシュトロハイム監督の『クイーン・ケリー』も観たいが、日本では配信されていないため、英語でなんとか視聴することを考えている
・作品を創造することが好きだ。「雨に唄えば」や、この作品も同様に。
・実際の俳優や監督を役に起用したり、実際の映画を流したりする点に遊び心が詰まっている。いや、遊び心が主題そのものであり、そこに手を抜かない姿勢が素晴らしい。
・メインの4人のキャラクターがしっかりと立っているのが良い。
・最初のプールが最終シーンだと思っていたら、こういうラストが待っていたとは。驚かされた。思わず拍手してしまった。監督の視点を持ったマックスがとても良い。
・ベティ役の女優さんが魅力的だ。
今さらながらの感想。デズモンドは精神的に不安定すぎる。彼が殺人を犯したことでカメラの前に立つ機会を得た一方、殺されたことで脚本家が注目を集めるこの構図は、つい最近日テレのコンクール作品として映像化された『217円の絵』と重なる。やはり名作は見るべきだと改めて感じた。
驚いた。バスター・キートンが登場し、しかも喋っている場面を見てしまった。サイレント映画に疎い私にとっては新鮮な体験で、その後詳しい解説を調べてみた。サイレント時代に活躍した監督や俳優の歩み、英国車のコンバーチブルとノーマの車(Isotta Fraschini)の対比、さらにはスタジオ・システムの残酷さと俳優の素性を知るうえで貴重だった。おぞましく、怖く、そして見事だった。
女優の独特な演技が大好きです。一番目の夫が新たなヤンデレのように見えて、女優よりも恐ろしかったですけど
「レンタル」はなかなか興味深い作品でした。冒頭に主人公の死体が映し出され、その後のナレーションはなんと死んだ主人公が行うという皮肉の効いた構成。最近の映画「サブスタンス」と似たテーマで、過去の栄光に囚われた哀れな女優の末路が描かれています。作品とは別の話ですが、字幕に三箇所誤字があったのが気になりましたね。しっかりとした仕事をしてほしいものです。当時の女優の扱いについては分かりませんが、「若さ」に勝るものはなかったのでしょうか。実力があれば年齢に関係なく仕事が続けられるのでは?と考えさせられますが、結局は実力がなかったのかもしれません。すると、売れない元監督と共に20年を過ごすという厳しい現実が待っていました。最後には完全に壊れてしまったノーマにマックスが引導を渡すという、皮肉に満ちた結末が待っています。マックスがもっと早い段階で真実を突きつけて、現実を直視させるべきだったのではと思いますが、彼自身もかなり精神的に追い詰められているので、結局はどちらにせよ難しかったのかもしれません。