2018年10月20日に公開の映画「テルマ」を今すぐ視聴できる動画配信サービス(VOD)を徹底紹介。この記事では「テルマ」のあらすじやキャスト・声優、スタッフ、主題歌の情報はもちろん、実際に見た人の感想やレビューもまとめています。
テルマが視聴できる動画配信サービス
現在「テルマ」を視聴できる動画配信サービスを調査して一覧にまとめました。以下のVODサービスで「テルマ」が配信中です。
テルマのあらすじ
ノルウェーの人里離れた田舎町で、信仰心の強い抑圧的な両親のもと育った少女テルマには、なぜか幼少期の記憶がない。オスロの大学へ進学して一人暮らしを始めたテルマは、同級生のアンニャと初めての恋に落ちる。欲望と罪悪感に揺れ動きつつも、奔放さに引かれていくアンニャ。しかしそれは、封印していたはずの“恐ろしい力”を解放するきっかけとなる。テルマは不可解な発作に襲われ、周囲には次々と不気味な出来事が起こる。やがてアンニャは忽然と姿を消し、二人の関係とテルマの発作には深い関係が潜んでいることが明らかになる。両親が長年隠してきたテルマの悲しい過去が浮かび上がるとき、彼女自身も知らない“本当の自分”が静かに目覚め始める。
テルマの詳細情報
「テルマ」の制作会社や監督、キャスト、主題歌アーティストなどの作品に関する詳しい情報をまとめています。作品づくりに携わったスタッフや声優陣をチェックして、より深く物語の世界を楽しみましょう。
監督 | ヨアキム・トリアー |
---|---|
脚本家 | エスキル・フォクト ヨアキム・トリアー |
出演者 |
|
カテゴリー | 映画 |
ジャンル | サスペンス |
制作国 | スウェーデン デンマーク ノルウェー フランス |
公開日 | 2018年10月20日 |
上映時間 | 116分 |
テルマの公式PVや予告編動画
「テルマ」の公式PV・予告編動画を紹介します。映像から作品の雰囲気やキャストの演技、音楽の世界観を一足先に体感できます。
テルマの楽曲
「テルマ」の主題歌や挿入歌、サウンドトラックを紹介します。映像だけでなく音楽からも作品の世界を感じてみましょう。
- サウンドトラックThelma (Original Motion Picture Soundtrack)Ola Fløttum
テルマを無料で見る方法は?
「テルマ」を無料で視聴するなら、「Lemino」「U-NEXT」などの無料トライアル期間を活用するのがおすすめです。
「Dailymotion」「Pandora」「9tsu」「Torrent」などの動画共有サイトで無料視聴するのは避けましょう。これらのサイトには、著作権者の許可なく違法にアップロードされた動画が多く存在し、利用者側も処罰の対象となる可能性があります。
感想・レビュー
この感覚はよく分かる。その繰り返しの人生。だからこそ、束縛したくなる。それは誰もが持つ能力や資質。そうだよね、人間。そうだよね、恋人。そうだよね、家族。そうだよね、あなたも、私も。
ふっと息を呑み、全体を見渡す。そんな存在は、数えきれないほどいると気づかされる。明日の私も、今日の私と大きくは変わらないだろう。
×
雑感
すべての境界を越えた先に残る純粋さ、それは善悪を問うことができないのに、無理に評価しようとして朽ちていく人間。同時に全てを持っている気で、実は何も持っていない。それは当然、人間だから。
どちらで生きたい?生き続けたい?
北欧の美しい景色に心を奪われる。厳格な父の抑圧と、疑いの目を向ける母のもとで育つと、誰もが潜在能力を覚醒させることがある。北欧の神秘的な雰囲気は不思議な現象とよく響き、物語を豊かに彩る。
冒頭の凍てついた湖を皮切りに、北欧らしい美しさと峻厳さが強く印象を受ける。大学を俯瞰で捉えるショットなど、映像的なセンスが光る。
超能力をテーマにしながらも、地味で静かな作風。矛盾しているように思えるが、静けさの中に強烈な印象が潜む。
不穏さの演出が巧みで、発作が起きた時のテルマの様子や、窓にぶつかる鳥、大きな照明の揺れといった描写は、かすかな恐怖を呼び起こす。基本は静かなだけに、人が消える、燃えるといった直接描写がより鮮烈に響く。
幼少期に超能力に目覚め、それを制御できないことで生じる悲劇は、さまざまな例があってもこの作品では特に残酷で見ていてつらい。弟を氷の下に閉じ込め、父を燃やしてしまう荒唐無稽にも見える事象を、ここまでしっとりと描けるのは驚きだ。
そして面白いのは、超能力がなくても成立する物語だという点。宗教に厳格で抑圧的な両親に染まった娘が、都会へ出てその思想に疑問を抱く。両親は悪ではなく、純粋な善意や信仰の観点から娘の特性を否定するが、決して娘の本質を理解しているわけではないそれが違和感として蓄積され、超能力による崩壊へとつながっていく。
一見地味に見えるが、祖母の存在やテルマの過去が少しずつ明かされる快感があり、飽きが来ない。不穏さと美しさが共存する雰囲気が相まって、かなりの佳作と言える。
スウェーデンのホラーは独特の雰囲気があって魅力的だ。ストーリーの展開は少しゆったりしているが、ラストがとても印象的だ。結局、すべてはテルマの意志通りに進み、彼女はその世界で生きることになる
北欧スリラー愛好者にはたまらない一作。冷ややかさとじっとりとした肌触りが魅力的。今作の監督はラース・フォン・トリアー監督の甥だとされているが、作品の屈折度は控えめ。全体は薄味にも感じられるが、思春期の娘と父の微妙な関係を丁寧に描く点は見事で、十分に楽しめました。
北欧を舞台にした遠距離カメラが謎を解く物語。記憶喪失の主人公は、隠された力を引き出す鍵が同性愛にあると知る。祖母の足を治し、父を炎の中へ導く事件、そして弟(赤ちゃん)が氷の下へワープするなど、次々と起こる不可解な出来事。自分勝手にも見える彼女だが、誰もが幸せを掴める未来を信じて前へ進む、そんな主人公の人生を描く。
素晴らしい雰囲気の映画でした!最後までその雰囲気が保たれていて、暗くて寒々しい中に澄んだ空気感が漂っていました。ラストシーンでは、お母さんの足を直してから出ていくテルマの姿が印象的でした。自分の力を自覚し、一歩踏み出すことの意味を感じさせます。テルマのこれからがうまくいくことを願っています。
湿気を帯びた陰鬱な雰囲気が気に入り、冒頭の森のシーンにすぐ惹きつけられました。父の厳格さや怪しい薬の展開から、カルト宗教的な方向に進むかと思いきや、超能力が絡んでくるとは少し意外でした。期待していた方向性とは異なり、ある意味で裏切られた感もありますが、楽しむことができました!
お父さん、どうして娘に銃を向けているの️
テルマは6歳の時に初めて発作を経験し、今でも時々その症状が現れる。
彼女自身はその発作のことを覚えていないようだ。
アンニャという友達もできたが、周囲の友達に弄られたことがきっかけで、彼女の力が覚醒する。
テルマには、全力で願うことで実現する力が備わっているようで、どうやらおばあさんから受け継いだものらしい。
幼い頃、弟を妬み、凍った湖に突き飛ばしてしまい、溺れさせてしまったこともある。
今回は、アンニャをどこかへ飛ばしてしまった様子だ。
でも、彼女が良いことを願うとそれも叶うみたいだ。
自分を薬漬けにした父親を焼死させてしまったが、車椅子の母親の足を治したり、アンニャを自分の元に戻したりもする。
冒頭の親との会話からもわかるように、結局は自己中心的な女性なのだという話です。
彼女の力を知ってから、結末は当然の結果だと思った。
鳥と力の関係は一体何なのだろうか。